房総往還3(千種新田村→本郷宿)
- GPS
- --:--
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 293m
- 下り
- 292m
コースタイム
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:00
天候 | 晴れ(31/20) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR内房線大貫駅 ★帰り JR内房線保田駅 |
写真
感想
房総往還歩き3回目。前回のゴールである千種新田村(JR内房線大貫駅)から歩けるだけ歩くことにしました。
これまで単調だった房総往還も、このあたりに来ると旧道が残っている区間が多く、山や海といった自然、漁村や農村など変化に富んだ景色も楽しめます。
竹岡宿(百首宿)から本郷宿(保田宿)にかけては海岸沿いを通ることになり、国道は隧道(トンネル)が連続します。
そうした隧道の近くには明治時代の手彫りの隧道が存在し、今も現役だったり、うち捨てられて半ば埋もれていたりして、オブローダー(廃道趣味)の間では有名なエリアでもあります。
しかし、江戸時代の旧街道歩きが目的の我々は、そうした明治の隧道さえも避け、できるだけ海岸を磯伝いに歩きました。
上総と安房の国境でもある明鐘岬は、かつて「関東の親知らず」といわれた難所ですが、現代でも街道ウォーカーにとってはかなりの難所です。
明鐘隧道、潮噴隧道にはかろうじて歩道がありますが、その先の元名隧道は歩道が無い狭い隧道で極めて危険です。
我々はこれらの隧道を避け、明鐘岬から元名の砂浜まで江戸時代さながらに磯を歩きました。
まずは明鐘岬で道が崩落していて通行できない箇所を磯伝いで迂回。その先に磯を通るのも難しい箇所があるので、崖を登って反対側の通行止めポイントから明鐘隧道の歩道に上がりました。
そこから潮噴隧道までは国道を歩き、潮噴隧道の歩道が最初に切れるポイントから擁壁を伝って磯に下り、その先はずっと磯伝い。
明鐘隧道の歩道に上がるポイントも、潮噴隧道から磯に下りるポイントも危険ですし、そもそも磯自体がかなり危険です。グリップの利く靴など、それなりの装備で挑んでください。
元名隧道の途中までは歩道があるようなので、そこまで行ってから藪に入って行く方が安全かも知れません(藪の先にはホームレスが住んでいるという情報もありますが)。
と書くと、苦難に満ちた街道歩きだったかのように思われるかも知れませんが、親子で協力しながら難所を越えるのはとても楽しく、娘も自信を付けたようです。
次回はいよいよ、房総往還のゴール、館山を目指します。
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