幌尻岳(チロロ林道からピストン)
- GPS
- 12:30
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,397m
- 下り
- 2,384m
コースタイム
- 山行
- 12:05
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 12:29
天候 | くもり時々晴れ一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
チロロ林道登山口は道の駅日高から1時間程度。 林道は初め舗装路だが、途中から未舗装路。 がけ崩れや落石の形跡有。走行注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・このルート、遭難者が続出しているとのことです。 ・沢の渡渉は水没した岩の上を渡ったりします。すべって転倒注意。 ・朝は、草や笹が濡れており、これらをかき分けていくので、雨具を着ないと全身ずぶ濡れになります。 ・ハイマツ漕ぎで体力を消耗するので、ペース配分を気にかけていないと、途中でバテます。 ・ヒグマの形跡(糞など)が見られます。熊鈴、ホイッスル必須です。 |
写真
感想
【準備・計画】
・北海道の他の山に登りつつ、天候を見ながら幌尻岳に登るチャンスを伺っていました。前日に大雨等の降雨がなく、高気圧に覆われ天候が安定する日を狙って登山しました。
・標準コースタイムが18時間40分、自分のペースだと標準コースタイムの8割くらいで歩けるものと想定。そうするとコースタイムは15時間。日没前に下山するために朝3時30分にスタートすることにしました。(林道を歩き終え、沢に入るくらいで周囲が明るくなり、ちょうど良かったです。)
・夜間にバイクで未舗装の林道を走りたくないため、レンタカーを借りました。
・ハイマツ漕ぎ対策のため、腕にはバイク用のプロテクターを付け、脛にはワークマンで脚絆を購入し装着しました。(効果は抜群でした。)
・ヒグマ対策のため、熊鈴を鳴らし、沢沿いではホイッスルを吹きながら歩きました。
【登山の感想】
・想定よりも速いペースで歩くことができました。
・やや風があり、稜線はかなり寒かったです。フリースの上に雨具を着て丁度良いくらいでした。
・ハイマツ漕ぎはあまり経験したことがないため、体力は消耗したものの楽しめました。
・登山道にヒグマの糞がありました。
・アップダウンが続くため、かなり体力を消耗します。日帰り登山は体力がないと途中でバテて遭難につながるものと思われます。
・ほかの山で標準コースタイムの7割くらいでコンスタントに歩けて、かつ10時間以上は余裕で歩けないと、このルートの日帰り登山は困難だと思いました。
・テントを担いで、1泊2日で登山されている方も多くいらっしゃったため、日帰りが体力的に難しそうであれば、初めからテント泊で計画された方が良いと思います。
【その他】
・ひだか高原荘さんに林道の状況を伺った際に、最近、チロロ林道からのルートは遭難者が続出し、救急や警察が頻繁に出動しているとの話がありました。
また、糠平川からのコースが雨で増水して入山できなくなり、代りにチロロ林道の方から登り、同様に川の増水により動けなくなり遭難するということも起きているようです。
・取水ダムより先の沢沿いの登山道は渡渉があったり、足元が滑りやすいため、夜間に歩くことは大変危険だと思いました。ヌカビラ岳までの登山道も急で滑りやすく、夜間に歩くことはお勧めできません。
・ヤマレコの記録を見ると、悪天候でも強引に登山してしまったり、下山が深夜となり、これ遭難寸前じゃない?というような記録も見られますが、絶対に見習うべきではありません。
・遭難者が続出しているルートなので、入念に計画・準備して、安全第一で登山する必要があると思います。遭難すると地元の方々に大変迷惑をおかけすることになります。
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