大菩薩峠、大菩薩嶺（テント泊練習）
山梨県
176ra
- GPS
- 07:10
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,226m
- 下り
- 1,228m
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2日目 07:05福ちゃん荘−07:41大菩薩峠(20分休憩)−09:00大菩薩嶺−09:57丸川峠−11:40大菩薩峠登山口
| 天候 | 23日晴れ夕方から曇り（福ちゃん荘） 24日晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
トイレ・・・登山口から上日川峠を経て大菩薩峠までは4箇所ほどあるので心配ありません。比較的キレイなトイレです。 水場・・・少しコースを外れないとないようです。テント場にはありましたが、利用者専用だと思います。 ロッヂ長兵衛の外流しの水がながしっぱなしになってました。 登山道・・・特に危険箇所はありませんでしたが、上日川峠への途中、一部崩落したようで車道を使って迂回するようになっていました。 |
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後ろのピークはなんでしょう？
妙見の頭かな？
行ってみることに
感想
今回の目的はテント泊。初めてなので距離もコースも楽にしようと思い、大菩薩嶺にした。
普通は一日で歩ける距離だが、それを2日かけて歩く。
と言うことで11:20塩山初のバスに合わせて出発。
かなりのんびりだ。
今回、ザック、ケストレル38にかなり無理やり詰め込んだ装備（12.8�圈榲喘罎杷磴ぢ�したもの）
テント（ダブルウォール2人用）
シュラフ（ダウン3シーズン用）
シュラフカバー
インナーシュラフ
マット（蛇腹式）
ガスストーブ
ガスカートリッジ
コッフェル（鍋大、鍋蓋兼皿、ヤカン）
ざる
マグカップ
カラトリー（弁当屋の割り箸とレンゲ）
食料（パン×3、早ゆでマカロニ、レトルトパスタソース、ゆで卵×2、オクラ×4、ソーセージ×4、カレーうどん、玉子スープ×2、インスタントコーヒー）
行動食
スポーツドリンク500m＋粉末残り半分
水1リットル
ファーストエイドキッド
ナイフ
細引き
ヘッドライト（換え電池一式）
キャンドル×2
レインウェア
ダウンジャケット
フリースパンツ
下山後の着替え
文庫本
地図、コンパス
デジカメ
洗面用具（歯ブラシ、汗拭きシート等）
日焼け止め
トレッキングポール（ダブル）
装備に関する反省
必要だと感じたもの（快適なテント生活を求めた場合）
ザックは最低50〜60リットルはほしい。
グランドシート（テントの裏が泥だらけになった）
椅子（あったらかなり快適）
速乾性タオル
サンダル
あったかい靴下
いらなかったもの（ほとんどなかった）
ヤカンはロッキーカップかシェラカップがあればいらない。
クッカーはもっとコンパクトで軽量なものがいい。
さて、初めて担ぐ13キロ以上のザック。やはり重いが意外といけそう。
歩き始めたのはお昼前。抜けるような青空だが、目指す山の向こうにむくむくっと雲が。
こんなに遅い出発は始めてだ。
今日の行程は福ちゃん荘まで。荷物が重い分余裕をみても4時間あれば十分だと思う。
と言うことで早速より道。出発してすぐ左手に雲峰寺に続く急階段が。いい雰囲気だったので行ってみることに。階段になるといつもより重い荷物を背負っていることを実感する。
杉の大木にはさまれた、日のあたらない苔生した急階段を登ると立派な門が。
更に登ると、開けた日当たりの良い場所に本堂が。
安全祈願をする。思った以上に立派なお寺だった。
元の道に戻り、登山再開！といっても最初は舗装路を歩く。
しばらくすると登山道へ。新緑がキレイ。生き物の気配が空気いっぱいに満ちている。ずーっと耳元でブーンブーン。耳障りだがいつしか慣れてしまった。ひときわ低く大きいブーンには少しびびるが。多分蜂なので足早に通り過ぎる。
快調に登っているとシューシュー音が聞こえる。踏んだ木の枝らしきものが、動いた。
・・・蛇だった。かなりビビったがかまれなくて良かった。
あと、ひとりでめっちゃびびってる姿を誰にも見られなくて良かった。
車道も近くを通っているので、時折車の音が。上日川峠につくと、自転車でヒルクライムをしてきた人の姿も。ここまでは新緑のなか、まあまあ急登りだ。このあたりの石は花崗岩がおおいようだ。大小さまざまだがほとんど花崗岩だった。
ここから福ちゃん荘までの道はゆるいのぼり。車道と平行して登山道がある。一般車両は通れないようだが。
14:30に福ちゃん荘到着。山小屋のおばさんに300円支払い早速テントを張る。
トイレもキレイだし。水道もある。小屋前のテーブルは自炊には使えないようだ。
今のところ貸切。ブナ林の中の少し開けた場所なので、夜になると少し心細そう。
テントの設営は一度練習したので問題なかった。
とりあえず、テントにもぐりこみ、すべての荷物を出し整理する。初めてなのでてまどった。広さ的に余裕があるので、ほとんどの荷物は中に置いておけた。
日当たりの良い場所に張ったのでテントの中は暑い。汗をかいた服をテント内に細引きを張りかけて干す。
一段落して、その辺を散歩したりトイレに行ったり。誰もいない。一人きり。テントの中で読書。いつの間にか寝てしまった。
おきると17:00頃。日も落ちてきて日陰になり少し曇ってきた。少し肌寒くなったようだ。ダウンをきてシェラフの準備をする。
明るいうちに外で夕食の準備。地べたが少し湿っているので丸太を椅子代わりに。夕食はパスタ。ゆでたゆで卵、オクラ、ソーセージをゆで2分で茹で上がるマカロニを入れるお湯は少なめ。残ったゆで汁はスープに。
レトルトのパスタソースも一緒に温める。
うまかったー。
日も落ちてきて、キャンドルに火をつけコーヒータイム。ヤカンで沸かしたが、これがかさばるのでシェラカップがあれば一人のときはいらないだろう。
キャンドルのヒカリは心細さを和らげてくれる。星が出れば最高なのだが、あいにく夕方から雲に覆われている。
真っ暗になる前に用を足し、片付けてテントにもぐりこむ。キャンドルは前室に置く。テント越しに温かいヒカリが。そのヒカリで寝る準備をする。19時。それほど寒くはなかったので、ダウンジャケットは脱いで、シェラフにもぐり込む。この時点ではシェラフカバーは使用していない。
まだ寝れないのでヘットランプの明かりで読書。
わすれないうちにキャンドルは消しておく。
ヘッドランプの光で虫がたくさん集まってくるようだ。羽音がうるさい。
フライの間に虫が入り込んできてうるさいので、光をけして寝ることに。しばらくすると羽音はしなくなった。鹿の甲高い鳴き声が時折響き渡る。
なかなか寝れない。ライトをつけて読書。虫が集まる。ライト消す。静寂。
こんなことを繰り返しうとうとしているとしていると、足音が・・・。
ビクッとしたが鹿だろうと思ってライトを点滅させると遠ざかって行ったようだ。
でも、鹿の逃げる足音は聞こえなかった。なんだったんだろう？？
寝れなくなるので怖いことは考えないように必死に努力する。
外をのぞいたが何もいない。星が見えるかと期待したが相変わらず曇り。
いつの間にか寝てしまったようだ。22時を回ったくらいだったと思う。
夜中寒くて目が覚めた。深夜2:30頃。気温は7度。
シェラフカバーを引っ張り出し掛ける。寝る前は暑かったため上半身はシェラフに入っていなかったが、しっかりはいってファスナーをしっかり上まで上げる。フードもしっかりかぶった。
4時まで熟睡できた。
朝起きると自分の寝ていた上あたりがかなり結露していた。
外へ出ると雲はなくすがすがしい朝。結局最後まで貸切だったようだ。
朝ごはんの準備。朝はカレーうどん。30分くらいで朝食を終え、出発の準備。
思った以上に結露がひどかった。フライの内側は結露でびっしょり。インナーテントの内側も寝ていた横が少しぬれていた。
日も差してきたので、フライを干して乾かすことに。
インナーテントの外側は日当たりが良かったのですぐ乾いた。
昨日の行動着に着替えようとテント内に干してあったものを手に取ると、かなり湿っている。失敗した。もともとはほとんど湿っていなかったが、逆にぬれてしまった。床においておいたものはほとんど乾いていた。
出発の準備にはかなり時間がかかってしまったが、いい勉強になった。
雨だったら大変だろうな。
結局出発できたのは7時を過ぎていた。
この日の行程もかなり楽。7時に出発しても、13時には下山できる予定だ。
大菩薩峠をめざす。空気も冷たく天気もよく、歩くには最高だ。
途中富士山を見ながら快調に歩く。
ここもゆったりとしたのぼりが続く。
40分ほどで大菩薩とうげ到着。
最高の景色。南アルプスも見える。眼下に雲が漂っている。冷たい風がやさしく吹いている。
ついつい写真などを撮って20分ほどがたってしまった。
ここのトイレはとてもキレイだった。
ここから、大菩薩嶺まで気持ちの良い尾根歩く。鎖場などアスレチックてきな要素はないが来てよかったと思わせてくれた。
大菩薩嶺はうわさどおり展望はなく地味ではある。ここから先は松などの樹林帯を進む。今まで見えていたものが急に見えなくなるので方向感覚がなくなる。
コンパスを見ながら進む。
重い荷物は下りがキツイようだ。ももがつらくなっってきた。
丸川峠は熊笹で気持ちが良いところだ。富士山も見える。
ここから下はまた新緑の樹林帯をひたすら下る。
足がつらくなってきたころに、分岐駐車場に到着。ここからは舗装路。
11:40にバス停到着。
ほぼコースタイムどおり。テン泊装備を背負っていたのでまずまず。でも距離が伸びたらきついかも。まだまだ体力が足りない。
ここからそのまま大菩薩の湯まで歩く。途中立派な門が。目立つ。なんなんだろう？
15時までバスがないので、大菩薩の湯で3時間近くのんびりした。
いろいろと学ぶことの多い山行だった。
一人はさみしかった。
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