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Yamareco

記録ID: 1944441
全員に公開
ハイキング
大雪山

【東大雪の名峰】ウペペサンケを目指して(糠平富士まで)

2019年07月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:14
距離
24.9km
登り
1,660m
下り
1,655m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:25
休憩
0:50
合計
12:15
距離 24.9km 登り 1,661m 下り 1,665m
3:50
120
スタート地点
7:40
7:45
80
1399峰
9:05
20
1610峰
9:25
55
菅野温泉分岐
10:20
10:55
55
11:50
20
菅野温泉分岐
12:10
12:15
45
1610峰
13:00
13:05
85
1399峰
14:30
95
ウペペサンケ山登山口
16:05
ゴール地点
■取水施設→登山口(約2時間)、登山口→1399峰(1時間50分)、1399峰→1610峰(1時間20分)、1610峰→糠平富士(1時間15分)
■水分1,500ml、飴6個、塩羊羹2本、あんぱん3個、ブルーベリー
天候 晴れ(稜線上風強し)
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ナビは「ひがし大雪自然館」にセットしました。
空知管内からだと層雲峡経由でも富良野経由でもさほど距離は変わらないので、然別湖を抜けるパールスカイラインを初めて通ってみましたが、カーブが多く深夜の移動には不向きだと思いました。層雲峡経由の方が圧倒的に早いと思いました。
ウペペサンケ登山口は国道273号線沿い(層雲峡に向かって左側)に立派な看板があります。そこから簡易水道施設までは車で行けますが、その先登山口までは約7kmほどの林道を歩きます。
コース状況/
危険箇所等
2016年8月の台風で林道が完全に崩壊しました。車が停められる場所からウペペサンケ本峰までは、往復28kmのロングコースになります。台風後はほとんど人が入っていないので、かつての登山道は自然に還りつつあります。

■水道施設〜登山口
倒木が多く、乗り越えたり、潜ったり、巻いたりします。大きな崩壊箇所は3箇所ほどあり渡渉をする所もありました。よく見ると巻き道があったりしますが、暗い時間帯は分かり難いかもしれません。

■登山口〜1399峰
こちらも倒木がかなり多く、台風の爪痕がそのまま残っています。笹がかなり成長しているし、人もほとんど入っていないので、登山道が分かり難いです。暗い時間やガスがかかっているときは注意が必要です。ピンクテープは最初だけという感じです。上りよりも下りの方がルートが分かりにくくて、GPSで進行方向を確認しながら歩きました。

■1399峰〜1610峰
一番緊張した区間です。背丈以上の笹藪とハイマツの藪漕ぎです。朝露で全身ずぶ濡れになりました。去年歩いた石狩岳〜沼ノ原の藪漕ぎ区間と同じぐらい大変でした。コル付近の笹が一番成長していて、体力と精神力を一気に削ぎ落とされました。順目の藪だとスッと入っていけますが、戻るとなると跳ね返されてしまい、進みながらルート修正できないかと思いましたがダメでした。間違いに気付いた時点ですぐに戻った方がいいです。古い笹刈りの痕を見逃さないように、怪しい時はすぐに現在地と進行方向を確認した方がいいと思います。

■1610峰〜糠平富士
ここまで来るとやっとウペペサンケの稜線が見えてきます。森林限界を超え、背の低いハイマツ帯になります。ルートは明瞭なので、よほど視界が悪くなければ、気持ち良い稜線歩きができると思います。藪漕ぎでびしょ濡れになった後で、強風だと一気に体温を奪われるので、悪天候時は無理せずに戻る方が賢明かもしれません。
その他周辺情報 糠平温泉は「中村屋(日帰り入浴500円)」しか行ったことがありませんが、下山後は温泉に入らず、まっすぐ上士幌の「トカトカ」に食パンを買いに行きました。
一睡もせずに入山したので、帰り道で猛烈な睡魔に襲われたので、鹿追の道の駅で仮眠をして帰りました。睡眠は大事です。
(3:50)
まだ歩いていない東大雪の名峰、ウペペサンケ山を目指すために下見に来ました。23時過ぎに家を出て、下道をのんびり走ってきました。ひがし大雪自然館で着替えを済ませ、寝ないで出発することに。
2019年07月28日 03:50撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 3:50
(3:50)
まだ歩いていない東大雪の名峰、ウペペサンケ山を目指すために下見に来ました。23時過ぎに家を出て、下道をのんびり走ってきました。ひがし大雪自然館で着替えを済ませ、寝ないで出発することに。
4時でヘッデンなくても大丈夫な明るさになりました。然別湖を抜ける道が通れたので、近道かなーと思いましたが、とても時間がかかり、層雲峡経由の方が断然早いことが分かりました。
2019年07月28日 04:01撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 4:01
4時でヘッデンなくても大丈夫な明るさになりました。然別湖を抜ける道が通れたので、近道かなーと思いましたが、とても時間がかかり、層雲峡経由の方が断然早いことが分かりました。
ここは2016年8月の台風で、林道が崩壊しました。ニペソツや石狩岳に続く道は去年復旧しましたが、ここの修復予定はしばらくないと思います。
2019年07月28日 04:04撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 4:04
ここは2016年8月の台風で、林道が崩壊しました。ニペソツや石狩岳に続く道は去年復旧しましたが、ここの修復予定はしばらくないと思います。
取水施設から登山口までの林道は片道7.5kmほどあります。私は歩幅が狭く回転数がゆっくりなので、1時間半〜2時間はかかると思います。
2019年07月28日 04:13撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 4:13
取水施設から登山口までの林道は片道7.5kmほどあります。私は歩幅が狭く回転数がゆっくりなので、1時間半〜2時間はかかると思います。
気温はすでに20度ほどありました。大雪山全域の天気予報はあまり良くなかったけど、東側は晴れると予想してここを選びました。
上は風が強そうなので、稜線に出た段階で、先に進むか戻るか決めようと思っていました。
2019年07月28日 04:18撮影 by  iPhone 8, Apple
7/28 4:18
気温はすでに20度ほどありました。大雪山全域の天気予報はあまり良くなかったけど、東側は晴れると予想してここを選びました。
上は風が強そうなので、稜線に出た段階で、先に進むか戻るか決めようと思っていました。
倒木もボチボチあります。
2019年07月28日 04:20撮影 by  iPhone 8, Apple
7/28 4:20
倒木もボチボチあります。
今日は長くなるので、軽量化を心掛けています。藪漕ぎもありそうなので、一眼レフはザックにしまっています。
2019年07月28日 04:22撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 4:22
今日は長くなるので、軽量化を心掛けています。藪漕ぎもありそうなので、一眼レフはザックにしまっています。
【ルートミス】
ここで最初のルートミス。山に登るんだから、上に進めばいいと思い込んでいました。
2019年07月28日 04:32撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 4:32
【ルートミス】
ここで最初のルートミス。山に登るんだから、上に進めばいいと思い込んでいました。
【ルートミス】
ゲートの端には人が歩けるスペースがあるので、普通に通っていきました。
2019年07月28日 04:33撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 4:33
【ルートミス】
ゲートの端には人が歩けるスペースがあるので、普通に通っていきました。
【ルートミス】
倒木ひどいんだなーとか思いながら、何となく進みました。
2019年07月28日 04:35撮影 by  iPhone 8, Apple
7/28 4:35
【ルートミス】
倒木ひどいんだなーとか思いながら、何となく進みました。
【ルートミス】
ここは潜ればいいなとか。
2019年07月28日 04:40撮影 by  iPhone 8, Apple
7/28 4:40
【ルートミス】
ここは潜ればいいなとか。
【ルートミス】
ここでおかしいなとやっと気付いて、GPS確認。あっ、違ってる。どこで間違えた?
2019年07月28日 04:43撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 4:43
【ルートミス】
ここでおかしいなとやっと気付いて、GPS確認。あっ、違ってる。どこで間違えた?
さっきのゲートまで戻り、分岐を右へ。
ここで20分ロス。アホアホだなー。
2019年07月28日 04:52撮影 by  iPhone 8, Apple
7/28 4:52
さっきのゲートまで戻り、分岐を右へ。
ここで20分ロス。アホアホだなー。
林道の大きな崩落箇所は3箇所ぐらいかな。
2019年07月28日 04:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 4:55
林道の大きな崩落箇所は3箇所ぐらいかな。
車は通れないけど、人は通れる。
もうそれでいいんじゃないかって思うこともある。
2019年07月28日 04:56撮影 by  iPhone 8, Apple
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車は通れないけど、人は通れる。
もうそれでいいんじゃないかって思うこともある。
落石もそのまんま。
2019年07月28日 05:05撮影 by  iPhone 8, Apple
7/28 5:05
落石もそのまんま。
木は芸術的に倒れてるし。
2019年07月28日 05:08撮影 by  iPhone 8, Apple
7/28 5:08
木は芸術的に倒れてるし。
ここはどうやって進もうかって考える。左から巻いたかな。
2019年07月28日 05:12撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:12
ここはどうやって進もうかって考える。左から巻いたかな。
林道歩きとはいえ、暗かったら大変そうな所も多かった。
2019年07月28日 05:14撮影 by  iPhone 8, Apple
7/28 5:14
林道歩きとはいえ、暗かったら大変そうな所も多かった。
踏み跡はほんの少し。自分が行けそうな所を選ぶだけ。
2019年07月28日 05:16撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:16
踏み跡はほんの少し。自分が行けそうな所を選ぶだけ。
渡渉しました。結構滑ったので、浅いところをジャブジャブ。
2019年07月28日 05:16撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:16
渡渉しました。結構滑ったので、浅いところをジャブジャブ。
倒れた木から新しい芽が出てるよ。自然は破壊と再生を繰り返してきた。
2019年07月28日 05:21撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:21
倒れた木から新しい芽が出てるよ。自然は破壊と再生を繰り返してきた。
ワイルドな国立公園だな〜。
2019年07月28日 05:30撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:30
ワイルドな国立公園だな〜。
自然の脅威には太刀打ちできない。
2019年07月28日 05:31撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:31
自然の脅威には太刀打ちできない。
ここは大きく巻いたかな。行ける方法で行くしかないよ。
2019年07月28日 05:32撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:32
ここは大きく巻いたかな。行ける方法で行くしかないよ。
土砂崩れで流れてきた土壌には立派なフキがイキイキと。逞しすぎる。
2019年07月28日 05:39撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:39
土砂崩れで流れてきた土壌には立派なフキがイキイキと。逞しすぎる。
山の天気予報の登山指数はCだったけど、東側は晴れると思ってここを選んだ。日本人は天気予報は見るけど、空は見ないんだって。
天気図見て、空を見て考えようと思うようになった。
2019年07月28日 05:42撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:42
山の天気予報の登山指数はCだったけど、東側は晴れると思ってここを選んだ。日本人は天気予報は見るけど、空は見ないんだって。
天気図見て、空を見て考えようと思うようになった。
(5:50)入山
やっと登山口に到着。
ルートロスもあり、ちょうど2時間かかりました。入山届の記帳は6月に2〜3組、7月はゼロだった。マジか〜。
^^;
2019年07月28日 05:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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(5:50)入山
やっと登山口に到着。
ルートロスもあり、ちょうど2時間かかりました。入山届の記帳は6月に2〜3組、7月はゼロだった。マジか〜。
^^;
登山口も以前(っていつだよ)とは違っているようですが、初めて来たのでよく分かりません。最初のうちはピンテもあります。
2019年07月28日 05:53撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:53
登山口も以前(っていつだよ)とは違っているようですが、初めて来たのでよく分かりません。最初のうちはピンテもあります。
作業道のような所を通ります。
2019年07月28日 05:57撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 5:57
作業道のような所を通ります。
【ルートミス】
ここで左側にピンテがありましたが、真っ直ぐ進んでしまいました。以前の登山口だったようです。すぐに気付いて修正。
2019年07月28日 06:04撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:04
【ルートミス】
ここで左側にピンテがありましたが、真っ直ぐ進んでしまいました。以前の登山口だったようです。すぐに気付いて修正。
夏山シーズンインしてから、長い距離は歩いていないので、今日は足慣らしの気持ちで。
2019年07月28日 06:15撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:15
夏山シーズンインしてから、長い距離は歩いていないので、今日は足慣らしの気持ちで。
2016年の台風から3年経ちました。以前の状況は分からないので、私にはこれが基準になります。
2019年07月28日 06:18撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:18
2016年の台風から3年経ちました。以前の状況は分からないので、私にはこれが基準になります。
最終水場。登山口まで車で入れた時はあまり使われなかったかもしれませんが、今はちょうど中間地点になります。
2019年07月28日 06:19撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:19
最終水場。登山口まで車で入れた時はあまり使われなかったかもしれませんが、今はちょうど中間地点になります。
写真はスマホで。ポケットから出したり、しまったりするのが面倒だけど、気持ちに余裕がある証拠です。
2019年07月28日 06:20撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:20
写真はスマホで。ポケットから出したり、しまったりするのが面倒だけど、気持ちに余裕がある証拠です。
整備されず、年に数えるほどしか人が入っていない。思ったよりも踏み跡は不明瞭で、ピンテもほとんど見当たりません。
2019年07月28日 06:22撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:22
整備されず、年に数えるほどしか人が入っていない。思ったよりも踏み跡は不明瞭で、ピンテもほとんど見当たりません。
大きな木も根こそぎ倒れてます。
2019年07月28日 06:36撮影 by  iPhone 8, Apple
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大きな木も根こそぎ倒れてます。
看板は空を指してますが。
^^;
2019年07月28日 06:38撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:38
看板は空を指してますが。
^^;
比較的新しい倒木と古いものとがミックスされて、めちゃくちゃな感じです。
2019年07月28日 06:39撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:39
比較的新しい倒木と古いものとがミックスされて、めちゃくちゃな感じです。
どこも同じぐらいの笹被り状態で、下山の方がルートミスしそうで何度も現在地を確認しました。暗い時間帯は要注意です。
2019年07月28日 06:43撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:43
どこも同じぐらいの笹被り状態で、下山の方がルートミスしそうで何度も現在地を確認しました。暗い時間帯は要注意です。
水場から10分ほど上がったところで、テントが張れそうなスペース。稜線上は厳しいかなと思ったので、日帰りが厳しいならば、ここで1泊してアタックするのがいいかも。
2019年07月28日 06:45撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:45
水場から10分ほど上がったところで、テントが張れそうなスペース。稜線上は厳しいかなと思ったので、日帰りが厳しいならば、ここで1泊してアタックするのがいいかも。
看板を見つけて、間違っていないことに安堵。
2019年07月28日 06:52撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 6:52
看板を見つけて、間違っていないことに安堵。
標高を上げると、強い陽射しが照り付けてきました。
どこが道なのかなー?
2019年07月28日 07:04撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 7:04
標高を上げると、強い陽射しが照り付けてきました。
どこが道なのかなー?
去年の同じ時期は、灼熱のニペソツに登った。あの日は快晴&無風の30度超えて干乾びそうになったけど、今日は風があるからマシかな。
2019年07月28日 07:05撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 7:05
去年の同じ時期は、灼熱のニペソツに登った。あの日は快晴&無風の30度超えて干乾びそうになったけど、今日は風があるからマシかな。
急登が続くけど、天気はいいし、調子も上がってきた。
2019年07月28日 07:25撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 7:25
急登が続くけど、天気はいいし、調子も上がってきた。
鈴を鳴らし、時々笛を吹いた。後ろから誰か登ってくるかもしれない。自分の存在を知らせておかないと。
2019年07月28日 07:31撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 7:31
鈴を鳴らし、時々笛を吹いた。後ろから誰か登ってくるかもしれない。自分の存在を知らせておかないと。
(7:40)1399峰
登山口から2時間弱で1399峰に着いた。歩き始めてからは4時間近く経ってるけど、想定内のペース。
2019年07月28日 07:40撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 7:40
(7:40)1399峰
登山口から2時間弱で1399峰に着いた。歩き始めてからは4時間近く経ってるけど、想定内のペース。
ここで一眼レフを出して、次の目標を捉えた。う〜ん、どこが道なのかな?
2019年07月28日 07:46撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 7:46
ここで一眼レフを出して、次の目標を捉えた。う〜ん、どこが道なのかな?
まさかここまで天気が良くなるとは思わなかった。
2019年07月28日 07:46撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 7:46
まさかここまで天気が良くなるとは思わなかった。
5分ほど休憩して、次のピークを目指します。ここから一旦下り、藪こぎしてまた登ります。カメラはザックにしまって、藪こぎに備えましょう。ここまで来ると携帯の電波は概ね良好です。
2019年07月28日 07:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 7:48
5分ほど休憩して、次のピークを目指します。ここから一旦下り、藪こぎしてまた登ります。カメラはザックにしまって、藪こぎに備えましょう。ここまで来ると携帯の電波は概ね良好です。
ハイマツと笹ゾーンを一気に下ります。松ヤニで手はベタベタで、跳ね返された枝でスネを打ちます。
2019年07月28日 08:03撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 8:03
ハイマツと笹ゾーンを一気に下ります。松ヤニで手はベタベタで、跳ね返された枝でスネを打ちます。
【ルートロス】
コル付近が一番緊張しました。背丈以上の藪漕ぎで、全身びしょ濡れになりながら、古い笹刈りの跡を捜しながら進みます。一箇所間違えてしまい焦りました。順目の笹だとスッと入っていけますが、間違いに気付いた時に跳ね返されて戻れなくなります。
2019年07月28日 08:09撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 8:09
【ルートロス】
コル付近が一番緊張しました。背丈以上の藪漕ぎで、全身びしょ濡れになりながら、古い笹刈りの跡を捜しながら進みます。一箇所間違えてしまい焦りました。順目の笹だとスッと入っていけますが、間違いに気付いた時に跳ね返されて戻れなくなります。
やっと写真を撮る余裕ができました。GPSはスマホで取っていましたが、ここでバッテリーがなくなったらとか、壊れたらどうしようと不安がよぎりました。大丈夫、落ち着いて。
2019年07月28日 08:17撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 8:17
やっと写真を撮る余裕ができました。GPSはスマホで取っていましたが、ここでバッテリーがなくなったらとか、壊れたらどうしようと不安がよぎりました。大丈夫、落ち着いて。
ソロでロングの時は英会話の勉強を兼ねて、Podcastのバイリンガルニュースを聞くことが多いんですが、これがダメだったなと深く反省しました。歩くことだけに集中しないと遭難しちゃう。
2019年07月28日 08:17撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 8:17
ソロでロングの時は英会話の勉強を兼ねて、Podcastのバイリンガルニュースを聞くことが多いんですが、これがダメだったなと深く反省しました。歩くことだけに集中しないと遭難しちゃう。
五感を研ぎ澄ませて、全ての神経を集中させないと。ここからしばらく写真も撮らず、次のピークに向かって登り詰めました。気持ちに余裕がない証拠。
2019年07月28日 08:17撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 8:17
五感を研ぎ澄ませて、全ての神経を集中させないと。ここからしばらく写真も撮らず、次のピークに向かって登り詰めました。気持ちに余裕がない証拠。
おー、やっとウペペの稜線が見えてきた。
2019年07月28日 09:00撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 9:00
おー、やっとウペペの稜線が見えてきた。
来た道を振り返る。真ん中が1399峰だよね。
ここまでが、すごく緊張した要注意区間です。
2019年07月28日 09:00撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 9:00
来た道を振り返る。真ん中が1399峰だよね。
ここまでが、すごく緊張した要注意区間です。
(9:05)1610峰
この先もハイマツの藪漕ぎは少しありましたが、一眼レフを出して、首から提げるいつものスタイルで。
2019年07月28日 09:05撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 9:05
(9:05)1610峰
この先もハイマツの藪漕ぎは少しありましたが、一眼レフを出して、首から提げるいつものスタイルで。
ここで先が見えなければ、引き返すつもりだったけど、行けそう。右側の高い山が糠平富士です。左奥がウペペサンケ本峰かな。
2019年07月28日 09:05撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 9:05
ここで先が見えなければ、引き返すつもりだったけど、行けそう。右側の高い山が糠平富士です。左奥がウペペサンケ本峰かな。
ここから写真が1分おきになります。笑
2019年07月28日 09:06撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 9:06
ここから写真が1分おきになります。笑
狭いハイマツの間を進みます。
2019年07月28日 09:07撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 9:07
狭いハイマツの間を進みます。
足元には「リンネソウ」の小さな世界が広がっていて、ニュージーランドっぽかった。
2019年07月28日 09:08撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
7
7/28 9:08
足元には「リンネソウ」の小さな世界が広がっていて、ニュージーランドっぽかった。
気温は30度ありましたが、風が強いので、差引ゼロでちょうどいい感じです。風速10〜15mの間という感じでした。
2019年07月28日 09:12撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 9:12
気温は30度ありましたが、風が強いので、差引ゼロでちょうどいい感じです。風速10〜15mの間という感じでした。
これだけ天気が良くても気は抜けなかったです。
2019年07月28日 09:21撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 9:21
これだけ天気が良くても気は抜けなかったです。
(9:25)菅野温泉分岐
菅野温泉ルートはしばらく使われていないと思います。ここからがとても歩きやすくなります。
2019年07月28日 09:26撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 9:26
(9:25)菅野温泉分岐
菅野温泉ルートはしばらく使われていないと思います。ここからがとても歩きやすくなります。
「コマクサ」は本当に強い。どこに根を張れば生きていけるか分かっている。
2019年07月28日 09:33撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 9:33
「コマクサ」は本当に強い。どこに根を張れば生きていけるか分かっている。
少し広いスペースもあったけど、テントを張るには不適かな。ゴツゴツして寝れなそう。
2019年07月28日 09:34撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 9:34
少し広いスペースもあったけど、テントを張るには不適かな。ゴツゴツして寝れなそう。
笹薮で全身ずぶ濡れになったけど、高温&強風ですっかり乾いてきた。これが秋ならばそうはいかない。
2019年07月28日 09:37撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 9:37
笹薮で全身ずぶ濡れになったけど、高温&強風ですっかり乾いてきた。これが秋ならばそうはいかない。
日帰りが厳しいならば、テン泊でと思ったけど、稜線上でテントを張るのは厳しいかも。広いけど、痛そう。何より風が強そうだし。
2019年07月28日 09:43撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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日帰りが厳しいならば、テン泊でと思ったけど、稜線上でテントを張るのは厳しいかも。広いけど、痛そう。何より風が強そうだし。
「エゾウサギギク」
2019年07月28日 09:45撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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「エゾウサギギク」
オプタテシケに向かうのと似てる。まだ結構あるけど、歩けない気はしない。
2019年07月28日 09:49撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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オプタテシケに向かうのと似てる。まだ結構あるけど、歩けない気はしない。
この尾根で風が変わる。めっちゃ寒い時と、めっちゃ暑い時があった。
2019年07月28日 09:52撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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この尾根で風が変わる。めっちゃ寒い時と、めっちゃ暑い時があった。
風除け着た方がいいかなと思いながらも、取り出すときに飛ばされたらどうしよう...とか思って、なかなか出せず。
2019年07月28日 09:54撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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風除け着た方がいいかなと思いながらも、取り出すときに飛ばされたらどうしよう...とか思って、なかなか出せず。
この稜線は北海道の宝だなーと。人気の表大雪とは一味違う、東大雪らしい景色。
2019年07月28日 09:57撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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この稜線は北海道の宝だなーと。人気の表大雪とは一味違う、東大雪らしい景色。
東大雪は車の移動距離もあるし、レベルも高い。麓は電波もないし、色々不安なエリアだけど、やっと歩ける自信がついてきた。
2019年07月28日 09:59撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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東大雪は車の移動距離もあるし、レベルも高い。麓は電波もないし、色々不安なエリアだけど、やっと歩ける自信がついてきた。
肉眼で捉えた山頂標識が人影のようにも見えて、私よりも早く入った人がいたのかな?とか、まさかの菅野温泉から登って来たのかな?とか、一瞬思ったけど、冷静に考えたらそんなことはないよね。
2019年07月28日 10:08撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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肉眼で捉えた山頂標識が人影のようにも見えて、私よりも早く入った人がいたのかな?とか、まさかの菅野温泉から登って来たのかな?とか、一瞬思ったけど、冷静に考えたらそんなことはないよね。
寝ないで長距離歩くとファンタジーワールドに突入して、幻覚見えてくるの。どこまで行くかは決めず12時で折り返そうと思ってたけど、糠平富士までにしておこうかなという気になってきた。
2019年07月28日 10:15撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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寝ないで長距離歩くとファンタジーワールドに突入して、幻覚見えてくるの。どこまで行くかは決めず12時で折り返そうと思ってたけど、糠平富士までにしておこうかなという気になってきた。
(10:20)糠平富士
歩き始めて6時間半、登山口から4時間半で糠平富士に着きました。ペースは想定内ですが、慣れない藪漕ぎで体力も精神力も削られました。帽子は普段から3つぐらい用意していて、その山に合わせて使い分けます。今日は陽射し&強風が予想されたので、ツバ広め、あご紐付きで。
2019年07月28日 10:26撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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(10:20)糠平富士
歩き始めて6時間半、登山口から4時間半で糠平富士に着きました。ペースは想定内ですが、慣れない藪漕ぎで体力も精神力も削られました。帽子は普段から3つぐらい用意していて、その山に合わせて使い分けます。今日は陽射し&強風が予想されたので、ツバ広め、あご紐付きで。
三角点タッチ。藪漕ぎで手袋が本当にダメになってきたよ。
2019年07月28日 10:21撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 10:21
三角点タッチ。藪漕ぎで手袋が本当にダメになってきたよ。
時間的には、本峰までギリギリ行けそうかなと思いながらも、下りの体力が心配だったので、ここで休憩して下山することに。
2019年07月28日 10:22撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 10:22
時間的には、本峰までギリギリ行けそうかなと思いながらも、下りの体力が心配だったので、ここで休憩して下山することに。
ここまで飴3個と塩羊羹1個だけで歩いてきたから、なんか食べよー。今日のランチは半額になったあんぱん5個と先週ブルーベリー狩りしてきた戦利品!
大好きなグレープフルーツジュースも。甘味と酸味が強調される組み合わせ。
2019年07月28日 10:28撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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ここまで飴3個と塩羊羹1個だけで歩いてきたから、なんか食べよー。今日のランチは半額になったあんぱん5個と先週ブルーベリー狩りしてきた戦利品!
大好きなグレープフルーツジュースも。甘味と酸味が強調される組み合わせ。
ここのリンネソウもキレイだった。日の長い時期だから、誰か登ってくるかなーと思ったけど、そんなことはなかった。こんなにいい山独占してる。
2019年07月28日 10:39撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 10:39
ここのリンネソウもキレイだった。日の長い時期だから、誰か登ってくるかなーと思ったけど、そんなことはなかった。こんなにいい山独占してる。
そうこうしてるうちに本峰の縦走路が見えてきた。偽ピークいっぱいあって、どこが本峰なのか分からない。右奥に見えるのはピークが隠れたニペソツ。
「ニペさま〜、ウペペさま〜」と絶叫しました。
2019年07月28日 10:40撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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そうこうしてるうちに本峰の縦走路が見えてきた。偽ピークいっぱいあって、どこが本峰なのか分からない。右奥に見えるのはピークが隠れたニペソツ。
「ニペさま〜、ウペペさま〜」と絶叫しました。
「ミヤマアキノキリンソウ」
2019年07月28日 10:41撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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「ミヤマアキノキリンソウ」
こういうのは「マルバシモツケ」ってことにしてる。
2019年07月28日 10:41撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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こういうのは「マルバシモツケ」ってことにしてる。
そして、キレイな青空が〜。斜里岳に続き、我ながらベストチョイスだったと思う。
2019年07月28日 10:44撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 10:44
そして、キレイな青空が〜。斜里岳に続き、我ながらベストチョイスだったと思う。
帰りを待つ夫(←別に待ってない)に下山予定時間を1時間繰り上げて報告する。お賽銭ないけど、安全祈願して下山します。
2019年07月28日 10:52撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 10:52
帰りを待つ夫(←別に待ってない)に下山予定時間を1時間繰り上げて報告する。お賽銭ないけど、安全祈願して下山します。
帰る方向。どれだけ歩くかなんて考えない。
足元に留意して、進むだけ。
2019年07月28日 10:53撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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帰る方向。どれだけ歩くかなんて考えない。
足元に留意して、進むだけ。
(10:55)下山開始
靴紐はキツメで。藪漕ぎで引っ掛かったりして、靴紐がほどけるので、2重に縛ります。藪漕ぎする時はゲイターあった方がいいかなと思うけど、面倒なのであまり使いません。
2019年07月28日 10:55撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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(10:55)下山開始
靴紐はキツメで。藪漕ぎで引っ掛かったりして、靴紐がほどけるので、2重に縛ります。藪漕ぎする時はゲイターあった方がいいかなと思うけど、面倒なのであまり使いません。
すごい斜面。これ滑りたい人いるでしょー。
2019年07月28日 11:06撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 11:06
すごい斜面。これ滑りたい人いるでしょー。
久々のロングコースだけど、足の調子は案外いいかもーっていう気がしてきた。
2019年07月28日 11:10撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 11:10
久々のロングコースだけど、足の調子は案外いいかもーっていう気がしてきた。
帰りの方が天気が良くなってきたので、写真を撮りながらのんびりと進みます。
2019年07月28日 11:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 11:13
帰りの方が天気が良くなってきたので、写真を撮りながらのんびりと進みます。
15分歩いただけで、ここまで下りてきた。3時入りすれば、私の足でも本峰まで行けそう。
2019年07月28日 11:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 11:13
15分歩いただけで、ここまで下りてきた。3時入りすれば、私の足でも本峰まで行けそう。
然別湖と周りのお山たち。東ヌプカしか登ったことがないから、稜線に上がって視界がなければ、引き返してあちらへ行こうと思っていました。
2019年07月28日 11:17撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 11:17
然別湖と周りのお山たち。東ヌプカしか登ったことがないから、稜線に上がって視界がなければ、引き返してあちらへ行こうと思っていました。
ため息が出るほど美しかった。秋の色を想像して、再訪を誓う。
2019年07月28日 11:24撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 11:24
ため息が出るほど美しかった。秋の色を想像して、再訪を誓う。
気持ちいい稜線歩きもあと少し。思い切って来てよかった。
2019年07月28日 11:33撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 11:33
気持ちいい稜線歩きもあと少し。思い切って来てよかった。
ガスるとハイマツの道も分かりにくくなるんだね。大きな岩にケルンが積んである。
2019年07月28日 11:40撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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ガスるとハイマツの道も分かりにくくなるんだね。大きな岩にケルンが積んである。
ウペペペペペサンケって感じ。
2019年07月28日 11:42撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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ウペペペペペサンケって感じ。
そういえば、2013年にマイブームで「富士」と名の付く山に登っていた。あの時、糠平富士も候補に上がってたけど、自分にはまだ早いと思って諦めたことがあった。
2019年07月28日 11:44撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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そういえば、2013年にマイブームで「富士」と名の付く山に登っていた。あの時、糠平富士も候補に上がってたけど、自分にはまだ早いと思って諦めたことがあった。
菅野温泉分岐まで戻ってきました。
2019年07月28日 11:48撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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菅野温泉分岐まで戻ってきました。
買ったばかりの服じゃなくて、古いのを着たほうがいいよ。Tシャツが松ヤニだらけになったもの。洗濯しても取れないし。
2019年07月28日 11:51撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 11:51
買ったばかりの服じゃなくて、古いのを着たほうがいいよ。Tシャツが松ヤニだらけになったもの。洗濯しても取れないし。
やっぱり、ウペペペペペサンケって、感じでしょ?
2019年07月28日 12:03撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 12:03
やっぱり、ウペペペペペサンケって、感じでしょ?
(12:10)1610峰
ここから藪漕ぎに備えて、一眼レフはしまっておきます。去年猛暑のニペソツで3リットル飲んだので、今日は4.5リットル持ちました。結局、水分摂取は1.5リットルほどでした。
2019年07月28日 12:11撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 12:11
(12:10)1610峰
ここから藪漕ぎに備えて、一眼レフはしまっておきます。去年猛暑のニペソツで3リットル飲んだので、今日は4.5リットル持ちました。結局、水分摂取は1.5リットルほどでした。
ここであんぱん1個補給します。私は上りよりも下りでカロリーを摂取します。
2019年07月28日 12:12撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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7/28 12:12
ここであんぱん1個補給します。私は上りよりも下りでカロリーを摂取します。
往路の反省を踏まえて、歩くことに集中しました。笹はすっかり乾いていて、道も分かりやすいような気がしました。
2019年07月28日 12:47撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 12:47
往路の反省を踏まえて、歩くことに集中しました。笹はすっかり乾いていて、道も分かりやすいような気がしました。
雲行きが少し怪しくなってきたかな。早めの下山でよかったかも。
2019年07月28日 12:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 12:54
雲行きが少し怪しくなってきたかな。早めの下山でよかったかも。
(13:00)1399峰
要注意区間が終わり、ホッと一息。
2019年07月28日 13:03撮影 by  iPhone 8, Apple
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(13:00)1399峰
要注意区間が終わり、ホッと一息。
(14:30)下山完了
1399峰から登山口までは1時間半でした。登りではそれほど感じなかったですが、倒木で踏み跡が隠れていたりして、ルート取りが難しかったです。怪しいなと思ったら、すぐにGPSで進行方向を確認しながら進みました。
2019年07月28日 14:31撮影 by  iPhone 8, Apple
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(14:30)下山完了
1399峰から登山口までは1時間半でした。登りではそれほど感じなかったですが、倒木で踏み跡が隠れていたりして、ルート取りが難しかったです。怪しいなと思ったら、すぐにGPSで進行方向を確認しながら進みました。
残っていた水2リットルはここで捨てました。最後の林道歩きもかなり暑かったですが、木陰だからまだマシなのかな。
2019年07月28日 14:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 14:55
残っていた水2リットルはここで捨てました。最後の林道歩きもかなり暑かったですが、木陰だからまだマシなのかな。
芸術的な枝ぶり。
2019年07月28日 15:00撮影 by  iPhone 8, Apple
7/28 15:00
芸術的な枝ぶり。
今日もがんばってくれました。そろそろ買い替えないとね。^^;
2019年07月28日 15:04撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 15:04
今日もがんばってくれました。そろそろ買い替えないとね。^^;
(16:05)
下山予定時間を17時に修正しましたが、さらに1時間早く戻れましたー。足は大丈夫!まだまだ歩けそう。
2019年07月28日 16:05撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 16:05
(16:05)
下山予定時間を17時に修正しましたが、さらに1時間早く戻れましたー。足は大丈夫!まだまだ歩けそう。
国道沿いには立派な看板がありますが、ここは石狩岳やニペソツよりもキツイかもしれません。距離と標高差だけでは計れないものがありますが、毎年歩きたい山に入りました。何より名前が可愛いもの。
(*゜▽゜)ノ
2019年07月28日 16:19撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 16:19
国道沿いには立派な看板がありますが、ここは石狩岳やニペソツよりもキツイかもしれません。距離と標高差だけでは計れないものがありますが、毎年歩きたい山に入りました。何より名前が可愛いもの。
(*゜▽゜)ノ
17時の営業終了時間に間に合いました。本当は食パン買いに来たついでに登っただけなの。
がんばって歩いたから、ソフトクリームは通常サイズ(270円)食べてもいいよね?
(^_-)vブイブイッ
2019年07月28日 16:59撮影 by  iPhone 8, Apple
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7/28 16:59
17時の営業終了時間に間に合いました。本当は食パン買いに来たついでに登っただけなの。
がんばって歩いたから、ソフトクリームは通常サイズ(270円)食べてもいいよね?
(^_-)vブイブイッ
こんなに歩いてないけど、去年のzeropo7さんを超えました。笑
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こんなに歩いてないけど、去年のzeropo7さんを超えました。笑

装備

MYアイテム
dominon
重量:4.45kg

感想

2016年8月17日に第7号が上陸したのに続き、21日に第11号、23日に第9号と、わずか1週間の間に3つの台風が北海道に上陸し、天人峡温泉では宿泊客約90人が一時取り残された。

8月29日〜31日の第10号は、北海道に上陸こそしなかったものの、暴風と暴雨で十勝・上川を中心に広範囲にわたって甚大な被害をもたらした。氾濫した川は橋を壊し、JRと道路が壊滅状態になり、流失した橋からは車が転落し、死者も出た。

あれから3年。

もう3年なのか、まだ3年なのか。

災害が少ないと思っていた北海道でも、毎年のように大規模な自然災害が起こるようになった。ニュースで取り上げられている間は、人々の関心は向けられ、ボランティア活動や寄付などの支援をする人も多いと思う。

3年経った今では当事者でもない限り、あの災害を忘れかけていると思う。大きな被害を受けた地域の人々は、住む場所や生活スタイルを変えたり、仕事のやり方を変えながら、困難を乗り越えてきただろう。

良い意味でも悪い意味でも、苦しいことや辛いことは忘れるようにできていると思う。
そうでなければ辛すぎるから。
身の回りに起こったこと全てを、そのままの状態で覚えてなんていられない。

「トカトカに食パンを買いに行ってくるよ」

あれから私は道東方面に行くことが増えたと思う。特別意識したわけではなかったけど、車を走らせながら見える景色が好きだった。緩やかな起伏に整然と植えられた作物とそれらを守るように高く長く広がる防風林。同じ北海道でも稲作中心の空知の景色とは違っていた。

3時間かけて300円のパンを買いに行くのは、異様な光景かもしれない。
ガソリン代の方がずっとかかるし、地元にも美味しいパン屋さんはあるんだから。

ついでに近くの山に登って、温泉に入る。
ソフトクリームを食べて、職場の仲間にちょっとしたお土産を買う。

南富良野の傾いた家は元通りになり、新しい橋が掛けられ、道路沿いの大きな倒木は少しずつ処理されていった。広い畑には作物が育っていき、濁っていた湖は少しずつ元の色に戻っていった。

話を山に戻そう。

被害の大きかった東大雪エリアは、昨年から林道が修復されたり、登山ルートを変更するなどして、少しずつ復旧が始まった。二百名山に選定されている「ニペソツ」と「石狩岳」は、道内外の登山者からの人気も高く、その厳しく美しい山容は山好きには堪らない魅力があり、よく整備された百名山とは一味も二味も違う。急登と登り返しと絶景の連続で、一度その頂に立った者は病み付きになってしまう。

「ウペペサンケ」

アイヌの言葉は響きがいい。半濁音が堪らなく可愛い。

登山口まで車でアクセスできた頃は、糠平富士まで片道5km、本峰までは6.5kmで、登山道が整備されていれば、それほど難易度は高くなかったと思う。三百名山にも選ばれなかったウペペサンケは、人気のあるニペソツや石狩岳の陰に隠れてしまったのかもしれない。

誰かが選んだ山ではなく、自分が選んだ山に登りたい。

3年前の豪雨災害で林道は大きく崩壊した。片道7.5kmの林道歩きが余儀なくされ、登山者は急激に少なくなった。

車を停められる取水施設から糠平富士まで往復25km、本峰までだと28kmになる。
しかし、標高差は去年歩いたニペソツの幌加コースよりも少ないし、石狩岳から沼ノ原へ抜けるために、背丈以上のひどい藪漕ぎも経験した。
林道がどのぐらい崩壊しているのか、登山道はどのぐらい不明瞭なのか、日の長いうちに自分の目で見ておきたい。

ほとんど人が寄り付かなくなった山に入るには勇気がいる。
一人で行けないところにパーティでは行かない。
稜線まで出て、視界がなければ戻ろう。
折り返し時間を決めて、行ってみよう。
私の足は遅いけど、マイペースならば歩き続けられる。

いつもとは違っていて、本当に誰もいなかった。
稜線に出るまでは電波もない。
倒木はひどく、潜るには低く、跨ぐには高い。
乗り越えたり、巻き道を探したり。
かつての登山道は笹に覆われ、踏み跡も不明瞭だった。
ピンクテープは少なく、読めなくなった標識や人工的に処理された切り株を見つけるたびにホッとした。
かつて人が作った道は、本来の姿に戻っていて、大きな倒木の根からは新しい命が芽吹き、花が咲く。
蜘蛛の巣が絡みつき、捕らわれた虫たちと同じように喘いだ。

最初の急登が終わり、1399峰の小さなピークに立った時、次に見えた目標へ続く道はとても狭く、これから進む道の険しさを覚悟した。
それでも体はまだまだ大丈夫だった。

背丈以上の笹藪と跳ね返りの強いハイマツの藪漕ぎだった。
それは想像以上で、去年経験した石狩岳から沼ノ原までの根曲がり廊下付近の藪漕ぎと同じレベルだった。あの時は私がGPSで進行方向を確認して、友達が先を歩いてくれた。藪漕ぎの先頭には相当なストレスがかかる。

朝露をたっぷり含んだ笹を掻き分けると全身ずぶ濡れになった。
古い笹刈りの跡を見つけながら、スッと足が入るところを探す。
コル付近の笹が最も成長していて、本当に大変だった。
人が入らなくなって数年でここまで成長するものかと思った。

おかしい・・・藪がどんどん深くなる。

いつの間にかルートを外していた。
GPSはスマホで取っていて、現在地と進行方向を確認すると、反対側に進んでいた。このまま斜めに進みながら、軌道修正できないかと進んでみるものの、藪は深くなるばかりで、焦り始めた。
順目だとスッと入っていけるのに、戻ろうとすると跳ね返される。

ポケットに入れていたスマホの液晶は朝露で濡れていて、防水機能がどこまでのものなのか気になりだした。
「もし、ここでスマホが壊れたら?」と猛烈な不安が頭をよぎった。
逆目の藪こぎは本当にキツかった。
ここで体力と精神力を一気に削ぎ落とされた。

この時、正常性バイアスがかかったのだと思う。
おかしいと思ったらすぐに現在地を確認して、来た道を引き返すのが鉄則なのに、戻るのが大変なので、このまま進んで軌道修正しようと善からぬ気持ちが芽生えてしまった。

笹藪地獄のコルを過ぎると、ハイマツの藪漕ぎになり、今度は松ヤニの洗礼を受ける。
今まで山ではほとんど着ていなかったエメラルドグリーンと黄色のグラデーションがキレイなTシャツを着てきたことを後悔した。ここはお洒落をして来るような甘い山ではない。ハイマツの跳ね返りでスネを強打して、手はベトベトになりながら、1595峰に辿り着いた。

そこには、それまでの苦労を帳消しにする景色が広がっていた。その稜線の美しさは格別で、大雪山の広さを静かに味わえる素晴らしい山だと思った。
目指すピークまでは、それなりの距離はあるものの、歩けない気はしなかった。30度を超える暑さと風速15mはあろうかという強風で、びしょ濡れだった体は一気に乾いていった。巨大な温風乾燥機に体をもみくちゃにされ、ちょうどいいんだか、悪いんだかという感じだった。

絶景と強風に背中を押され、糠平富士のピークに着いた。
するとさっきまで雲に隠れていた本峰へ続く道が開かれ、遠くにはニペソツの姿も現れた。

「今日はここで止めておこう」と、ついさっき決めたばかりなのに、あんなに不安な気持ちになったのに、進む道が開かれるとまた気持ちが揺らいでしまう。

壁を乗り越えるための手段は2つ。実力をつけるか方法を知るか。

次の課題を残しておけば、また来る口実になる。
秋の景色を想像して、再訪を誓った。
自分のレベルがこの山に合った時、もっと素晴らしい旅になる。

倒木の多い樹林帯の下りは、上りよりも一層ルートが分かりにくく、GPSで進行方向を確認しながら歩いた。
暗い時間帯ならば、すぐに道に迷ってしまうだろう。
ここに入るには、体力と精神力とテクノロジーが必要になると思う。

余裕を持って早く下山すれば、お気に入りのお店でソフトクリームを食べられる。

いつからか食パンは390円に値上がりしたけど、その美味しさはずっと変わらないし、ウペペサンケの美しさもずっと変わらないと思う。

秋へ続く・・・かな。

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コメント

余談ですが
28日14時頃から翌日に白雲山に登るため、道の駅鹿追で車中泊の用意してました。確かに仮眠してる女性いましたね。お疲れさまでした。
2019/7/31 8:57
Re: 余談ですが
仮眠見られていましたかー。笑
眠たくなったらすぐにその辺で寝ちゃうんですよ。疲れきって崩れるように眠るのが好きです。
2019/7/31 9:36
dominonさんこんばんはー
歩数、ヤラレター笑

ウペペの素晴らしい稜線歩き、天気も良くて最高だったでしょうね!

去年の感動がまた蘇りました。

秋、素敵な風景が浮かびます。

お疲れ様でした。

因みに同じ日私は伏美岳にいましたよー^_^
2019/7/31 23:20
Re: dominonさんこんばんはー
zeropo7さん、こんばんは。
日の長いうちに登山道の下見がしたくて、勇気を振り絞って行ってきました。この時期に誰もいないという完全に孤立した状態は、精神的にキツかったです。
林道の倒れた木からは新しい芽が出ているし、草花は再生を始めているので、林道歩きはこのままでいいような気がしますが、登山道はもう少し歩きやすくなれば有り難いですね。秋は時間的に厳しいと思うので、ピンテ付けながら歩こうかと思いました。

また歩数勝ちましたよ。私、どんな歩き方してるのかな?笑

伏見も林道歩き長そうですね。日高の山は敷居が高くて、まだ視野には入っていませんが、自信が付いたらカムエクは行ってみたいですね。
2019/8/1 0:19
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