霧の八丁平から伊賀谷山へ
- GPS
- 03:12
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 848m
- 下り
- 832m
コースタイム
天候 | 曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
三日間にわたり九州では登山三昧であったのだが、この日曜日に京都市内で仕事上の会合があるので、後ろ髪を引かれる思いで九州から帰京する。京都も昼からは晴れの予報ではあるが、午前中は曇らしい。しかし、気温が低いようであり、こういう日は低山日和である。
R367を北に向かうと大原を過ぎたあたりで気温は22℃、花折峠を越えたところでは19℃と期待通りの涼しさである。周囲の山々の上の方は雲の中だ。霧の中の光景を期待して八丁平へと向かうことにする。
八丁平へは様々なコースが考えられるが、最も早いルートである中村乗越を経るコースを辿ることにする。江賀谷林道を辿ると、最近の雨のせいか水量が多めに思われる。こういう場合は林道は終点まで行かずにその手前の堰堤のあたりで対岸に渡渉することにする。飛び石を渡って対岸に渡るとすぐに明瞭な踏み跡が現れる。
右俣の沿った登山道を登ってゆくと雨が降り始める。やがて登山道が沢を離れ、植林地の急斜面をジグザグと登るようになるとあたりは濃い霧に包まれ始める。植林をぬけて、中村乗越の自然林の尾根に至るとますます霧は濃くなる。八丁平の霧を期待しながら自然林の中を下る。
ところが八丁平に至ると、八丁平の湿原の中は霧は見当たらない。周囲の尾根にはしっかりと霧がかかっており、わずかな高度の差で雲の下にいるようだ。反時計回りに周回する。六尺道への分岐の手前では周回路にナツツバキの花が多く散っている。上を見上げると、まだわずかに咲いている花が雨露に濡れていた。北西の谷に至ると、イワヒメワラビの緑の絨毯と白い霧が幻想的なグラデーションを見せてくれる。
クラガリ谷に至る道の分岐に至ると、しばらく前までは倒木で荒れていたのが、すっかり綺麗に片付けられている。単独行の男性と出遭うが、丁度、周回路を二人連れの男性がやって来るところであった。二人連れの男性はいずれも京都市の市有林の巡視員らしい。登山道の整備もされておられるようで、単独行の男性は大きな望遠カメラを抱えておられるが、バードウォッチングがご趣味のようだ。
この日は後の時間が決まっているので余裕がないのだが、伊賀谷山を周回して戻ることにする。道に迷わなければ12時までには下山出来るだろう。
八丁平から林道を南に辿り、江賀谷の右俣に西側から注ぐ小さな沢を渡渉すると尾根に取り付く。下草の少ない歩きやすい尾根を辿る。P899のピークは植林地に入る。伊賀谷山にかけては植林と自然林が交互に現れる。途中の展望地から眺めると八丁平の周囲のピークからはいつの間にか雲がとれている。
小さな鞍部から再び登り返すと伊賀谷山の平らなピークは植林地が続く。山頂手前のピークは霞ヶ岳と書かれた赤い山名標が懸けられている。
伊賀谷山からは植林地を一気に下って、車を停めた林道の入口に出る。京都市内に戻ると晴れ間が広がっていた。
家に戻ると足のくるぶしの後ろから流血している。ヒルにやられたようだ。
コメント
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3日連続九州のお山登って、翌日に京都北山登られてるんですか?元気ですね〜
梅雨時に八丁平へは行ったことがありませんが、又違った感じですね。草木に活力が感じられます。
江賀谷はヒルは大丈夫でしたか? 林道は良いですが二股から先は多いかと。安曇川水系ですからね〜
お疲れさまでした。yamanekoさんには、この言葉はいらないかな?
ののさん コメント有難うございます
九州登山はいずれも短時間・短距離の登山ですから。
八丁平はこの時期はよく訪れておりますが、こういう涼しい日にこそと思いました。
今回は感想に書きましたとおり、ヒルにやられてしまいました。
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