蝶ヶ岳、常念岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 2,096m
- 下り
- 2,092m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
個人的に計画していた蝶ヶ岳〜常念岳を予定の空いたGWに急きょ決行した。直前に募集をかけたがさすがに集まらず2名での山行となった。登山口に続く道路はわかりやすいが途中から狭くなり、急坂・急カーブなので注意が必要だ。駐車場にはトイレあり、紙も備え付けられていた。
5/2 林間をひたすら登る登山道である。よく整備されて階段が多い。2000mを超えたあたりから雪があり、山頂直下まで雪道であった。見晴らしはよくないが木々の間から常念岳が見える。途中、下ってくる登山者に「最高の景色」と言われテンションがあがる。気持ちははやるが足が動かない。やっとの思いで蝶ヶ岳ヒュッテへ到着。目に飛び込んでくる景色に圧倒されて蝶ヶ岳山頂への分岐を通り過ぎてしまった。
山頂では風は少しあるものの寒くはなくのんびりと過ごした。次の日の天気が怪しかったので、今日のうちに常念小屋まで行ってしまう計画も持ち上がってはいたものの、すでにその気力はなかった。明日天気が悪ければ常念はあきらめて下山しようと決めた。宿に戻って軽い乾杯と昼寝、夕食前には夕日のショーが見られた。宿は全体的に特徴がなく、可もなく不可もなくといった雰囲気。水は雨水が200円/L、お湯は300円/Lである。
5/3 予想に反して天気は良い、が風は強い。小屋の朝食後すぐに出発した。歩いていると寒くはないので危機感はなかったが、休憩場所には困った。林の中や岩陰など風の弱いところを選んだ。不思議なことに稜線上でも風の弱いところがあるのだ。
蝶槍を超え少し下ったところから雪が出たのでアイゼンを装着。そこからしばらく樹林帯を歩く。雪は2512mピークの登りまであった。そこからは樹木はなくなり、完全な岩山へと変わる。常念岳への登り道は浮石やガレが多く注意が必要だ。今回の山行で危険個所はここくらい。
常念岳山頂では360°の展望を楽しんだが強風による寒さのため長居できなかった。槍ヶ岳の形は蝶ヶ岳で見るよりほっそりしていた。大天井岳へ続く尾根が確認できた。鷲羽や水晶も見える。もちろん、今歩いてきた稜線もはっきりと見え、蝶ヶ岳の大きさが認識できた。前常念岳では風が弱く大休止としたが後で本当の前常念が現れた。
前常念からは岩場の急降下道である。ひとつひとつの岩が大きくしんどかった。強風で体のバランスが維持できないのもたいへんであった。そこを過ぎると長い長い林間の急傾斜道となる。三股から常念のコースを登るには相当の体力が必要であり、登山口にも注意書きがある。
帰りは蝶ヶ岳温泉「ほりでーゆ四季の里」に寄り、温泉&昼食とした。露天からは常念の雄姿が見え、さっきまで自分があそこにいたと思うと不思議な気持ちになった。常念から大天井へのルートも行ってみたい。
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