八海山(八ツ峰)


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,610m
- 下り
- 1,603m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:35
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
摩利支天は、仏教の守護神である天部の一柱。日天の眷属である。 原語のMarīcīは、太陽や月の光線を意味する。摩利支天は陽炎を神格化したものである。由来は古代インドの『リグ・ヴェーダ』に登場するウシャスという暁の女神であると思われている。
感想
毎度毎度無計画のまま日曜を過ごす。
月曜朝起きてから、何処に行こうか模索。6月に入ったし、1000mレベルはつまらん。五頭も先週行っているので、二王子、粟、蒜場山、飯豊など検討したが、どうも今の気分にしっくりこない。飯豊だと、夕飯にも間に合わな…。
そうこう考えているうちに、八海山がふと頭をよぎった。これまで三山縦走を3〜4回ほどやっているがすべて八ツ峰は迂回。怖いのと、時間ロスを考慮して。
今年は四山(含む荒沢)を狙っているが、八ツ峰は時間がかかるからきっとパス。
だったら、八海山のピストンで、八ツ峰行って、肝でも冷やしてこようか、と。
即、情報を入手。女人堂からは雪渓があるが、アイゼンは不要とのこと。
往復6時間とみて、夕飯に間に合いそう。
そそくさと支度。一応メットも持参し、8:30に出発。9:55分着。
駐車場は0台。神社近くにも駐車場あるかな?と、移動してみたが、よくわからず
元の駐車場へ。そこから登山口までは、ジョグで2〜3分。駐車場あったが、食堂利用者専用であった。
そこからスキー場分岐の4合半までのCT3:30は1000mを一気に登る。
トレイルは落ち葉でおおわれて、滑りやすい。また、結構な急こう配。
とりあえずペースを変えずに黙々と登る。およそCT33%で4合半到着。
そこから女人堂までも、ところどころ残雪が残る。ルートはテープを見れば問題ない。しかし、雪が柔らかく、踏むとズボリとはまってしまう恐れあり。
また、木を踏んでわたると、体重で雪がずれ落ち、鞭のように木が起き上がることも。そういったリスクを考慮した方がよい。
女人堂からも、残雪多し。途中、一番の雪渓が広がる。
スニーカーを履いたご夫婦が恐る恐るの上っているその脇を軽快な足取りで上っていく。「滑りませんか?」と聞かれ、「滑りますけど、キックステップでこうして登るといいですよ」とアドバイス。(帰りもすれ違い、女性の方はアディダスのジョギングシューズであった。それでも女人堂まで行ったらしい。)
ここの雪渓は、左から入り、途中右に行かないと、永遠雪渓登りになってしまうので注意。
無事千本檜小屋へ到着(2時間ぐらい?)確かここの屋根って、赤だったような?
塗り替えた?
ここで息を整え、残雪を掘り起こし、水筒に水分を確保。
メインディッシュに備えます。
初め、いちばん手前に見えている(地蔵岳)山の正面から登るものとばっかり思っており、それっぽい、迂回から左への道に入るも、すぐ崖。あれおかしいな?と思い、あたりを見渡しても、鎖場らしいものもなく。
いったん千本檜小屋まで戻り、GPSと地図を見て確認。どうやら手前の山は
裏から登るらしい。斜めになっている雪渓を、せっかく持って行ったチェーンスパイクで渡り(いらなかったが)、のぼり口を発見。
そこから、鎖を頼りにいよいよ八峰です。はじめこれが八峰?って感じで、
大したことないな、と思ってしまった。でも、油断は大敵。そう思い、足を進めると、あの看板が。「ここからは鎖場の連続で、云々。。。」なるほど、ここからが本番ね。確かに摩利支岳と大日岳は今までとレベルが違う。
特に、大日岳への登り。初めての垂直の鎖場。まさに肝を冷やします。
怖いので、超駆け足でサクッと登り、ホットつかの間、下りも怖い。
それも、いったん下ると、もう一個の下り(以前三山縦走で下から見上げ、ビビッて迂回したところ)があります。ここも怖かった。
無事本日のメインをコンプリート。本当は入道岳まで行きたかったが、
時間がなかったので、パス。15分ほど小休止し、帰ります。
時計を見ると、1時20分ぐらい?
行きで高速3000円使い、帰りは節約で下道で行きたかったので、(お小遣い制はつらい…)
復路はう回路で。なんか逃げてる感じも否めない?けど、時間がない、と自分を納得?させ、帰ります。
ちょっと気がかりなのが、事前情報で迂回は雪でNGだったと。
しかし、南斜面だから、きっと大丈夫だろうと、言い聞かせ下っていきます。
名物?のはしごを最後まで下り、あとは岩壁沿いを歩きます。
しかし、谷間になっているところに雪があり、結構な急斜。
キックステップでも厳しい。ジャンプしてもいけなくはないが、失敗すると、
ほぼ垂直の雪渓を真っ逆さま。しばらく考えるも、ここは大事に、元来た道を戻ります。
結果的に、帰りも八峰。今度は大将の大日岳からやっつけます。
はしごを登り、乱れた息を整えて、いざ勝負!
急な鎖場は、下りよりも登りの方が怖い。下りは、進むにつれ安全になりますが、
登りは進むにつれ、怖くなる。だから、大日岳から下る垂直の鎖場は帰りはあまり
怖くなかった。
上級者で1時間ほどかかるとの情報。でも平日で自分一人しかいなかったので、
40分ぐらいでコンプ。
あとは普通の登山道を下るだけ。3:30ぐらいには到着できそう。
しかし、4合半の分岐を大倉口方面に進むと、まさかの道迷い。
行きは、適当に歩いていたらいつの間にか、メイン道に出ていたが、
帰りは、そうはいきません。まさかこんなところで?
20分ほどあたりをぐるぐる。地図も、地図読みしたいが、余計な字で
等高線が見えず。しょうがなく、GPSで位置を確認し、ほんのちょとのずれを確認し、無事登山道を発見。そこから一気に1000mの下りは、CT25%ぐらいで。
3:45には無事到着。川で水浴びし、下道2時間で無事夕飯に間に合う。
大日の鎖場は、さすが修験者の修行の場。結構肝が冷えました。
鎖がない昔は、どうやって上っていたかと想像すると、昔の人の方が
レベル高い。現代人は負けている!
今まで一般的に言われている、怖いところで自分が経験あるのは、カニの横バイ、不帰キレット、そして、この八峰。でも、いちばん怖いのは、平四郎沢の一本つり橋!
でも、現在崩壊したらしい。垂直?の谷底にいったん下りて、上り返すらしい。
なので、現在暫定1位は、八峰の大日岳の鎖場。
でも、平四郎沢の谷底経由も怖そうなので、新潟県グレーディング最高峰D10には、3年ぶりに参戦しないと。
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