花の楽園 大千軒岳(1072)
- GPS
- 06:45
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,026m
- 下り
- 1,023m
コースタイム
08:45 狭戸入り口
09:15 広い川原
10:00 金山番所
10:10 千軒銀座
10:30 休み台
11:00 ガンバレ岩
11:20 千軒平
11:45 山頂(着)
12:10 山頂(発)
12:35 千軒平
12:45 ガンバレ岩
13:50 金山番所
14:25 広い川原
15:10 奥二股登山口
天候 | 曇り+ガス 一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道入り口から奥二股登山口まで知内川沿いに約7 Km。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
住川林道の通行は特に問題ありませんでした。 奥二股登山口には10台以上駐められるスペースがあります。 広い河原での渡渉は特に増水もなく安全に渡れました。 ただし、靴のまま飛び石伝いにわたれるほど水量は少なくないです。 千軒銀座を過ぎ、沢をはなれて休み台に向かう尾根の急登が一か所、崩落で道が切れていました。 灌木につかまってよじ登る踏み跡ではありますが、迂回路ができていました。 迂回路の入口、出口にはピンクテープのマークもしてあり、通行には支障ありません。 |
写真
感想
天気が芳しくないのはわかっていたのですが、シラネアオイの見ごろはきっと今!と思い、出かけてみました。
奥二股登山口にはすでに車が4台止まっていました。
「観峡橋」をわたって知内川右岸に沿って歩き始めると間もなく、「狭戸(せばど)」と呼ばれるゴルジュを道はこれでもかというほど大きく高巻きます。
高巻き道から、時々うかがえる本流を見下ろすと、ずっと函が続いているわけでもなさそうです。
なんで、こんなに大きく巻くんだろう?
枝沢をいくつか越えて本流に戻ると、「広い河原」で、ここで渡渉です。
渡渉点あたりに大きな分厚いビニール袋がいっぱいデポしてありました。
登山口側にあるということは、だれかが帰りに備えてデポしたわけではなく、もしかしたら、自由につかってね、という誰かの親切なのかもしれません。
意図を読み違えると、とんでもない迷惑になりそうなので、私は裸足でざぶざぶ渡ってしまいました。
左岸に渡ったあとも、しばらく沢沿いに一面ニリンソウの小路は続きます。
途中、対岸に明瞭な踏み跡が見え、渡渉したくなりますが、ここをわたってもすぐにこちら側に戻ることになるので、ここはこのまま左岸をへつってしまったほうが早いです。
明瞭な踏み跡もあります。
その後も左岸沿いに道は続き、十字架のある「金山番所」に着きます。
かつて砂金堀りとして潜伏していた隠れキリシタンが大量に処刑されたとか。
「金山番所」を出発するとほどなく「千軒銀座」で、ここで支沢をわたると、道は沢から離れ、ブナの森の急登となります。
一か所斜面の崩落で登山道がすっぱり切れてなくなっているところがありました。
迂回路となる踏み跡ができていて、木につかまりながらどろどろの急斜面をよじ登りました。
迂回路の入口、出口はピンクテープでマークされていました。
「休み台」を過ぎ、やがて樹林がまばらになってネマガリが増えてくると「がんばれ岩」です。
このあたりから何箇所か残雪が現れます。
最後の残雪を登りきり傾斜がゆるやかになると、一面シラネアオイの大群落です。
ちょうど見ごろに当たりました。
右を見ても左を見ても、見わたす限りのシラネアオイです。
足元には時々、オオサクラソウや、フギレオオバキスミレ、ハクサンチドリも見られます。
歓声をあげながらシラネアオイの群落を進み、主稜線に出たところが、大きな十字架のある「千軒平」です。
千軒平から、大千軒岳にいたるゆるやかな尾根は、まさに山上の楽園と呼びたくなるお花畑です。
ミヤマアズマギク、エゾノハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲがメインでしょうか。
その他にも、エゾグンナイフウロ、ハクサンチドリ、ミヤマオダマキなどもかなりありました。
ガスって風の強い山頂で、さっさとお昼を済ませて、再び夢のようなお花畑をゆっくり千軒平に戻ります。
再びシラネアオイの海を泳ぐように進み、登ってきた道を下山しました。
この時期の大千軒岳は、私の恒例行事になりそうです。
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