達磨山 ヒカゲツツジは遅すぎでしたが


- GPS
- 03:25
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 641m
- 下り
- 629m
コースタイム
10:25石灯籠
10:50達磨堂分岐
11:55達磨山山頂12:05
13:00達磨堂13:05
13:35駐車場
歩行時間3時間10分
天候 | 晴れ後、小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道144号線で真田町(現上田市)を目指します 真田町「荒井」信号を右折 2kmで旧菅平有料道路交差点です 左折して1km先、右側に「真田氏本城跡」の標柱があります 右折して「熊久保」集落を抜けた高台に駐車場があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場からしばらく平坦な林道のような道を歩きます 城で使う水を引いたといわれる水路道だそうです 終点の石灯籠から沢に沿って登山道らしくなり、沢沿いに行きます 達磨堂の分岐点に近づくと急坂で、踏み跡が不鮮明な箇所があります 沢付近、水が浸み出し、土砂崩落、滑落に注意です 鉄塔からの支稜線は岩尾根、見晴らしは良いですが滑落注意 達磨山の西峰迄は直登の急坂の繰り返しです 達磨山稜線歩きは痩せ尾根あり、特に主稜線北側は切れ落ちている箇所あり 転倒、滑落に注意してください 下山時、西峰から直進しないようテープに注意しながら下降します |
写真
感想
達磨山にヒカゲツツジが咲くとの情報を得て、計画していましたが
どうやら、寒い春の後、一気に咲いてしまったらしく影も形もありませんでした。
そのかわりに満開のツツジが出迎えてくれ、花を楽しむ山行が出来ました。
予報通りの雨になってしまったのは心残りでしたが…
朝は快晴の空に、天気予報が間違っているのではないかと思われるほど。
落合橋から菅平まで20分という県道34号線は冬季閉鎖ですが、大好きな道。
以前、最後の登りが悪路でしたが、大幅に改善され通行が楽になりました。
高原野菜の畑の広がる高原に出ると根子岳・四阿山の眺めが雄大です。
夏は合宿する学生の掛け声が響き、秋はコスモスが静かに風に揺れる沿道に
ふらりと来たくなります。
真田氏本城跡の駐車場で支度をしていると
隣に一台停まっていた車から、男の方が降りてきました。
お話によると、この連休中に登山目的の方が早朝、この駐車場に車を止めたとのこと、
停め方が縦列駐車だったので注意したところ口論になってしまったそうです。
その日は、連休半ばで、真田氏本城跡を訪ねる観光客が多く、
結果的に60台ほどの車が駐車場に入って来たそうです。
登山者は周りの状況を考えないから嫌いだとおっしゃっていました。
広い駐車場があれば問題ないのでしょうが、
この辺の里山は道路脇に縦列駐車で数台というような山が殆どです。
後から来る人の事や、登山でなく他の目的に利用されている駐車場の停め方には
くれぐれも注意しなければいけないと考えさせられました。
林道のように思っていた道は実は城に水を引く水路道だったのですね。
道理で山側に常に水の流れる音がしていた訳です。
その水が駐車場の端に流れ出していたのですね。
道傍に様々な山野草が咲き始め、しばしば足を止めさせられてしまいました。
達磨堂分岐を過ぎた頃から木々の葉に当たる雨の音。
小雨ですし、急坂でかなり汗をかいていて気にならず、そのまま歩きます。
見晴らしの良い岩交じりの尾根も眺望がなくがっかりですが、
満開のツツジが微笑みかけてくれ、元気をもらいます。
面白い形をした岩や大きな岩を通り抜け、いよいよ、本日の核心部の急坂。
こんな急斜面をよくも直登に道を付けたものだと思います。
昔の方は健脚だったからだろう(もしかして猿飛佐助の子孫?)
と感心するしかありません。
木の枝や根に掴まりながら登ります。
以前来た時、凍結していてアイゼンを着けましたが
まだ4本アイゼンしか持っておらず、恐ろしかった記憶があります。
やっぱりアイゼンは本数の多い物が次々にほしくなりますね。
ようやく西峰かと目を上げた時、
目の前を大きな黒い物が走り去って行くではありませんか!
心臓が止まりそうになり、フリーズしました。
グラマラスなカモシカさんのお尻がほんの一瞬、残像として残りました。
なあんだ!びっくり!
カモシカさんの顔が見たかったけれど、残念です。
この冬は一度も会っていないので、お尻だけでもラッキーでしょう!
雨は少しずつ道を濡らしていきます。
帰りが気になるので、山頂でコーヒーと流動食を摂り早々に下山することにしました。
登りより注意しながらゆっくりと急斜面を下ります。
実は、ちょっとしたお願い事があり、その為に達磨堂に寄って行きます。
困った時の神頼み、ほんの気休めですが。
神様は人の運命を、さいころを振って決めているのではないでしょうか?
それともお賽銭の額でしょうか?
石灯籠を過ぎ、今朝通った花の咲く道を戻ります。
行きに気が付かなかった花もあり、帰路も足が止まります。
ニリンソウを見ていて、思わず口を突いて出た歌が、「一人上手」。
誰もいないのを良いことに、突然歌い出してしまいました。
周囲があまりにも静かで、淋しくなるからでしょうか?
時折「アザミ嬢のララバイ」がなぜか出てきますが。
下山するまで、レインウェアを着ずに歩き、
城跡で昼食をゆっくり摂り、その後長谷寺にも寄ったので
かなり身体が冷え、指先がしびれるほどになっていました。
断られるのを承知で、角間温泉「岩屋館」でお願いすると
内湯だけ(素晴らしい露天風呂もありそうですが)ということで
入浴させていただけました。
http://www.iwayakan.co.jp/
錆びの臭いのする鉄分を含んだ温泉と炭酸を含んだ温泉の二種類があり
平日だからか、貸切り状態でゆったりのんびりできました。
角間渓谷を散策してみたかったのですが、
雨はいつのまにか本降りになっていて、今日は諦めです。
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