ナルミズ沢(宝川温泉より周回)
- GPS
- 15:52
- 距離
- 42.6km
- 登り
- 2,431m
- 下り
- 2,443m
コースタイム
- 山行
- 3:58
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:26
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 11:23
渡渉点〜大石沢出合:約1時間30分
大石沢出合〜稜線登山道:約2時間30分
登山道〜朝日岳:約2時間
朝日岳〜大石沢出合:約1時間15分
大石沢出合〜渡渉点:約1時間5分
渡渉点〜宝川温泉:約2時間50分
天候 | 晴れ時々曇り 夜間雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ナルミズ沢を遡行するのは12年振り。前回は東黒沢から入って朝日岳から白毛門を縦走して下山したけれど、宿泊装備を担いで登るのはつらいので、今回は宝川温泉から周回し、荷物は大石沢出合にデポすることにしました。
【1日目】
・林道入口の駐車場にはトラロープが張ってあり駐車できなくなっていた。宝川温泉の駐車場に車を置かせてもらおうと頼みに行くと、林道入口の駐車場も宝川温泉の所有で、マナーの悪い人がいるので閉鎖したとのこと。宝川温泉手前の道路脇に広い所があったので、そこに車を止める。
・林道入口にはトラロープがはってあり、脇に通行規制の看板が出ている。あくまでも「自己責任」でとのこと。今回は車で入らず歩くことにした。実際に歩いてみた感触だと、私の車でも問題なく入る事ができたと思う。実際に奥まで入っている車も多かった。
・林道を約40分歩くとゲートに到着。ゲート手前に3台程度の駐車スペースあり。
・その先はアスファルト舗装されている箇所が多い。崩落箇所を越えて進んでいく。とにかく暑い。
・ゲートから50分ほどで林道も終わる。ここからは普通の登山道となる。結構荒れている。
・登山道を1時間ほど歩くと、渡渉点に出る。ここで沢装備を整え入渓。約2時間半の林道・登山道歩きで、すでに汗でびしょびしょ。沢に入ると、冷んやりとして気持ちがいい。
・20分でウツボギ沢出合(広河原)。
・すぐに淵を持った7m滝。これは左岸側の明瞭な巻道を行く。
・きれいなナメ滝や淵が続き、とても楽しい。
・大石沢出合に到着。すでにテントが何張りかはってある。ちょうど下って来た方に聞いてみると、少し上流にもテントが張れる場所があるらしい。
・滝を登って、少し上流に歩くと左岸側の踏み跡がある。その上に2張り分のスペースがあった。周囲には木が生えていて展望はよくない。少し上流も見てみたが、いい所は無さそうだったので、そこに決める。
・河原でのんびりと過ごす。
・夜は焚火。沢のせせらぎを聞きながら、一人酒を飲む。めったに味わえない至福の時。火の世話も楽しい。
・20時頃テントに戻って就寝。夜中、雨が降り始める。途中何度か目が覚めたが、雨音は途切れなかった。
【2日目】
・朝5時起床。雨はあがっている。コーヒーを飲んでいると、雲も薄くなっていき、青空も見えてきた。水量も増えていなかった。
・6時過ぎに出発。テントはそのまま。
・朝から気持ちいい。
・S字状ゴルジュは、左岸側の巻道を行く。明瞭。
・魚止めの滝。右側から登る。ホールド、スタンスは十分ある。さらに右に巻道あり。
・トイ状の滝は、
・二股は右へ。
・この辺りから、ぬめり出てくる。ゴム底だったが、問題ない程度。慎重に行く。
・草原の中の沢筋を、気持ちよく歩く。
・途中の小滝が案外と難しかった。スタンス、ホールドも細かく、いやらしい。
・奥の二股に出ると、草原が広がる。とても気持ちいい所。少し休憩し、左へ向かう。
・草原の中の沢筋を行き、やがて踏み跡に変わる。気持ちよく歩く。
・稜線上の登山道に出る。道は草に覆われていて、ほとんど分からない。
・急登。かなりきつい。高い所で、笹は胸の高さまであった。
・ジャンクションピークへの急登手前で休憩。ちょうど左俣をつめると、この辺りに出てくる。
・急登をひたすら登る。宿泊装備でなくてよかったと、つくづく思う。
・ようやく登山道に到着。頂上まで20分ほど。歩きやすくてよい。
・頂上で昼食休憩。周囲の山には雲がかかっていて、展望はいまいちだった。
・大石沢出合に向けて下山。かなり急で足場も悪く歩きづらい。途中、草刈をしてくれていた。感謝。
・テントを撤収して下山開始。登山道で下ることにした。
・渡渉点までの道はアップダウンも多い。結構疲れる。ぬかるみや、登山度に水が流れているかしょもあった。最後に渡渉をしなければならないため、沢靴のまま歩いたが、正解だった。
・渡渉点で運動靴に履き替える。
・ひたすら歩く。とにかく暑い。疲れていたこともあり、休憩も多め。
・ゲートに到着。ここまで車で入っていれば、この先歩かなくて済んだのに…。
・さらにひたすら歩き、無事宝川温泉に到着。疲れた。
沢そのものはとても素晴らしいのだけれど、その前後の林道・登山道歩きがあまりにも長すぎました。とても疲れました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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こんにちは 初めまして
恐らく、宝川温泉から我々を土合まで送って頂いた方、かと思います
(我々は写真29に写っている2人組です)
その節は大変お世話になりました
タクシー代も浮きましたし、時間も早く帰れました
本当にありがとうございました
ナルミズ沢、とても美しく素晴らしかったですね
下山は噂通り地獄でしたけど…
お約束した通り、
どこか別の場所で登山者を車で送ることで、恩返ししたいと思います
こんばんは。
私も若い頃は、人に頼み込んでよく車に乗せてもらっていましたので、数十年経って恩返ししている気持ちでいます。なかなか機会には恵まれませんし、気が向いた時にしかやっていませんので、あまり気にせずにお願いします。
それにしても、沢そのものは素晴らしいけれど、やっぱり下山がつらすぎました。東黒沢から入って、白毛門まで縦走した方が楽しいとは思うけれど、荷物が重くなると、それもまたつらそうですね。
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