清水頭から雨乞岳へ(ついでにイハイガ岳も)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,082m
- 下り
- 1,082m
コースタイム
〜大峠(9:10/9:20)〜イハイガ岳(9:50/10:05)〜大峠(10:30/10:50)〜東向き尾根に乗る(11:35)〜
清水頭で昼食(12:10/12:50)〜南雨乞岳(13:15)〜雨乞岳(13:30/13:45)〜杉峠(14:05/14:20)〜
蓮如上人旧跡(14:55/15:10)〜岩ヶ谷林道登山口(16:00)
天候 | 気持ちの良い晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
渋川に架かる鳴野橋の駐車スペースを利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ツルベ谷から大峠へ上がる手前で谷筋が広がりルート不明瞭です。 イハイガ岳への登りではきつい思いをしました。 大峠から南向きの尾根に乗ると石楠花の尾根です。 東向き尾根に乗ると雰囲気が変わり、清水頭への手前ではリンドウが群生。 |
写真
感想
以前鎌ヶ岳から展望した時、雨乞岳から続く綿向山方面のピークが気になっていた。
清水頭(しょうずのかしら)から雨乞岳への尾根に惹かれて、大峠から巡ってみる。
青空が広がる気持ちの良い日になった。今日は少し距離は長いが楽しめそうだ。
古屋敷跡の大峠分岐からフジキリ谷へ下り左岸へ移るとまもなくして二股になり、右股、ツルベ谷の左岸に出る。
小さな平凡な谷を左岸、右岸を繰り返して行く。
石灰岩に苔生したうっそうとして暗い谷に、小さな台地?が現れるとルートは右岸山腹へ延びる。
ここが大峠へ登りと思われるので、水筒を満たしておこう。
山腹を戻るようにして尾根を回り込み一本東側の谷へ移ると、やがて水が涸れ谷底が大きく広がる。
踏み跡も不明瞭になるのでほぼ中央を選んで登るとコルになり、展望の無い大峠に出る。
少し時間も早いのでコースタイムを計算すると、予定外だがイハイガ岳を往復できそうだ。
大峠から右(西)の尾根を辿ってイハイガ岳を目指すと、
痩せた尾根だがツツジや石楠花が目を楽しませてくれる。
しばらく痩せた尾根下を絡んで辿り、やがて尾根筋に上がると目の前にせり上がるイハイガ岳を見る。
山頂まではかなりきつい傾斜だ。
イハイガ岳へはわずかに南に振った尾根筋を登るが見た通りの急斜面が続く。
斜面には時期は過ぎたがイワカガミの群生地が多く見られる。
こんな登りはもういいやと感じる頃やっと傾斜がゆるみ、三角点の立つイハイガ岳の小さなピークに出る。
目の先は綿向山だ。一通り展望した後、大峠へ戻る。
小腹がすいたので行動食を食べた後、東を向いて尾根を辿るが、広い斜面の尾根でルートを外したらしい。
とにかく高身を目指して歩くとやがてルートに出会う。
次第に尾根筋が明確になると石楠花密生の尾根となる。
尾根の左右に咲く石楠花を眺めながら高度を稼ぐと、やがて傾斜が緩み、
石楠花からブナ?に変わったせいか穏やかな雰囲気の尾根に変わってくる。尾根筋も南向きから東へ向きを変える。
下生えの無い快適な尾根がわずかに傾斜を増す頃、リンドウの群生地となり、次第に現れる下生えを踏んで
樹林を抜けると突然明るい稜線となり、
正面に大きな鎌尾根が広がり、雨乞岳に続く笹の稜線が延びる清水頭に飛び出る。
余りにも明るい展望が広がる気持ちの良い場所だ。
大きく広がる展望と、気持ちの良い風に吹かれて昼食タイムを楽しむ。
食事中に、汗を含んだ上着も乾いたので雨乞岳を目指してコルまで下る。
笹の間に延びる踏み跡に従って南雨乞岳のピークを目指す。
傾斜を増した笹のブッシュを掻き分けてピークに出ると、目の前には東雨乞岳の人影を捉えられる。指標は無いが南雨乞岳だ。
南雨乞岳ピークから北に向かって身の丈ほどの笹を漕いで斜面を上がると
雨乞岳山頂に飛び出す。周囲を笹に囲まれた山頂だが、東側の展望は良いので、釈迦ヶ岳〜鎌ヶ岳を展望できる。
山頂で小休止した後、鈴鹿では珍しい山頂の池「大峠の澤」(おおたわのさわ)に立ち寄ってから
周囲の山並みを展望しながら杉峠へ下る。
少々長い距離だったが天気にも恵まれ、濃くなった緑や思いがけない石楠花の密生する尾根に出会えたりと、
期待通り快適なコースだった。秋にもう一度訪れてみよう。
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