強風吹き荒れた継子岳


- GPS
- 03:39
- 距離
- 3.6km
- 登り
- 713m
- 下り
- 709m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が少し緩んでいたので滑落のリスクは前回よりも減っています。ただ、これも日によって変わるので、山頂を目指すのであればアイゼン、ピッケルは必携、できればヘルメット着用、またウェアは必ず冬山装備で臨んでください。 山スキーであれば森林限界の少し上辺りまで登れますし、雪は安定していて雪崩れのリスクは少なそうです。(都度判断してください) |
写真
感想
またまた継子岳に行ってきました。友人のボーダーとチャオ御岳に行くついで(メイン?)に単独で継子岳に登頂するというパターンです。
前回はスキーのシール登行+アイゼン&ピッケルで登頂というパターンだったのですが、スキーで滑るには雪面が汚れすぎていて快適ではないので、スノーシュー+アイゼン&ピッケルで登頂というパターンにしました。(スノーシューで登頂は無理です)
今回は晴天だったのですが、山頂にだけ雲がかかってます…しかも強風なのか雲の流れが速い速い。湿った空気が山頂に当たって雲を作っているようなので、午後は下り坂のようです。ただ駐車場で準備をしている間に山頂の雲がだいぶ減ってきたのはラッキーでした。
チャオ御岳のゲレンデトップまではゴンドラで登ります。登頂後にゲレンデをスキーで滑るため、一応スキーも持って来ました。久しぶりにファットスキー(Shogun)にしたら、ゴンドラのスキー板入れに入らない…ということで満員のゴンドラで周囲の顰蹙を買いながら野太く長い板をゴンドラの中に入れて運びます(汗)
スキー板とスキーブーツはゲレンデトップにデポして、あとチャオの自販機ではコーラがすでに売り切れで補充されないため、自前のコーラも雪の中にデポしておきました(笑)
ゲレンデトップからの樹林帯は、たまにスノーシューでもズボッとはまることがあるくらいですから、ツボ足ではズボズボはまって大変なようです。そういうトレースを見ながらああ大変そう…と思っていたら5人組のパーティーに追いつきました。
スノーシューで森林限界点まで30分だったので、これは結構速かったと思います。(前回のスキー登行は37分で、スキーから登山靴履き替えの所要時間がさらに20分)
そこからはアイゼンに履き替えて、ハイマツ帯をパスして尾根沿いに行こうと思ったのですが、残雪が減ったせいかハイマツ帯が前回よりも広がっており、容易に渡れません。しかたがないので一度下がって無理やりハイマツ帯を渡りましたが、ハイマツの上でバランスを崩して一回転する始末(苦笑)。これで10分ロスしました。
ここから西に移動して、前回よりも1つ西側の尾根から登頂を目指します。しかしここにもハイマツが生い茂っていて、尾根沿いは諦めて谷の残雪上を登ります。雪は前回よりも緩んでおり、ピッケルの刺さりはかなり甘いです。アイゼンを使いましたが、キックステップを徹底すればツボ足でも大丈夫かも知れませんが、斜度が強いこともあり前爪のあるアイゼンを履いた方がいいでしょう。ピッケルは刺さりが甘いとは言え必須で、運がよければなくても登れますが、ちょっと何かあったときに滑落して岩に頭部をぶつけて即死、というリスクはかなり高いです。なのでヘルメットも是非着用しましょう。
ハイマツが少なくなってきて尾根沿いに出ると、ものすごい強風です。油断していると飛ばされます。岩場には氷が張り付き、ウェアーも完全冬山装備に切り替えてちょうどいいくらいでした。強風のせいか、妙に息苦しく感じます。何とか2時間半以内で登頂しましたが、登っては休みハーハー、という厳しい環境です。なのでここは前回よりもペースが落ちてしまいました。高地トレーニングが必要ですね。
山頂は強風なので10分ほど休憩して下山しました。4人組のパーティーが登頂されてきました。プラブーツを履いてられたので、スキー登行の後にツボ足という方々だったのかも知れません。
下山はまたまた尻セード。雪がやわらかくなっていた分、ブレーキがよくかかり、ピッケルにそれほど頼らなくても大丈夫でした。森林限界までたったの20分です。
再度スノーシューに履き替えてゲレンデトップを目指します。下山する方角を読むのが難しく、左右に振れて無駄なルートをたどってしまいました。下山も登りと同じ30分かかりました。ここはスキーの方が半分くらいのタイムで下りれるのですが、スキー道具の装着などで20分ほど時間を要しますから、このコースではスノーシューにするのが正解だと思います。
これで今シーズンのゲレンデにある山頂を目指す山行も終わりです。スキーシールの汚れをお湯で洗い流して、残雪はスノーシューと尻セードであともう少し楽しむことにします!
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