鎌ヶ岳 2週連続 息子と初の鎌尾根コース
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 936m
- 下り
- 922m
コースタイム
天候 | 天気:概ね晴れ 風:ほぼ無風 気温:山頂20℃(名古屋市内27℃) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車台数:約40台ほど 7:20時点上の駐車場は満車 下の駐車場は余裕あり 但し、下山時には満車状態 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○宮妻峡から登山口:林道歩きが30分ほど続く。途中「鎌ヶ岳」が正面に見える。 ○登山口にポストはなし。(登山計画書は家庭提出) ○登山口〜水沢峠:間違えやすい箇所が何箇所かあるが、赤テープ・マーク・ケルンなどの目印を捜していけば大丈夫。 ○鎌尾根:展望の良い稜線。ただし、ザレ・ガレ場、ヤセ尾根・岩場の通過時は注意が必要。また鎖・ロープ・手足をフルに使用する急登もある。 ○鎌ヶ岳山頂直下:ガレた岩場の急登。落石注意。 ○カズラ谷コース:初めは笹の茂る道。中腹まではザレた登山道。カズラ滝を過ぎると川渡りも有り。水量の多いときは注意。 ○下山後は片岡温泉(入湯料600円 源泉かけ流し)がお薦め。 |
写真
感想
鎌尾根コースは実に面白い。そこそこ距離もあるし、アルペンムードいっぱいのコースがこんなに近場にあるなんて・・・
先週はガスと雨で景色を全く見ることが出来なかったので、リベンジを考えていた。(暑くなる前に行かないと、苦手の蛭が出てくる)
GW前、長男に「山行くか?」と聞いたら「いいよ。」と言う返事。
今年から大学に通っているが昨年は受験の為運動不足。初めての登山ではあるが、ここ何年間テニスと空手で鍛えている筈だから鎌尾根でも付いてこれるだろう。
出発点の宮妻峡キャンプ場の駐車場には早くも10台以上駐車している。皆さん先週より出だしが早い。
我々も準備してスタート。天気がいいと気持ちもいい。10分ほど歩くと正面に鎌ヶ岳が現れる。「あそこまで行くぞ」と息子に声をかけると「遠いね」と返事。
先週は見えなかった景色。確かに鎌は遠くに見える。
水沢峠への登山口からは峠道を登る。荒れてはいるが赤テープ・マークを捜しながら慎重に進めば問題ない。峠への詰めに近くなったところで岩が囲む狭い谷道になる。いよいよガレ場の急登が始まる。滑りやすい急斜面を登り切ると水沢峠に到着。
水沢峠からは北へガレの急登で始まる。「馬の背」という左右谷のヤセ尾根を通過すると水沢岳の頂上へ。このピークに昨晩からテン泊していた御夫婦としばし談笑。お互いの健闘を誓って分れる。
鎌ヶ岳が目の前に全容を現す。ここから3km位の縦走だ。
やがて大きなガレ場に出合う。滑りやすい急坂下りだがゆっくり行けば何とかなる。息子もスリリングなコースに悪戦苦闘しながらも、結構楽しんでいる。
しばらくすると、前に荒々しい鎌尾根の岩峰が見えてくる。
広い尾根が狭くなると、いよいよ鎌尾根の岩稜が始まる。鎖・ロープ・手足をフルに使う急登の数々。鎌ヶ岳の直下まで小ピーク・ヤセ尾根・ガレ場が続く。
変化があって面白い道だ。眺望もいい。南は入道・北は雨乞・西は滋賀の山々・東には雲母峰が見渡せる。気持ちがいい。
岳峠から鎌ヶ岳の頂上へは大ガレの岩場の急登が続く。浮き石も多いので落石に注意したい。
息子はここから猛ダッシュ。あれよあれよと言う間に急登を登り切り頂上へ。
親父はヒーフー云いながらやっとの思いで頂上到着。
やはり体力の差は否定できない。悔しいけれど、歳が3倍若いのだから3倍の体力があって当然だろう。
山頂は人でいっぱい。ほとんどの皆さんは武平峠あるいは湯の山から登ってみえた様子。今日は対面の御在所も大勢の登山者で賑わっていることだろう。
本日のもう一つのお目当て「アカヤシオ」だが、こちらは山頂ではまだ蕾。
下山路のカズラ谷コースの800m地点でやっと1本咲いていた程度。
今年は寒かったのかやや遅いみたいだ。
それでも今日のように気温が高いと(山頂で20℃くらい)あっという間に咲いてしまうのだろう。
カズラ谷コースは最初は笹のトンネル、岳峠から20分ほど下りると宮妻峡との分岐に着く。谷コースと言っても基本尾根道だ。ザレた滑りやすい所も多いが危険な道ではない。水の音が聞こえてくるとカズラ滝まであと少し。
滝を過ぎると2回渡河して、カズラ谷の両俣出合に到着。駐車場までは約5分歩けばよい。
下山後はいつもの片岡温泉へ。その途中でハプニング発生。
息子が、ズボンの上にナメクジかミミズのようなものがいると騒ぎ出すので見てみるとなんと私の天敵「山蛭」ではないか。
1車線の狭い道での出来事であるので、「もう少し待て。広い所に出たら退治してやる」息子も私も恐怖で言葉も出ないが、広い道に出るや否や車を停め、シートの上を尺取り虫のように這う蛭を捕まえ車外に放り投げる。本日1番怖かったのは蛭だった。
これから、鈴鹿も蛭の季節。気が重くなる。
初登山を終え、息子に「また行くか?」と尋ねたら、「今度は蛭のいない北アルプスに行こう。」という返事。この夏は甥っ子(息子とは同級生 彼は元フェンシングの国体選手 高校個人3位の腕前)も交えて3人で奥穂に登る予定。
息子との初登山が鎌尾根。体力では負けたが、スリリングなコースを2週連続で堪能し大満足の山行だった。
頼もしいですね!
大学生まで大きくなられると頼もしいですね!心と体の両方を鍛えられる山登りは子供の教育に最適だと思います。
私も先月久々に中三の息子と登りましたが普段気がつかない子供の成長を見つけることが出来てとてもうれしかったです。
次回は北アルプスですか!羨ましいですね。これからお互いに親子登山レコを増やして 盛り上げていきましょう!
※ついに今年も出ましたか・・・・。
sugi-chanさん 今晩は。
今週は親子で鎌尾根ですか。初めてですね、息子さんとの山行は。
どんなお気持ちですか?(分かるような気はしますが)
花の時期には少し早かったようですが、天気にも恵まれたので鈴鹿を展望しながらの爽快な尾根歩きを満喫されたと思います。
次回も親子登山の記録を楽しみにしています。
鎌尾根、一人歩きだと、かなり滅入って
しまいますけど、親子だと、気力が充実
してきますね〜
親子で北アルプス、いいですね〜
山小屋に泊まるプランだと
より思い出深いものになるのでしょうね
アカヤシオ、開花が遅れたぶん、
他の花〜ベニサラサドウダンなどと同時に
楽しめるかも?と期待しています
今回の初登山で、息子の成長を垣間見た気がしました。
体力では到底敵わないとわかってはいましたが、嫌な顔を見せないで最後まで楽しんでくれたことが、連れていった親としては非常に嬉しいことです。
また、仰る通り、登山からもいろんな事を学んで欲しいと思っています。
次回は涸沢・奥穂の予定です。
置き去りにされないよう、体を鍛えておきます。
我が家には娘がいないので何とも言えませんが、ことスポーツ事に関しては息子達が小さいときから何も気を使わないで好き勝手にやらせておりました。
正直、今回長男が一緒に山登りにきてくれたことは嬉しかったのですが、道中は何も気を使わず歩いていました。「どうだった?」と聞いたら「次は寛ちゃんと(甥っ子の名前です)アルプスだね。」と云ってくれたのでホッとしたのも事実です。
親っていうのは・・・・ですね。
komakiさん こんばんわ。
仰る通り、鎌尾根は1人では心が折れそうになるかもしれません。息子の手前バテバテでも頑張る気持が奮い立たせてくれました。
それにしても10代の体力に完膚なきままに叩きのめされました。
次の北アルプスは超体育会系の若者も一緒です。親父だけ置いてきぼりにされるのではと、今から心配しております。
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