ガクブル！蟻の塔渡り・戸隠山

2019年06月21日(金) [日帰り]

• GPS: 06:25
• 距離: 12.6km
• 登り: 1,079m
• 下り: 1,010m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:31
• 休憩: 1:17
• 合計: 6:48

4:47 戸隠キャンプ場バス停
5:32 5:34 随神門
5:48 5:58 戸隠神社奥社
6:46 6:55 百間長屋
7:14 7:39 蟻の塔渡・剣の刃渡
7:40 7:53 八方睨
8:02 8:05 戸隠山
8:49 8:51 九頭龍山
9:51 9:51 一不動（避難小屋）
10:08 10:09 一不動
10:17 10:27 一杯清水
10:29 10:33 帯岩
11:20 11:20 ゲート
11:27 11:27 弥勒尾根コース分岐
11:36 戸隠牧場入口

天候

晴れ時々曇り 夕方激しい雷雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

高妻山登山者用無料駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

雨や朝露で岩が滑りがち。季節柄羽虫が多く、立ち止まると一斉に寄って来ます。何度も目に入りました。苦手な人は虫除け・線香・ネットなどの対策をおすすめします。その他は特に問題なし。

その他周辺情報

前泊:車中泊（入浴は天狗の館）
後泊:越志旅館（チェックイン前の入浴は湯行館）

写真

6/21 4:46

戸隠キャンプ場前にある登山者用無料駐車場で車中泊。携帯(au)が繋がり、敷地も広く、道路を挟んで水洗トイレに自販機もあって、登山口駐車場としては文句なし！出発時は7台、帰りは20台弱。平日ですが、梅雨の合間の晴れ予報だからでしょうか。ほとんどが高妻山へ行く人のようです。

6/21 4:50

キャンプ場内を通り抜けさせてもらいます。ほんとはここで車の横にテントを張ってベースキャンプにして、戸隠山と高妻山を日替わりで登るつもりでしたが、諸事情により中止に。コインシャワーにコインランドリーと至れり尽くせりのキャンプ場です。空いてる時期にいつか実現させたい。

6/21 4:52

朝霧に煙る戸隠山。28年越しの登頂の夢は叶うのでしょうか？

6/21 4:55

バンガロー区画を超えたところにある「ささやきの小径」へ入ります。

6/21 5:00

散策にもってこいの穏やかな道。クマさんを驚かせないよう、今日は熊鈴の”ジングル・オール・ザ・ウェイ”です。

6/21 5:33

随神門。ここは30年近く全く変わりませんね。

6/21 5:33

平日なので人気は少ない。

6/21 5:34

ここはかつてのメインストリート。参道の両側に宿坊(旅館)がたくさん並んでいたそうです。

6/21 5:34

この杉は街路樹として植えられたのでしょうか？

6/21 5:49

奥社到着。28年ぶりです。

6/21 5:54

やはり全く変わってません。いよいよ登らせて頂きます。気をつけるのは神様ではなく私です。あくまで自己責任で行って参ります！

6/21 5:56

社殿の下にある登山口からいざ入山。

6/21 6:05

ガイドツアーの皆さんの後を少し距離を空けてついて行きました。その後、休憩されているところを先行させてもらいました。

6/21 6:23

絶壁の岩肌が迫ってきます。

6/21 6:47

百間長屋。ここでストックをしまい、ヘルメット装着。気を引き締めていきましょう！

6/21 6:53

百間長屋を振り返る。これ人が削ったんでしょうか？

6/21 6:59

西窟。ここに篭ったんですね。テント張れば快適そうですが笑。修験は動中の功夫だけじゃないんですね。坐禅が静中の功夫だけじゃないのと同じですね。

6/21 7:00

さあ、クサリ大会の始まりだー。

6/21 7:05

岩肌がかなりしっかり固定されているので、登りやすいです。浮石もほとんどありません。でも油断すると石がポロッと取れてしまうかもしれません。濡れているところはスリップに注意。

6/21 7:20

まだまだクサリ。

6/21 7:21

胸突岩。傾斜がそれほどでもないので、よほどの巨乳じゃない限り胸を突くことはないと思います笑。それとも「めちゃめちゃシンドイ」（胸突八丁）の意味かな？

6/21 7:26

キター！ついにやってきました。どんなんかなー？

6/21 7:26

どっひゃー笑。

6/21 7:27

この辺は全然余裕。

6/21 7:27

一応、左下を確認。

6/21 7:27

そして右下も。左は墜落、右はギリ滑落。どちらも落ちたらアウトですが、どちらかといえば、もちろん右に落ちたい笑。

6/21 7:28

こっからが本番。クサリはここでおしまい。

6/21 7:28

巻道もエグそう。いつものごまかし作戦など通用するはずもなく、高所恐怖症が発動しまくります。でも核心部は直立歩行こそ無理でしたが、なんとかしゃがんだ状態で通過できました。

6/21 7:35

塔渡りが終わったところで振り返る。

6/21 7:35

左端に鏡池がちょこっとだけ見えています。

6/21 7:36

剣の刃渡り。もっとヤヴァい。

6/21 7:36

ナイフエッジ上を歩くなど考えられないので、手でエッジ部分を掴みながら右側を巻きました。ここでようやく出てくるクサリがありがたい！

6/21 7:38

ここでお会いした方。そこは左を巻くのが正解ですか！どおりで右はステップに乏しいわけだ。でもどうせ落ちるならやっぱり右がいい笑。

6/21 7:43

短いだけが救いの塔渡り・刃渡りが終わって、八方睨への最後のクサリ。

6/21 7:45

八方睨。ほっと一息。

6/21 7:46

西岳とゴタテを望む。

6/21 7:46

高妻山どーん。高妻どうしようかな。水は先月の教訓から4.5L持って来たので大丈夫ですが、とりあえず避難小屋まで行ってから考えよう。

6/21 7:46

ゴタテは白馬から北が見えています。

6/21 7:47

雲の切れ間からヤリホ。

6/21 7:51

塔渡り・刃渡りを上から。

6/21 7:53

今度は横から。地元のガイドさんによると、滑落事故を起こすのは初心者ではなく、高い所が平気な山のベテランなんだそうです。まさに「猿も木から落ちる」油断大敵ですね。

6/21 7:53

昔はもっと幅があって、地元小学校の遠足でも通ってたそうです。削れた原因は主に地質らしいですが、登山者の影響も少なからずあるんだと思います。いまの私を含めて。そのうち通行禁止になるのではと心配。

6/21 8:01

麓から見るギザギザ稜線からは想像できない穏やかな道。

6/21 8:02

戸隠山山頂と高妻山。

6/21 8:02

戸隠山山頂から八方睨。

6/21 8:08

まあこんなところもあります。でも道幅があるので、問題なし。

6/21 8:09

もちろん多少のアップダウンもあります。

6/21 8:19

奥社と杉並木が見えます。

6/21 8:20

奥社のアップ。

6/21 8:33

断崖絶壁が出てきました。

6/21 8:35

その断崖の上から。

6/21 8:42

ようやくはっきりと鏡池が見えました。

6/21 8:52

九頭龍山。眺望はなし。それにしても稜線の登山道上にはフンが至る所に沢山あります。お猿さんかな？でもデカイのはやっぱクマさんでしょうね。登山道はクマさんの生活道路でもあるのですね。

6/21 9:27

去年登った黒姫山。

6/21 9:34

できれば今日高妻山へも行きたかったですが、私には「ついでに行く山」ではなさそうです。

6/21 9:35

山頂アップ。最後の急登も足ごたえありそう笑。

6/21 9:51

避難小屋到着。高妻山を断念したので、まだ早いですが降りることにしました。

6/21 10:17

ガレのくだり。高妻山へはここを登って来なければなりません。（弥勒新道を使えば沢登りせずに済みます）

6/21 10:20

この水バリうま。高妻へ行くときはここで給水すれば楽ですね。

6/21 10:23

沢が登山道になっています。

6/21 10:26

帯岩のトラバース。

6/21 10:40

滑滝。スリップ注意。

6/21 11:20

ぼくじょー！結構足にきていたのでホッとしました。

6/21 11:28

平和な世界。

6/21 11:32

黒姫バックに牛さんもまったり。きっと良いミルクが採れるんでしょうね。

6/21 11:33

ヒツジさんも。

6/21 11:33

田中陽希さんお気に入りのカンバン。

6/21 11:37

ここでお蕎麦とソフトクリームをいただきました。

6/21 11:37

こっちの店も美味しそう。今度はこっちへ入ろう。

6/21 14:04

湯行館でさっぱりした後、晴れてきたので鏡池へ。

6/21 14:11

ついにあそこ歩いたんですね。

6/21 14:12

あんなとこ歩くバカもいるんだなー、とずっと思ってましたが、とうとう私もそのバカの仲間入りです笑。高所恐怖症ですが、丸2年かけて何とかここまで来ました。ほんとわからないもんですね。

6/21 14:20

このあと夕方から猛烈なゲリラ雷雨となりました。マジ高妻行かなくて良かった。

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 オリンパス

装備

MYアイテム

yamazazen

重量：-kg

感想

yamazazen

雪がすっかり消えた戸隠山へGWのリベンジに行ってきました。私にとって、初めて訪れた28年前からずっと気になっていた思い入れのある山です。山頂に登山道があることを知っても全然信じられませんでした。もちろんここより厳しいところはいくらでもあるでしょうが、ここを歩けたことは自分自身とても感慨深いものがあります。

いずれ今回見送った高妻山と妙高からの頸城山塊にもチャレンジしたいです。（戸隠山西岳は・・・当分いいです笑）