大山(伯耆大山)
- GPS
- 07:05
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 1,046m
コースタイム
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 3:15
- 合計
- 7:00
天候 | ガスのちはれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夏山登山口少し登ると、登山ポストあります。 |
その他周辺情報 | 前泊はシャトー尾高。農園レストランのバイキングついて、激安。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
非常食
食器
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
なんと屋久島が土砂崩れ!
もともと20日から22日に予定していた宮之浦岳へのツアーを慌ててキャンセル、ぽっかりあいた3連休をどうしよう。。
と、思ったら頼りになる仲間たちが色々調べてくれて、急遽大山へいこうということになりました。
車で約750キロの旅で、1日目に鳥取砂丘を観光してから宿へ。
2日目の朝、薄暗い中を大山へ向けて出発します。
空気は澄んでいましたが、肝心の大山方面はガスのようなもやのようなもので、その姿をみることができません。
天気予報はよくなるはずなのに。。
下山キャンプ場の駐車場からは、車道を渡ると登山口がありました。
朝の瑞々しい緑の中を入っていきます。
階段状の登りを、息を整えながら登ります。
途中の登山ポストで、届けを提出し、どんどん先へ進みます。
苦手な階段が続き、無口になってしまいました。
湿度の高い暑さが、容赦なく襲いしんどい登りが続きました。
○合目という標識も味気なく、標高を表す看板もなかなか進んでいないようでげんなり。
休み休み歩いていきました。
そして、四合目の標識が見えた頃急に空の色が青く染まりました。
差し込む光に緑が透けてとてもきれい。
一瞬疲れを忘れることができ、勢いをつけて登り続けました。
五合目に登り詰めると、山の神が鎮座。
お供えがソルティライチだったのはびっくりでしたが、神様も暑いと感じる夏のような気温なので納得。
登山の無事を祈り手を合わせてから、再び歩き始めます。
ほどなく避難小屋が見えて、六合目までやってきたようです。
ここからはとても見晴らしがよく、雲の向こうに山頂の稜線がうっすらと見えました。
そして恐ろしくも「カラカラカラカラ。。」と、石が崩落していく音が時折聞こえてきました。
確かに山頂から下がえぐられ、微かに小石が流れるのが見えます。
しばらく休憩していると、すごい早さで流れる雲の向こうにだんだん青空と山々が見えてきました。
予報通り、快晴に向けて回復中のようです。
ここからは空に向かっていくように、開けた階段を登っていきます。ほんとに階段の多い山です。
ぐんぐん天気は回復し、見上げた先山頂方面が見えるようになってきました。
稜線がきれいで、頂上まであと少し、俄然やる気になります。
下山の人たちとすれ違いがありました。
そしてきつい登りを制すると、木道が続く天上の楽園へ。
あいにくまだ、ガスが抜けきらず白い景色の中をゆっくり歩きます。
山頂近くで、中学生の団体さんとすれ違いました。
そういえば、六合目の避難小屋の前にも中学生がいたような。。遠足でしょうか。
頂上避難小屋が見えてくると、たくさんの中学生がまわりに!やはり、遠足のようです。
山頂碑まで登りきると、みなさん順番に撮影していました。
先生や生徒さんが入れ替わり立ち替わり、忙しく流れ作業でした。小屋からもたくさん出てきて、おもしろい光景でした。
合間をぬってわたしたちも写真撮影。
振り返ると、雲がすごい早さで流れていき、剣ヶ峰方面が見え隠れ。
団体さんもいるし、お昼を食べて休憩しました。
強風が体温を奪うので、上着を着込みます。
そんなとき、後ろで歓声が!
パッとふりかえると、見事雲が取り去られ、青空が広がる中に剣ヶ峰の頂上が浮かび上がりました。
わたしも思わず立ち上がり、そのすばらしい景色を撮影しました。立ち入り禁止の看板から続く稜線は、完全にその姿を現しました。
しばらくその姿に見とれるばかり。
気付けば、まわりにいた中学生は下山をはじめて遠くに見えていきました。
彼らのざわめきが消えて落ち着いたところで、避難小屋までいってみることにします。トイレもお借りしました。
中はきれいな二階建てで、上は寝室のようで土足禁止の張り紙がありました。
営業していませんでしたが、売店もありました。
興味深くあれこれ見たところで、仲間が「せっかくだからもう一度上にいこう!」と提案してくれて、もう一度木道を登ります。
さっきよりさらに空が青く、海も見えるほど視界はクリアでした。
ステキなお山だね、とみんなで喜びを分かち合い、いつまでも下りたくなくなってしまうのでした。
でも、今日は下山後にまた次の遠征先まで移動しなければなりません。
泣く泣く景色を目に焼き付けて、下ることにします。
登りとは違う周回ルートで、天上の楽園を下っていきます。
下界が見下ろせると高度感がありました。
山頂であったグループの方々が、「晴れてれば弓ヶ浜が見えるはず」と話していたのを覚えていて、ちょうど弓なりの湾が見えたときは声を上げてしまいました。
そんな景色を見下ろしながらの楽しい木道歩き、石室など見所も押さえつつ、最後の登り返しに差し掛かった時です。
左側の茂みから急に「バタバタバタっ」という音とともに何かが羽ばたいていきました。
姿は見えずとも、音が大きく突然のことに動揺して「ぎゃー」と悲鳴をあげたわたしは、そのまま尻餅をついてしまいました。
心臓がバクバクと鼓動をうち、かなり慌てました。
私の前を歩いていた仲間は、わたしが倒れていくのがスローモーションで見えたらしいです(笑)。
一呼吸置いたら、おかしくなってみんなで笑いあいました。
無事に分岐まで戻り、そこからは一気に下りです。
岩もあるので気を付けながら、進みます。
振り返ると、山頂方面が朝よりきれいに見え、わたしたちを見送ってくれました。
登ってくる方とも多くすれ違い、お互いに元気よく挨拶を交わしました。
六合目避難小屋まで下りてきたところで、山頂であった中学生たちに追い付いてしまいました。
後ろにいたガイドさんの声かけで、少し抜かしながらもペースは落ちます。
ずっとこのままだと大変だな、と思っていると、分岐で学生さんはそのまま夏山登山道を下りていきました。
私たちは行者登山道を下る予定だったので、皆でほっとして分岐を曲がります。
しばらく嫌な感じの急な階段が続きます。
すっかり晴れ渡り、雲ひとつない夏空が新緑の隙間からこぼれます。
とても気持ちのいい山歩き♪
階段が終わると、道は大堰堤へと続きます。
開けたそこからは、大山の北壁を見上げる大迫力の景色が。
あんな上から下りてきたんだと思うのも、とても感動です。
道は緩やかになり、登山の終わりに近付いているようです。
建物の屋根が見えてきて、その裏手に出てきました。
ここが大神山神社奥宮です。
正面に回り、無事の山行のお礼。
天気にも恵まれた最高の登山でした。
そこからさらに下ると大山寺に抜けられます。
こちらでもお参りして、300円を納めました。参道らしき商店街を下り山バッヂを購入したら、車道を歩いて駐車場へ戻ります。
アスファルトは暑く、日差しがまぶしい夏の陽気でした。
楽しい仲間との思い出を詰め込んで、車は次の目的地へ向けて出発!!
遠征最終日はまた次のお山を登ります♪
素敵な仲間ですね
屋久島は残念でしたが、逆に考えればご無事安堵しています。お疲れ様でございました。
momokahahaさん、こんばんは!
ご心配お掛けしましたm(__)m
まだまだ魅力的なお山はたくさんあると感じて、ますますいろんなお山に行きたくなりました(^^)
ぜひまた、素敵な景色を一緒に見ることができますように\(^^)/
よろしくお願いします!
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