朝日連峰 大朝日岳〜風薫る中ツル尾根
山形県
Tak_Ok
体力度について
- GPS
- 11:51
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,737m
- 下り
- 1,749m
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| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
＊二俣出合までにいくつかある渡渉地点前後の足場の悪い箇所にはフィックスロープが設置されてある。 ＊5合目より上にはまだ雪が多く残っており、下りは軽アイゼン等があった方が安心（先週のように調子に乗ってオーバーランしないよう気をつけて下った）。 ＊ほぼ全行程に亘って小虫が煩い。 |
| その他周辺情報 | ・りんご温泉（ http://ringoonsen.blog.fc2.com/ ）（@300円） ・道の駅あさひまち りんごの森（ http://ringo-no-mori.jp/ ）など |
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装備
| 個人装備 |
長袖インナー
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
虫除けネット帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
熊鈴・笛
ヘッドランプ
予備電池
GPSロガー
筆記用具
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
日焼け止め
虫除けスプレー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
|---|
感想
5月最後の週末は、林道が冬季閉鎖解除になったばかりの朝日鉱泉から中ツル尾根を歩いてきました。
先週の吸血小虫に懲りてネット帽・長袖・手袋で完全防禦のうえ、快晴の下朝日川沿いに歩き出し、4つの吊り橋といくつかの渡渉をこなして二俣出合から中ツル尾根へ。自分では今季は割と歩いているつもりでしたが、尾根に乗るとガクンとペースが落ち、次の合目標識までが随分長く感じます。5合目を過ぎると結構な雪が残る尾根をキックステップで上げていきますが、気温もどんどん上がっていき、灌木の切れ目などでわずかに感じる風の心地良さは筆舌に尽くせないほど。足許の可憐な花々と郭公や鶯などの鳴き声を慰めにきつい登りをのろのろと上げていき、9合目過ぎのニセピークからようやく大朝日岳山頂へ。
誰もいない山頂からは以東までの主稜、鳥海・月山、祝瓶の上に浮かぶ飯豊連峰、磐梯・吾妻、蔵王などなど遥かな山並みをすっきりと見晴るかすことができ、ここまで歩いてきた辛さが吹き飛ぶようです。鳥海の方向を眺めながら昼食にしていたところ、小屋の方からカップルの登山者が上がってきたので挨拶すると男性の方がこちらを知っている様子。改めて見ると4年前に狐穴小屋で豪勢な鍋を御馳走になった知り合いの方でした。何と当時から県内の山に来ていた首都圏に住む女性と令和になってから結婚したとのこと！素晴らしくおめでたいお話をお聞きし、自分のことのように嬉しくなり、仕合せなお二人を1枚撮らせていただきました（食事中に申し訳ありませんでした）。どうぞ楽しい山人生を！
登りも計画より遅れていたため、簡単な昼食を済ませると名残惜しい山頂から思いを引きはがし、登り同様にきつい下りにとりかかります。雪稜では調子に乗ってオーバーランしないように慎重に自分のステップを辿り、3合目あたりからの激下りも何とかこなしてようよう尾根を下り切り、あとは川沿いの4キロを残すだけ。
ゴール近くでは水をたっぷり吸った頭陀袋のようにヘロヘロ・フラフラ状態でしたが、中ツル尾根を何とか歩き切ったという達成感のようなものを感じながら朝日鉱泉まで無事戻ってきました。登り下りとも誰とも会わず、山頂で出会ったのは仕合せ最高潮のベストカップルという、絵に描いたように素晴らしい山旅でした。
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