玉屋-鬼杉-ヒメシャラを辿って英彦山

2019年06月20日(木) [日帰り]

• GPS: 05:38
• 距離: 9.1km
• 登り: 904m
• 下り: 890m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:41
• 休憩: 0:47
• 合計: 5:28

距離 9.1km 登り 904m 下り 904m

7:59 別所駐車場
8:19 8:25 奉幣殿 水場
8:25 8:26 英彦山神宮（奉幣殿）
9:11 玉屋神社
10:07 10:08 英彦山の鬼杉
10:34 材木石
11:22 英彦山
11:29 12:04 英彦山中岳
12:15 12:17 産霊神社 水場
12:55 12:57 北西尾根分岐
13:12 英彦山野営場駐車場
13:26 別所駐車場
13:27 ゴール地点

地元で観察できない落葉樹の数々を英彦山で随分と学習した。しかしそのほとんどが高住神社-北岳ルートであり、玉屋神社-鬼杉を経由する南回りのルートはこれまで縁遠くなかなか歩くことが無かった。今回ヒメシャラ観察を兼ねて初めて玉屋-鬼杉-中岳までを歩いてみた。下りも最近人気の北西尾根を初めて降りてみた。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

佐世保より西九州道-長崎道-大分自動車道-杷木インター下車、八女香春線から国道211号、国道500号で別所駐車場まで2時間30分。

コース状況／危険箇所等

玉屋神社コースは水害による一部登山道の荒れた箇所が有るも、ルートはちゃんと確保されていた。

その他周辺情報

しゃくなげ荘温泉（600円/大人）気持ちの良い露天風呂あり。

写真

8時前に到着、別所駐車場風景。
すみやかに準備して出発。
今回は直前のykさんのログを参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。

奉幣殿までの道沿いには至る所に宿坊の跡あり。

6/21 19:43

ここの杉も立派です。

境内にもヒメシャラあり。

トラバース道、この道が延々と続いて・・・

目に映るのはこれまた延々とマツカゼソウ・・・

こんな倒木が至るとことで道をふさぐ。

6/21 19:43

「タマヤ〜」と叫びたくなる気持ち、
佐賀、長崎の人には懐かしい？
そう言えば博多にもありましたね。

本ツゲが多い。

マツカゼソウに似るもこっちはジャケツイバラ。
刺に絡まれる。

やっとの思いで鬼杉到着、遠かった〜。
幹周り12.4mは確かに迫力有り。

6/21 19:44

道中にも立派な杉が数々あり、

柱状節理を材木と例えたのか〜、珍名に納得。

奉幣殿を出発して3時間、初めて展望が開ける。

シロドウダンの落花がきれい。

6/21 19:45

南岳への最後の登り（ハシゴ場に）咲く、

ツクシショウジョウバカマ、息が上がってそれどころじゃ無かったけど一応記録しました。

南岳到着。

ここからの中岳は絵になる。

食事を終え、ヒコサンヒメシャラの集中観察開始。

ふむふむ、

紅がさすのが特徴とか。花弁が大きめで、まるでナツツバキみたい。

蕾の段階で苞の紅が花弁に移るようです。
桃みたい！

幹がまだ若い。オレンジ色が出ていない。

観察を終え、北西尾根ルートを初めて下ってみます。

その前に行者堂へ寄り道。

周囲に樹木が無く、日差しが強すぎてかわいそうな
オオヤマレンゲですね。

この後北西尾根ルートへ移動。
谷間に枯れた杉が直立し、英彦山らしい風景を見せていました。

6/21 19:44

これも見事、

6/21 19:44

この樹形が一番多い。

6/21 19:51

なかにはツルアジサイを全身にまとっている。
こんなのが何本も有り。

やっと北西尾根に合流。
鹿除けネットを頼りに右へ右へ進めば出ます。

このモッコリ感がいいですね。

確かにカッコウやオオルリが鳴いていました。

今でも夏は利用しているのかな？なんかカビ臭そう。
最近は林間学校なんてはやらないのだろうね。

九州自然歩道を経て別所駐車場到着。
良いトレーニングになった一日でした。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス GPS 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

MISB

古くても15万年前の火山が集まるくじゅう山系と違い、英彦山系は2000万年以上も前に活動した火山で構成されている。その為か標高は低いが多くの植物種を見ることが出来るのがその魅力だと思っている。今回の南回りルートにも少し期待して臨んだのだが完全に当てが外れた。九州の山系ではやはり北側斜面に面白い植物が出現するという定説（自己流です）を打ち破ることが出来なかった。登山コースとしても南岳までが無駄に遠かった。奉幣殿からトラバース気味にスタートした道が、南下するごとにどんどん標高を下げ鬼杉までに少なくとも3つ以上の尾根を越えなければならず、相当気長に挑まないと難しいコースであると感じた。鬼杉からの登りは気持ちいいくらいハード。北西尾根ルートは足下に堆積した腐葉土のクッションが素晴らしい。