鹿島槍ヶ岳
- GPS
- 53:14
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 2,731m
- 下り
- 2,744m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 9:29
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 4:54
天候 | 8/6(火)快晴のち雷雨 8/7(水)快晴のち雷雨 8/8(木)快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは扇沢駅と柏原新道入口にあります。 ー柏原新道ー *全体的に良く整備されていて歩き易い *水場がないため種池山荘もしくは冷池山荘での購入となるので、水の管理が必要 扇沢ー種池山荘ー爺ヶ岳 登山道が良く整備されていて道迷いの心配はいりません。 急登がなく手を使う場面がないので安心して歩けます。 爺ヶ岳ー冷池山荘ー鹿島槍ヶ岳(南峰) 登山道が良く整備されていて道迷いの心配はいりません。 急登がなく手を使う場面がないので安心して歩けます。 鹿島槍ヶ岳(南峰)−鹿島槍ヶ岳(北峰) 吊尾根。ここからは登山道が岩稜帯になり、確実な支持が必要となります。特に南峰からの下りは急傾斜に加えて浮石に注意が必要。 ーこの時期の注意点ー *暑さ対策ー陽が昇るととにかく暑い、早出と水の管理が必要。 *雷雨対策ー早出・早着が望ましい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
サブザック
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | 稜線上や山頂では風の影響を受けるので, 防寒用にソフトシェルはあった方が良いでしょう。 手袋は吊尾根通過時に岩場で支持に必要です。 |
感想
鹿島槍ヶ岳を「せり上がった双耳峰、二つをつなぐ吊尾根、その品のいい美しさは見あきる事がない。」と深田久弥氏が『日本百名山』の中で表現されていました。
昨年、集中豪雨の影響でやむを得ず山行を中止していましたが、剱岳から遠望した姿が忘れられずに、梅雨明けの休日を利用して鹿島槍ヶ岳に行って来ました。
登山ルートは扇沢から柏原新道を往復するコースとしました。
初日 扇沢⇒冷池山荘 冷池山荘テント泊
二日目 冷池山荘⇔鹿島槍ヶ岳 冷池山荘テント泊
三日目 冷池山荘⇒扇沢
初日
JR(特別急行、山陽・東海道新幹線)でJR東京に入り、新宿から夜行バスで扇沢。
無風快晴。
身支度を済ませて、期待に胸を膨らませてスタートします。
扇沢から柏原新道登山口より取り付きます。
柏原新道は良く整備されていて、道迷いの心配がなく安心して歩けます。適宜、ベンチが施されて休憩もし易いから助かります。
また、急登がなく手を使う場面もありません。
爺ヶ岳から望む鹿島槍ヶ岳の双耳峰の自然美に魅了される。これが冷池山荘に着く間、何度も見入ってしまうから困ってしまいます。
冷池山荘でテント設営。
テント設営後、テント場全体に緊張が走る。
東の空に積乱雲とともに雷鳴が轟く!
⚡(ピカッ)ドカーン、バリバリバリバリ・・・。住人がテントから這い出して、テント場が一時騒然となる・・・「雷・・・大丈夫か?・・・おい」。
その後、一瞬降雨があって雷雲は去っていき、住人みんながシンパシーを感じた夕暮れでした。
二日目
無風快晴。鹿島槍ヶ岳を往復する事で日の出前に出発します。
稜線上から朝日が昇るのを横目で見ながら布引山に向かいます。テント場から正面に姿を見せている鹿島槍ヶ岳が少しずつ大きくなって行きます。
布引山を経由して鹿島槍ヶ岳(南峰)に到着。
山頂よりの展望は素晴らしく、遠くは富士山。
立山は剱岳、後立山は五竜岳、穂高は槍ヶ岳といった北アルプスの名峰が各方角に連なって見えるので高揚する気持ちを抑えるのに苦労します。
折角なので北峰に向かいます。
南峰と北峰をつなぐ吊り尾根は今まで歩き易かった登山道とは異なります。支持が必要となる岩稜帯となり、特に南峰の下りは傾斜がきついのと落石に注意が必要です。
この日も午後より、雷雨が断続的に強く降りました。空を裂く雷とテントを打つ雨音に肝を冷やしました。
その後、不思議と何事もなかったかのように穏やかな夕空となりました。
三日目
無風快晴。爺ヶ岳を越える行程のため日の出前に出発します。
爺ヶ岳で鹿島槍ヶ岳の雄姿を見て、槍ヶ岳を遠望できた事に満足して下山しました。
山行期間の中で活動中は天気に恵まれた微風快晴の登山日和でした。山行中に気が付いた事は下記の通りとします。
夏山の特徴である暑さと雷雨には早出・早着は有効な手段だと身をもって感じさせられました。
柏原新道は評判通り歩き易くて、ありがたかったです。山荘のご主人をはじめ関係者の皆さんに感謝申し上げます。
特筆事項
*眺望
爺ヶ岳からの鹿島槍ヶ岳は素晴らしい
*高山植物
チングルマ・バイケイソウ・・・終わりかけ(種池山荘)
コマクサ・・・終わりかけ(爺ヶ岳)
チシマキキョウ・トリカブト・・・満開(布引山)
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