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Yamareco

記録ID: 1996834
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中国山地東部

東山(とうせん) 誰もいない山で

2019年08月31日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
01:19
距離
3.0km
登り
277m
下り
276m

コースタイム

日帰り
山行
1:34
休憩
0:01
合計
1:35
7:26
60
8:26
8:27
34
9:01
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大乢までは、若桜町吉川から沖ノ山林道を通って向かった(これが若桜側から唯一アクセスできる道)。この林道はとにかくうねっている。林道は舗装されていて走りやすいが、路肩が陥落していたり、路上に落石があったりする場所があるので、気をつけて走行したい。
コース状況/
危険箇所等
コースに一切の標識はなく、踏み跡とピンクのリボンを頼りに登っていく。登山ポストはない。
大乢の北側にある広場に東山の登山口がある。ここは林道からは少し奥まっているので、地図を頼りにここにたどり着いた(カーナビにはない)。
2019年08月31日 07:26撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:26
大乢の北側にある広場に東山の登山口がある。ここは林道からは少し奥まっているので、地図を頼りにここにたどり着いた(カーナビにはない)。
前の写真の左側にあるススキ原の奥に登山口がある。
2019年08月31日 07:27撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 7:27
前の写真の左側にあるススキ原の奥に登山口がある。
「登山口」と言っても、何の標識もなく踏みあとがあるのみ。杉林の中に入っていく。
2019年08月31日 07:28撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 7:28
「登山口」と言っても、何の標識もなく踏みあとがあるのみ。杉林の中に入っていく。
林に入ると、すぐに急登が待っている。向かって右がスギの植林地帯。左は天然の林。その境目に登山道がある。
2019年08月31日 07:29撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 7:29
林に入ると、すぐに急登が待っている。向かって右がスギの植林地帯。左は天然の林。その境目に登山道がある。
写真では分かりにくいかもしれないが、結構な急勾配である。
2019年08月31日 07:31撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 7:31
写真では分かりにくいかもしれないが、結構な急勾配である。
坂道を抜けると景色が開ける。時刻は7時台。気温は20度位で結構さわやかだ。
2019年08月31日 07:39撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:39
坂道を抜けると景色が開ける。時刻は7時台。気温は20度位で結構さわやかだ。
氷ノ山方面を眺める。霞がかかっていて、幻想的な若桜の山々だ。
2019年08月31日 07:40撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:40
氷ノ山方面を眺める。霞がかかっていて、幻想的な若桜の山々だ。
しばらく登るとスギ林が消え、ブナが現れる。結構立派なブナが残っている。
2019年08月31日 07:41撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:41
しばらく登るとスギ林が消え、ブナが現れる。結構立派なブナが残っている。
根が盛り上がったカツラ。こんな豪快な樹にこの山で頻繁に会える。
2019年08月31日 07:42撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:42
根が盛り上がったカツラ。こんな豪快な樹にこの山で頻繁に会える。
麓の霞は晴れていないようだが、氷ノ山がよく見える。
2019年08月31日 07:45撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:45
麓の霞は晴れていないようだが、氷ノ山がよく見える。
ブナの木の向こうには、ササ原ならぬシダ原。シダが生い茂っているが、その中に道があるので、迷うことはない。
2019年08月31日 07:46撮影 by  iPhone 8, Apple
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ブナの木の向こうには、ササ原ならぬシダ原。シダが生い茂っているが、その中に道があるので、迷うことはない。
ブナの幹を拡大してみる。迷彩柄だ。
2019年08月31日 07:47撮影 by  iPhone 8, Apple
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ブナの幹を拡大してみる。迷彩柄だ。
木がまばらに生えているので、東山は空がよく見える。
2019年08月31日 07:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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木がまばらに生えているので、東山は空がよく見える。
はじめ、岩の上に根が張ったのかと思ったが、そうではなかった。
2019年08月31日 07:49撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:49
はじめ、岩の上に根が張ったのかと思ったが、そうではなかった。
反対側から見る。根っこが板状に張り上がっている。滑り台みたいだ。
2019年08月31日 07:50撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:50
反対側から見る。根っこが板状に張り上がっている。滑り台みたいだ。
ブナはここでは林にならず、チョットだけまとまって生える程度。
2019年08月31日 07:50撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 7:50
ブナはここでは林にならず、チョットだけまとまって生える程度。
8時前だが、まだ草露は上がっていない。以前は濡れたタイツを介して靴の中に露が入り込んでいたが、今日はジャージをはいているので、裾が濡れるだけ。学習しました。
2019年08月31日 07:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:51
8時前だが、まだ草露は上がっていない。以前は濡れたタイツを介して靴の中に露が入り込んでいたが、今日はジャージをはいているので、裾が濡れるだけ。学習しました。
ここは、豪快な樹勢の木々が集まっている。
2019年08月31日 07:51撮影 by  iPhone 8, Apple
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ここは、豪快な樹勢の木々が集まっている。
岩の上に樹が?と思ったが実はそうではなかった。
2019年08月31日 07:52撮影 by  iPhone 8, Apple
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岩の上に樹が?と思ったが実はそうではなかった。
倒れた木の根が岩のように見えていた。東山では風が強いのか、あるいは深く根が張りにくい土なのか、このような倒木が結構あった。
2019年08月31日 07:52撮影 by  iPhone 8, Apple
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倒れた木の根が岩のように見えていた。東山では風が強いのか、あるいは深く根が張りにくい土なのか、このような倒木が結構あった。
氷ノ山の向こうも見える兵庫県側は、雲海が広がっているようだ。山向こうが見えるということは、それだけの高さにいるということ。やるな、東山。
2019年08月31日 07:53撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:53
氷ノ山の向こうも見える兵庫県側は、雲海が広がっているようだ。山向こうが見えるということは、それだけの高さにいるということ。やるな、東山。
頂上?かと思ったが、その手前の小さなピークだった。
2019年08月31日 07:54撮影 by  iPhone 8, Apple
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頂上?かと思ったが、その手前の小さなピークだった。
ここも地面がシダで覆われている。標高が高いためか、東山の空はとにかく青い。
2019年08月31日 07:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:55
ここも地面がシダで覆われている。標高が高いためか、東山の空はとにかく青い。
頂上に近づくに連れ、シダ原からササ原に変わった。
2019年08月31日 07:57撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 7:57
頂上に近づくに連れ、シダ原からササ原に変わった。
ここは雪深いところだが、このブナの木、何回厳しい冬を乗り越えてきたのかと、ふと思った。
2019年08月31日 07:58撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 7:58
ここは雪深いところだが、このブナの木、何回厳しい冬を乗り越えてきたのかと、ふと思った。
頂上に向かう道がしっかりとついているので、迷うことはない。
2019年08月31日 08:03撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:03
頂上に向かう道がしっかりとついているので、迷うことはない。
遠くから見るとそうでもなかったが、ここらのササは少し背が高い(膝丈ぐらい。)
2019年08月31日 08:04撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:04
遠くから見るとそうでもなかったが、ここらのササは少し背が高い(膝丈ぐらい。)
頂上が見えてきたぞ。最後の一踏ん張り。
2019年08月31日 08:05撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 8:05
頂上が見えてきたぞ。最後の一踏ん張り。
頂上までの道の途中、登ってきた方向を振り返る。南方向の山々もよく見える。いいお天気ゆえのご褒美。
2019年08月31日 08:07撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 8:07
頂上までの道の途中、登ってきた方向を振り返る。南方向の山々もよく見える。いいお天気ゆえのご褒美。
東山山頂(1388m)に到着。金属製の標識がブナの立木に取り付けられているだけだ。
2019年08月31日 08:08撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:08
東山山頂(1388m)に到着。金属製の標識がブナの立木に取り付けられているだけだ。
山頂からは岩屋堂付近の集落が見える。山深い場所であることを改めて認識する。
2019年08月31日 08:09撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 8:09
山頂からは岩屋堂付近の集落が見える。山深い場所であることを改めて認識する。
三角点とパンシリーズ。今日はチョコクリームデニッシュ。普段は食欲がないが、今日はここでこれを朝食にした。
2019年08月31日 08:15撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:15
三角点とパンシリーズ。今日はチョコクリームデニッシュ。普段は食欲がないが、今日はここでこれを朝食にした。
鳴滝山方面。縦走も考えたが、今日は鳥取で4番目に高い山を堪能することにした。
2019年08月31日 08:21撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:21
鳴滝山方面。縦走も考えたが、今日は鳥取で4番目に高い山を堪能することにした。
山頂には誰もおらず、電波も圏外。聞こえるのは虫の声のみ。頂上でしばらく贅沢な時間をすごそう。
2019年08月31日 08:23撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:23
山頂には誰もおらず、電波も圏外。聞こえるのは虫の声のみ。頂上でしばらく贅沢な時間をすごそう。
下山途中。赤い木の実がなっている。夏も終わり、秋が近づいていることを感じる。
2019年08月31日 08:35撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 8:35
下山途中。赤い木の実がなっている。夏も終わり、秋が近づいていることを感じる。
下山途中の風景。大草原の小さな家、っぽいシチュエーションだが、ここはシダ原。大シダ原って言うんだろうか。
2019年08月31日 08:36撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:36
下山途中の風景。大草原の小さな家、っぽいシチュエーションだが、ここはシダ原。大シダ原って言うんだろうか。
どうしてこうなった?
2019年08月31日 08:39撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:39
どうしてこうなった?
先ほどの、倒木多いゾーンを再通過。
2019年08月31日 08:39撮影 by  iPhone 8, Apple
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先ほどの、倒木多いゾーンを再通過。
ここも根が上がっている。枯れずに、しっかりと葉がついていた。よくやってるなと感心。
2019年08月31日 08:41撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:41
ここも根が上がっている。枯れずに、しっかりと葉がついていた。よくやってるなと感心。
この地域は、スギが植えられる前はブナが生えていたとのこと。ここのは、切られずに残ったんだろうなぁ。
2019年08月31日 08:41撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 8:41
この地域は、スギが植えられる前はブナが生えていたとのこと。ここのは、切られずに残ったんだろうなぁ。
時にはこんな立派なブナも現れる。
2019年08月31日 08:42撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 8:42
時にはこんな立派なブナも現れる。
ここは鳥取なのかと思うほど、見慣れない風景が次から次へと現れる。
2019年08月31日 08:44撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:44
ここは鳥取なのかと思うほど、見慣れない風景が次から次へと現れる。
ブナ祭りのようになっている。
2019年08月31日 08:47撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/31 8:47
ブナ祭りのようになっている。
今日一番のブナの大木。
2019年08月31日 08:48撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 8:48
今日一番のブナの大木。
だいぶ降りてきた。ブナ林の向こうにスギ林が見える林業史を反映する象徴的な風景。
2019年08月31日 08:50撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 8:50
だいぶ降りてきた。ブナ林の向こうにスギ林が見える林業史を反映する象徴的な風景。
この急坂をよく登ってきたなと、我ながら感心してみる。
2019年08月31日 08:51撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 8:51
この急坂をよく登ってきたなと、我ながら感心してみる。
急な坂を下りて林を抜けると
2019年08月31日 08:57撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 8:57
急な坂を下りて林を抜けると
登山口に戻ってきた。好天にも恵まれ、湿度が低く、さわやかな登山だった。
2019年08月31日 09:00撮影 by  iPhone 8, Apple
8/31 9:00
登山口に戻ってきた。好天にも恵まれ、湿度が低く、さわやかな登山だった。

装備

個人装備
Tシャツ タイツ グローブ 日よけ帽子 着替え ザック 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 予備電池 GPS 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

鳥取県の山は、標高順に大山、氷ノ山、烏ヶ山といずれも有名どころ。この東山は4番目の標高ですが、あまりメジャーとはいえない。しかも、読みは「ひがしやま」ではなく、この地域独特の読みである「とうせん」。4番目という、実に微妙な位置ながら、実際に登ってみると、登山口の標高も高いこともあって、他よりも気軽に登れる親しみやすい山でした。登山口へのアクセスがチョット大変だけど。
麓の集落から林道を通って大乢に至る途中に、ニホンジカの群に遭遇。自然豊かな環境も楽しめます(クマには幸い会いませんでしたが)。
登山をしたのが早朝だったこともあり、気温も湿度も低くさわやかな気分で登ることができました。

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