快晴の北八ヶ岳(渋の湯〜天狗岳)、残雪踏み抜き地獄に足が攣る
- GPS
- 13:38
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,114m
- 下り
- 1,112m
コースタイム
7:10渋の湯-9:01サイの河原-10:00高見石小屋-10:47白駒池-12:55にゅう-15:10見晴らし台-15:16中山峠-15:21黒百合平
(2日目 4/29)
5:45黒百合平-5:50中山峠-6:52東天狗岳-7:19西天狗岳-8:28すりばち池-8:40黒百合平
10:00黒百合平-11:13渋の湯
天候 | 4/28 晴れ 4/29 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6:30ごろ到着で半分くらい埋まっていた |
コース状況/ 危険箇所等 |
・渋の湯の登山口に登山ポストあり ・高見石-白駒池-ニュウ-中山峠は踏み抜き多発地帯、ワカンかスノーシューがないとズボズボとはまりまくる ・全体的に、日陰は凍結気味で12本歯アイゼンがあると安心 ・復路の黒百合平から最短ルートで渋の湯へ行く道(途中までパノラマルート?)はよく踏み固められて歩きやすい。ただし、横に一歩ずれると軽く踏み抜く ・下山後は渋の湯に立ち寄り入浴(\800)、レトロ感、合宿所感が満喫できる。ジュースはちょっぴりプレミア価格(缶\150、ペットボトル\180) |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
私(tackleme)の雪山デビューということで残雪の八ヶ岳へ。
ついでにマイテントデビューでブーツもザックもアイゼンも初使用の初めて尽くし。(この冬それなりに投資しました。)
今回のリーダーは、昨年は35回山に登ったというあの御方。天気が良ければ合コンより山を選ぶ頼りになる男。装備は楽天市場で揃える主義(ブラックダイヤモンド多め)。
(0日目 4/27)
グレゴリーのバルトロ65にマットを括りつけた、超迷惑な格好で金曜深夜の酔客だらけの満員電車に乗り、リーダーの家にて前泊。
(1日目 4/28)
軽い仮眠で3時ごろ出発。諏訪ICから渋の湯へ。
渋の湯駐車場でリーダーが財布がないことに気付き、カード停止やら各所へ電話。
トイレに寄った八ヶ岳PAにて拾ってくれた方がいたようで、PAにて保管してもらっているとのこと。安心して出発します。
登り口すぐのところが凍結していて、新しい靴が馴染んでいない私は初心者のごとく頼りない足取り。見かねたリーダーより早速のアイゼン装着指令が下る。
その後は順調に登るも、高見石小屋を過ぎたあたりからトレース薄めで踏み抜き地獄スタート。白駒池ぐらいまでは元気だったが、ニュウへ付いた頃には、踏み抜きによる精神的ダメージに加え、慣れない靴や重いザックによる足と肩の疲れですでにヘトヘト。
せめて黒百合平まではマシであって欲しいと願うも、中山から降りてきた人も踏み抜き地獄を嘆いており、淡い希望は崩れます。
ニュウから中山峠までは前半やや傾斜のある登りで消耗戦が続き、後半傾斜が緩んでゴール間近の見晴らし台ではようやく眺望が開けて気分も晴れるも、黒百合平到着時は完全グロッキー。テント設営準備もリーダーにかなりの部分を頼ってしまいました。
まだ日も高いのと、疲労度が半端じゃないので横になるも、足が攣りまくって寝てられないので、テントの中でストレッチし続ける有り様。
夕食後は持っている衣類を全部着込んでさっさとシュラフに潜り込みました。
(2日目 4/29)
予定起床時刻の5時前に目が覚め、ガサゴソと朝食。
バルトロ65の雨蓋がヒップバッグとして分離できるので、それをアタックザックにてして軽装の出発。
東天狗までの尾根道は身軽さと、締まった雪面でガシガシ歩ける。
ときどきある岩場でアイゼンの歯がギュッと言うのが嫌だ…。
東天狗へ登り、その先から見下ろす西天狗との間のコル?の景色は最高。雪に覆われて遠くからでもトレースがうっすら見えてまぶしい朝日に良く映えます。
身軽さも手伝って駆け下りて西天狗へ。
ここらでリーダーのペースが遅い、やたら何度も赤岳を見やっていておかしいと思ったら、朝食の食べすぎとのこと。数時間後の下山途中でようやく消化しきったらしい。
帰りは天狗の奥庭経由で黒百合平に戻り、テントを片付けモタモタ支度をして、ようやく10時過ぎに出発。本当は天狗岳の西尾根を下る予定だったのを、昨日の体力消耗を見かねて、リーダー判断により最短ルートでの下山にしました。
下りの道はすれ違う人も多くしっかり踏み固められていて、ほとんど足を取られることはないので快調なペースで飛ばします。岩場もあるけど、凍結箇所も多いので、アイゼンは最後までほぼ付けっぱなし。気温の高さも相まって水分の消費が早かったです。
夏場のコースタイムよりも30分程度短縮して渋の湯到着。立ち寄り入浴で熱いお湯と水風呂に交互に入り、多少疲れも抜けました。
首都圏へ向かう帰りの高速は、小仏トンネル付近でごくわずかに詰まっただけで、概ねスイスイ。
リーダー宅付近から乗った電車は、でかいザックも迷惑にならない混雑度でひと安心。
今回は、ほんと色々勉強になりました。
そして何より、連休でゆっくりカラダを休められてホントに良かった。
tacklemeさん、okamue20さん、こんにちわ。
赤いプラワカンを背中に付けた単独行のトトロと申します。
この日、残雪踏み抜き地獄の周回コースを回られたのですね。ご苦労様でした。私は、ニュウの急登の踏み抜きで心が折れて、周回はあきらめました。でも、いい天気でしたね。初めて見るニュウの景色も最高でした。
コメントありがとうございます。
リーダーから、おそらくトトロさんのものと思しき山行記録がアップされているよとの情報が入っていました
体力的には余裕があったそうで、われわれとのペースの違いも納得です
後姿では、トトロさんは踏み抜くことなくスイスイ登られているように見えました。足運びの違いなんでしょうか…。
本当に天気には恵まれて、どこも眺望が抜群だったのが救いでした。
ほかの山行記録も読ませていただきますね〜。
初めてづくしの山行,
本当におつかれさまでした。
岩場でアイゼンが「ギュ」っとなる音,
本当に嫌ですよね〜
「にゅう」は,いろんな表記があるんですね。
「ニュー中山」って・・・,
古いホテルにありそうですね。
すみません、返信遅くなりました。
初めてづくしで前日の準備が遅くなって、リーダーに迷惑掛けちゃいました。。
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