焼岳 サクッと絶景、ヒヤリ下山



- GPS
- 10:17
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 893m
- 下り
- 1,000m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 2:53
- 合計
- 10:17
広場で小休止。
森林限界を越えてから2度ほど小休止(撮影に熱中)
焼岳北方で上高地からの友人グループを待ち合わせ・休憩
焼岳小屋で小休止。
※昼食休憩は焼岳小屋の予定であったが、雨が強まっていたのでカットし下山後に。
天候 | 雨→晴れ→雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
01:00に駐車時は空きは多数。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・中の湯ルートは緩やか、かつよく整備されており快適ルート。 ・焼岳から新中尾峠まではザれておりとてもすべりやすい。 かつ落石にさらされる危険大。登山中何度も「ラクー」の声が上がった。(自分が落とす側にも落とされる側にもなりうる。焼岳周辺は北峰以外には絶対に近づいていけない。) ・新中尾峠から上高地まではかなりの急坂でハシゴ・ロープも多い。下りで使うと渋滞になりやすい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
|
---|
感想
今回の焼岳訪問には目的が二つあった。一つは旧知の友人たちと山頂で会うことだ。なかなか都合がつかず他の行程には参加できなかったこともあり、別ルートから彼らの最終日の目的地である焼岳山頂で時間を合わせてランデブーと洒落こんだ。もう一つ、自分が今度、西穂高方面へのアプローチに焼岳ルートを使おうと考えていたこともありルートとしての下見という一石二鳥だ!
しかし去年の槍ヶ岳、台風の動きに翻弄されたのと同様、今回もまさかの土日の直撃。あぁなんという偶然。こちらも登れるかわからんし、向こうは(上高地から)どうかなと気をもむ金曜夜。小屋からリーダーの連絡は、「天気が悪ければ、焼岳小屋で引き返す。」とのこと…よし、こちらは車で中の湯登山口には未明には到着している。出発時刻を早め、荒天でも焼岳を越えて焼岳小屋までいければ落ち合えると踏んで、夜明け前に出発。今回は同じグループの心強い助っ人がいるので二人で焼岳へと歩を進めた。
この決断は結果として、最高の時間を与えてくれた。序盤は雨が降りしきる中、樹林帯をすすむ、いつまでも明るくならず、覚悟はしているもののテンションは下がっていく。しかし、ちょうど樹林が消え始めたところで、僥倖が。雨がやみ、東側が明るい。ガスは濃いものの、光を感じる。これはひょっとすると…。しだいに南側から雲が切れ始め、太陽が!!さらには青空も!!!、ここまでくれば毒食えば皿まで、正面、焼岳方面の濃いガスもしだいに溶けるように消えていき、最後はごそっと動き、焼岳山頂部もあらわに!!電波はつながりにくいが、上高地からのみんな、見えているね、山頂くるよね。と確信し、歩をゆるめ景色を堪能する。希望でいっぱいで7:30に山頂直下に。9時過ぎに到着と聞いていたので、山頂は一緒に踏むとして、北峰直下の分岐待機。ここがまたすばらしい、北側は北アルプス主稜線がドカーンと伸び、南側は乗鞍岳や屹立する南峰の岩峰、自分が登ってきた登山道を睥睨。まずは西穂高方面を目視し、翌月の再訪への下見をじっくりと。目を凝らせば、山頂を目指す友人たち(当然ながら!)の隊列もみえる。声はさすがに届かないか。そんな、忙しく贅沢な90分を過ごし、登ってきた本隊と無事合流を果たし、山頂へ!
山頂の大パノラマは、直下とはまた全然ちがう。また火口湖の正賀池の角度も抜群。なによりも久々の再会がかなった充実感。時間を早めるきっかけになった天気に感謝したい。「〜今から晴れるよ」効果かな。
しかし予報は的確。その後はただちにガスり、雨が降りしきるようになった。慎重な下山ではあったが、この雨もあれだけの山頂での景色を味わえれば、むしろクールダウンに気持ちがいいくらい。少々長く感じたが、上高地に戻り、再び山を共に登ることを誓い友人たちとはここで分かれる。
颯爽とみんなと分かれたのだが、本当につらいときは写真も動画もとらないものだと気づかされたのが、帰り道の車回収だった。中の湯バス停から登山口までは車道をなんと1時間以上の登り…しかも途中からは土砂降りで、重すぎて道端に置いてきたメインザックの安否が気にかかり疲労困憊の体を引きずりダッシュ。一番つらかったのは登りでもなく下りでもなく、車回収のロードとは…とほほ。
それはともかく、素晴らしい天気に恵まれ、山登り仲間の存在、北アルプス再訪への期待、すべてがかなった最高の山行でした。
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