祖母山：尾平鉱山から神原へ
kichichan
体力度について
- GPS
- 10:26
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,417m
- 下り
- 1,620m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 11:03
http://blog.livedoor.jp/jump8080/archives/8513852.html
5合目小屋からは左岸を進んで最後に涸れ沢で登山道に合流したが、径の確認が若干腑に落ちなかった。一合目駐車場を林道から確認後そのまま林道を降りてしまったが、駐車場下から登山口までの歩行ルートがあるかと思う。見逃して林道を大回りして残念だった。県道から対岸の家々に人だけ通過できるつり橋があったが、途中まで行って対岸が閉じられていることを確認した。つり橋の位置づけが不明瞭であったので引き返したが、民宿の「山神の里・神原マップ」に記載されていたので、もうちょっと通過に努力してみてもよかった。
| 天候 | 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険個所なし、下り時に道を一時見失ったが復帰 |
写真
駅舎を出た広場の道路脇にコミュニティバス乗り場。付近に食堂はなく線路の反対側に行ったら大きなスーパーがあり弁当とビールでバス停でまったり
https://www.bungo-ohno.jp/article/2019081600038/
ヒメシャラの大木：直径40�冂�度であろうか：【垂直によく伸び、高さ15m、胸高直径90cmに達する(Wikipedia)】だそうだが、今まで見た中では最も大きい
その後径は若干舗装されていたが急に途絶え、祖母山・神原を示す大きな道標があったのでルートを探したがわからず強引に下る。この上に出てきて正規ルートと合流
久住がよく見える。中腹に岡藩三代藩主中川久清の墓所があり竹田地域を見渡せるそうです。http://tomahawk.fc2web.com/taisenzan2/nyuuzann_koubyou.html前方に滝廉太郎の像
1
前方に滝廉太郎の像
感想
祖母山は1982年の正月・元旦を9合目小屋で迎えた記憶がある。当時神原登山口から登山、復路はメンノツラ登山道を戻ろうと考えていたが、カヤトの下りの中でルート確認に自信がなくなり往路を戻ってしまった。一方神原の家々の佇まいになんとなく魅力を感じいつか再訪問してみたいと思っていた。
今回尾平鉱山から祖母山を超え神原に降り、かつての記憶を辿ろうと考えた。緒方駅からコミュニティバスで尾平鉱山に向かい最近できたゲストハウスLAMPに宿泊、山行後、麓の神原の民宿・清流でのんびりすることとした。緒方駅13:00発のコミュニティバスは、途中町中で男女3人の老人を拾い、村々をめぐりそれぞれ自宅周辺まで届けながら終点・尾平鉱山まで向かった。コミュニティバスでは最近5年ほど利用実績のない地域については経路の変更を考えているそうだ。乗客の一人・ストックをついて歩いている傾山の麓・上畑の老婆は87歳？、小学生のころ上空を爆撃機の音を聞くと灯火管制を行った、また米軍機が祖母山周辺に落ちたこともあったなど話を聞くことができた。当時学校の遠足で傾山に登った時野津原から来た若い先生が下駄で登ったこと、山小屋作りのトタンを担いで祖母山に登ったことがあること、現在上畑の民宿は若い人もおらずそれぞれの家庭事情で客を受け入れる余裕がないこと、補助金で田畑の維持を行ってきたがそれも労働力がなくなってきて止めてしまったこと、最近キノコをとるとリックに入れて持ち帰るため胞子が撒かれないのではないかなど徒然にいろいろな話を聞かせてもらった。かつて尾平鉱山にはたくさんの人が働き映画館などもあって宮崎県側からも観光客が来ていたこと、昨年まで旅館が一軒開業していたが今は廃業・一人老人が住むだけになっていることなど運転手さんも話していた。LAMPは面白い宿だった。食事は洋風のコース料理で低温調理の鹿肉が柔らかく美味だった。朝食は7:00からということで早朝出発のためガスをもっていき調理するつもりだった。確認すると大部屋横に小さな台所があり水道・ガス・電子レンジ・電気ポットなど自由に利用できるそうだ。22:00消灯ということだが山小屋と違い自分のベッドには読書灯が設置されている。確かに都会のゲストハウスというところだろう。
宿泊者は5名、そのうち夕食を取った方は私を含めて3名。1名の方は九州百名山に挑戦、2年でほとんど制覇したそうだ。1年間の山行は70件程度、仕事の傍ら車で山に行っているが、山道の運転が大変でそのため最近テントを購入したそうだ。現地で宿泊し、人里に出ることなく連続して山を制覇したいと思い始めたそうだ。奥さんを重度の介護の末に亡くし、奥さんの写真とともに山頂を踏んでいるそうだ。自分なりに山にランクを着け、大変で2度と行きたくないと思っているのは傾山だそうだ。若干遅く到着した2名の方は、2階のラウンジで自分たちで夕食を取っていた。翌朝朝食をここで採ることになるが、用意したレトルトカレーをガスレンジで湯煎・パックライスを電子レンジで温め・フリーズドライの味噌汁とコーヒーを電気ポットの熱湯で作成など、鍋・皿・カップなどが少ないながらもそろっている環境は最高であった。なんとなく山小屋のイメージを連想していたようだ。LAMPの入口には以下の「ここのね 自由な学校」の資料が置いてあった。都会を離れた様々な試みが行われていることに興味をひかれた。
https://www.facebook.com/kokonone.school/
若干予定より早く降りてきたところの神原では、夕食前の散策・風呂を楽しんだ。他に宿泊者はドイツ人の母娘、娘さんはハイデンベルク大学で法律を専攻・3週間かけてスペインの巡礼径を歩いたそうだ。今回初めての日本で、東京・別府・神原・京都・東京で、神原の民宿には3泊するそうだ。翌日は神原渓谷のトレッキングを楽しむそうで、ゴルジュ帯はあるのかなど聞かれた。初めての日本での行動情報と地域に興味をひかれた。宿の主人によれば、国外からの訪問者は多いそうだ。翌日竹田まで歩いてみようとも考えたが暑かったこともあり、車で途中興味を惹かれたところを確認しながら竹田城跡まで送ってもらった。竹田城跡ではたまたま入口にいたボランティアガイドの方に城跡一周のガイドをお願いした。今まで数回来たことはあったが、改めて城跡が広いことを含め城の歴史が理解できて感動した。下草も枯れた冬にでも再訪して周辺をさらに確認してみたいと感じた。
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祖母山までに数人に出会った。尾平鉱山から周遊している方が多いようだ。最初に出会った方にどこから来たのかと聞いたら、スマホの画面を見せてくれた。山頂でも確認している方が多い。登山口の位置がQRコードで示されているガイドブックもしばしば目につくので車の運転・登山行動にスマホ地図を活用している方の比率は九州地域で多いのかもしれない。もちろん比率で絶対値ではないが
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