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Yamareco

記録ID: 1867260 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走 剱・立山

劔岳2999m−馬場島荘750m=標高差2249m早月尾根 3度目に感極まる

情報量の目安: S
-拍手
日程 2019年05月24日(金) [日帰り]
メンバー
天候快晴
アクセス
利用交通機関
車・バイク
馬場島荘駐車場利用
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地図/標高グラフ


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歩くペース 1.1〜1.2(標準)
※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち54%の区間で比較) [注意事項]
表示切替:

コースタイム [注]

日帰り
山行
10時間45分
休憩
2時間19分
合計
13時間4分
S馬場島21:3722:22松尾平02:50早月小屋03:1207:23カニのハサミ07:4307:50剱岳08:0408:08カニのハサミ08:5211:15早月小屋11:5114:35松尾平14:3615:07馬場島15:0915:09ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは馬場島荘入り口にあり。
劔岳の早月尾根はヤマケイアルペンガイドによると、コースグレードは上級、技術度5/5、体力度4/5となっている。ヤマケイアルペンガイドのプランは馬場島〜早月小屋(泊)〜劔岳〜剱沢(泊)〜室堂2泊3日である。
【馬場島〜1400m】夏道で危険箇所はなし。
【1400m〜】徐々に雪が出てくる。危険箇所なし。
【1600m〜】雪がつながってくる。暗いうちの行動はリボンなど見つけにくい箇所もあるので、高輝度のヘッデンがあると良い。
【早月小屋〜劔岳頂上】雪と岩のミックス。稜線上はほとんど雪がない。東斜面は雪がある。急登、雪壁のトラバース、ナイフリッジなどいろいろな要素を含んでいる。滑落注意。
ピッケル、アイゼン、ロープ使用しました。
その他周辺情報馬場島荘は去年圏外(au)だったが、電波が入るようになっていました。
大岩不動の湯 420円(石鹸やシャンプーなどはない)
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図 [pdf]

写真

夕日に染まる劔岳。今回こそは登り切ります。
2019年05月24日 18:36撮影 by ILCE-6000, SONY
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夕日に染まる劔岳。今回こそは登り切ります。
3
夜明けのなんとも言えない空の色が良いです。
2019年05月25日 04:01撮影 by ILCE-6000, SONY
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夜明けのなんとも言えない空の色が良いです。
1
闇に包まれ全容が見えません。
2019年05月25日 04:10撮影 by ILCE-6000, SONY
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闇に包まれ全容が見えません。
小窓尾根の向こうは北方稜線。
2019年05月25日 04:33撮影 by ILCE-6000, SONY
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小窓尾根の向こうは北方稜線。
3
大日岳方面
2019年05月25日 04:33撮影 by ILCE-6000, SONY
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大日岳方面
2
大日岳がだいぶ照らされています。マジックアワー?
2019年05月25日 04:49撮影 by ILCE-6000, SONY
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大日岳がだいぶ照らされています。マジックアワー?
1
劔岳もご覧の通り。
2019年05月25日 05:16撮影 by ILCE-6000, SONY
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劔岳もご覧の通り。
2
日が登り切り、下りの時は一羽も雷鳥を見ませんでした。
2019年05月25日 06:11撮影 by ILCE-6000, SONY
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日が登り切り、下りの時は一羽も雷鳥を見ませんでした。
あと0.7…この時結構息苦しく、血中酸素飽和度は低下してそうでした。
2019年05月25日 06:17撮影 by ILCE-6000, SONY
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あと0.7…この時結構息苦しく、血中酸素飽和度は低下してそうでした。
1
ルートを振り返る。滑ると池ノ谷まで行っちゃうかも
2019年05月25日 07:13撮影 by ILCE-6000, SONY
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ルートを振り返る。滑ると池ノ谷まで行っちゃうかも
頂上までのビクトリーロード
2019年05月25日 07:38撮影 by ILCE-6000, SONY
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頂上までのビクトリーロード
5
奥、右から五竜岳、唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳
2019年05月25日 07:41撮影 by ILCE-6000, SONY
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奥、右から五竜岳、唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳
2
奥右から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳
2019年05月25日 07:41撮影 by ILCE-6000, SONY
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奥右から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳
1
右の方が針ノ木岳?その左がスバリ岳?
2019年05月25日 07:41撮影 by ILCE-6000, SONY
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右の方が針ノ木岳?その左がスバリ岳?
剱沢・別山・雄山方面 こっち方面もあまりよくわからない…
2019年05月25日 07:41撮影 by ILCE-6000, SONY
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剱沢・別山・雄山方面 こっち方面もあまりよくわからない…
2
遠くに槍ヶ岳が見えます。
2019年05月25日 07:42撮影 by ILCE-6000, SONY
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遠くに槍ヶ岳が見えます。
3
左側が赤谷山方面で右が後ろ立山連峰ですね
2019年05月25日 07:42撮影 by ILCE-6000, SONY
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左側が赤谷山方面で右が後ろ立山連峰ですね
1
劔岳頂上‼そしてピンボケ‼残念‼
2019年05月25日 07:43撮影 by ILCE-6000, SONY
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劔岳頂上‼そしてピンボケ‼残念‼
3
一服剱、剱御前、室堂が見えます。
剱沢を滑ってみたいですね。
2019年05月25日 07:43撮影 by ILCE-6000, SONY
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一服剱、剱御前、室堂が見えます。
剱沢を滑ってみたいですね。
さぁ、またここを降ります。
2019年05月25日 08:04撮影 by ILCE-6000, SONY
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さぁ、またここを降ります。
撮影機材:

感想/記録

また劔岳に挑戦する時期がやってきた。去年は6月の頭、一昨年は7月の頭に挑戦したものの、悪天候を懸念したり、雪質の悪さに命のリスクを感じ何も敗退に終わった。昨年6月に途中で登頂を断念した時から今年も再挑戦することは決めていた。休みを確保して、天気やレコを見ていた。5/18に登頂した方のレコは去年よりもはるかに雪が多い印象を受けた。その後、雪がどう変化したか知る術はなかった。5/25の天気予報は晴れ、富山市の予想最高気温は30度オーバー。ヤマテンでは上空3000m付近で8度の暖気が入ると予想していた。つまり劔岳の頂上でその気温。暑くなる。そうするとルート上の雪の状態が気になり不安が募ったため、装備や行動予定も良く考える必要があった。去年の反省を踏まえて自宅で支度はしたが、行きの道中でも色々考えていた。馬場島に着いてからも、装備を見直し、プランに抜かりはないか確認をした。こういった作業を行うことで、不安が薄れていく感じがした。行動予定は雪が締まる気温が低めの時間を狙って行動することにした。楽になるテン泊プランも考えたが、自身を納得させることができなかった。この時期の早月尾根は日をまたいでも日帰りしたい自分がどこかにいた。

登る前に少し寝ようと思い目を閉じるが、全く眠ることができなかった。そんなことをしているうちに行動開始の時間になる。歩き始めはいいがまだまだ暗い。熊に対してビビリな私はiPhoneで音楽をかけ、時折笛を吹きクマにここにいるので来ないで下さいアピールを行う。眠れなかったことできっとペースが上がらないだろうと予想していた。案の定ペースは上がらず歩き続けることになった。1600メートルぐらいから雪がつながっていたため少し早い気はしたがアイゼンを装着することとした。その後は順調にハイクアップし、早月小屋に着いた時点で不要な荷物をデポジットし装備を整えた。ここから上部は急な斜面が常に付きまとうような状態で、滑落も十分にあり得るので緊張が強いられる区間。滑落すれば岩にぶつかって止まるか、木に引っかかるか、谷まで滑っていくかというような所で、その斜度もなかなか。去年撤退を決めた所では、全く同じ場所を踏み抜いてしまった。踏み抜きスポットなのだろう。深さは胸位までだったが急な斜面であるため脱出は慎重になった。脱出する前に穴の中を見回したところ、空洞がそこだけだったので、少し遠巻きに登れば大丈夫なのではないかと思った。脱出しハイクアップを続けた。近いようで遠い劔岳はなかなか近づくことができず高度の上がり方は緩徐だった。登っている最中もやはり調子が上がらなかった。頭痛・咳嗽・嘔気・呼吸困難感があった。空腹でお腹が鳴っても食べたくない。でも食べなきゃバテるし…と思いパンを口運ぶがひと口食べたらもう食べたくなくなったが、幸い水分だけはどうにか摂れるような状況だった。そして時々変な咳が出る。2800メートルのところであと0.7キロとなっていたが、相変わらず歩みは重く数歩歩くと息が上がり、胸の鼓動が激しくなった。トラバースですら息が上がってしまい、あまり良い体調ではないと思った。ペースは上がらずむしろ落ちているような状況だった。乗鞍に行った時は今回よりも荷物が重く、スキーブーツだったから今日は楽なはず、あと少しと言い聞かせ行ってしまった。頂上間際のビクトリーロードを歩き、頂を踏んだ時は感極まった。こんな感情は今までなかった。劔岳の頂上からの景色は見た目にも気持ち的にも今までとは全く違っていた。そのほとんどが雪をまとっており、私の知っている劔岳の頂上とは違った。約10分頂上を満喫しそこを後にした。別山尾根との分枝のところで一休みをしながら、下山用のロープの準備をした。この時も食欲はなかった。日が高くなり雪が緩んでいたため、心配なところはロープを使うことにした。最終的に3ピッチロープを使用し、3か所クライムダウンした。日が当たってきて温度も上がり日陰がないところを歩いていたせいか少し熱中症っぽい症状も出てきたようにも感じた。早月小屋に着いた時もいろいろな症状は継続していた。デポジットした荷物を回収し装備を整え、降る前に日陰で休んだ。雪の上の日陰は比較的早く身体を冷やしてくれた。そうしたことで多少気だるさは解消された。その後も日陰を見つけては少し休みながら降った。いくらか降ったところでだいぶ体調も良くなったためいずれの症状も高山病で説明できるので、そうであった可能性は高かったと思われた。

今回の冒頭にも記したが早月尾根からの劔岳の山行は3回目ではあった。1回目も2回目も何故登れなかったのか考察に考察を重ねた。導き出した答えは①雪の状態が良い早い時間に行動すること、②心配なときはロープを使うという2つだった。結果、無事登頂・下山できて出した答えは正解だったと私は思っている。結果的に降りればいいが、安全に降ることがやはり大事だと思うので今回は積極的にロープを使用した。面倒ではあるが家族や知り合いを悲しませることをないためそういったことも必要だと思った。今回体調の悪さから、あまり写真を撮ることができなかった。また、撮った写真はあまりいいものではなく、カメラに申し訳ない気持ちにもなった。日帰りができ満足したので、テン泊もいい気がしてきた。
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この記録へのコメント

登録日: 2013/3/6
投稿数: 102
2019/5/26 21:45
 お疲れ様でした。
無事登頂及び下山出来良かったです(^^)
高山病は私も2500m超えると寝不足の時に手足の痺れと頭痛がきますね。。。
また何処かの山でお会い出来れば光栄です。
登録日: 2014/4/11
投稿数: 9
2019/5/27 22:17
 Re: お疲れ様でした。
ありがとうございます。
お互い高山病には気を付けていきましょう。
こちらこそまたどこかでお会いできれば光栄です。
フォローもさせて頂きます。

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