(49)鳳凰山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,972m
- 下り
- 1,969m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※100台、駐車場750円×2日分 |
写真
感想
9月に台風の影響で延期した鳳凰三山に再チャレンジ。今回も天候が安定せず、土〜日曜日の計画を1日ずらして日〜月(祝 )として、土曜日の夜に現地山麓(青木鉱泉)駐車場入りとしました。
1週間前から「山の天気」やウェザーニュース(天気予報、天気図・前線)の変化を監視し、日曜日の朝にはほぼ雨が上がると見込めたので、土曜日の午前中に鳳凰小屋に予約の電話を入れ、現地の状況も確認し、「今日(土曜日)は雨だけど、大したこと無いし、明日も大雨にはならないよ」との言葉もあり、現地入りしました。。。しかし、「山の天気」の表示は悪化し、ウェザー ニュースの天気図での前線南下のスピードが落ちて日本列島縦断で停滞し、西からの雲の動きは朝9時頃には厚い雲が通過するといったことで、ここまで来たら覚悟を決め、車中就寝し、当初の予定通り翌朝5時に起床するも、再確認で状況を確定させ、予め考えておいた初日の第二案(6時出発・地蔵岳+鳳凰小屋→9時以降出発・鳳凰小屋止まり)に変更し、雨の残る中9時半スタートとなりました。
雨は11時過ぎには止みましたが、蒸し暑さと1200mの標高差が影響したのか鳳凰小屋到着のころには、結局、荷物をデポして地蔵岳往復の余力はありませんでした。
途中、振り返れば綺麗に富士山が見えるなどから、翌日に大きな期待が持てることを願い小屋止まりとしました。
トイレ別棟、水は沢水(南アルプスの天然水?)のみでしたが、混んでいるといっても布団2枚に3人は疲れた身体を休めるには十分なスペースでした(板の間に薄いシュラフ+毛布2枚で寒さをギリギリ防げる程度)。16時少し前に到着し、16時半から夕食とのことで、早々に夜と翌朝の準備を済ませ、ビールをいただいた後はカレーライス食べ放題で1.5杯いただきました。夕食後、外に出て星満天+三日月の夜空を見上げた後18時には床に入り、何度か目を覚ましながらも3時まで就寝(連続して寝ていれば9時間!!)。
荷物を階下に降ろして身支度をし、3時半に(三日月が無く)超満天の星空を時折見ながらヘッドランプが照らす木の真っ赤なペイントを頼りに地蔵岳の山頂を目指しましたが、途中、白砂の斜面になってからは、目印が無く、本来はつづれ折りに登る道もあるとは思いましたが、足跡を頼りに直登・また直登で予定より15分速く山頂へ、日の出約1時間前でしたが徐々に白み始めていました。昨日パックに詰めた南アルプスの天然水を沸かし、小屋で作ってくれた朝食弁当をいただいている内に周囲の景色も徐々に見えてきました。
不思議なことに、直登中は振り返ると町(村)の明かりが良く見えていたのに、いつの間にか朝日を迎えるように綺麗な雲海で閉ざされていました。
正面には、朝日、右手には富士山、振り返ると北岳・間ノ岳と絶景ポイントでした。当初の予定通り、最高峰の観音岳で朝日を迎えれば、更に素晴らしい景色を堪能できたものと思います(観音岳からだと甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳もバッチリ視野に)。
山頂(本来はオベリスクの上ですが勇気が無いのでオベリスクの下で登頂気分)を1時間以上も堪能し観音岳・薬師岳を経由して前日の沢沿いルートでは無く「中道」尾根を下山、前日の疲れも残っていて、膝は問題ありませんでしたが、腿やふくらはぎがコントロール出来ず、足が棒のよう。。。時々、消炎スプレーをしながらだましだましどうにか下山しました(相変わらず、下りでは、妻が先行し時々待っているパターン)。
久しぶりに、その後4日間は階段を降りるのが辛い生活となりました。
よって、鳳凰三山を日帰りでこなす強者も結構居るようですが、標準形は小屋泊をお勧めします。
※薬師岳小屋は平成29年9月末まで建て直し中で休業となっていました。
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