記録ID: 2014848
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沢登り
飯豊山
梅花皮沢 滝沢 〜 烏帽子岳
2019年09月06日(金) 〜
2019年09月07日(土)
fm2012
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,654m
- 下り
- 1,637m
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1日目
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:45
6:45
6:45
60分
滝沢出合
7:45
7:45
115分
梅花皮大滝F1下
9:40
9:40
200分
F6下
13:00
13:00
135分
F6上
15:15
部ゴルジュ途中の左岸支流=C1
2日目
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:20
9/6 晴れ
飯豊山荘上駐車場(5:30)滝沢出合(6:45)梅花皮大滝F1下(7:45)F6下(9:40)F6上(13:00)中部ゴルジュ途中の左岸支流=C1(15:15)
駐車場からしばらく林道歩き。梅花皮堰堤上より登山道となる。しばらく歩いて適当なところで沢に降りたが滝沢出合まで以外と距離があった。滝沢出合はV字状の中に7m程の滝を懸ける。右壁を空身でロープ出して直上し、落ち口上へトラバースする。その後大滝までは特に何もない。大滝F1、F2は右岸を登る。F3は左岸を登る。F4の下部は右岸のコーナーを登る。下の支点が取れず、確保はできないが空身でロープ引っ張って登り、ザック吊り上げ。F4の上部〜F5は右岸を登り、F6の下に出る。F6は空身でロープ出して3pで登る。
1P目：20mくらい、�検銑�+？。外傾したテラスを目指してほぼ直上していく。ズルズル・ヌメリで結構悪く感じた。途中ハーケン×2打ったが基本ランナウトしていく。外傾テラスにはリングボルト×3。
2P目：35mくらい、�后１�角〜上部トラバースして灌木帯まで。凹角は時折フェースホールドも交えてステミングで登って行く。途中ボルト×3があったが全て頭が飛んでいる。上部のザレのトラバースも悪い。
3P目：15mくらい、易しい木登りでF6上まで。
F6上で沢は少し開ける。上部を見渡すと雪渓で埋め尽くされ、最上部付近には強烈な切れ込みのゴルジュが見える。5mくらいの滝を越えて進むと沢はすぐにV字状になる。でかい雪渓が行く手を塞ぎ、左岸より上に乗って進む。下部ゴルジュ帯の手前付近で雪渓は切れるが、高さがあり沢床に降りられない。手前より右岸支流とのリッジに乗り、そのまま高捲いて行く。下部ゴルジュ内の15m程の滝を越えたところで沢床に復帰する。8m程の滝を左岸より越えるとその先は雪渓がずっと続いている。中部ゴルジュ帯は完全に雪渓に埋もれているようだ。しばらく雪渓上を進むが、所々亀裂が入り、ゴルジュ内に巨大な空間を開いており手に負えない。右岸より高捲いて行く。スラブと草付きのバンドを繋ぎ繋ぎ、沢床から離れすぎないようにトラバースしていく。雪渓とゴルジュ側壁との切れ込みが深く、中々沢筋に復帰できない。徐々に時間も過ぎていき、今日は水も無く側壁の途中でビバークかと思い始めたころ、下に向かって伸びたバンドをたどって行くと奇跡的に雪渓が繋がっており、雪渓上に降りられた。さらに、ちょうど左岸のガレた支流にも雪渓が繋がっており、泊まれそうに見える。水も取れ、薪もかき集めればある快適テンバ（落石がやや不安）。夕暮れ時、クマが右岸側壁から雪渓を渡ってこちらに近づいてきて、驚く。このゴルジュ内にあってはクマも、かろうじてつながったこの雪渓の橋を両岸の行き来に使っているようだ。満天の星空の下、眠りに落ちる。
9/7 快晴
C1(5:50)高捲き終了(8:00)烏帽子岳(9:45)駐車場(14:10)
C1より雪渓に乗り進んでいくと、中部ゴルジュ帯の出口の手前と思われる地点で雪渓が途切れる。しかしここでも降りることはできずに、C1まで戻って右岸より高捲く。中部ゴルジュ帯出口の深い切れ込みの中の滝を越えたところで、沢床に復帰する。一旦沢が開けるが、すぐ上には上部ゴルジュの強烈な切れ込みが始まる。入口より中を覗くが、ゴルジュ出口に際どいスノーブリッジがかかっており、その先も崩れかけた雪渓が見える。中を行くのはリスキーなため、残念ながらここも右岸を高捲く。ゴルジュ出口の滝を越えたところで沢床に復帰できないか様子をうかがうも、側壁が高く降りられない。先はハング気味の側壁となっており、大きく捲き上げられる。さらに雪渓を捲いたところで、やや微妙なバンドをクライムダウンしつつ沢床に復帰する。ここより先は徐々に開けて行き、比較的易しい滝がいくつかあるのみとなる。青空の下、草原の源頭を詰めていくと烏帽子岳直下の登山道に出る。風もなく静かで穏やかだ。あとは石転び沢の夏道を転びながら下山。
飯豊山荘上駐車場(5:30)滝沢出合(6:45)梅花皮大滝F1下(7:45)F6下(9:40)F6上(13:00)中部ゴルジュ途中の左岸支流=C1(15:15)
駐車場からしばらく林道歩き。梅花皮堰堤上より登山道となる。しばらく歩いて適当なところで沢に降りたが滝沢出合まで以外と距離があった。滝沢出合はV字状の中に7m程の滝を懸ける。右壁を空身でロープ出して直上し、落ち口上へトラバースする。その後大滝までは特に何もない。大滝F1、F2は右岸を登る。F3は左岸を登る。F4の下部は右岸のコーナーを登る。下の支点が取れず、確保はできないが空身でロープ引っ張って登り、ザック吊り上げ。F4の上部〜F5は右岸を登り、F6の下に出る。F6は空身でロープ出して3pで登る。
1P目：20mくらい、�検銑�+？。外傾したテラスを目指してほぼ直上していく。ズルズル・ヌメリで結構悪く感じた。途中ハーケン×2打ったが基本ランナウトしていく。外傾テラスにはリングボルト×3。
2P目：35mくらい、�后１�角〜上部トラバースして灌木帯まで。凹角は時折フェースホールドも交えてステミングで登って行く。途中ボルト×3があったが全て頭が飛んでいる。上部のザレのトラバースも悪い。
3P目：15mくらい、易しい木登りでF6上まで。
F6上で沢は少し開ける。上部を見渡すと雪渓で埋め尽くされ、最上部付近には強烈な切れ込みのゴルジュが見える。5mくらいの滝を越えて進むと沢はすぐにV字状になる。でかい雪渓が行く手を塞ぎ、左岸より上に乗って進む。下部ゴルジュ帯の手前付近で雪渓は切れるが、高さがあり沢床に降りられない。手前より右岸支流とのリッジに乗り、そのまま高捲いて行く。下部ゴルジュ内の15m程の滝を越えたところで沢床に復帰する。8m程の滝を左岸より越えるとその先は雪渓がずっと続いている。中部ゴルジュ帯は完全に雪渓に埋もれているようだ。しばらく雪渓上を進むが、所々亀裂が入り、ゴルジュ内に巨大な空間を開いており手に負えない。右岸より高捲いて行く。スラブと草付きのバンドを繋ぎ繋ぎ、沢床から離れすぎないようにトラバースしていく。雪渓とゴルジュ側壁との切れ込みが深く、中々沢筋に復帰できない。徐々に時間も過ぎていき、今日は水も無く側壁の途中でビバークかと思い始めたころ、下に向かって伸びたバンドをたどって行くと奇跡的に雪渓が繋がっており、雪渓上に降りられた。さらに、ちょうど左岸のガレた支流にも雪渓が繋がっており、泊まれそうに見える。水も取れ、薪もかき集めればある快適テンバ（落石がやや不安）。夕暮れ時、クマが右岸側壁から雪渓を渡ってこちらに近づいてきて、驚く。このゴルジュ内にあってはクマも、かろうじてつながったこの雪渓の橋を両岸の行き来に使っているようだ。満天の星空の下、眠りに落ちる。
9/7 快晴
C1(5:50)高捲き終了(8:00)烏帽子岳(9:45)駐車場(14:10)
C1より雪渓に乗り進んでいくと、中部ゴルジュ帯の出口の手前と思われる地点で雪渓が途切れる。しかしここでも降りることはできずに、C1まで戻って右岸より高捲く。中部ゴルジュ帯出口の深い切れ込みの中の滝を越えたところで、沢床に復帰する。一旦沢が開けるが、すぐ上には上部ゴルジュの強烈な切れ込みが始まる。入口より中を覗くが、ゴルジュ出口に際どいスノーブリッジがかかっており、その先も崩れかけた雪渓が見える。中を行くのはリスキーなため、残念ながらここも右岸を高捲く。ゴルジュ出口の滝を越えたところで沢床に復帰できないか様子をうかがうも、側壁が高く降りられない。先はハング気味の側壁となっており、大きく捲き上げられる。さらに雪渓を捲いたところで、やや微妙なバンドをクライムダウンしつつ沢床に復帰する。ここより先は徐々に開けて行き、比較的易しい滝がいくつかあるのみとなる。青空の下、草原の源頭を詰めていくと烏帽子岳直下の登山道に出る。風もなく静かで穏やかだ。あとは石転び沢の夏道を転びながら下山。
| 天候 | 1日目：晴れ 2日目：快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年09月の天気図 |
| アクセス |
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感想
単独で遡行するつもりはなかったのだが、諸々あって一人に。割と気楽な気持ちで入渓した。
大滝を越えた後のゴルジュは、雪渓の問題か気持ちの問題か、高捲きに終始した。雪渓埋木懸垂、側壁にハーケンを打ち懸垂、などなどすれば、部分的にゴルジュ内に降り立つことは可能だっただろう。（ロープを抜いたら登り返しはきかないだろうというプレッシャーは大きいが。）しかし、そんなこだわりが湧かないほど、独りあのような空間に身をおけたことだけでよかったと感じる。
穏やかな稜線へのつめでは、体はクタクタだが自然と顔がほころぶのを感じる。こんな山ができるだけで満足である。
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コメントを書きたいがためだけにヤマレコに登録しました。内容はどれも淡々としていますが、ろくに記録の無い難渓揃いで笑ってしまいました。単独だろうと関係なく攻めまくってますし。
ヤマレコ以外に記録はあげていらっしゃらないのでしょうか？
それとクマとの遭遇エピソードいいですね。素敵な夜だったことが伝わります。
ありがとうございます。記録の少ない沢は面白いですね。
他に記録はあげていないです。気が向いたときにヤマレコに記録書いています。
雪渓は多かった（例年通り？）ですが、天気にも恵まれて充実した山ができたと思ってます。
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