千石城山、城ヶ平山、稲葉山、元取山 - 富山百山低山あさり -
- GPS
- 05:56
- 距離
- 33.6km
- 登り
- 1,405m
- 下り
- 1,357m
コースタイム
天候 | 曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
まだ梅雨明け前の土曜日の一日、富山百山の残りを減らそうと、自転車を使える山として千石城山と稲葉山を選んだ。ついでにそれらの近くの低山である城ヶ平山と元取山に続けて行こうとした。
山頂近くまで道路が付いている山で殆ど歩かないのでは登山と認めがたい。これはあくまで自分の基準だが、自転車でも良いから自己の体力を使って麓からの高度差の大半を登る様にしたい。
先ずは千石城山。取り付きに行くまでがちょっと苦労だった。上市川第二ダム湖畔にあるふるさと剱親自然公園に行くのだが、上市の街から最初は馬場島へ行く道を進む。峠への上り坂になる手前に、右へ分岐する道に目的の公園への道案内が出ている。カーナビは馬場島方面に進み続けるように指示しているが、道案内に従って右に行く。道案内では残り6kmなのだが、ルート検索し直したカーナビでは9kmになっている。そのカーナビ経路は上市川を一旦離れて西種、東種の集落を経るのだが、地図を眺めて、上市川ダムを渡ってダム湖の右岸を行く道が案内の意図した近道と判断してそちらを進む。その道が狭く少々荒れた道で路肩を外さないように、また対向車が来たらどうするんだと心配して進む。抜け出た立派な道は実は馬場島に向かう道。そこから上市川右岸に行く道が通行止めで戻る羽目になった。結局東種を経て今度は上市川第二ダムの手前で、分岐してダム湖左岸を行くのがカーナビ指示だが、そこも通行止め。第二ダムを渡って右岸の道でようやく剱親自然公園にたどり着いた。
登山の方は大した苦労なく、これまで車で通った道よりずっと立派な舗装路を自転車で坦々と上がって行く。一度だけびっくりしたのが、道路わきの草むらでガサゴソ音がすると思ったら、飛び出してきたのが1mを優に超える真っ黒なイノシシ。一瞬僕と目が合うと、サッと向きを変え、草むらの中に消えて行った。標高460mの第一登山口は通過。630mの第二登山口は道路のヘアピンカーブにあるが、分岐した林道が尾根の裾へと伸びている。それを進んで標高650mの第三登山口に自転車デポして歩く。残り標高差110m、12分ほどで千石城山。展望ないのでさっさと下りて、自転車ダウンヒルで一座終了。
車で移動して大岩山日石寺の入口に城ヶ平山の登山口。お寺の駐車場は一杯で周辺路駐も多いが、ちょっと下りて大岩親水公園の駐車場は余裕があった。歩いてほんの3分位の距離である。自転車を使えば林道を上がって浅生登山口から行けば近くなるが、周回の方が楽しそうなので、ここは全部歩くことにする。先ほどの千石城山と共に、戦国時代の山城群の一つ。城への登路らしく幅広く立派にならされた道で始まるが、上部は細く急な一般の山道になる。分岐が多いが案内は親切で迷わない。
広い平地になっている城ヶ平山山頂は綺麗に刈り払われていて大変眺望が良い。千石城山では見えていなかった剱岳が見事に見え、反対側は富山湾と富山平野の眺めだ。下山は登路と反対側に、浅生登山口を目指すと、稜線のアップダウンを15分ほど、ハゲ山への分岐からは急坂を下りてものの5分ほどで湿原状の平坦地、ほどなく林道に飛び出す。林道に出て直ぐにアニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」の「花の家」があり見学。林道を下りて最後は日石寺の参道を下りて出発点に戻った。
富山県の東部から西部へと移動して、道の駅メルヘンおやべに車を置く。目指す稲葉山は完全に山頂まで自動車道が上がっていて、ガイドブックではそれをひたすら歩くようになっている。ここは僕的には自転車で上がるしかない。今日持ってきたのはマウンテンパイクで、午前の千石城山ではこれで良かったと思ったが、稲葉山の立派な舗装路ではロードバイクが良かったと思った。それでも高々標高差300m、ヒルクライム部分は25分ほどで山頂間近の展望広場に到達した。三角点の山頂は道路から標高差僅かの10mである。
道の駅へダウンヒルで戻り、東北方向へ4kmほど移動して今日最後の山となる元取山へ。鴨城跡がある、ここも城山なのだ。そういう歴史があり、史跡を辿る楽しみがあるので、200m足らずの超低山でも富山百山に選定されたのだと、行ってみて納得した。東側の加茂登山口から登ると、26穴あると言う、横穴墓群。埼玉県吉見の百穴を思い出す、不思議な存在だ。城跡を経て1段下がって上がると元取山山頂、ここも立山連峰の良い展望台だ。
下山は一旦西に進んで林道に下り立ち、南へ延びる尾根筋を下りて来た。ガイドブックに示されたルートだが、結構細かくアップダウンがあり長く感じる。それに見合う楽しい道という訳でもないので、もっと登山口近くに下りて行く山道か林道で十分だったように感じる。車も加茂登山口に置けるようだ。
これで今日は都合4座こなして、富山百山79座終了となった。
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