記録ID: 1855557
全員に公開
沢登り
東北
早稲山（大谷ルート断念、芦内林道ルート断念、大葛縦走路断念、金山林道〜巻山峠ルート断念）、大葛金山墓地、大葛愛宕神社
2019年05月19日(日) [日帰り]
秋田県
kmbiketrek
- GPS
- 40:00
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 559m
- 下り
- 548m
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標高グラフを拡大コースタイム
（早稲山大谷ルート）
06:35大館市街地出発
06:55扇田左折〜右折〜県道22号線
07:11独鈷Y字路右折
07:27日詰神社
07:47竜ヶ森登山口入口〜森越橋
08:01大葛Y字路右折
08:06「芦内林道」
08:10太谷集落で左折し坂を登る〜未舗装路へ
08:15不明T字路左折〜砂防ダム×2
08:33右カーヴから先路面更に悪化し駐輪
08:37左カーヴ後行き止まり
08:40分岐路を探るが薮化し引き返す
08:42元の道に戻り下る〜自転車回収
08:48「山の神大神」に寄る
08:52元の道に戻る〜県道309号線に戻り右折し北上
（早稲山芦内林道ルート〜大葛縦走路）
08:59「芦内林道」へ右折
09:17右分岐？のレール？発見
09:20レール？から40〜50m先に右分岐路を発見し入る
09:31橋で左岸へ
09:40橋で右岸へ〜伐採場
09:44駐輪し右分岐路を下り道探し
10:00砂防ダムの左岸を通る道を進む
10:04砂防ダムの先で右岸へ移る〜その後も適宜渡渉を繰り返す
10:10残雪越え〜沢が二又に分かれ右を登る
10:26標高400m程で道は消失し引き返す
11:00自転車回収し林道を少し登る
11:05砂防ダムの脇で休憩
11:18下山開始
11:25分岐路左折
11:32「芦内林道」を抜ける〜大葛のY字路で右折〜大葛縦走路探し
（早稲山金山林道〜巻山峠ルート）
11:57「金山林道」へ右折〜橋
12:12「黒石沢歩道（？）」分岐発見〜林道を先に進み周囲の状況を確認
12:17下山開始
12:24金山林道を抜け県道22号線左折
（大葛金山墓地〜大葛愛宕神社）
12:28「大葛金山墓地」看板脇に駐輪し左折〜橋
12:38別の出口から県道22号線に戻り自転車回収
12:48大葛Y字路右折
12:51「大葛愛宕神社」へ左折〜駐輪し鳥居の先の道を探る
13:00自転車回収〜帰路
06:35大館市街地出発
06:55扇田左折〜右折〜県道22号線
07:11独鈷Y字路右折
07:27日詰神社
07:47竜ヶ森登山口入口〜森越橋
08:01大葛Y字路右折
08:06「芦内林道」
08:10太谷集落で左折し坂を登る〜未舗装路へ
08:15不明T字路左折〜砂防ダム×2
08:33右カーヴから先路面更に悪化し駐輪
08:37左カーヴ後行き止まり
08:40分岐路を探るが薮化し引き返す
08:42元の道に戻り下る〜自転車回収
08:48「山の神大神」に寄る
08:52元の道に戻る〜県道309号線に戻り右折し北上
（早稲山芦内林道ルート〜大葛縦走路）
08:59「芦内林道」へ右折
09:17右分岐？のレール？発見
09:20レール？から40〜50m先に右分岐路を発見し入る
09:31橋で左岸へ
09:40橋で右岸へ〜伐採場
09:44駐輪し右分岐路を下り道探し
10:00砂防ダムの左岸を通る道を進む
10:04砂防ダムの先で右岸へ移る〜その後も適宜渡渉を繰り返す
10:10残雪越え〜沢が二又に分かれ右を登る
10:26標高400m程で道は消失し引き返す
11:00自転車回収し林道を少し登る
11:05砂防ダムの脇で休憩
11:18下山開始
11:25分岐路左折
11:32「芦内林道」を抜ける〜大葛のY字路で右折〜大葛縦走路探し
（早稲山金山林道〜巻山峠ルート）
11:57「金山林道」へ右折〜橋
12:12「黒石沢歩道（？）」分岐発見〜林道を先に進み周囲の状況を確認
12:17下山開始
12:24金山林道を抜け県道22号線左折
（大葛金山墓地〜大葛愛宕神社）
12:28「大葛金山墓地」看板脇に駐輪し左折〜橋
12:38別の出口から県道22号線に戻り自転車回収
12:48大葛Y字路右折
12:51「大葛愛宕神社」へ左折〜駐輪し鳥居の先の道を探る
13:00自転車回収〜帰路
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自転車
良く晴れているので先日の早稲山の登頂ルート探し（ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1847739.html ）の続き（因みにこの日はカメラの設定を間違えて、写真には日付も時刻も入っていない）。大館市街地を南下して米代川を渡り扇田の2つ目の信号交差点を左折し、扇田小学校の先の信号交差点で右折して県道22号線で南下。独鈷のY字路では左に行き、日詰の先で蛇の無惨な死骸を見付け、犀川を二度渡って竜ヶ森登山口入口を過ぎ、また蛇の死骸を見付け、森越橋を渡って大葛小学校跡を過ぎ、大葛のY字路に来たら右折し県道309号線を南下。芦内林道を過ぎ、大谷の集落まで来たら、地図に記載の無い犀川の支流を渡る橋のひとつ手前の路地に左折する。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
（早稲山大谷ルート） やたらと急な坂を自転車を押して行くと、何軒か住宅を過ぎた先で道は未舗装に。その先でT字路に出るが、これは恐らく地理院地図にはヘアピンカーヴとして記載されている箇所で、右に延びている立入禁止の道は記載が無い。左にカーヴしてもう一度折り返し、谷間の山腹を通る急斜面をえっちらおっちら登って大きな砂防ダムを2つ過ぎる。時折コココココと、恐らくクマゲラであろうか（因みに大葛から北秋田方面へ抜ける県道309号線は、Googleマップでは「くまげらエコーライン」と表示される）、硬い高速の音が響き渡る。伐採場の先の右にカーヴする辺りから更に傾斜がきつくなり路面状態も悪化する為、自転車を置いて進むが、カーヴした先は行き止まり、谷間の上へ延びる道を探すが見当たらない。ここで標高300m位で、狭い谷間からは近隣の山並み（大体400〜500m級）が見える。 カーヴする地点から右手の谷間に何本かピンクテープが見えるので確認すると、どうも分岐路の痕跡が延びている様にも見える。一応確認するが薮が酷く行き止まり。伐採用だろうか。引き返す。 下山途中、鳥居の先の神社に寄ってみる。大館文化財マップにはこの辺だと「稲荷神社」と「山の神大神」が記載されているが、金比羅大権現や不動の石碑も有るので後者だろう（「稲荷神社」の方は何処に在るのか判らない）。本殿は意外と立派な造りで、境内からは大谷集落が見渡せる。 （この辺は地理院地図の記載が当てにならない気がするので、作成したルート図も正確ではない可能性が高いと思う。） （早稲山芦内林道ルート） 大谷集落に戻り、県道309号線を右折し北上。800m程行くと緩く左にカーヴする辺りで犀川の支流を渡る。大館文化財マップ（ http://odate-city.jp/museum/wp-content/uploads/cul_bunka_map_hinai_02.pdf ）に記載されている「猿田彦大神」の石塔が橋の手前に有るのだが、それを囲む様にして植えられている桜は、片方はやや萎み掛けているが、もう片方はまだ満開なので、この時期は遠くからでも識別がし易い。橋の先に「芦内林道」の標識が立っているので、そこを右折する。近くのバス停は時刻表が完全に剝げ落ちており、稼働しているのか廃線になっているのか良く判らない。 「芦内林道」は所々砂利の粒が大きく、断面も鋭い。砂利と云うより岩屑。鈍いナイフが路上に散らばっている様なものなので、自転車は押して慎重に進む。傾斜もややきつい。この日は稼働してはいなかったが、どうも伐採用の重機が行き来している所らしい。幾つか砂防ダムを過ぎ東進。 尾根を挟んで道が二つに分岐する地点を探し乍ら進むと、やがてそれらしき沢が分岐する所に、2本のレールか橋桁の様なものが沢の上に架かっている。その先の尾根らしき地形の末端は薮化していて道など見当たらない。まさかここが目指す分岐路なのか？ 冗談じゃない、こんなの渡れないぞと思って近くをうろうろしてみると、幸いなことにそこから40〜50mばかり先にちゃんとした右へ分岐する道が整備されている。紛らわしいがひとまず胸を撫で下ろして先へ進む。 500〜600m程先で橋で左岸に移り、道端で今度は生きた蛇と暫し睨めっこ。私が動くと華麗に身を翻して草の間に消えて行った。道の両側にゲートの痕跡らしきものが立っている。また橋で右岸に移り、伐採場を過ぎる。その先の、恐らくは重機用の車廻しと思われる右手の広いスペースの先に、沢に下りて行く分岐路が見付かったので、恐らくそれが目指す道であろうと思い自転車を置いて入ってみる。 が、薮化が酷く、道は沢に突き当たって消滅。前方の谷間に地図に記載の無い砂防ダムが見えているので、それを目印に暫く周囲をウロウロした結果、何とかダムの左側に抜ける踏み跡の様なものを見付ける。もうひとつ不明のダムを過ぎた先で、沢の左岸から右岸へ移る。詳細は省略するが、この先も道は沢に浸食されているのか、歩き易い場所を求めて右へ左へと適宜渡渉を繰り返すことになる。 やがて残雪で前方が塞がれている箇所に遭遇。精々標高380mの所で、5月も半ばを過ぎてからこれ程大量の残雪に出会うとは思っていなかった。沢に浸食された部分はぽっかりと黒い穴が空いた臨時の洞窟の様だ。幸い雪はガッチリ固くなっているのでそろそろと重量感の有る塊の上を渡るが、若し急に穴でも空いて雪の山に圧し潰されたらと、正直嫌な想像を振り払うことが出来なかった。こんな他に誰も居ない山の中で何トンもの雪の山の下に埋もれてしまったら、先ず助かる見込みは無い。山好きの方々の中には残雪を利用してスキーで道無き所を滑り降りるのを趣味としている方々も居る様だが、こうした点が気にならないのだろうか。 その直ぐ先で沢が二又に分かれるので、地形を確認しつつ右の方を登る。標高400m位からはもう完全に沢登りに成り、道は消失してしまったので、ここで断念。微小滝が綺麗だしこの辺でひとつ休憩を、と思ったのだが、虫達が余りにうるさいのでその儘引き返す。まだ時期が早いかと思っていたが、そろそろ防虫対策を用意した方が良いかも知れない。 元の道に戻って自転車を回収した後、林道をもう少しだけ登って次の砂防ダム（これは地図に記載されている）の脇で休憩。標高350m位。木漏れ日の中、綿帽子が音も無く宙を舞っていて、何種類もの蛙の鳴き声がやかましい。或る程度文明の庇護を受けつつも、孤独の境涯を楽しめる状況は実に贅沢だ。私は文明の桎梏から逃れたい訳ではない。私は文明の信奉者だ。「自然に還れ」の類いの後ろ向きな発想を、私は全く信用しない。だが巷の俗っぽい喧噪は、時間の経過と共に私の神経を痛め付け、擦り切れさせ、物狂わしいどろどろした混迷を私の中に渦巻かせる。「街では私は苦しい」と呟いた或る文人の焦燥を、私は共有しているのだ。 （大葛縦走路） 芦内林道を抜けた後、また北上し大葛のY字路で右折し、「比内ベニヤマ荘」方面の道を進む。「比内ベニヤマ荘」や「大葛温泉」を過ぎ、「金山1号橋」「金山2号橋」を渡る。 「大葛金山墓地」の看板を過ぎた辺りに、一応Googleのストリートビューで予習はしておいたのだが、702mピーク等を縦走して最終的に炭谷林道の方へ抜ける長い縦走路への入口が有る筈なのでそれを探す。それらしき所は見付けはしたものの、ゲートが丈高い雑草に埋もれており、まともに通れそうな状態には見えない。ここはスルーすることにする。 （早稲山金山林道〜巻山峠ルート） そこから更に300mばかり進むと右に分岐路が見えて来るのでそこに入る。橋の手前には「金山林道」の標識が立っている。 橋を渡り、右手に分岐する徒歩道が有る或る筈なので、地形を慎重に確認し乍らそれを探して進む。左にカーヴするそれらしき所で薮化した分岐道を発見。標識は破損していてきちんと読み取れないが、恐らくは「黒石沢歩道」と書いてある。沢へ下ってその儘薮化して消滅している様に見えるので、そちらには入らず、一旦林道の先へ進んで若干高度を上げて（標高300m位）、俯瞰して周囲の全体像を把握する。二又の沢が合流して、地図に無い沢の向こうにこれまた地図に無い砂防ダムが見える。恐らくはダムの左側に道が延びていたのではないかと思うが、今では荒廃し切っている様だ。ここも断念する。 （大葛金山墓地） 金山林道を抜けて県道22号線を引き返す途中で、左手に「大葛金山墓地」の看板が立っている。地図には詳しい記載が無いが、時間と体力にはまだ余裕が有るので、まぁとにかく看板の脇に道が延びているので入ってみる。 短い橋を渡って直ぐ墓地が広がっている。まぁ特に変哲の無い森の中の墓地にも見えるが、墓の並び方には規則性が無くやや散漫と云うか乱雑な感じがして、詳細が不明な石像や石碑があちこちに有る。地方の歴史に足跡を留めようとして不完全にしか留められなかった断片の集合体と云う印象を受ける。どうも鉱山関係ではこうした何処か陰惨さを感じさせる薄暗い歴史の暗部を垣間見させられることが多い。国家神道イデオローグの平泉澄が吐いた「百姓に歴史が有りますか」と云う台詞を何となく思い起こす。一応史跡として残されている場所らしいが、ここに広がる風景をきちんとした地方史の物語の一環に組み込んで広めることが出来れば、多少は知名度も上がるかも知れない。 県道に戻る際には別の道を歩いたが、地図には記載されていない道と橋がもうひとつ有り、看板の100m程西側に出る。 （大葛愛宕神社） 大葛のY字路で右折して大葛の住宅地に入ったところで、以前から大葛を通る度に何となく気になっていた山の麓の赤い鳥居に寄ってみることにする。大館文化財マップにはこれに該当しそうな神社が無いのだ。郵便局を過ぎて公民館の向かい側の路地に左折する。 直ぐに橋を渡るが、橋の両側は割と見通しが良い。橋を渡って直ぐ、目の前の山の麓に赤い鳥居が建っている。「愛宕神社」と書かれた額束はまだ新しい様に見えるが、近くの「愛宕公園桜植樹記念」と書かれた柱標には「平成二十六（2014）年」、その近くの「比内町・比内町緑化推進委員会」の柱標には「平成十七（2005）年」と書かれている。鳥居脇に水場が設けられているので先ずは一杯頂く。 鳥居が有るからには社か何かも有るのだろうと思い、取り敢えず鳥居の先の斜面に右上に向かって踏み跡が続いているので登ってみる。左に折れる所で直ぐに道が2本に分かれ、その先もどうもあれこれ小さな分岐が有る様だ。取り敢えず右の道を行ってみたら、右の谷間に向かう様だがこちらは雑草に埋もれて消失し、先の方にも特に何も有る様には見えない。左の方へ行くと左の広い谷間に出るが、こちらも道は途中で消失。伐採用と思われるピンクテープが周囲に散見されるが、どうもはっきりした参詣道が有る様には見えない。谷間の上にも特に何かが有る様には見えない。鳥居だけの神社なのだろうか。良く判らない儘下山する。 （作成したルート図は適当である。） |
写真
良く晴れているので先日の早稲山の登頂ルート探しの続き（因みにこの日はカメラの設定を間違えて、写真には日付も時刻も入っていない）。大館市街地を南下して米代川を渡り扇田の2つ目の信号交差点を左折し、扇田小学校の先の信号交差点で右折して県道22号線で南下。独鈷のY字路では左に行く。
拍手5/19 7:11
良く晴れているので先日の早稲山の登頂ルート探しの続き（因みにこの日はカメラの設定を間違えて、写真には日付も時刻も入っていない）。
大館市街地を南下して米代川を渡り扇田の2つ目の信号交差点を左折し、扇田小学校の先の信号交差点で右折して県道22号線で南下。独鈷のY字路では左に行く。
大館市街地を南下して米代川を渡り扇田の2つ目の信号交差点を左折し、扇田小学校の先の信号交差点で右折して県道22号線で南下。独鈷のY字路では左に行く。
大平湖まで19�辧９眥禳垢�激しいので自転車で行くのは一寸躊躇われる。
地図に記載の無い犀川の支流を渡る橋のひとつ手前の路地に左折する。
その先でT字路に出るが、これは恐らく地理院地図にはヘアピンカーヴとして記載されている箇所で、右に延びている立入禁止の道は記載が無い。
5/19 8:15
その先でT字路に出るが、これは恐らく地理院地図にはヘアピンカーヴとして記載されている箇所で、右に延びている立入禁止の道は記載が無い。
谷間の山腹を通る急斜面をえっちらおっちら登ってもう一度右に折り返す。
大きな砂防ダムを過ぎる。時折コココココと、恐らくクマゲラであろうか（因みに大葛から北秋田方面へ抜ける県道309号線は、Googleマップでは「くまげらエコーライン」と表示される）、硬い高速の音が響き渡る。
5/19 8:29
大きな砂防ダムを過ぎる。時折コココココと、恐らくクマゲラであろうか（因みに大葛から北秋田方面へ抜ける県道309号線は、Googleマップでは「くまげらエコーライン」と表示される）、硬い高速の音が響き渡る。
伐採場の先の右にカーヴする辺りから更に傾斜がきつくなり路面状態も悪化する為、自転車を置いて進む。
ここで標高300m位で、狭い谷間からは近隣の山並み（大体400〜500m級）が見える。小倉山に連なっている筈だ。
カーヴする地点から右手の谷間に何本かピンクテープが見えるので確認すると、どうも分岐路の痕跡が延びている様にも見える。一応確認するが薮が酷く行き止まり。伐採用だろうか。引き返す。
5/19 8:38
カーヴする地点から右手の谷間に何本かピンクテープが見えるので確認すると、どうも分岐路の痕跡が延びている様にも見える。一応確認するが薮が酷く行き止まり。伐採用だろうか。引き返す。
下山途中、鳥居の先の神社に寄ってみる。大館文化財マップにはこの辺だと「稲荷神社」と「山の神大神」が記載されているが、金比羅大権現や不動の石碑も有るので後者だろう（「稲荷神社」の方は何処に在るのか判らない）。
5/19 8:48
下山途中、鳥居の先の神社に寄ってみる。大館文化財マップにはこの辺だと「稲荷神社」と「山の神大神」が記載されているが、金比羅大権現や不動の石碑も有るので後者だろう（「稲荷神社」の方は何処に在るのか判らない）。
大館文化財マップに記載されている「猿田彦大神」の石塔が橋の手前に有るのだが、それを囲む様にして植えられている桜は、片方はやや萎み掛けているが、もう片方はまだ満開なので、この時期は遠くからでも識別がし易い。
5/19 8:57
大館文化財マップに記載されている「猿田彦大神」の石塔が橋の手前に有るのだが、それを囲む様にして植えられている桜は、片方はやや萎み掛けているが、もう片方はまだ満開なので、この時期は遠くからでも識別がし易い。
近くのバス停は時刻表が完全に剝げ落ちており、稼働しているのか廃線になっているのか良く判らない。
「芦内林道」は所々砂利の粒が大きく、断面も鋭い。砂利と云うより岩屑。鈍いナイフが路上に散らばっている様なものなので、自転車は押して慎重に進む。
5/19 9:01
「芦内林道」は所々砂利の粒が大きく、断面も鋭い。砂利と云うより岩屑。鈍いナイフが路上に散らばっている様なものなので、自転車は押して慎重に進む。
この日は稼働してはいなかったが、どうも伐採用の重機が行き来している所らしい。
やがてそれらしき沢が分岐する所に、2本のレールか橋桁の様なものが沢の上に架かっている。
まさかここが目指す分岐路なのか？ 冗談じゃない、こんなの渡れないぞと思って近くをうろうろしてみると、幸いなことにそこから40〜50mばかり先にちゃんとした右へ分岐する道が整備されている。
5/19 9:19
まさかここが目指す分岐路なのか？ 冗談じゃない、こんなの渡れないぞと思って近くをうろうろしてみると、幸いなことにそこから40〜50mばかり先にちゃんとした右へ分岐する道が整備されている。
紛らわしいがひとまず胸を撫で下ろして先へ進む（しっかりした橋が架かっている）。
道端で今度は生きた蛇と暫し睨めっこ。私が動くと華麗に身を翻して草の間に消えて行った。
その先の、恐らくは重機用の車廻しと思われる右手の広いスペースの先に、沢に下りて行く分岐路が見付かったので、恐らくそれが目指す道であろうと思い自転車を置いて入ってみる。
5/19 9:43
その先の、恐らくは重機用の車廻しと思われる右手の広いスペースの先に、沢に下りて行く分岐路が見付かったので、恐らくそれが目指す道であろうと思い自転車を置いて入ってみる。
前方の谷間に地図に記載の無い砂防ダムが見えているので、それを目印に暫く周囲をウロウロする。
詳細は省略するが、この先も道は沢に浸食されているのか、歩き易い場所を求めて右へ左へと適宜渡渉を繰り返すことになる。
精々標高380mの所で、5月も半ばを過ぎてからこれ程大量の残雪に出会うとは思っていなかった。
沢に浸食された部分はぽっかりと黒い穴が空いた臨時の洞窟の様だ。
幸い雪はガッチリ固くなっているのでそろそろと重量感の有る塊の上を渡るが、若し急に穴でも空いて雪の山に圧し潰されたらと、正直嫌な想像を振り払うことが出来なかった。こんな他に誰も居ない山の中で何トンもの雪の山の下に埋もれてしまったら、先ず助かる見込みは無い。山好きの方々の中には残雪を利用してスキーで道無き所を滑り降りるのを趣味としている方々も居る様だが、こうした点が気にならないのだろうか。
5/19 10:12
幸い雪はガッチリ固くなっているのでそろそろと重量感の有る塊の上を渡るが、若し急に穴でも空いて雪の山に圧し潰されたらと、正直嫌な想像を振り払うことが出来なかった。こんな他に誰も居ない山の中で何トンもの雪の山の下に埋もれてしまったら、先ず助かる見込みは無い。山好きの方々の中には残雪を利用してスキーで道無き所を滑り降りるのを趣味としている方々も居る様だが、こうした点が気にならないのだろうか。
その直ぐ先で沢が二又に分かれるので、地形を確認しつつ右の方を登る。
苔の生えた河床。微小滝が綺麗だしこの辺でひとつ休憩を、と思ったのだが、虫達が余りにうるさいのでその儘引き返す。まだ時期が早いかと思っていたが、そろそろ防虫対策を用意した方が良いかも知れない
5/19 10:28
苔の生えた河床。微小滝が綺麗だしこの辺でひとつ休憩を、と思ったのだが、虫達が余りにうるさいのでその儘引き返す。まだ時期が早いかと思っていたが、そろそろ防虫対策を用意した方が良いかも知れない
林道をもう少しだけ登って次の砂防ダム（これは地図に記載されている）の脇で休憩。
標高350m位。木漏れ日の中、綿帽子が音も無く宙を舞っていて、何種類もの蛙の鳴き声がやかましい。或る程度文明の庇護を受けつつも、孤独の境涯を楽しめる状況は実に贅沢だ。
5/19 11:05
標高350m位。木漏れ日の中、綿帽子が音も無く宙を舞っていて、何種類もの蛙の鳴き声がやかましい。或る程度文明の庇護を受けつつも、孤独の境涯を楽しめる状況は実に贅沢だ。
私は文明の桎梏から逃れたい訳ではない。私は文明の信奉者だ。「自然に還れ」の類いの後ろ向きな発想を、私は全く信用しない。だが巷の俗っぽい喧噪は、時間の経過と共に私の神経を痛め付け、擦り切れさせ、物狂わしいどろどろした混迷を私の中に渦巻かせる。「街では私は苦しい」と呟いた或る文人の焦燥を、私は共有しているのだ。
5/19 11:06
私は文明の桎梏から逃れたい訳ではない。私は文明の信奉者だ。「自然に還れ」の類いの後ろ向きな発想を、私は全く信用しない。だが巷の俗っぽい喧噪は、時間の経過と共に私の神経を痛め付け、擦り切れさせ、物狂わしいどろどろした混迷を私の中に渦巻かせる。「街では私は苦しい」と呟いた或る文人の焦燥を、私は共有しているのだ。
「大葛金山墓地」の看板を過ぎた辺りに、一応Googleのストリートビューで予習はしておいたのだが、702mピーク等を縦走して最終的に炭谷林道の方へ抜ける長い縦走路への入口が有る筈なのでそれを探す。
5/19 11:54
「大葛金山墓地」の看板を過ぎた辺りに、一応Googleのストリートビューで予習はしておいたのだが、702mピーク等を縦走して最終的に炭谷林道の方へ抜ける長い縦走路への入口が有る筈なのでそれを探す。
それらしき所は見付けはしたものの、ゲートが丈高い雑草に埋もれており、まともに通れそうな状態には見えない。ここはスルーすることにする。
5/19 11:55
それらしき所は見付けはしたものの、ゲートが丈高い雑草に埋もれており、まともに通れそうな状態には見えない。ここはスルーすることにする。
その先のこの辺もピンクテープが巻かれており、登れそうな気がしないでもない。
そこから更に300mばかり進むと右に分岐路が見えて来るのでそこに入る。
橋を渡り、右手に分岐する徒歩道が有る或る筈なので、地形を慎重に確認し乍らそれを探して進む。
標識は破損していてきちんと読み取れないが、恐らくは「黒石沢歩道」と書いてある。
沢へ下ってその儘薮化して消滅している様に見えるので、そちらには入らず、一旦林道の先へ進んで若干高度を上げて（標高300m位）、俯瞰して周囲の全体像を把握する。
5/19 12:12
沢へ下ってその儘薮化して消滅している様に見えるので、そちらには入らず、一旦林道の先へ進んで若干高度を上げて（標高300m位）、俯瞰して周囲の全体像を把握する。
二又の沢が合流して、地図に無い沢の向こうにこれまた地図に無い砂防ダムが見える。
恐らくはダムの左側に道が延びていたのではないかと思うが、今では荒廃し切っている様だ。ここも断念する。
金山林道を抜けた道の向かい側に立っている、薮に埋もれた標識。「大葛金山跡」。
地図には詳しい記載が無いが、時間と体力にはまだ余裕が有るので、まぁとにかく看板の脇に道が延びているので入ってみる。
まぁ特に変哲の無い森の中の墓地にも見えるが、墓の並び方には規則性が無くやや散漫と云うか乱雑な感じがして、詳細が不明な石像や石碑があちこちに有る。地方の歴史に足跡を留めようとして不完全にしか留められなかった断片の集合体と云う印象を受ける。
5/19 12:30
まぁ特に変哲の無い森の中の墓地にも見えるが、墓の並び方には規則性が無くやや散漫と云うか乱雑な感じがして、詳細が不明な石像や石碑があちこちに有る。地方の歴史に足跡を留めようとして不完全にしか留められなかった断片の集合体と云う印象を受ける。
どうも鉱山関係ではこうした何処か陰惨さを感じさせる薄暗い歴史の暗部を垣間見させられることが多い。国家神道イデオローグの平泉澄が吐いた「百姓に歴史が有りますか」と云う台詞を何となく思い起こす。
5/19 12:31
どうも鉱山関係ではこうした何処か陰惨さを感じさせる薄暗い歴史の暗部を垣間見させられることが多い。国家神道イデオローグの平泉澄が吐いた「百姓に歴史が有りますか」と云う台詞を何となく思い起こす。
一応史跡として残されている場所らしいが、ここに広がる風景をきちんとした地方史の物語の一環に組み込んで広めることが出来れば、多少は知名度も上がるかも知れない。
5/19 12:31
一応史跡として残されている場所らしいが、ここに広がる風景をきちんとした地方史の物語の一環に組み込んで広めることが出来れば、多少は知名度も上がるかも知れない。
地図には記載されていない道と橋がもうひとつ有る。先程入った橋から見えていた。
大葛の住宅地に入ったところで、以前から大葛を通る度に何となく気になっていた山の麓の赤い鳥居に寄ってみることにする。大館文化財マップにはこれに該当しそうな神社が無いのだ。郵便局を過ぎて公民館の向かい側の路地に左折する。
5/19 12:51
大葛の住宅地に入ったところで、以前から大葛を通る度に何となく気になっていた山の麓の赤い鳥居に寄ってみることにする。大館文化財マップにはこれに該当しそうな神社が無いのだ。郵便局を過ぎて公民館の向かい側の路地に左折する。
「愛宕神社」と書かれた額束はまだ新しい様に見えるが、近くの「愛宕公園桜植樹記念」と書かれた柱標には「平成二十六（2014）年」、その近くの「比内町・比内町緑化推進委員会」の柱標には「平成十七（2005）年」と書かれている。鳥居脇に水場が設けられているので先ずは一杯頂く。
5/19 12:53
「愛宕神社」と書かれた額束はまだ新しい様に見えるが、近くの「愛宕公園桜植樹記念」と書かれた柱標には「平成二十六（2014）年」、その近くの「比内町・比内町緑化推進委員会」の柱標には「平成十七（2005）年」と書かれている。鳥居脇に水場が設けられているので先ずは一杯頂く。
鳥居が有るからには社か何かも有るのだろうと思い、取り敢えず鳥居の先の斜面に右上に向かって踏み跡が続いているので登ってみる。
左に折れる所で直ぐに道が2本に分かれ、その先もどうもあれこれ小さな分岐が有る様だ。取り敢えず右の道を行ってみたら、右の谷間に向かう様だがこちらは雑草に埋もれて消失し、先の方にも特に何も有る様には見えない。
5/19 12:54
左に折れる所で直ぐに道が2本に分かれ、その先もどうもあれこれ小さな分岐が有る様だ。取り敢えず右の道を行ってみたら、右の谷間に向かう様だがこちらは雑草に埋もれて消失し、先の方にも特に何も有る様には見えない。
伐採用と思われるピンクテープが周囲に散見されるが、どうもはっきりした参詣道が有る様には見えない。谷間の上にも特に何かが有る様には見えない。
5/19 12:57
伐採用と思われるピンクテープが周囲に散見されるが、どうもはっきりした参詣道が有る様には見えない。谷間の上にも特に何かが有る様には見えない。
撮影機器：
感想
（早稲山3ルート）
元々どれも期待していなかったので、まぁこんなものか、と云う感じ。鹿角市との市境の一部を成す巻山峠（標高550m位）は早稲山へ縦走する道と鹿角市の真金（まき）山川へ抜ける道とが交差しているが、この分だと両方通行不能になっているのだろう。泥繋沢の末端の大館市最南端の連山から延々（5km位かな？）縦走して北上して早稲山に至るルートも無論薮に埋もれているのだろう。早稲山周辺は航空写真で見ると伐採場が幾つも有るので、それらを利用すれば標高500〜600m級のピーク等に登れそうな気はするが、まぁそう云うことはカタギの人間が手を出すことではない。大葛以南は広葉樹が多そうなので、ピークには登れなくとも、9〜11月頃に紅葉を見に来るのも良いかも知れない。
（大葛金山墓地）
情報が少な過ぎて、どう云う物語を持った場所なのかが余り理解出来ない。一応現役の墓地として現在でも使用されている所の様なので、おおっぴらに観光史跡として宣伝するのも憚られるものが有るが、市の紹介ページ（ http://www.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/doc/kinzanbochi.html ）等を見ても、情報発信が足りない気がする。
（大葛愛宕神社）
結局どう云う所なのか解らない。鳥居だけの神社なのか。桜を植樹した公園（？）に神社を冠しただけなのか。
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早稲山の最新記録
泥繋林道（大葛609mピーク断念、大館市最南端の連山断念、早稲山登頂断念）
2019年05月13日 (日帰り) [S]
yamattoru さん
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