朝日連峰 西朝日岳(第一ダムから)〜憧れの主稜線へ


- GPS
- 12:16
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,617m
- 下り
- 1,611m
コースタイム
- 山行
- 11:25
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 12:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス | 根子林道第一ダム手前に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*ゴロビツ源頭前後の雪面では小虫(吸血小蝿?)の苛烈・執拗な攻撃に見舞われた。ネット帽や強力虫除けお奨めです。 *帰途ゴロビツ源頭から少し下った広い雪面でルートを失い、ひどい藪のトラバースを2度も行う羽目になった。はっきり言って莫迦です^^; *携行した軽アイゼンは使用せず。 |
その他周辺情報 | 大井沢温泉 湯ったり館(@300円)など |
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
キャップ
靴
ザック
軽アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
熊鈴・笛
ヘッドランプ
予備電池
GPSロガー
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
前回の月山がスキー場のアナウンス含めちょっと賑やかだったので、今週は静かな山を求めて第一ダムまで車で行けるという日暮沢コースを歩いてきました。
駐車地点から40分ほど歩いて日暮沢を渡渉、小屋を過ぎるとすぐに始まる急登を何とかこなして900mほどまで上がると雪面が始まります。素晴らしい新緑と残雪の雪紅葉を楽しみながら進んでいくとやがてゴロビツ沢の源頭が見えてきました。腹を空かせた小虫と格闘しながら雨溝に沿って進み、何とか尾根に這い上がるとユーフン山と清太岩山(の手前ピーク?)や大朝日など主稜の山も見えます。振り返ると月山の奥に微かに鳥海も!執拗な小虫の攻撃に閉口しながらも気持ちの良い雪稜を進んで清太岩山に到達。オールドファッションドーナツとコーヒーで360°の絶景を心ゆくまで堪能します。清太岩を過ぎると小虫があまりいなくなったことを喜びながらユーフン山を越え竜門山へ向かいますが、この辺りから体感温度が随分上がり、谷から吹き上げる涼風が死ぬほど心地良く、この風を感じ続けられるなら悪魔に魂を売ってもいいなどと独り言。
竜門への柔らかな雪面を上がってようやく主稜線に到達。西朝日は遠く見えますがまあ行ってみましょう。この時季にこの主稜線を歩けることでじわじわと幸福感に包まれながら夏道と雪道が交互に現れるような尾根道を進み、計画よりほんの少し早目に西朝日に到達。ここは本当に大朝日のベストビューポイントの一つだと感心しながら、少し早く着いた分ゆっくりとランチとし、30分近く山頂で過ごして下山にとりかかります。以東岳方面の眺望を楽しみながら下り、分岐を過ぎて竜門の雪面をなんちゃってグリセードで下ると竜門小屋のI管理人さんたちと遭遇。今日初めて出会う登山者です。以下管理人さんとの会話(多少脚色あり)。
管)よっグリセード名人!日帰り?
私)はい、西朝日ピストンで
管)泊っていかないの。明日も晴天なのにもったいない。仕事?
私)いえ、明日は家族サービスなどが…
管)家族サービスと山とどっちが大事だと思ってるの。みんな家族サービス捨てて山に来てるんだよ
私)全くおっしゃるとおりです。すみません…
とまあ森田勝ばりのセリフを決められてしまいました(^o^)。次回必ずお邪魔しますね!
Iさんから(揶揄半分でも)褒められたことに気をよくしその後もまずまずのペースでユーフン、清太岩山を越え、また小虫との闘いを覚悟してゴロビツの斜面をなんちゃってグリセードで下りますが、少し下った雪面で適当な方向感覚で進んだところ正しい尾根を外れてしまい、ひどい藪のトラバースを2度も繰り返す羽目に。下方に藪が出たこの時季の残雪面はしっかりとルートを確認しながら進む必要があることを改めて肝に銘じさせられました。
30分ほど余計な時間をかけて正規ルートに復帰、藪漕ぎでヘロヘロの状態で何とか日暮沢小屋を通過し第一ダムまで無事に戻ってきました。素晴らしく仕合せで、かつ大きな教訓を得た山行でした。
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