記録ID: 1854287
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ハイキング
奥多摩・高尾
高尾山の一丁目から三十六丁目( 清滝-薬王院の丁石 )
2019年05月19日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 466m
- 下り
- 72m
コースタイム
甲州道中 - 高尾山口駅 - 清滝 - 1号路(本参道) - 薬王院 - 高尾山山頂(紫陽関)
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
歴史散歩。 本参道苦手、敬遠してたのですが…( 長時間の舗装路歩きは膝と内臓に負荷がかかるんで… どうも…Mmm。 各丁目がわかってくると、また見方が変わる、じっくりと本参道を歩いてみよう、道そのものを観察してみようという気持になれるようです。 注・丁石が現存する場所はともかく、その他の画像の位置は目安。古くは木製の印が置かれていたそうですが、それは現存しないため、明治期発行の案内図がエビデンス。 高尾山の丁目にはいくつかの系統があるとされています、ここでの紹介は、不動明王由来の三十六童子にあやかり36丁区分されたもので、これは明治期以降の概念です。 高尾山は、古くは登り30丁とされていましたので、それを新たに36にわけたと考えられるでしょう。 で、1丁は約109メートルですが、信仰での丁目なので、実際の距離はさほど関係ありません。世相に応じて変化するローカルルールと考えて下さい。 (信仰の道は、そこを進むこと、そこに在ること自体が信心、そのままに当体なんで、特定の場所・距離がどうこうではないんです。) この36丁区分の丁石には童子が刻まれており(現存の、確認可能なものには)、それは本尊として、各丁石も礼拝の対象となります。ただの道しるべではないということです。 もう一つの高尾山の丁石の特徴は、本坊(ビーク側)に1丁目が置かれている点です。たいていは慣例的にも登山口側に1丁目が置かれるんで。 (高尾山はマイルド、いわゆる山岳信仰の山とは少し異なるのです。) ちなみに10丁目の蛸杉-11丁目の十一丁目茶屋にはつづけて丁石が現存、しかもこの区間はほぼ109メートル。なのでこの区間では、実際の1丁という距離が体験できます。 丁石そのものに関しては、縣敏夫氏の研究が詳しいです、おすすめです。 |
写真
八丁目、神変堂。神変堂の起こりは、浄心門よりは古いようですが、やはり古くは存在しないでしょう。役行者を祀るものですが、最近の研究では、そもそも高尾山に修験はなかったという史観が。ちなみに神変堂向かいの小ピークが神変山。
装備
個人装備 |
パスハンター
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感想
1丁目、3丁目、5丁目、10丁目、11丁目、21丁目、25丁目、29丁目、そして36丁目の丁石は現存するため、あとは地図で探りつつ歩いてみるのも面白いかと…
(ただ現在の丁石の位置、本参道の整備により多少の移動はあると思われます。)
その間隔は100メートルに満たないんで、けっこう忙しい、否、なんやらメリハリが出るようで? とにかく本参道のみでも遊べる。
江戸期の薬王院に関しては、たとえば「八王子名勝志」にある絵図が捉えやすい、現在との違いがよくわかるでしょう。
たとえば本坊で江戸期ママと思われるのは、飯縄大権現社のみじゃないかと? 飯縄大権現社につづく本堂西の石段の位置もほぼ江戸期ママです。
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