塔ノ岳・丹沢山 (大倉発着 小丸尾根〜大倉尾根)
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,684m
- 下り
- 1,672m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは渋沢駅バス停、大倉バス停、二俣の3箇所 特に危険箇所はありませんでした。 |
写真
感想
陽気が良くなり急激に混んできた土日の丹沢、ゆっくりマイペースで
登れそうなところということで今回は小丸尾根経由塔ノ岳から丹沢山に
往復、帰路大倉尾根というコースにしました。
朝渋沢駅のバス停に着くと丁度大倉行きのバスが停車していましたが、
満員ですでに何人かが乗れない状態、沢支度の人もいていよいよ丹沢の
シーズン到来という感じです。
大倉から西山林道を二俣に向かう途中では何組かの人と登山者が乗っ
ているらしい車が追い抜いて行き、二俣の河原も休憩する人々で賑わっ
ていましたが、ほとんど後沢乗越から鍋割山を目指しているようで、小
丸尾根にはひと気が無く鍋割山稜に出るまでに会ったのは登りの一組と
下ってくる一人だけでした。
暖かくなると丹沢では自分が大の苦手とするヤツが活動を開始すると
聞いているので、前々回塩水橋から丹沢山に行った時に使ったジョニー
に加え、新兵器の“食塩”を持参して備えましたが、幸い今回もヤツら
に遭遇することはありませんでした。
以前この尾根を通ったのは去年の11月、30年ぶりに登山を再開したも
のの、後沢乗越からの登りで死ぬほどバテた挙句鍋割山頂で両足太もも
が肉離れを起こし、塔ノ岳どころか金冷シまでも行けなくなり、這々の
体でエスケープルートとして下ったときです。初めて下った小丸尾根は
、下り始めにやたらと急な九十九折が続いたかと思うと、開けた緩傾斜
では道を失わないか不安になってとても長く感じ、ここを登るのは難儀
な印象を受けましたが、いざ登ってみると後沢乗越から登るときのよう
な階段や木道がない分登りやすく、小丸尾根分岐までマイペースで楽に
行くことができました。
先々週より一層木々の緑が濃くなり、花が多く咲いていて、何人かの
見知らぬ人に花をきっかけに話しかけられたりしました。これからの季
節、晴れでも日が高くなると景色が霞みがちですが、花を見る楽しみが
増えそうです。
小丸尾根分岐から塔ノ岳までの穏やかな山道を行くと金冷シの先で若
い鹿が二頭、生えてきたばかりの柔らかそうな草を食べていましたが、
3月に来た時には今鹿が草を食べている所から30mも離れていない所にあ
る倒木の皮を必死に剥ぎとって食べている鹿がいて、その姿が痛々しく
見えました。
塔ノ岳に着くと、天気は晴天でしたが霞がかかってしまっていて残念
ながら富士山は見えず、今日の富士山は小丸尾根分岐手前で見えたのが
唯一でした。富士山は残念でも天気は最高なので、レジャーシートを広
げて昼食(コンビニにぎり二ケ)を済まし、ちょっと居眠りをしました。
塔ノ岳から丹沢山への道ははるか昔に一度通ったきりですが、日高か
ら竜ヶ馬場そして丹沢山に続く風景は明るく雄大で、霧氷の季節にも是
非来たいと思いました。
塔ノ岳から丹沢山を目指す時の気持ちは、つい最近丹沢山から蛭ヶ岳
に行った時と似ていて、道々振り返って見ては“またあそこまで戻るの
か〜”と思いながら向かいましたが、戻り道も蛭ヶ岳の時と同じで想像
以上にあっさり、楽に戻ることができました。
丹沢山からもやっぱり富士山は見えませんでしたが、暖かい日差しの
中、ビールを飲みたい気持ちを抑えて水を飲み、ゆっくり休み塔ノ岳を
目指して出発しました。
塔ノ岳の頂上は相変わらず大盛況で、尊仏山荘の前では今日宿泊する
らしいパーティーがオリエンテーションをしていました。その中で食事
の説明をしているのが耳に入ったせいか急にお腹が空いたので、朝小田
急の海老名駅ホーム売店で買ったベルギーワッフル(プレーン味)を取
り出しておやつにしましたが、気圧のせいかワッフルの袋が膨らんでい
ました。
下りは金冷シから大倉尾根経由で大倉に、大倉バス停から渋沢駅行き
のバスは臨時便が出ていました。
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