鉄山・弥山・行者還


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,418m
- 下り
- 1,418m
コースタイム
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
---|
写真
感想
○目的
大峰主峰の弥山から北に延びる尾根が気にかかり、出かけてみることにする。
○大川口〜鉄山
・車一台程度の幅しかない309号線をひた走り、神童子谷出合の袂に駐車する。
・鉄山へ続く尾根はその橋を渡った水位観測所付近からとりつく。
・いきなりの急登であるが、2月にトライした迷岳の登りほどではない。
・黙々と登ると、鉄山手前1400m付近でいきなり目の前が開けた。
・展望の良い高原状の当地は水さえ持参すれば風の凌げるキャンプ適地である。
・正面に1月に登った稲村ヶ岳・台形状の山上ヶ岳が見える。
・ここから鉄山への急な登りとなる。
・鉄山は稲村ヶ岳や釈迦ヶ岳の大日岳のようなピークがシャッポのように尖った山である。
・したがって登り道は短いが極端な急登である。
・最後は更に急な鎖場となる。
・山頂は数人が立てるくらいの狭い場所である。
○鉄山〜弥山
・昭文社のエアリアマップによるとこの間はコースタイムが記されていない。
・最初は道がしっかりしており、テープも完備されているのでこれまでと同様なペースで進むことが出来た。
・1600m付近に鉄山を見下ろし、その延長線上に大普賢岳が望める高原状地が現れた。
・1700m付近からトウヒなどの針葉樹林がブナの疎林にとってかわった。
・ここの針葉樹は全般に植生密度が高く、この時期の広葉樹とは異なり枝葉をつけているので所によっては険しいブッシュとなった。
・更に同じく1700m付近から積雪が多くなった。
・極めつけは弥山近くの1850m付近の倒木群である。かなりの広範囲にわたって針葉樹の大木が倒れて道を阻んでいる。
・いつぞやの台風の被害であろうか。この障害物地帯を抜けるためにかなりの労苦と時間を費やした。
・結局鉄山から弥山まで2時間半かかった。一般向けのコースタイムにすると3時間程度だろうか。
○弥山〜行者還岳
・弥山からの下山路は行者還岳方面を採った。
・積雪は1700m付近にてほとんどなくなった。
・やがてブナの美林の中の道となり、春らしい陽光の中のハイキングを楽しむ。
・行者還トンネル西口への下山路を左に見て行者還岳方面に進む。
・七曜岳〜行者還トンネルまでの間は週末においても人気が少ない。それゆえ、ひっそりとした自分だけの歩きを堪能できる。
・トンネル分岐からしばらく進んだ次の丘状小ピークは台高の桧塚に似た雰囲気である。
・避難小屋を過ぎてしばらく進むとトンネル西口へ下る道の道標(トンネルまで50分、トンネルから60分)があった。
・行者還岳手前の稜線上にはバイケイソウの新芽が広範囲に地面から出ていた。
・行者還岳は鉄山と同様な尖塔状のピークである。登路は北側につけられており、南側から来た場合は東側をトラバースする必要がある。
・トラバース路の一部は急なので木の梯子が備えられていたが、危険個所は無い。
・山頂はブッシュに囲まれており展望は得られない。
○行者還岳〜大川口
・下山路は行者還小屋(天川辻)から西に延びる送電線沿いにつけられた道を使用した。
・最初は行者還岳の西側の急な斜面を大きくトラバースする道である。
・崩壊箇所には木製の梯子が備えられていたが、中には強度に問題がありそうなものもあり、通過には慎重さが要求される。
・2本目の鉄塔から下部はしっかりした道なのでゆとりをもって景色を見ながら下った。
○感想
・八経ヶ岳には行けなかったが、思惑通り鉄山−弥山を踏破できたのでヨシとする。
・下山後の楽しみである温泉は、この辺りでまだ入っていない「みずはの湯」を利用した。他の二つと同様川沿いに建てられた立派な温泉である。
《休憩適地》
・鉄山手前1400m付近泊適地、稲村ヶ岳好展望
・鉄山背後1600m付近斜面、大普賢岳好展望
・弥山手前1850m付近、トウヒ林、西側展望よし
・トンネル西口分岐より東側1516mピーク付近、桧塚の雰囲気、弥山・八経ヶ岳景色良
《注意点》
・神童子谷出合には3〜4台程度駐車可能
・水場=行者還岳登路、木製梯子の下部左側ルンゼから流水
・弥山の手前1800m以高付近は倒木により登山道荒廃
《費用》
・みずはの湯 \510
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