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Yamareco

記録ID: 193315
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

大峯山 前鬼、大日、釈迦、孔雀、弥山辻から天女ノ舞

2011年08月16日(火) 〜 2011年08月18日(木)
 - 拍手
GPS
136:00
距離
28.9km
登り
2,213m
下り
1,349m

コースタイム

8月16日(火) 上市駅前[9:51]===[10:29]杉ノ湯[10:51]===[12:08]前鬼口[12:30]---[16:00]前鬼(幕営)

8月17日(水) [4:00起床]前鬼---太古ノ辻---大日岳---深仙ノ宿---釈迦ヶ岳---橡ノ鼻---孔雀覗---仏生ヶ岳---18:00楊枝ノ宿小屋(幕営)

8月18日 楊枝の宿小屋---楊枝ノ森---舟ノ垰---禅師ノ森---弥山辻---レンゲ道---天女ノ舞---栃尾辻---林道==(車)==天ノ川温泉==(車)==JR大和路線高井田駅+++八尾

天候 8月16日 雨のち曇り
8月17日 晴れのち曇り
8月18日 濃霧
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
帰りは弥山辻で出会った3人連れの1人の方に川合林道から柏原市まで車に乗っけてもらいました。
コース状況/
危険箇所等
この時期、大峯の水場は例年どおり渇水期です。
前鬼は水が豊富です。
しかし予想どおり深仙宿の香精水は枯れていました。
鳥ノ水のみチョロチョロ出ていました。

山と高原地図のコースタイムでは釈迦から楊枝宿避難小屋までは2時間でしたが、
5時間も要してしまいました。
釈迦から孔雀へは2時間半は見ておいた方がいいかもしれません。
12時すぎ、15年ぶりに前鬼口に降り立つ。
2009年03月29日 19:31撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/29 19:31
12時すぎ、15年ぶりに前鬼口に降り立つ。
不動七重の滝
2009年03月29日 21:33撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/29 21:33
不動七重の滝
途中分岐点がありますが、どちらも前鬼へ行きます。右の川沿いの道は吊橋が壊れていて通行不能です。
熊出没注意が気になります。
2009年03月29日 22:26撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/29 22:26
途中分岐点がありますが、どちらも前鬼へ行きます。右の川沿いの道は吊橋が壊れていて通行不能です。
熊出没注意が気になります。
前鬼に近づいてきました。
2009年03月29日 23:00撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/29 23:00
前鬼に近づいてきました。
前鬼小仲坊です。
少しきれいになっています。
2009年03月29日 23:11撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/29 23:11
前鬼小仲坊です。
少しきれいになっています。
観音峯で引退するはずだったエアライズが悲鳴をあげてます。フライのシームテープが加水分解しています。
2009年03月30日 01:00撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 1:00
観音峯で引退するはずだったエアライズが悲鳴をあげてます。フライのシームテープが加水分解しています。
左の建物はバイオトイレです。
2009年03月30日 01:00撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 1:00
左の建物はバイオトイレです。
水が豊富。
2009年03月30日 01:01撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 1:01
水が豊富。
防獣柵の中の畑にはミョウガが植えられています。
2009年03月30日 01:01撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 1:01
防獣柵の中の畑にはミョウガが植えられています。
行者堂です。
2009年03月30日 01:03撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 1:03
行者堂です。
宿坊はワンルームの大部屋です。
2009年03月30日 01:05撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 1:05
宿坊はワンルームの大部屋です。
翌朝、天気は快晴!
2009年03月30日 13:28撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 13:28
翌朝、天気は快晴!
2009年03月30日 14:07撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 14:07
2009年03月30日 14:56撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 14:56
両童子岩です。
2009年03月30日 15:09撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 15:09
両童子岩です。
両童子とは不動明王の眷属、八大童子の中心的な2人、セイタカ童子とコンガラ童子のことです。
気性の荒いセイタカと冷静沈着なコンガラ、性格は対象的です。
2009年03月30日 15:09撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 15:09
両童子とは不動明王の眷属、八大童子の中心的な2人、セイタカ童子とコンガラ童子のことです。
気性の荒いセイタカと冷静沈着なコンガラ、性格は対象的です。
2009年03月30日 16:01撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 16:01
太古ノ辻
2009年03月30日 16:22撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 16:22
太古ノ辻
五百羅漢
2009年03月30日 16:57撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 16:57
五百羅漢
大日岳の鎖場です。
この鎖場によじ登りましたが、鎖が破損しているため危険です。
しかたなく右の迂回路をたどり山頂を目指します。
それにしても荷物が重たい・・・
2009年03月30日 17:02撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 17:02
大日岳の鎖場です。
この鎖場によじ登りましたが、鎖が破損しているため危険です。
しかたなく右の迂回路をたどり山頂を目指します。
それにしても荷物が重たい・・・
深仙ノ宿
2009年03月30日 17:11撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 17:11
深仙ノ宿
山頂には金剛界大日如来が祀られています。30分ほどいっしょに登ってきたおじさんとの話がはずみます。
ここ大日岳は両部分けの南に位置します。つまりここは胎蔵界なのに金剛界の大日如来が祀られています。金胎不二を顕しているのでしょうか?
2009年03月30日 17:26撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 17:26
山頂には金剛界大日如来が祀られています。30分ほどいっしょに登ってきたおじさんとの話がはずみます。
ここ大日岳は両部分けの南に位置します。つまりここは胎蔵界なのに金剛界の大日如来が祀られています。金胎不二を顕しているのでしょうか?
深仙ノ宿
2009年03月30日 18:16撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 18:16
深仙ノ宿
香精水は枯れてました。
2009年03月30日 18:25撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 18:25
香精水は枯れてました。
釈迦ヶ岳山頂
2009年03月30日 20:03撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
1
3/30 20:03
釈迦ヶ岳山頂
これが橡ノ鼻と思っていました。
象の鼻のようなので・・・
字が違いますね。
2009年03月30日 21:02撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 21:02
これが橡ノ鼻と思っていました。
象の鼻のようなので・・・
字が違いますね。
奇岩地帯
2009年03月30日 21:17撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 21:17
奇岩地帯
断崖絶壁
これを孔雀覗きと思ってました。
あとでホンモノの孔雀覗きが出てきてガックリしました。
2009年03月30日 21:23撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 21:23
断崖絶壁
これを孔雀覗きと思ってました。
あとでホンモノの孔雀覗きが出てきてガックリしました。
龍の顔に見えなくもない
2009年03月30日 21:23撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 21:23
龍の顔に見えなくもない
これがホンモノの橡ノ鼻(えんのはな)です。
2009年03月30日 21:35撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 21:35
これがホンモノの橡ノ鼻(えんのはな)です。
2009年03月30日 22:10撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 22:10
孔雀覗きです。
ガスのため覗けませんでした。
2009年03月30日 22:31撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 22:31
孔雀覗きです。
ガスのため覗けませんでした。
鳥の水で最大積載量の5リットルの水を補給し、ザックは23kgに増加。
さらなるバテバテ地獄の始まりでした。
2009年03月30日 22:46撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 22:46
鳥の水で最大積載量の5リットルの水を補給し、ザックは23kgに増加。
さらなるバテバテ地獄の始まりでした。
ガスと日暮れとで疲労がピークです。
早くねぐらに着かないと・・・
気持ちに焦りが出てきます。
2009年03月30日 23:36撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/30 23:36
ガスと日暮れとで疲労がピークです。
早くねぐらに着かないと・・・
気持ちに焦りが出てきます。
今夜のねぐら、楊枝宿避難小屋です。
宿泊者は私一人だけです。
2009年03月31日 00:16撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/31 0:16
今夜のねぐら、楊枝宿避難小屋です。
宿泊者は私一人だけです。
舟の垰(ふなのたわ)です。
舟底のような二重稜線になっています。
2009年03月31日 13:07撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/31 13:07
舟の垰(ふなのたわ)です。
舟底のような二重稜線になっています。
霧と風と転倒でへばりきっているの図
2009年03月31日 14:07撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/31 14:07
霧と風と転倒でへばりきっているの図
同じような景色が続く樹林帯
2009年03月31日 14:17撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/31 14:17
同じような景色が続く樹林帯
だんだんと道が整備されている感がでてきました。
2009年03月31日 15:06撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/31 15:06
だんだんと道が整備されている感がでてきました。
足跡発見!
釈迦から誰にも出会っていないので妙にうれしいです。
2009年03月31日 15:13撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/31 15:13
足跡発見!
釈迦から誰にも出会っていないので妙にうれしいです。
弥山辻です。
誰かが荷物をデポしていました。
明星ヶ岳にのぼっているのでしょうか?
ここで3人連れのおじさんたちと会いました。
2009年03月31日 15:35撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/31 15:35
弥山辻です。
誰かが荷物をデポしていました。
明星ヶ岳にのぼっているのでしょうか?
ここで3人連れのおじさんたちと会いました。
レンゲ道を歩きます。
途中でオジサンたちに追いつきました。
2009年03月31日 16:00撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/31 16:00
レンゲ道を歩きます。
途中でオジサンたちに追いつきました。
カナビキ尾根分岐点
2009年03月31日 17:22撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/31 17:22
カナビキ尾根分岐点
ここから荷物をデポして天女ノ舞を見に行きました。帰りに迷い若干焦りました。
2009年03月31日 17:22撮影 by  DMC-LS75, Panasonic
3/31 17:22
ここから荷物をデポして天女ノ舞を見に行きました。帰りに迷い若干焦りました。
撮影機器:

感想

計画では前鬼から稲村までの大峯北部大縦走となる予定でしたが、
2日目に前鬼〜孔雀間に時間を要したため、弥山までたどり着けず、
楊枝宿避難小屋に泊まりました。

前鬼に着いた日、宿坊の主、五鬼助さんは大阪へ帰るところでした。
帰り際にミョウガをたくさんいただきました。

前鬼での夜、テントの中で月を見ていると、どこからともなく鈴の音が聞こえてきます。

キーーン、、、キーーン、、、キーーン、、、

鈴の音をだんだんこちらに近づいてきます。
山伏がこちらに向ってきているのだろうか?
と思いつつも、こんな夜中(22:00)に前鬼林道を歩いてくる人がいるのだろうか?
と恐ろしくなりました。
鈴の音は遠のいていきます。

朝になって気づいたのですが、その鈴の音の正体は鳥の鳴き声でした。

前鬼を7時頃出発。太古ノ辻まで3時間半(コースタイム2;20)かかり、
大日岳を登り、深仙宿で昼食。
釈迦を13:30出発。
この時点で弥山行きはあきらめ、楊枝宿止まりで計画変更。
しかし、孔雀までたどり着くのに時間を要して疲れ果ててボロボロ状態。
楊枝宿にたどり着いたのは18:30でした。
暗くなる前に到着できてよかったです。

山と高原地図のコースタイムが短めだったことも確かですが、
荷物につぶされたことはいうまでもありません。
水場が少ないことを見越して、水を5リットルもかつぎました。
ザック重量は23kg
さすがに18kgを超えるとキツイです。

ザックは70+15リットルのロウアルパイン コントワー3
15年目のザックで今回の山行で引退です。
実はこのザック、私の身体にフィットしていなかったのです。

釈迦ヶ岳山頂は古田ノ森方面からの登山客でにぎわっていました。
釈迦の下山途中に出会ったパーティー以外、弥山辻まで誰とも、獣とも
会わない心細い山行になりました。

楊枝宿避難小屋では、小屋の中にテントを張りました。
小屋の外から工事の音が聞こえてきたので、こんな山奥で夜中に工事するのかと
耳をすまして聞くと、風のうなる音でした。

翌朝、楊枝宿から弥山辻までは深い霧と風の中を歩く厳しい道程でした。
5メートル先がやっと見えるくらいの視界でヘッドランプをつけて歩きました。

舟の垰は道がぬかるみ、倒木で塞がれていました。

弥山辻まで来たとき3人連れの男性と出会いました。
その後、私は八経に向かったのですが、50m歩いたところで
このまま洞川まで歩いたところで天気は回復しないだろうと思い、
川合に向かうことにしました。

弥山辻からレンゲ道を通り高崎横手出合付近で3人組に追いつきました。
そこから4人で行動を共にし、
私が以前、天女ノ舞で道迷いしたことを言うと、
長老がそこに行こうというので、カナビキ道出合付近で荷物をデポして
天女ノ舞に向かいました。

その後、4人で天ノ川温泉につかり、メシを食べて、
Mさんといっしょに大阪まで車で送ってもらいました。


※弥山辻からはannyonさんのレコを参照してください。

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