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Yamareco

記録ID: 2032447
全員に公開
ハイキング
奥秩父

レタス畑広がる川上村・梓山から苔むす十文字峠を越えて秩父・川又へ

2019年09月21日(土) 〜 2019年09月22日(日)
 - 拍手
e351spAz その他2人
GPS
25:45
距離
24.8km
登り
1,380m
下り
2,046m

コースタイム

1日目
山行
3:00
休憩
0:20
合計
3:20
11:30
55
12:25
12:40
100
14:20
14:20
15
14:35
14:40
0
14:40
14:40
10
2日目
山行
7:05
休憩
0:55
合計
8:00
6:15
10
6:25
6:30
10
6:40
6:40
170
9:30
10:00
130
12:10
12:30
70
13:40
13:40
35
14:15
14:15
0
14:15
ゴール地点
天候 1日目:雨ときどき止む 2日目:晴のち曇
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:
高尾07:06(JR中央本線)
甲府08:43/8:53(JR中央本線)
小淵沢09:43/10:06(JR小海線)
信濃川上10:51
信濃川上駅10:57(川上村営バス)¥550
梓山11:22

復路
川又14:21(西武観光バス)¥640
三峰口駅15:20
三峰口(秩父鉄道・西武秩父線直通)
西武秩父15:44
※西武秩父駅前祭の湯
西武秩父18:33(西武秩父線・池袋線)
東飯能19:20/19:31(JR八高線)
八王子20:07
JR小海線で信濃川上駅
2019年09月21日 10:52撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
9/21 10:52
JR小海線で信濃川上駅
16年ぶりの信濃川上駅
2019年09月21日 10:56撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
9/21 10:56
16年ぶりの信濃川上駅
川上村営バスで一番東の梓山バス停に到着
2019年09月21日 11:22撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 11:22
川上村営バスで一番東の梓山バス停に到着
「天皇杯受賞記念碑」には海部総理大臣の文字
2019年09月21日 11:26撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 11:26
「天皇杯受賞記念碑」には海部総理大臣の文字
レタス畑の中を登山口となる毛木平へ向かう
2019年09月21日 11:32撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 11:32
レタス畑の中を登山口となる毛木平へ向かう
レタスの出荷場があちこちに
2019年09月21日 11:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 11:36
レタスの出荷場があちこちに
思ったよりも交通量は少ない
2019年09月21日 11:43撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 11:43
思ったよりも交通量は少ない
広大な畑の向こうには雲に覆われる奥秩父の山々
2019年09月21日 11:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 11:58
広大な畑の向こうには雲に覆われる奥秩父の山々
1時間弱で毛木平へ到着。こんな天気なのに車もそこそこ停まっている
2019年09月21日 12:22撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 12:22
1時間弱で毛木平へ到着。こんな天気なのに車もそこそこ停まっている
川上村マスコットキャラクター「レタ助」
2019年09月21日 12:24撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/21 12:24
川上村マスコットキャラクター「レタ助」
すぐに沢がある
2019年09月21日 12:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/21 12:49
すぐに沢がある
苔むした樹林帯
2019年09月21日 12:51撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 12:51
苔むした樹林帯
ずっと苔むしている
2019年09月21日 12:52撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 12:52
ずっと苔むしている
奥秩父らしい亜高山針葉樹林に
2019年09月21日 13:51撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
9/21 13:51
奥秩父らしい亜高山針葉樹林に
十文字峠に到着
2019年09月21日 14:20撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 14:20
十文字峠に到着
小屋に入ってしまうと行かなくなってしまうので、十文字山へ行くことに
2019年09月21日 14:22撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 14:22
小屋に入ってしまうと行かなくなってしまうので、十文字山へ行くことに
今回のルートの最高地点である十文字山。展望はなし
2019年09月21日 14:34撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/21 14:34
今回のルートの最高地点である十文字山。展望はなし
バスの終点の梓山から毛木平までも大した距離ではなかったし、シャクナゲの時期にまた来たい
2019年09月21日 14:50撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
9/21 14:50
バスの終点の梓山から毛木平までも大した距離ではなかったし、シャクナゲの時期にまた来たい
十文字小屋
2019年09月21日 14:52撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/21 14:52
十文字小屋
先月行った北アルプスでもそうだったが、最近どの小屋でも充電できるようだ
2019年09月21日 15:12撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/21 15:12
先月行った北アルプスでもそうだったが、最近どの小屋でも充電できるようだ
ランプの明かりが温かい小屋だった
2019年09月21日 17:26撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/21 17:26
ランプの明かりが温かい小屋だった
トイレはとてもきれいだった
2019年09月22日 06:06撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 6:06
トイレはとてもきれいだった
「違反者は百叩き」
2019年09月22日 06:06撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 6:06
「違反者は百叩き」
他に宿泊者がいなかったので、暖炉端で食事をさせてもらった
2019年09月22日 06:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 6:08
他に宿泊者がいなかったので、暖炉端で食事をさせてもらった
暖炉からの煙が上がる
2019年09月22日 06:14撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 6:14
暖炉からの煙が上がる
今回のルートの唯一の展望ポイントである「かもしか展望台」
2019年09月22日 06:25撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 6:25
今回のルートの唯一の展望ポイントである「かもしか展望台」
シャクナゲがたくさん。花の時期は見事だろう
2019年09月22日 06:30撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 6:30
シャクナゲがたくさん。花の時期は見事だろう
十文字峠に来て、甲武信ヶ岳に寄らない人は珍しいだろう
2019年09月22日 06:41撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 6:41
十文字峠に来て、甲武信ヶ岳に寄らない人は珍しいだろう
苔が気持ちのいい道を行く
2019年09月22日 06:45撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 6:45
苔が気持ちのいい道を行く
もう少し展望が開ける場所があるともっといいのだが
2019年09月22日 06:54撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 6:54
もう少し展望が開ける場所があるともっといいのだが
東に連なる奥秩父山地が見えた
2019年09月22日 07:16撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 7:16
東に連なる奥秩父山地が見えた
登山道もところどころ苔に覆われ始めている
2019年09月22日 07:24撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 7:24
登山道もところどころ苔に覆われ始めている
今日は思っていたよりも天気が良かった
2019年09月22日 07:28撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 7:28
今日は思っていたよりも天気が良かった
沢を渡るところが何か所もある
2019年09月22日 08:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 8:01
沢を渡るところが何か所もある
祠のある大きな岩
2019年09月22日 09:07撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 9:07
祠のある大きな岩
傾斜が急なところがすごく滑る
2019年09月22日 09:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 9:21
傾斜が急なところがすごく滑る
2019年09月22日 09:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 9:21
あちこち滑りそうで怖い
2019年09月22日 09:31撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 9:31
あちこち滑りそうで怖い
柳避難小屋手前の吊り橋。これもすごく滑る
2019年09月22日 09:33撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 9:33
柳避難小屋手前の吊り橋。これもすごく滑る
柳避難小屋
2019年09月22日 09:33撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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柳避難小屋
「栃本十文字峠線歩道」という名前が付いているようだ
2019年09月22日 09:57撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 9:57
「栃本十文字峠線歩道」という名前が付いているようだ
沢沿いを歩いていく
2019年09月22日 09:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 9:58
沢沿いを歩いていく
まだまだ沢を何本も横切る
2019年09月22日 10:29撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 10:29
まだまだ沢を何本も横切る
かなり崩落している場所も
2019年09月22日 10:34撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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かなり崩落している場所も
沢を見上げる
2019年09月22日 10:37撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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沢を見上げる
『峠の休憩地』
2019年09月22日 10:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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『峠の休憩地』
振り返るとあんな所をを歩いてきたのかと思う
2019年09月22日 11:31撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 11:31
振り返るとあんな所をを歩いてきたのかと思う
濡れた岩肌が滑りそう
2019年09月22日 11:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 11:36
濡れた岩肌が滑りそう
遠くから見るとどこを歩くのかわからないほど
2019年09月22日 11:39撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 11:39
遠くから見るとどこを歩くのかわからないほど
新しいプレートが親切
2019年09月22日 12:00撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 12:00
新しいプレートが親切
今回でお別れしようと思っている登山靴
2019年09月22日 12:26撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 12:26
今回でお別れしようと思っている登山靴
赤沢吊橋はしっかりとした吊橋だが土砂がたまっている
2019年09月22日 12:28撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 12:28
赤沢吊橋はしっかりとした吊橋だが土砂がたまっている
赤沢
2019年09月22日 12:28撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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赤沢
再び栃本十文字峠線歩道の案内板と
2019年09月22日 12:31撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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再び栃本十文字峠線歩道の案内板と
森林軌道(入川軌道)の案内板がある
2019年09月22日 12:32撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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森林軌道(入川軌道)の案内板がある
標識に自転車が。釣りに来たのだろうか
2019年09月22日 12:32撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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標識に自転車が。釣りに来たのだろうか
廃線になった軌道が残っている
2019年09月22日 12:32撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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廃線になった軌道が残っている
なかなかいい雰囲気
2019年09月22日 12:38撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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なかなかいい雰囲気
軌道だから廃線マニアは来ないのだろうか
2019年09月22日 12:40撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 12:40
軌道だから廃線マニアは来ないのだろうか
軌道を通すために岩を削ったのだろう
2019年09月22日 12:47撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 12:47
軌道を通すために岩を削ったのだろう
きれいな沢
2019年09月22日 12:52撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 12:52
きれいな沢
きれいな淵。夏場に泳いでみたい
2019年09月22日 12:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 12:55
きれいな淵。夏場に泳いでみたい
軌道後を歩く
2019年09月22日 12:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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軌道後を歩く
軌道の時からありそうな味わいのある橋
2019年09月22日 12:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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軌道の時からありそうな味わいのある橋
入川渓谷
2019年09月22日 13:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 13:21
入川渓谷
作業用のモノレールがある
2019年09月22日 13:24撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 13:24
作業用のモノレールがある
突然に釣り客用の建物
2019年09月22日 13:41撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 13:41
突然に釣り客用の建物
川魚供養塔
2019年09月22日 13:45撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 13:45
川魚供養塔
地形図で見て集落かと思っていたら、キャンプ場のコテージだった
2019年09月22日 13:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 13:49
地形図で見て集落かと思っていたら、キャンプ場のコテージだった
落石注意の看板が落石でめちゃくちゃに
2019年09月22日 14:03撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 14:03
落石注意の看板が落石でめちゃくちゃに
立派な「山の家」。現在は営業していないようだがかつて釣り客で賑わったのだろうか
2019年09月22日 14:07撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 14:07
立派な「山の家」。現在は営業していないようだがかつて釣り客で賑わったのだろうか
入川渓谷入口
2019年09月22日 14:14撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 14:14
入川渓谷入口
立派なトイレがある場所が川又バス停
2019年09月22日 14:16撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 14:16
立派なトイレがある場所が川又バス停
川又バス停
2019年09月22日 14:19撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9/22 14:19
川又バス停
三峰口駅行きのバス
2019年09月22日 14:40撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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9/22 14:40
三峰口駅行きのバス
巨大な滝沢ダム
2019年09月22日 14:51撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
9/22 14:51
巨大な滝沢ダム

感想

年末にニュージーランドのミルフォード・トラックへ行くメンバーで顔合わせを兼ねてトレッキングをすることに。
そこでリーダーのK氏が選んだのが、信州川上村の梓山から十文字峠を越えて秩父の川又へ降りるルートだ。
平坦なルートから少しピークを越え、また平坦に長く歩くのでミルフォード・トラックの練習になるだろうという算段らしい。
十文字峠は前からシャクナゲの季節に行きたいと思いつつ、バス終点の梓山から登山口の毛木平までの車道歩きが嫌で行っていなかったので、今回はちょうどいい機会だと思った。

信濃川上駅からの川上村営バスに乗るのは、16年ぶりだ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-175680.html
その時は、梓山を経て終点の川端下まで乗りそこから廻目平から金峰山を経て大弛峠へ行ったのだが、今回はバス停の一番東側になる梓山で降り、そこから登山口になる毛木平まで歩く。
信濃川上駅でも外国人をたくさん見かけ、このあたりもインバウンドなのかなと思ったのだが、川上村を歩いていてその理由が分かった。
レタスの出荷場で、外国人労働者が働いているのである。
なるほど、さすがはレタスで「平均年収2500万円の村」として有名な川上村だ。

今日は九州に台風が近づいていて、秋雨前線が北上してきて天気が悪い予報だったが、思ったより天気は持っている。
それでも梓山バス停から歩き始めたときには雨が降り出してきたのでレインウェアを着たのだが、結局たまに降ったりやんだりなので樹林帯に入る毛木平からは脱いでしまったくらいだ。
そして毛木平への車道も時折レタス配送のトラックの排気ガスは臭いが、レタス畑の中の道なので気持ちよく歩けた。
これならまたシャクナゲの時期に梓山から毛木平まで歩いてもいいかなと思った。
ひと登りで十文字峠へ到着。
小屋に入ってしまうともう出たくなくなるだろうから、先に今回のルートで唯一のピークとなる十文字山へ。
ここは展望は全くないので、とりあえず記念にピークを踏んだという感じである。

十文字小屋の主人は、74歳の女性。
この方のお話が面白かった。
この日は雨の予報でほかの登山客の予約は全キャンセルとのことで、夕食までや夕食後いろいろお話できた。
山小屋を運営しながらあちこち登山へいらっしゃっていて、北海道の山は50もピークを踏んでいるとのこと。
クマの話やらダニの話やら、ちょっとした不注意で起きてしまった怪我の話など話は尽きない。
ちょうど自分が先月歩いた笠ヶ岳〜双六岳も先月末に登ったとのことで、その時聞いたという最近の20代くらいの若い登山者の無謀な登山についての話が興味深かった。
1日ですごい距離を歩くのだが、結局そうなると日が暮れてからも行動していることになる。
実際今年も暗い中行動したことによって遭難死亡事故も発生してしまっているようだ。
確かにもう下山し終えようとしている14時くらいに、これから登っていく人たちにすれ違うこともあり、そういうことなのかと合点がいった。
きれいなトイレは土足厳禁で「違反者は百叩き」なんて書いてあって、ユーモアのあるこの山小屋の主人にまた会いに来たいなと思った。

翌日は起きると、思いがけず朝日が射しこんでいる。
せっかくなので近くにある「かもしか展望台」へ行ってみる。
十文字小屋の主人は別に行っても大したことないから雨が降る前に早く降りた方がいいという感じだったのだが、確かに西のほうへ少しだけ展望が開けているだけなので大した展望ではない。
まあでも今回のルートの中で唯一の展望が開けた場所だった。
十文字峠まで戻り、そこから川又へ向けて長い下山が始まる。
ルート上は終始、濡れた苔と岩と木の根なので、滑る滑る。
しかも今回、去年守門岳へ履いていって、靴底が減っているので滑りやすくもう捨てようと思っていたのだが捨てきれずにいた登山靴を最後の記念にと履いてきたのでやっぱり滑る。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1518072.html
大したピークに登るわけではないからと思って履いてきたのだが、失敗したなと思った。
結局二度ほど大きく転んだ。
昨夜の十文字小屋の主人の話で、怪我をしたとき初めから自分でもこれはまずいんじゃないかなと思っていることが多く、それを放置したときに事故が発生するというのがあったが、早くもそれを体感することになった。
靴底が減った登山靴ではどんな山でも履いていっては危ないのだ。

登山道は苔に覆われつつあるところも多く、なんども沢を横切るのだが崩壊が激しく、この道はあまり歩かれていないのかもしれない。
ただ途中、柳避難小屋がありそこに「栃本十文字峠線歩道」と名付けられた看板があり、マーキングも多数あるので維持管理はなされているようだ。
沢を高巻きするので何度もアップダウンがあり、距離の割には歩き甲斐のあるルートだった。
朝は晴れていたが、昼近くにはかなり曇ってしまったので、展望が期待できないこのルートなのでそれもあまり気にならない。
それよりも、誰一人として登山者とすれ違わず、沢の音しか聞こえない登山道が気持ちよかった。
最後は廃線になった森林軌道である入川軌道を見ながら入川渓谷を歩ける魅力あふれるルートなので、もっと歩く人が増えるといいなとも思う。

川又へ至り、そこからはバスで三峰口駅へ向かう。
途中、大規模な滝沢ダムを通過。
そういえば19年前の大学生の1年生の時、当時の秩父郡大滝村中津川に実習で来たが、このダムができるとのことで付け替え道路ができたという話を聞いたことを思い出した。
ループ橋から見えたダムはひどく巨大で、しかも古色を帯びつつあり、あれからそれだけの年月が経ったことを実感させられた。

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