登頂達成!!でも超怖かった!! 残雪の富士山


コースタイム
7:20 7合目 (15分休憩)
9:05 8合目 (25分休憩)
11:30 富士宮口山頂 (25分滞在)
11:55 下山開始
12:55 8合目
14:00 登山口
天候 | ハレ → 雲湧く → 山頂、強風 → 下山時ホワイトアウト → 強烈な雹(雷鳴あり) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
6合目過ぎからアイゼン装着 ほとんど直登 |
写真
感想
・先週の金環日食富士登山では、悪天候により登頂を断念したので、今回はリベンジ
登頂すべく富士宮ルートから再訪 (^_^)b
・前晩のニュースで、西日本や東北方面は天気が崩れ、雷や雹に注意!!となっていたが
富士山の予報は終日ハレマークだったので、とりあえず行ってみることに… (^^;)
・富士宮口までクルマで向かう夜の山道で、小さな動物が突然飛び出してきた!!
なんと子ギツネだ!!超かわいい!! ヾ(≧∇≦)
・コンビニで車中泊させてもらい4:30起床、トイレ&買い物を済ませ富士宮口へ…
すでにクルマが5、6台停まっている富士宮登山口に到着…
支度を整え5:55いざスタート!! (^_^)b
・6合目を過ぎて少し登ったところでアイゼン装着、まだ朝なので雪も緩んでおらず、
かといってガリガリでもなく、非常に歩きやすい (^_^)v
・7合目で軽く腹ごしらえ (^^)
・雲の動きが気になる、、、
上を見ると、富士山の向こう側(北西方面)からボリュームのある雲が富士山頂を
かすめながら流れてくる、、、
下を見ると、低い雲海がまったく反対向きに流れ、富士山にぶつかりどんどんと
縦に立ち上がってきている、、、
つい最近、山の雑誌で、「高い雲と低い雲が反対向きに流れていると、かなりの確率
で天気が崩れる」とあった、、、「雲のけんか」だとか、、、
今まさにその状況、、、??天気、、崩れるのか、、、??
次第に雲の動きが進み、北西からの高い雲と南東からのせり上がった雲がぶつかり
合いボリュームを増す、、、もしかしてこういうのが積乱雲になるのかな、、、??
自分の読みに大した自信は持っていないが、少しの焦りを感じ、すぐ目先の8合目の
小屋を目指して急ぎ足に登る、、、下方にも登山者いるし、、、 ( ・_・;)
・大きく休憩をとるつもりでいた8合目に着くと、すでに休憩中の男性1人と、たった
今追いつかれた健脚な年配者と一緒になった…
たまたま年配者のとなりに腰掛け、「どちらからですか?」と声をかけると、神奈川
の秦野市からだという…少し会話のやりとりをしていると、なんとこの人!!!!、、、
「佐々木茂良」さんといって、富士山登頂8年間で946回という、雑誌にも出る
ような有名な方だった…!!!!、今日で958回目とのこと…!!
「まいにち富士山」という本の著者であり、今シーズン発刊されている富士登山の
ガイドブックにも出ているそうだ、、、すごい人に出逢った、、、!!!!
握手をしていただき、一緒に写真撮影まで快諾してくれ、名刺も戴いた…
雨さえ降らなければ、ほぼ毎日この富士宮ルートを登っているというので、ここへ
くれば必ずまたお会いできるんだ…!!なんだか嬉しい…!!
年間およそ100回登るとのことなので、今年は記念すべき1000回目の年なんだ
そうだ…是非頑張ってもらいたい!!!!
先に出発する佐々木さんに、追いつけるように頑張ります!と言って見送った…
なんだか元気が湧いてきた…!!必ず山頂でまたお会いしたい!!
とても嬉しい出逢いに感動で胸がいっぱいだった… (≧▽≦)
・しかしこの時、天気に対して「きっと大丈夫」と勝手に解釈している自分がいた…
我々も遅れて出発する…佐々木さんはもう小さい…さすが健脚だ…
ひたすら雪渓を直直登…9合目は立ち寄らず、スルーしてそのまま直登をつづける…
上は風が強いらしく、山頂が見えてはホワイトアウト、見えてはホワイトアウト、
を繰り返す、、、
・山頂目前、あと20分程だろうあたりで、なんと佐々木さんがすでに登頂を済ませ
下りてきた…さすがに速い…結局追いつけなかった…
すれ違い際に挨拶し別れる (^_^)/
・11:30、ついに念願の残雪期の富士山に登頂成功!!!! (≧▽≦)
山頂に立つとかなり風が強い!!次々と雲が我々を飲みに来る!! (>o<)
半ホワイトアウト状態!!剣ヶ峰まったく見えない!!奥宮、完全埋没!! (@_@)
剣ヶ峰行きたかったけど、今回は潔く諦めることにした… (T^T)
山頂で行き遭ったのは1人だけ…その人にシャッターを押していただいた (^^)v
残雪纏う富士山頂に今いることをしっかり噛み締め…下山を開始する (・_・、)
・そういえば気付いた事がある…先週の金環日食富士登山のときもそうだったが、
今回もウチの相方が唯一の女性登山者のようだ…
なんだか…相方スゲェのかも、、、 (・_・;)
・下山はすっかりホワイトアウト…でも下りは比較的ラクだ、と余裕をこいていた…
8合目を過ぎた頃、ホワイトアウトのガスがいつの間にか黒ずんでいるのに気付く…
これはマズイ…!!!!と思った瞬間、激しく雹が降りつけてきた!!!!いよいよマズイ…!!!!
この急激な雹、必ずカミナリがついてくるはず…!!!!恐怖がこみあげる…!!!!
すぐに新7合目の小屋に到着、開いているかわからないが万一に備えここに一時身を
潜め雹雷をやり過ごしたほうが懸命だろうか…!?もし下山中にカミナリなんかが鳴り
始まったら富士山なんてとても身を隠す場所など皆無…!!!!撃たれるかも…!!!!
しかし相方が、雹が雨になったらヤダというので、まだ雷鳴がない今のうちに急いで
下りようということになった…
降りつける強い雹に耐えながらホワイトアウトでいまいち下山方向のわかりづらい斜面
を急ぎ足で下りる…!!!! するととうとう頭上から「ゴロ………ッ」──────!!!!!!!!!!!!
いっきに血の気が引いた、、、撃たれる───!!!!!!!!
GWの立山(レコ参照)で雷雲が接近したとき、自分だけ身体が超帯電した経験があった
ので、もし落雷があれば真っ先に撃たれるのは自分ではないか…!!!?もう生きた心地が
しない…相方も泣きそうである…
またお会いしましょう…と言って別れた佐々木さんにまさか会えないなんてことが…と、
悪い想像が頭をよぎってしまう、、、相方に何度も声をかけながら必死に歩く、、、
第2破の雷鳴が聞こえないうちに6合目の小屋の屋根が見えた!!とりあえずあそこまで
辿り着けばなんとか…!!
ジグザグの登山道を無視して真っ直ぐ小屋を目指して残雪の上を選んで歩く…!!
やっとの思いで小屋に着き、これなら一応身を隠せると思うと、ようやくピークの緊張
はほぐれた…雹もほとんど止んでいる…
ここまでくれば駐車場は目と鼻の先…雷雲からも脱することができたようなので、
下りてしまうことにした…
雪が完全になくなっていた登山道も、降り積もった雹によって白くなっている…
最後までアイゼンをつけたまま、命からがら駐車場に到着…
・安堵感でいっぱい、、、足がガクガクなのは疲れのせいか恐怖のせいか、、、
観光客がちらちらいる中、疲れきった体で帰り支度をする…なんだか頭イタイ…
・麓の入浴施設で体をほぐし、仮眠室でしっかり睡眠を摂った後、帰宅…
・帰りの車中、生きて帰った実感を噛み締める…しかし結局何事もないと、ちょっと
大袈裟だったのかな??と思ってしまうが、「いやそんなことはない!!今回たまたま
助かっただけ!!今後しっかり気を付けねば!!」と、自分に言い聞かせる!!
・マイナスな事ばかり考えるのもなんだから登頂した喜びも振り返る…
・帰ってテレビを見ると、尾瀬で落雷1名死亡のニュース、、、
やはり大袈裟なんかではなく、我々も死ぬ可能性が充分にあったんだと再認識する…
改めて生きて帰れたことに感謝する、、、
亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げます、、、
・今回油断して日焼け止めを塗らなかったせいで顔が真っ赤っか、、、
しかもサングラスのおかげでパンダ目、ニット帽のおかげでおでこもツートン…
翌日職場でいい笑い物であった… (T_T)
「カミナリにでも撃たれたんか!?」と縁起でもないことを言われたが、う~ん…
当たらずとも遠からず…というかなんてゆうか、、、
無事下山何よりです
近頃のお天気変ですよね
ゴロゴロ雷怖い!怖い!
登り時間に対して下山時間早!
登頂おめでとうございます!
日食の日は残念でしたが、もうリベンジとはすごいっす!
自分も早く登りたいです!!
かなり危険な綱渡りだったようですね、お気をつけてくださいね!
※読んでて怖かったので拍手はできませんでした
コメント&ご心配ありがとうございます。(_ _)
下山はとにかく一刻を争う事態でしたから、、、
最悪は、相方の手を引いて強制道連れシリセードするつもりでした、、、
ありがとうございます!
さっそく行ってしまいました! (^_^)ゞ
念願の残雪富士山登頂に感無量です。
しかし佐々木さんの健脚ぶりには驚かされます。
目標にしたいですね。
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