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Yamareco

記録ID: 1848939
全員に公開
山滑走
鳥海山

鳥海山・祓川からSKIMO

2019年05月14日(火) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 秋田県 山形県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
03:04
距離
11.7km
登り
1,543m
下り
1,547m
歩くペース
とても速い
0.30.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:51
休憩
1:13
合計
3:04
距離 11.7km 登り 1,543m 下り 1,549m
9:03
33
10:34
11:47
8
11:55
10
12:05
1
12:06
1
12:07
ゴール地点
鳥海山にスキーで来る時は、ももやでそばを食べるために時間調整している。
あまり早すぎても行けないので、早朝発ちをすることはまずない。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
祓川の駐車場にトイレがある。
みんなで綺麗に使いましょう。

コース状況/
危険箇所等
祓川から七ツ釜避難小屋の区間は、縦溝が深く滑りにくい。
今後、状態が悪化していくことが予想される。
山頂付近までを含めて、各所に割れ目が目立っている。
滑走時に特に注意して欲しい。
その他周辺情報 108号線沿いにあるそば店「ももや」は17:30ラストオーダーなので、下山後に小腹が空いていたらオススメだ。
火曜日と金曜日はそば大盛無料なので、狙っていく価値がある。
やっと今シーズン初の鳥海山だ!
我が家から祓川まで2時間ちょっとで到達できる。
裏山と言えるほど近いわけではないが、身近なフィールドとして愛している。
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やっと今シーズン初の鳥海山だ!
我が家から祓川まで2時間ちょっとで到達できる。
裏山と言えるほど近いわけではないが、身近なフィールドとして愛している。
出発してすぐ、雪が薄くなっている箇所があった。
この日も含めて、暑い日が続いている。
出発してすぐ、雪が薄くなっている箇所があった。
この日も含めて、暑い日が続いている。
そんなに飛ばしてはいないが、この斜面はいつも息が荒くなる。
そんなに飛ばしてはいないが、この斜面はいつも息が荒くなる。
平日でも鳥海山にはスキーヤーがたくさん訪れる。
アルペンブーツのツボ足で登ってくる人も数人いた。
アルペンブーツを担いで登山靴で登ったほうが絶対に楽だと思う。
鉄下駄を履いて歩くよりも、鉄下駄を担いで歩くほうが楽なように。
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平日でも鳥海山にはスキーヤーがたくさん訪れる。
アルペンブーツのツボ足で登ってくる人も数人いた。
アルペンブーツを担いで登山靴で登ったほうが絶対に楽だと思う。
鉄下駄を履いて歩くよりも、鉄下駄を担いで歩くほうが楽なように。
七ツ釜避難小屋
割と早めの32分くらいでこの高さに来た。
七ツ釜避難小屋
割と早めの32分くらいでこの高さに来た。
七ツ釜避難小屋付近から外輪山を見上げる。
滑るとあっという間だが、登るのはとっても大変だ。
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七ツ釜避難小屋付近から外輪山を見上げる。
滑るとあっという間だが、登るのはとっても大変だ。
そろそろ舎利坂だ。
標高およそ1,800m付近が氷ノ薬師だ。
この辺りからスキーを担いで登る。
山頂までシール登高で通す人がほとんどだが、担いだほうが早いと個人的には思う。
そもそも、キックターンの技術に乏しいと舎利坂は難しい。
キックターンの技術には自信があるが、距離も伸びるし時間もかかるから、この場所は担ぐことが最良だと思っている。
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そろそろ舎利坂だ。
標高およそ1,800m付近が氷ノ薬師だ。
この辺りからスキーを担いで登る。
山頂までシール登高で通す人がほとんどだが、担いだほうが早いと個人的には思う。
そもそも、キックターンの技術に乏しいと舎利坂は難しい。
キックターンの技術には自信があるが、距離も伸びるし時間もかかるから、この場所は担ぐことが最良だと思っている。
七高山に着いた
88分で登ることができ、なんとか90分切りできた。
標高差だけで言えば、70分くらいで登れるかもしれないと思うことがある。
でも、全然できる気がしないほど舎利坂でめげる。
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七高山に着いた
88分で登ることができ、なんとか90分切りできた。
標高差だけで言えば、70分くらいで登れるかもしれないと思うことがある。
でも、全然できる気がしないほど舎利坂でめげる。
千蛇谷を滑ろうかと考えてはいたけれど、ブーツが泥だらけになるから下りるのをやめた。
千蛇谷を滑ろうかと考えてはいたけれど、ブーツが泥だらけになるから下りるのをやめた。
鳥海山の最高点新山はまだまだ白い。
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鳥海山の最高点新山はまだまだ白い。
飛ぶ
誰もいないので、何回か飛んできた。
飛ぶ
誰もいないので、何回か飛んできた。
飛ぶ
この時、左足をまっすぐに伸ばすとハムストリングスが悲鳴をあげる。
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飛ぶ
この時、左足をまっすぐに伸ばすとハムストリングスが悲鳴をあげる。
ナランチャのエアロスミスのポーズみたい
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ナランチャのエアロスミスのポーズみたい
いい加減にしろ、というくらい飛んできた。
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いい加減にしろ、というくらい飛んできた。
SKIMOならではのテクニック
スキーの先端に溝があり、そこにシールのトップをひっかける。
そのトップを外すと、
SKIMOならではのテクニック
スキーの先端に溝があり、そこにシールのトップをひっかける。
そのトップを外すと、
スキーを履いたまま、立ったままシールを剥がすことができる。
左手で石柱を押さえてバランスをとっているのは見なかったことにして。
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スキーを履いたまま、立ったままシールを剥がすことができる。
左手で石柱を押さえてバランスをとっているのは見なかったことにして。
別確度から。
スキーの後ろには留め具がない、張り流しタイプのシールだからこそできる。
レースでは、左右あわせて20秒で「剥がして」「畳んで」「しまって」スキー滑走を開始する。
別確度から。
スキーの後ろには留め具がない、張り流しタイプのシールだからこそできる。
レースでは、左右あわせて20秒で「剥がして」「畳んで」「しまって」スキー滑走を開始する。
東斜面に向かって滑り出す。
夏道のない斜面だ。
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東斜面に向かって滑り出す。
夏道のない斜面だ。
快足飛ばして一気に滑り下りる。
無木立で、まるでゲレンデのような広い、広い、それはもう広いオープンバーンだ。
雪質もよく、快適だった。
快足飛ばして一気に滑り下りる。
無木立で、まるでゲレンデのような広い、広い、それはもう広いオープンバーンだ。
雪質もよく、快適だった。
このまま唐獅子平避難小屋まで滑ろうと思った。
このまま唐獅子平避難小屋まで滑ろうと思った。
それなのに、スノーモービルの轍があって気分が萎えた。
レスキューの人がつけた轍かも知れないが、雪山で、自然の中で見たいものではない。
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それなのに、スノーモービルの轍があって気分が萎えた。
レスキューの人がつけた轍かも知れないが、雪山で、自然の中で見たいものではない。
1,700m付近まで滑って登り返す。
どこまでも滑っていけそうだったので、登り返す場所を決めるのが難しかった。
1,700m付近まで滑って登り返す。
どこまでも滑っていけそうだったので、登り返す場所を決めるのが難しかった。
途中までキックターンの連続で登り、残りの標高差250mくらいでスキーを担ぐ。
それだけで2,000歩は歩いたと思う。
途中までキックターンの連続で登り、残りの標高差250mくらいでスキーを担ぐ。
それだけで2,000歩は歩いたと思う。
やっとこさで、外輪山に戻る。
やっとこさで、外輪山に戻る。
改めて七高山から新山を眺める。
お昼時だったことも有り、標柱前で数名が休憩していた。
記念撮影をする雰囲気でもないので、すぐに滑走準備に入る。
年配の女性グループに「テレマークの人」と言われたが、断じて違う。
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改めて七高山から新山を眺める。
お昼時だったことも有り、標柱前で数名が休憩していた。
記念撮影をする雰囲気でもないので、すぐに滑走準備に入る。
年配の女性グループに「テレマークの人」と言われたが、断じて違う。
今日の時点では、七高山の標柱前から滑走開始できる。
そのかわり、ある程度の度胸と技術が必要だ。
今日の時点では、七高山の標柱前から滑走開始できる。
そのかわり、ある程度の度胸と技術が必要だ。
そろそろ太ももも疲れてきたので、帰路は息をつきながらゆっくり滑る。
ハロのような写真になった。
あまり空を見上げなかったが、日暈が出ていたのかもしれない。
そろそろ太ももも疲れてきたので、帰路は息をつきながらゆっくり滑る。
ハロのような写真になった。
あまり空を見上げなかったが、日暈が出ていたのかもしれない。
登ってくる人の少ない斜面を狙って帰る。
私が登ってきた斜面を見ると、途中追い越して来た人が登っている最中だった。
登ってくる人の少ない斜面を狙って帰る。
私が登ってきた斜面を見ると、途中追い越して来た人が登っている最中だった。
だいぶ雪は汚れているが、滑る分には気にならないし、よく走る雪だった。
だいぶ雪は汚れているが、滑る分には気にならないし、よく走る雪だった。
七ツ釜避難小屋
この辺りから縦溝が深くなり、滑りにくくなった。
ある程度の長さを持った強いスキーなら問題なさそうではあるが、SKIMOの板ではバタバタ暴れて滑りにくい。
スノーボードも滑りにくいと思う。
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七ツ釜避難小屋
この辺りから縦溝が深くなり、滑りにくくなった。
ある程度の長さを持った強いスキーなら問題なさそうではあるが、SKIMOの板ではバタバタ暴れて滑りにくい。
スノーボードも滑りにくいと思う。
龍ヶ原湿原付近は、スケーティングで帰る。
スケーティングである程度の登りができない人は、この周辺はスキーを脱ぐか、シールを貼り直したほうがよいかも知れない。
龍ヶ原湿原付近は、スケーティングで帰る。
スケーティングである程度の登りができない人は、この周辺はスキーを脱ぐか、シールを貼り直したほうがよいかも知れない。
もう二回来る予定だが、それも天気次第だ。
今日で最後になってもいいと思えるくらい、今日の鳥海山はよかった。
もう二回来る予定だが、それも天気次第だ。
今日で最後になってもいいと思えるくらい、今日の鳥海山はよかった。

感想

やっと鳥海山に滑りに行けた。
自宅周辺は曇り空で天気がよいとは言いがたいものだった。
108号線を走っていても鬼首の1,000m峰も雲の中にあったが、長いトンネルを抜けて秋田県に入ると青空が広がっていた。
由利本荘の鳥海町に入ると、鳥海山の美しい姿がしっかり見えた。

今回、初めて東斜面を滑ってみた。
いつも「いいなー」と思いながら眺めていたが、登り返すための目標物がないため、行かないでいた。
少しトラバースは必要だが、唐獅子平避難小屋まで行ってみようと思い、やっと東斜面を滑って見たのだ。
とても広い、素晴らしい斜面なので多くの人にそのよさを味わって欲しいと思った。
登り返しが大変なら、トラバースで祓川に戻ることもできなくはない。
ハイクアップの人が多く、いろんな人が滑った跡のある斜面ではなく、東斜面を目指す価値は大いにあると思った。

下山後、これから出発するグループが駐車場にいた。
その中の男性一人がシールを忘れてきたらしい。
担いで登ることにして、スキーをどう持てばいいか相談していた。
そこで、以前どこかで拾ったフック付きのゴムバンドを差し上げた。
ついでにAフレームでのスキー固定方法も伝授しておいた。
快適に遊べただろうか。




今日もマウンテンハードウェアのコアプレシェルプルオーバーを着てスキーツアーをしてきた。
昨日は気温にあわせたインナーウェアでスキーツアーをしてみたが、今日はあえてそれよりは保温性が高いインナーウェアで活動してみた。
気温の高さとあいまって、汗をたっぷりかいた。
しかし、インナーウェアの性能もあるのだろうが、汗冷えすることはなかった。
七高山やそこからの東斜面では、風を強く感じた。
それでも汗冷えの不快感はなく、風にあたっている間にコアプレシェルプルオーバーもインナーウェアもある程度乾いてしまったほどだ。
春スキーは天候次第では、ハードシェルは不要だと考えている。
山に持っていかなくていいという意味ではなく、ハードシェルで活動する必要はないと考えている。
もっとも、私の場合、厳冬期ですらハードシェルを着る機会はほぼない。
春スキーは、気温も10℃を超えることが多く、晴天のツアーともなれば発汗量も増え、ハードシェルでは蒸れてしまう。
ベンチレーションがあっても蒸れの解放はそう簡単ではない。
ソフトシェル素材のパンツにこのコアプレシェルプルオーバーを組み合わせると、滑走時もハイクアップ時も快適そのものだ。
運動性が高く、蒸れも少ない。
移動スピードは個人の力量によるものとして、汗の処理、快適性といったものはウェアの工夫で相当変わる。
パンツをハードシェルにするのはよしとして、トップスはハイクアップから滑走までこのコアプレシェルプルオーバーを強くおすすめしたい。

マウンテンハードウェア
コアプレシェルプルオーバー
現在、モニターとしてフィールドテスト中です。
https://www.mountainhardwear.jp/items/OM7417/

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コメント

速いですね!
一時間半で登るのは凄いとしか言いようがありません!
で、19日に祓川駐車場から登る予定(今期2回目)ですが、地面が出て担がなければならない場所とかありそうですか?
2019/5/16 11:41
Re: 速いですね!
先日、友人が猿倉から白馬大雪渓を登り、白馬山頂まで2時間1分でした。
それに比べると、鳥海山90分はまだまだ遅い部類です。

あくまで予想ですが、祓川ヒュッテの目の前に広がる龍ヶ原湿原の周辺で雪融けが進み、地面が出ている箇所があると思います。
ただ、一部ですのでスキーを外すことなくクリアできるでしょう。
外輪山に乗る手前で雪が途切れて担いで歩く必要があると思いますので、そこまではシール登高可能だと思います。

19日は風はあるものの、晴れる予報が出ています。
楽しんできてくださいね。
レコも楽しみにしています。
2019/5/16 14:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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