残雪の御嶽山


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 927m
- 下り
- 914m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ夏道が使えるので危険箇所はなし。 雪渓を直登する場合もアイゼン、ピッケル等きちんとした装備さえあればこれといった危険箇所はなし。 |
写真
感想
数日前までは悪天候の予報だったのに前日から予報が好転。
全国的に晴れの予報で行き先に迷うが、先月木曽駒から眺めた姿が格好良かった雪の残る御嶽山に。
仕事を終え帰宅した後、家で一息ついた後支度をして0時40分出発。
静岡ー清水IC−新東名ー新清水IC−52号ー増穂ー中央道ー伊那IC−権兵衛トンネルー王滝村ー田の原登山道。
王滝村からスキー場に向かう道中明るくなり始めて眼下に雲海が広がりました。
この時点でかなりハイテンション。そのすぐ後に目の前に広がる御嶽の姿。
疼きますw
5時半頃御嶽観光センターのある登山口のまだ誰もいない駐車場に到着。トイレ有。気温2℃。天気が良いので寒くはありません。
支度を済ませ登山届けを出し6時出発。
登山口から雪はありますが、最初のうちは平坦な道のり。
この時間はまだ雪も締まっていて歩きやすいです。
遥拝所、大江権現を過ぎ、少し傾斜が出始めると森林限界。
雪道から岩場歩きになります。
一時間弱で金剛童子(8合目)。
軽く飲み物を飲んだり行動食を摂ったり。
しばらくは夏道を登りましたが、富士見石の辺りからアイゼン、ピッケルを装着し雪渓を直登することにします。
と、ここで雷鳥に遭遇。
半分白い冬仕様の雷鳥ちゃんでした。
しばらく見ていましたが、そのうちブワっと羽を広げて飛んで行きました。
しばらく歩くと今度はつがいの雷鳥に遭遇!
あまり人が怖くないのかかなり近くまで歩いてきました。
(この後も何度も雷鳥には遭遇しました)
さて、頂上に向け雪渓を直登する訳ですが、まだこの時間はそれ程雪も腐っていなく、歩きやすいです。傾斜はそこそこあって高度感はありますが、危険と言う程ではないと思います。
相変わらず天気は良く、行動中は暑いぐらい。
ただ、王滝頂上付近は風の通り道なので少し風が強い時もあります。
8時30分王滝頂上山荘。
この付近は少し凍った斜面もあります。
ちょっと硫黄臭が。
頂上山荘の裏側は雪が無く、夏とほぼ変わらない状況。
アイゼンは外し、剣が峰山頂に向け歩き始めます。
左手に噴気。
最後の登りが少しだけ急ですが、苦労するようなところはなく9時過ぎ、山頂に到着。
風があったのは王滝山頂付近だけで、この辺りはほぼ無風。
天気も良くポカポカしています。写真撮ったり、食事を摂ったりして、岩の上でお昼寝♪昨日から一睡もしてなかったしね。
しばらくすると登山者がちらほら。
twitterでやり取りしている方が同じ御嶽を登っているとの事だったので、少し待ってみることにします。
11時頃その方も登頂。
挨拶を交わし、お話をしたり、写真を撮ったりして、自分は一人先に下山開始しました。
王滝頂上からは一気にシリセードで雪渓を下ります。
標高差にして約400mぐらいかな。
少し雪が解け始めていることもあり、程好いスピードで下ります。
気持ちイイ!!
雪渓は登山道の西側を通っていて、9合目ぐらいから少し離れます。
登って来た時や、上から見た感じはその後も合流できそうなので気持ちよく滑り下りられる雪渓をかなり下の方まで下りました。途中赤テープもあります。
が、そのまま下り続けて、樹林の中に入って行くと沢筋を歩く事になります。
踏み跡があったり、テープもあったりするのでそにまま下りましたが、いつの間にか、テープも踏み後も無くなり、滝が出現。
滝を下り、沢を渡渉し、下るとまた滝が。今度は少し大きな滝です。
滝壺をみると怖くなっちゃいます。
更に進むとまた滝( ̄∇ ̄;)
覗き込むと結構立派な滝壺が。落ちたらヤバいな。
滑らないよう、踏み抜かないよう、慎重に下ります。
そしてまた滝・・・・。
コンパスと地図で確認すると結構西にずれている様子。
まだ時間も早いし、真っ直ぐ下りてきただけなので岩登りをすれば戻れますが、かなり下まで降りてきているので、このまま道無き道を登山口まで戻る事にします。
しかしここからが大変。
雪の上を踏み抜いたら下は沢。
それは怖いので、進路を東側に向けて森の中へ。
ハイマツ漕ぎ、藪漕ぎ、ところどころ腰や胸ぐらいまでの踏み抜きを何度も繰り返し、何とか登山口近くに戻りました。
12:50登山口到着。
思ったより体力消費。
ボロボロです。
後から下山してきた方も雪渓をだいぶ下まで降りて滝に当たり、早い段階で登山道の方に戻る事を選択したそうです。
雪渓はやや西向きに、登山道はやや東向きになっていて、八の時のようになっているので下に行けば行く程戻るのが大変になります。無茶はせず、九合目を過ぎた辺りから登山道に戻るのが賢明です。
しばらく駐車場で休憩していると上で一緒だった知り合いが下山してきたので、その後は一緒にけやきの湯という雰囲気のある温泉に入り、木曽福島の駅前で食事をして、お別れしました。いろいろとお話できて楽しかったです。
そこから自宅まで帰るのがまた大変。
途中ちょっとだけ昼寝はしましたが、ほぼ寝ないで24時間行動したので(というか48時間ぐらい起きてることになるのか・・・)帰宅した後はバタンキューでした。
翌日日焼けで顔が真っ赤になった事は言うまでもありませんw
御嶽山は夏は植物が沢山で池めぐりなどもできて素晴らしいですが、この時期も雪山の雰囲気と新緑が楽しめ、人も少なく静かで気持ち良かったです。
天気が良く北ア、乗鞍、中央ア、南アと、朝方は雲海が綺麗に見え、雷鳥にも遭遇し、素晴らしい山行でした。
「滝を4回下られた」と下山後に伺ったのですが
すごい滝だったのですね〜
写真を拝見して、改めて感じました。
登山前のハードスケジュールは
駐車場で伺っていましたが、
下山後も大変でしたね
また、どこかの山でお会いした折には
よろしくお願いします
滝、結構高度感があって怖い思いもしました。
あとは雪を割って流れ落ちる滝つぼが何とも・・・。
戻ろうと思えば戻れましたが、まだ時間も早かったし、たま〜に赤テープが見えるので何とか行けるだろうと進んでみました。自宅から遠いのが難点ですが、良い時期に登れたと思います。
同日に登った方皆ヤマレコに記録を残しているようですが、滝まで下ったのはボクとkomakiさんだけのようです。
お疲れ様でした。
どこかの山でまたお会いできると良いですね♪
私も先日訪れた際、
そちら(沢?滝?)方面に行ってしまいました。
ピンクのリボンがいっぱいあったのですが、
人々の足跡もいっぱいあって????
しかし先行していた人々が
「危ないよ」
と教えて下さり引き返しました。
子どもは、先に進んでいたおじさん?
の足跡をたどって下山したと言ってました。
人の足跡よりリボンとコンパス・地図ですね。
参考になりました。
ありがとうございます。
自分は本来のルートに戻る場所はあえて通過して下まで降りましたので大変なりにも楽しめましたが、知らずに下りてしまうと途中までは勢い余って下ってしまった方の踏み跡もリボン(いつの間にかなくなります)もあって行けそうな感じがするのでついつい間違えてしまうかもですね。
無理せず安全に歩くのが一番ですが、いざというときはちゃんとした地図読みも必要ですね。ボクもルートの無い山を歩く時のちょっとした練習になりました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する