不動三滝☆まさかの登山道ロストで撤退
- GPS
- 06:18
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,209m
- 下り
- 1,214m
コースタイム
天候 | 晴れ時々くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
お盆休暇中の天気予報がくるくる変わるのでやきもきしていますが、どうやら今日は晴れることはなさそうだけど昼過ぎまでは持ちそうな予報です。
さくっと行けて、涼しげなコースで検討しましたが展望はあまりなさそうで滝を巡れるコースということで、白羽の矢を立てたのが不動三滝!
たぶん、関八州見晴台から黒山三滝まで行けるとかなりの充実のコースになるのでしょうが、こちらまで巡るなら晴れた日にぜひ。
西吾野駅に降り立ったのはわたしのほか、ひとりのみ。
お盆ですからね、きっとみんな、家族の行事があったりアルプスに行ったりしているんでしょうね。
しばらくはアスファルトを行きますが、今日はくもりのこともあり、気温25℃。
山歩きには暑くはないけど、涼しくもない。
それでも、沢沿いを歩けるのでときどき吹く風はひんやりです。
林道を行き、砂防ダムを越えればいよいよ山道に入ります。
全体的にザレ気味の道でところどころ、土砂の流れた後が残っています。
これは大雨の後などはあまり好んで歩きたくない道ですね。このコース全体に言えることですが、人ひとり通れる程度のトラバースが多く、明らかに雨で崩壊している場所もわりとあったので、やはり今日は雨に降られる前に下山したいところです。
まずは大滝。
ここでは思いがけずイワタバコに出会えてテンション上がります。
不動滝では、鹿の後ろ姿を発見!
山で鹿を見たのは初めてなのでますますテンション上がりまくりですよ。
ここは滝行ができるらしいですが、そう言われると試したくなっちゃいますよね。
ちょびっと滝をくぐってみましたよ。
白滝は先客もいましたので、さくっと記念撮影のみで。
次に目指すは高山不動尊。
なにやらすごい階段があるらしいので登りは使わずに行きましょう。
小休止をとり、いざ下山。
山道に復帰する道がちょっと分かりづらくてうろうろしましたが、小学校を抜けて、民家を抜けて、車道を少し登り返すのが正解でした。
が。
エゴ辻の分岐で大久保に下るか瀬尾に下るか、迷ったのです。どちらも、分岐直後から、ひどい道の荒れようだったので。
山と高原地図によると大久保に下る道には「急坂」と書かれている。
山と高原地図で「急坂」と書かれているときは、ほんとうにびっくりするような急坂ですので、どうせ同じように荒れているなら瀬尾に下ることに決めました。
しかしまあ、これが荒れ放題も荒れ放題。
倒木、流れた土砂や小枝、蜘蛛の巣と、とにかく人の歩いた踏み跡がかろうじてある様子。
そして現れたのは伐採地。
まずいな、登山道と作業道が混ざってるぞ、道間違えしないように気を付けなくちゃと、少し不安になりつつGPSと地図を照らし合わせながら慎重に下ります。
ところが行き着いた先は、完全に作業道。
明らかに重機が行き来する道で、山と高原地図の登山道とヤマレコのみんなの軌跡は見事に潰されていました。
やっちまいました。
ロストです。道がないです。
一瞬、この作業道を進んでしまおうかと頭をよぎりましたが、山と高原地図のみの地形図なしでルーファイはいくらなんでもありえない。
とぼとぼきた道を戻りますが、もう完全に燃え尽きてしまい、戻り始めた当初はエゴ辻で大久保に下ろうかなとも思いましたが、その気力が失せていきます。もしも、あっちも伐採中で道が無かったら?
やーめた!今日は滝もイワタバコも鹿も見たからもう、やーめーたー!
と言うわけで、高山不動尊まで戻り、おとなしく車道を下って元の西吾野駅まで帰着です。
気が付けば、車道を下るうち気持ち良いくらい晴れてきてる!
木漏れ日がきらきらする道を歩いていたら、ま、いっか!と思えちゃうから不思議です。
しかし、どこかに林業作業中で登山道がなくなってるって表示、あったかなー。
というか、わたしの山と高原地図、2018年版だったわー。
2019年版を買って、確かめてみよう。
それにしても、きた道を戻るって、やっぱりすごくエネルギーを奪われますね。
遭難する人がきた道を戻れなくなるのも分かる気がします。
どんなコースでも、全力で歩いちゃいけないなーとふと、思いましたよ。
今日のように登山道が消滅していたり、道を間違えたとき、戻れるか戻れないかでその後のリカバリーがぜんぜん違うと思います。
もう歩けない、登れない、は山では許されないですものね。
あと数日で山歩きを始めて1年を迎えるわたしに、山の神様が大事なことを教えてくれたのかな。
山の神様に選ばれた女になりたいな。
なんて思った今日の山歩きもとても楽しめて幸せです。
お盆休暇の山歩きはこれでおしまいかなー。
まだ行けるかなー。
どこに行こうかなー。
はじめまして、kopalchanさん。
実は以前、丹沢の高松山に行ったときも新東名の工事の影響で地図上の登山道が消滅したいた経験があるので、またか!と思ったのですよ。
そのときは地図で確認して、わりとすぐに登山道に復帰できたのですが、今回は道の荒れ方がこれまで経験したことないレベルだったのと無理矢理進んだらたぶん、名もなきピークの先が激下りのようだったのでほんとにロストしたら絶対に無理だと判断しました。
ほぼ単独行なので、気分や体調、天気でコースを決めて、山行中もコース変更やエスケープルートを意識して歩く訓練をしてきたつもりなので、それも良かったなと思います。
あまり人がいない低山を好んで歩くので、心細くなることは多々ありますが、そんな時こそ集中力が高まるので、その感じがむしろ、わたしが山を歩くモチベーションになってるところもあります。
自分の身の丈にあった山歩きで、楽しみたいですね。
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