霧島山
- GPS
- 01:44
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 585m
- 下り
- 711m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
私にとってこの霧島、いや鹿児島県自体がとても思い入れのあるところだ。何しろ全国の中で足を踏みれたことがない最後の県になってしまったのだから。かつてこの霧島を訪れる機会が二度あった。一度は当時の職場の上司の都合で直前にドタキャン。もう一度は熊本から人吉を経由して肥薩線経由で霧島を訪れる予定が九州地方の大雪で新幹線以外の交通機関が全て麻痺するという非常事態に陥ったのだった。
この日は日本の南海上で新たな台風17号が発生したところであるが、始発の伊丹発の飛行機が鹿児島に向けて南下すると九州南部になると全く雲がなくなり素晴らしい快晴となった。飛行機が霧島連山を南側から回り込んで西側の鹿児島空港に着陸する。否が応でも眺望に恵まれた山行に期待が膨らむ。
鹿児島空港から霧島の温泉街を抜けてえびの高原を目指す。天気が良くなければ韓国岳のみで獅子戸岳のピストンを追加することにしようかとも思っていたが、こうも天気が良いと高千穂峰と二座を登ることにする。そのためにはえびの高原から登るよりも大浪沼の登山口から登るのが良いかと考え、駐車場に車を停めて準備をする。駐車場には既に10台以上の車が停められている。
まもなく駐車場にもう一台、女性が運転して来られた車が到着する。先に来られたもう一人の女性の方と待ち合わせていたのだろう、二人で話始める。思わず「えびの高原に行かれるのですか?」と尋ねたところ、「そうですよ。良かったら乗って行きます?」と有難いお誘いを頂く。渡りに船とはまさにこのこと。
お二人はそれぞれ鹿児島と都城の方でこの大浪池の駐車場で待ち合わせたとのことだった。お二人はよくこの山に登られるようだが、このずっと霧島連山の上には雲がかかっており、山の上の雲が晴れたのは何週間ぶりだろうかとのことであった。
えびの高原でお礼を申し上げてお二人とお別れすると早速、ランニング開始である。えびの高原から見上げると山の上を含め、空には雲ひとつない。最初は南国特有の樹高の低い濃密な樹林の中を行くが三合目からは低木帯となり、壮大なパノラマが広がるようになった。
まもなく右手の眼下にはエメラルド・グリーン大浪池を見下ろすようになる。遥か先には錦江湾の洋上に浮かぶ桜島が見える。あたりを吹き抜ける風は涼しく、暑さを感じるどころか汗もほとんどかかなくて済む。
涼しい秋風のお陰もあって快調に山頂にたどり着く。山頂にはくの登山客がおられる。その先には平らな新燃岳の噴火口が見える。今は噴火の危険性はほとんどないらしいが、噴火により吹き上がった砂礫により登山道が埋もれてしまい、通行できない状況が続いているときく。
山頂からは眼下に見える大浪池を目指して下ってゆく。最初は火山岩の露岩帯と砂礫で降りにくいが、まもなく木製の階段が続くようになり、快速に下ることが出来る。すぐに樹林帯となり眺望はなくなる。
大浪池を東回りで周回する道に入る。登山道がカルデラの外周に乗ると随所に池の展望が開けるようになる。池の周りでは所々でススキの穂が満開である。西の端の登山道からの合流地点まで来ると池を挟んで韓国岳を正面に見上げるようになる。
最後は鬱蒼とした樹林の中を一気に登山口まで駆け下りる。地図上はかなりの急勾配に思われるが、途中からは石畳が整備されており、まるで遊歩道の様相である。次はいざ行かん、高千穂峰へ。
全都道府県への山歩き完了おめでとうございます。
ここも歩きたいルートです。カルデラ湖ってほんと綺麗ですよね。霧島連山縦走出来たらいい歩きが出来そうです。
新燃岳の火山活動も気になりますが、解除されたとしても復旧に時間もかかるでしょうね。
もっと写真を見たかったな〜(笑)
ののさん コメント有難うございます。
>全都道府県への山歩き完了
・・・だと良いのですが、単に足を踏み入れたことのない県がなくなっただけなのです。
ののさんのコメントのお陰で山歩きしたことがない県を振り返ってみましたが、岩手県、佐賀県、沖縄県が残っておりました。佐賀県、沖縄県は何度も足を運んでいるところですが、出張のついでに登る山を探すことが容易ではないかもしれません。
新燃岳は火山活動自体は落ち着いているようですが、登山道の復旧は難しそうですね。
>もっと写真を見たかったな〜(笑)
すみません
今回はOM-Dを担いで登っていないのです。
そうでしたか。それでも凄いですね。
私は、近場から百名山を踏んではおりますが、遠方へは中々行けません。
OM-Dの話が出たもので。
オリンパスブルーだと、このような景色では凄く良い写真が撮れたんじゃないですか?
でもさすがにiphoneですね。綺麗です。
先日、五竜・唐松へ出かけた際、OM-D E-M10が変わったことになりまして困っておりました。何処かを触った所為でその様になったのですが、元に戻らないので使い辛かった…
電源を入れると、液晶モニターに「スーパーコンパネ」が表示され、ライブビュー表示がされなくなり、数秒でスタンバイモードになってしまいます。レンズも収納されてしまいます。
ファインダーを覗くとファインダーモニターは稼働していて撮影は出来るんですが、モニターを見ながら撮影することも多いので困りました。ファインダーを覗く際、ワークキャップのツバが干渉するので、いちいち帽子を反対に被らないといけなくなりますから。
唐松岳で前から歩いて来られる方が、ザックのショルダーに同じ E-M10 M2を固定されていたので、こんな現象の元に戻す方法ご存知ですか?なんてお話ししておりました。
ご存知じゃ無く、帰宅後取説を見ますと即解決です。
ファインダーサイドの「IOI」ボタンを押してしまっていたのが原因でした。ご存知の通りライブビュー撮影とファインダー撮影の切り替えボタンです。
ほんと物忘れが早くて困ったものです。ましてや、スマホに取説のPDFを入れておりましたのに…
>オリンパスブルーだと・・・
その通りだと思います。しかし、スピードのお陰でもう一つ、開聞岳をその日に登ることが出来たかと考えると致し方なかったかと思います。
何度か同じ場所でiphoneとCanonのコンデジと両方で写真を撮ってみたのですが、遠景のコントラストや輪郭の明瞭さでスマホに軍配が上がるように思われました。
>OM-D E-M10が変わったことになり・・・
ののさんでもそんなことがありましたか。
私も何度かやらかしています。最初の時は壊れたかと思って、ヨドバシの修理コーナーにカメラを持ち込んでしまいました。
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