ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2021065
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県美作市 宮ノ上〜袴ヶ仙周回 好展望&巨岩群&古代文字⁉

2019年09月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:21
距離
7.8km
登り
638m
下り
631m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:47
休憩
0:35
合計
4:22
8:43
1
東谷上生活改善センター
8:44
8:46
14
國司神社
9:00
9:00
25
袴ヶ仙宮ノ上登山口
9:25
9:25
37
植林帯入口(ジョロウグモ<写真12>撮影地点付近)
10:02
10:02
22
作業道合流点(マツカゼソウ<写真16>撮影地点)
10:24
10:32
6
793m峰
10:38
10:38
28
坊主乢
11:06
11:17
10
袴ヶ仙頂上
11:27
11:39
10
烏帽子岩
11:49
11:49
7
カエル岩
11:56
11:56
4
カエル岩(2回目)
12:00
12:00
1
登山口道標
12:01
12:02
2
小見山(引き返し地点)
12:04
12:04
5
登山口道標(2回目)
12:09
12:10
9
オオカミ岩
12:19
12:19
39
ちょっとひとやすみ道標
12:58
12:58
7
宮ノ上登山口
13:05
東谷上生活改善センター
展望や巨岩、旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離8km、歩行時間4時間、歩行数16,800歩、消費カロリー1,950Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東谷上生活改善センター前のスペースに自動車を停めました。3台程駐車可能です。なお、5年前(2014年10月12日)は登山道から北側に分岐する未舗装の作業道の入り口辺りに停めましたが、今回、下山中に停められそうなスペースには気づきませんでした。元々、道が狭く去年の豪雨で荒れているので、自動車は未舗装道には進入できないと思ったほうがいいでしょう。
コース状況/
危険箇所等
 往路は作業道、復路は登山道を歩きましたが、どちらも去年の豪雨の影響で、崩れて溝ができていたり石がゴロゴロしていたりする箇所があります。渡渉点の水深はごく浅いのですが、道には足元を水が流れそうな所がいくつかあるので、雨天や大雨後は避けた方がいいでしょう。
 両者ともそこそこ荒れてはいますが、歩けなくはありません。ただし、事前に調べておかないと迷いそうな微妙な分岐や不明瞭な道がいくつもあります。コースを描いた地図のコピーやコンパス、GPSなどがあったほうがいいでしょう。下調べして行きましたが、うっかり逸れて適当に歩いて軌道修正した所がいくつかあります。作業道のほうが歩きにくかったので、反時計回りに周回して正解でした。

 往路は、宮ノ上登山口をスルーしてアスファルト道をしばらく北上しました。標高435m辺りで前方はヤブに見えましたが、直進すると轍のある砂利道でチカラシバ<写真09>などがまばらに生えていました。
 標高470m辺り(ジョロウグモ<写真12>撮影地点付近)で植林帯に入ると、砂利道からすぐに小石がゴロゴロした土道になりました。標高495m辺りからしばらく小石がゴロゴロした溝状の道で、周囲より低いので雨天は水が流れそうです。
 標高560m辺りから明らかに豪雨で崩れた跡がある粘土道で、小石がゴロゴロしていました。一部、ちょろちょろ水が流れていますが、すぐに終わります。標高600m辺りで崩れた道は終わり、少し歩きやすくなりました。
 標高620m辺りで右(北)の尾根へと歩けそうだったのですが、そのまま西に直進して巻いてしまいました。3,4mでミツマタの通せんぼがあり、そこで気づくべきだったのですが、やわらかな枝をよけて進み、標高630mでとうとう道がなくなりました。崩れやすく水がちょろちょろ流れる石埋まりを上ると細い踏み跡があり、足元が崩れずにすみました。標高660m辺り(マツカゼソウ<写真16>撮影地点)で地形図の実線の作業道に合流すると、広く平らな砂利道になっていました。
 まばらに草が生えた砂利の作業道は、地形図の終点辺りまで続き、倒木をまたいだ辺りでストップでした。ここから植林帯を西にトラバースできそうだったのですが、793m峰<写真18>に向かってシダを避けながら登りました。
 標高780mからは道らしくなり、袴ヶ仙頂上<写真20〜26>までは一部、低いシダの間の細踏み跡だったり崩れやすい急登だったりするものの、比較的歩きやすかったです。

 復路は登山道なので、たまに道標やピンクテープ、ピンク色のビニール紐などがあります。最初は低いシダの間の細踏み跡でした。標高910mで南西に進路を変える所にはビニール紐があります。知らないと見落とすかもしれません。
 標高840mに東北東にトラバースする道の入り口があります。ピンクテープが分岐から少し入った位置にあるので、見落としそうでした。ここからは幅20〜30cmの細道ですが、明瞭で歩きやすいです。
 カエル岩<写真31>から南東尾根を下る前に、巨岩群<写真32,33>を見に行きました。道はなく、周辺は崩れやすい斜面です。下草はほとんどないので適当に歩けます。この少し東にもっと大規模な岩塊流があったようです。
 南東尾根から標高780m峰(小見山)で引き返し、地面に置かれた「登山口」の木製プレートに従って南西に延びる細道に入りましたが、打ち払った杉の枝が積もって道はすぐに不明瞭になり、オオカミ岩<写真34〜36>まで適当に歩きました。
 オオカミ岩<写真34〜36>からは谷に下りるのが正規ルートですが、うっかり尾根を下ってしまいました。標高710m辺りでヤブになったので、崩れやすい斜面を西に下りました。GPSを持った連れは踏み跡に気づかず、ズルズル滑りながら適当に下りて「ちょっとひとやすみ」の道標<写真37>のすぐ北西で登山道に合流しました。
 「ちょっとひとやすみ」の道標<写真37>からは小石がゴロゴロした沢沿い道で、両側からミツマタの枝が邪魔にならない程度に伸びています。たまに足元の崩れ落ちた箇所を避けながら歩くと、標高630m辺りから広い砂利道になりました。一部、去年の豪雨で崩れて深さ60cm程の溝が続いている所がありますが、歩くのに支障はありません。往路との合流点でアスファルト道に合流、登山口のプレートを確認し、後はのんびりゴールを目指しました。
その他周辺情報 大原インター&智頭急行智頭線「宮本武蔵駅」の近くに宿泊施設「リゾート武蔵の里 五輪坊」があります。事前予約すれば昼食も可能です。周辺には生家跡など武蔵ゆかりの見どころがいくつかあります。
01モズ♂
実物はもっと茶色いです。國司(くにし)神社<写真02>の木の上に止まっているところを、駐車地点から撮影しました。可愛い顔をしていますが肉食系です。動画を撮り始めたら飛び去ってしまいました。
2
01モズ♂
実物はもっと茶色いです。國司(くにし)神社<写真02>の木の上に止まっているところを、駐車地点から撮影しました。可愛い顔をしていますが肉食系です。動画を撮り始めたら飛び去ってしまいました。
02國司神社
國司(くにし)神社の詳細は不明です。10月上旬に五穀豊穣と子孫繁栄を願って奉納される獅子舞は美作市の無形文化財に指定されています。鳥居のそばにきれいな水が引かれていたので動画を撮りました。
1
02國司神社
國司(くにし)神社の詳細は不明です。10月上旬に五穀豊穣と子孫繁栄を願って奉納される獅子舞は美作市の無形文化財に指定されています。鳥居のそばにきれいな水が引かれていたので動画を撮りました。
03ベニバナボロギク
自動車は通れない舗装道路です。ベニバナボロギクの花はうつむいて咲いた後、上を向き、ボロ布のほころびた様子に似ている綿毛をつけた種が大きく広がり、頭に花序が帽子のように残ります。
1
03ベニバナボロギク
自動車は通れない舗装道路です。ベニバナボロギクの花はうつむいて咲いた後、上を向き、ボロ布のほころびた様子に似ている綿毛をつけた種が大きく広がり、頭に花序が帽子のように残ります。
04ノコンギク
  &オオチャバネセセリ
淡い紺色の野菊で葉に毛があります。オオチャバネセセリは、後翅の裏側の白斑がイチモンジセセリとは違いジグザグです。真っ黒な複眼が可愛いです。
1
04ノコンギク
  &オオチャバネセセリ
淡い紺色の野菊で葉に毛があります。オオチャバネセセリは、後翅の裏側の白斑がイチモンジセセリとは違いジグザグです。真っ黒な複眼が可愛いです。
05ハナトラノオ
園芸植物です。花穂は細長い四角錐で、花は四方に向かって規則正しく並んで咲いています。
05ハナトラノオ
園芸植物です。花穂は細長い四角錐で、花は四方に向かって規則正しく並んで咲いています。
06コスモス
秋の到来を感じさせる代表的な花ですね(*^^*)
1
06コスモス
秋の到来を感じさせる代表的な花ですね(*^^*)
07キバナコスモス
  &ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンは、前翅の先端付近に黒い部分があるメスもたくさんいました。動画も撮りました。
2
07キバナコスモス
  &ツマグロヒョウモン♂
ツマグロヒョウモンは、前翅の先端付近に黒い部分があるメスもたくさんいました。動画も撮りました。
08イタドリ
  &ツマグロヒョウモン♂
道路の向かいです。イタドリの名は痛みを和らげるという意味の「痛み取り」がその語源だと言われています。こちらも動画を撮りました。
1
08イタドリ
  &ツマグロヒョウモン♂
道路の向かいです。イタドリの名は痛みを和らげるという意味の「痛み取り」がその語源だと言われています。こちらも動画を撮りました。
09チカラシバ
イネ科植物で黒紫色のボトルブラシのような特徴的な花穂をつけます。群生していました。
09チカラシバ
イネ科植物で黒紫色のボトルブラシのような特徴的な花穂をつけます。群生していました。
10東谷上集落より袴ヶ仙
麓からは袴を広げたようなどっしりとした山容が見えます。これから世界最古のペトログラフ(岩刻文字)を求めてワクワクしながら登ります。
10東谷上集落より袴ヶ仙
麓からは袴を広げたようなどっしりとした山容が見えます。これから世界最古のペトログラフ(岩刻文字)を求めてワクワクしながら登ります。
11チョウセンカマキリ
一般的にカマキリと呼ばれているのはこのチョウセンカマキリを指します。オオカマキリよりも少しほっそりしており、カマの付け根が赤いです。
2
11チョウセンカマキリ
一般的にカマキリと呼ばれているのはこのチョウセンカマキリを指します。オオカマキリよりも少しほっそりしており、カマの付け根が赤いです。
12ジョロウグモ♀
我々が目に入ったのか、必死に逃げようとしていました(´・ω・`)この2m程先から植林帯に入りました。
12ジョロウグモ♀
我々が目に入ったのか、必死に逃げようとしていました(´・ω・`)この2m程先から植林帯に入りました。
13トノサマガエル♂
ダルマガエルとは違い、お腹は真っ白です。ちょっとメタボで可愛かったです。
2
13トノサマガエル♂
ダルマガエルとは違い、お腹は真っ白です。ちょっとメタボで可愛かったです。
14コカマキリ
体長は6cm程とオオカマキリやチョウセンカマキリ<写真11>よりも小さく、カマに白黒の模様があります。「見たなあ」と言ってこちらを睨んでいるようです(*_*;
2
14コカマキリ
体長は6cm程とオオカマキリやチョウセンカマキリ<写真11>よりも小さく、カマに白黒の模様があります。「見たなあ」と言ってこちらを睨んでいるようです(*_*;
15アケボノソウ
夜明けの空に見立てた白い花弁の先側には、星に見立てた黒紫色の斑点、中程には黄緑色の2つの斑点があります。周辺に数株ありました。
2
15アケボノソウ
夜明けの空に見立てた白い花弁の先側には、星に見立てた黒紫色の斑点、中程には黄緑色の2つの斑点があります。周辺に数株ありました。
16マツカゼソウ
作業道に復帰した所に群生していました。なぜか鹿が嫌うので咲き残り、その後、果実は4つの分果になり、その一つ一つが種子になります。今回は往路も復路もよく咲いていました。
16マツカゼソウ
作業道に復帰した所に群生していました。なぜか鹿が嫌うので咲き残り、その後、果実は4つの分果になり、その一つ一つが種子になります。今回は往路も復路もよく咲いていました。
17鳥の巣
外側は15×10cm程でした。大きさからするとヒヨドリやモズ<写真01>のようです。木の上から落ちたのでしょうが、中はきれいでした。
1
17鳥の巣
外側は15×10cm程でした。大きさからするとヒヨドリやモズ<写真01>のようです。木の上から落ちたのでしょうが、中はきれいでした。
18標高793m峰
展望は効きません。この頂上と南西尾根は開けており、ここまでの作業道よりも歩きやすかったです。
18標高793m峰
展望は効きません。この頂上と南西尾根は開けており、ここまでの作業道よりも歩きやすかったです。
19坊主乢
文化七年(1810年)の石仏が設置されていました。北西方面には道がありそうでした。
1
19坊主乢
文化七年(1810年)の石仏が設置されていました。北西方面には道がありそうでした。
20袴ヶ仙頂上三角点
     <点名:池ノ尻>
標高930.4m頂上三角点からは、360度パノラマ展望が効きました。そのシーンを動画と以降の6枚の写真で紹介していきます。
20袴ヶ仙頂上三角点
     <点名:池ノ尻>
標高930.4m頂上三角点からは、360度パノラマ展望が効きました。そのシーンを動画と以降の6枚の写真で紹介していきます。
21袴ヶ仙頂上より那岐山
那岐山(なぎさん)の全容が見える数少ないビュースポットです。
21袴ヶ仙頂上より那岐山
那岐山(なぎさん)の全容が見える数少ないビュースポットです。
22袴ヶ仙頂上より日名倉山
さすが美作富士です。遠くからでも目立ちます。中央に白いリュバンベール鐘楼が見えています。
2
22袴ヶ仙頂上より日名倉山
さすが美作富士です。遠くからでも目立ちます。中央に白いリュバンベール鐘楼が見えています。
23袴ヶ仙頂上より
    後山&駒の尾山
右に岡山県最高峰の後山、左に駒の尾山が見えました。
1
23袴ヶ仙頂上より
    後山&駒の尾山
右に岡山県最高峰の後山、左に駒の尾山が見えました。
24袴ヶ仙頂上より
    大倉山&沖ノ山
手前左に岡山県と鳥取県の県境にある大倉山、その右奥に鳥取県智頭(ちづ)町の沖ノ山(おきのせん)が見えました。
24袴ヶ仙頂上より
    大倉山&沖ノ山
手前左に岡山県と鳥取県の県境にある大倉山、その右奥に鳥取県智頭(ちづ)町の沖ノ山(おきのせん)が見えました。
25袴ヶ仙頂上より穂見山
北方面に鳥取県智頭町の穂見山が見えました。
25袴ヶ仙頂上より穂見山
北方面に鳥取県智頭町の穂見山が見えました。
26袴ヶ仙頂上より篭山
北北西方面に鳥取市と智頭町の境にある篭山(かごやま)が見えました。
26袴ヶ仙頂上より篭山
北北西方面に鳥取市と智頭町の境にある篭山(かごやま)が見えました。
27烏帽子岩
今回最大の目的地です。ひとまずてっぺんに登って探ってみました。後で神社<写真29>があったことを思い出しました。磐座(いわくら)だったら、バチが当たるかも(>_<)
27烏帽子岩
今回最大の目的地です。ひとまずてっぺんに登って探ってみました。後で神社<写真29>があったことを思い出しました。磐座(いわくら)だったら、バチが当たるかも(>_<)
28ペトログラフ?
これが世界最古の岩刻文字⁉自然によってできた模様のようにも思えますが、結論が待たれます。
1
28ペトログラフ?
これが世界最古の岩刻文字⁉自然によってできた模様のようにも思えますが、結論が待たれます。
29ゆるぎ岩&塩した神社
左上の岩に力を加えると少し動きます。もしかしたら、この岩全体が磐座(いわくら)なのかもしれません。周辺は烏帽子岩をはじめ、三角形の岩だらけで不思議な感じがしました。古来より呪術が行われていたのかもしれません。
29ゆるぎ岩&塩した神社
左上の岩に力を加えると少し動きます。もしかしたら、この岩全体が磐座(いわくら)なのかもしれません。周辺は烏帽子岩をはじめ、三角形の岩だらけで不思議な感じがしました。古来より呪術が行われていたのかもしれません。
30蛇の抜け殻
岩の隙間からヘビの抜け殻が!もしかして伝説の巨人“三穂(さんぶ)太郎”のお母様(大蛇)に関係?想像を掻き立てられました(^_^)動画には微妙に揺れ動く抜け殻が映っています。
1
30蛇の抜け殻
岩の隙間からヘビの抜け殻が!もしかして伝説の巨人“三穂(さんぶ)太郎”のお母様(大蛇)に関係?想像を掻き立てられました(^_^)動画には微妙に揺れ動く抜け殻が映っています。
31カエル岩
登山道のランドマークの1つです。見上げると巨岩群が・・・
31カエル岩
登山道のランドマークの1つです。見上げると巨岩群が・・・
32巨岩群その1
斜面を少し登ってみました。この周辺にだけ巨岩がかたまっています。
1
32巨岩群その1
斜面を少し登ってみました。この周辺にだけ巨岩がかたまっています。
33巨岩群その2
もう少し東に進んだ所に岩塊流もあります。足元が崩れやすいので引き返しました。
33巨岩群その2
もう少し東に進んだ所に岩塊流もあります。足元が崩れやすいので引き返しました。
34オオカミ岩東側
同じような大きさの巨岩が3つ並んでいます。オオカミよりもののけ姫のタタリ神に見えます(´・ω・`)
34オオカミ岩東側
同じような大きさの巨岩が3つ並んでいます。オオカミよりもののけ姫のタタリ神に見えます(´・ω・`)
35オオカミ岩南側
振り返ってみました。オオカミ三兄弟の長男⁉
35オオカミ岩南側
振り返ってみました。オオカミ三兄弟の長男⁉
36オオカミ岩南西側
人面岩⁉オオカミは「大神」だとも言われています。ゴリラの顔に見えるという人も。ここから引き返しながら動画も撮りました。
2
36オオカミ岩南西側
人面岩⁉オオカミは「大神」だとも言われています。ゴリラの顔に見えるという人も。ここから引き返しながら動画も撮りました。
37袴ヶ仙登山道道標
迷い迷い下りてきた所に「ちょっとひとやすみ」の道標。ここからの下り道は沢沿いのミツマタロードでわかりやすいです。一方、登る人はここから読図力が必要です。
1
37袴ヶ仙登山道道標
迷い迷い下りてきた所に「ちょっとひとやすみ」の道標。ここからの下り道は沢沿いのミツマタロードでわかりやすいです。一方、登る人はここから読図力が必要です。
38オタカラコウ
背景の小滝がオタカラコウの美しさをうまく引き出しています。5年前を思い出しました。
2
38オタカラコウ
背景の小滝がオタカラコウの美しさをうまく引き出しています。5年前を思い出しました。
39クサキョウチクトウ
キョウチクトウの花に似ていますが、ハナシノブ科で別名オイランソウ(花魁草)ともいわれています。園芸植物ですが、野生化しているものも多く見られます。
39クサキョウチクトウ
キョウチクトウの花に似ていますが、ハナシノブ科で別名オイランソウ(花魁草)ともいわれています。園芸植物ですが、野生化しているものも多く見られます。
40アルストロメリア
園芸植物です。開花時期は5月から7月ですが、まだ咲き残っていました。
40アルストロメリア
園芸植物です。開花時期は5月から7月ですが、まだ咲き残っていました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 袴ヶ仙(はかまがせん)は那岐山と後山のほぼ中間に位置し、登山者がほとんど訪れない素朴で静かな山です。上部は道が不明瞭な所も多く、直登もハードなため、やや難易度が高いです。

 この山に興味を持ったきっかけは今から8年前にあるメディアに掲載された記事でした。それは・・・
「世界最古の文字、シュメール文字ではないかと見られる刻印が美作市東谷上の袴ヶ仙山頂近くの巨岩でみつかり、研究者らが現地を調査した。」
というものです。巨岩というのは、伝説の巨人「三穂(さんぶ)太郎」が置いたといわれる鳥帽子岩のことです。
※さんぶ太郎伝説 ↓
 http://www.town.nagi.okayama.jp/kankou/kankou_spot/miru/sanbu-tarou.html
 岩に世界最古のペトログリフ(岩刻文字)がある!
 明確な結論は出ていませんが、とてもロマンを掻き立てられます。もちろん、烏帽子岩の位置を特定し、見上げながらてっぺんから周囲とくまなく探し、それらしき刻印を写真でもアップしました。一応、2015年11月に文化財保護委員会のメンバーが確認したものと一致しました。

 烏帽子岩の先(下)にも、カエル岩、岩塊流、オオカミ岩など自然が造り出した巨岩群アートが見られました。下山で利用した登山道には道標がいくつも設置されているのですが、まるで宝探しをするかのように、常に地図とにらめっこしながら、一つ一つ確認していきました。

 山行中、麓の集落以外は誰一人会うことはありませんでしたが、9月中旬の風物詩は想像以上に見られました。
 この山域にたくさんいる鹿も恋の季節を迎えましたが、地元では毎晩、鹿が家に近づいてくるので、困惑しているようです。林野庁が今年の春に発表した「森林における鳥獣害対策について」によると、野生動物による全森林被害のうち、鹿によるものが4分の3を占めるという衝撃的なレポートがありました。捕獲しないと年率20%増加、4〜5年で倍増するそうです。
 先週、可愛いバンビに出会い、鹿に親近感を覚えたところだったので、保護と駆除、相反する課題に複雑な想いがしました。




お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2804人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら