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記録ID: 204785
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ハイキング
奥秩父

【秩父・大血川林道から】 お清平 〜 白岩山 〜 雲取山

2005年09月16日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:02
距離
14.6km
登り
1,398m
下り
1,381m

コースタイム

◎[往路] 雲取山登山口(6:15) → 霧藻ケ峰分岐((6:25) → 尾根越(7:00) → お清平(7:20 = 7:27)
→ みかえり地蔵(7:38) → 前白岩の肩(8:10) → 前白岩山(8:30) → 白岩小屋(8:57)
→ 白岩山(9:28 = 10:05) → 芋ノ木ドッケ(10:10) → 大ダワ(10:55 = 11:03) → 旧雲取山荘(11:15)
→ 雲取山荘(11:25) → 雲取山(11:54)

◎[復路] 雲取山(12:45) → 雲取山荘(13:03) → 大ダワ(13:20) → 芋ノ木ドッケ(14:22) → 白岩山(14:40)
→ 白岩小屋(15:05) → 前白岩山(15:27) → 前白岩の肩(15:42) → みかえり地蔵(16:07) → お清平(16:18)
→ 尾根越(16:36) → 霧藻ケ峰分岐(17:09) → 雲取山登山口(17:17)

      −−− ☆★ 所要時間:11時間02分 ★☆ −−−  
天候 朝のうち雨、のち曇り(ガス)
過去天気図(気象庁) 2005年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 国道140号から左折し、「林道・大血川線」に入る。「大血川観光釣り場」から更に 林道を上がって行きます。
 太陽寺入り口から左に上がっていき、四阿手前の「雲取山登山口」に到着。
コース状況/
危険箇所等
  天気は回復の兆しはなく、雨の中6:15出発。しかし、樹林の中では さほど濡れない。
  10分ほどで「霧藻ケ峰分岐」を経て、暫くすると ちょとした尾根越えに出ます。
尾根を登るのか、下るのか 一瞬迷いますが、ここは真っ直ぐ下ります。

 まもなく右に大岩。また更に下るので 心配になるが、これで良い。
 平坦な”登り”を詰めると、霧藻ケ峰からの「お清平」に着きます。
 ここからが、雲取の”縦走路”。奥秩父特有の岩と苔と原生林です。

 「みかえり地蔵」は 道標も落ち、今は何も無く 台座のみである。コメツガと檜が それらしき体裁の面影がある。
  急速に晴れてきました。お地蔵様のお陰か?。これは、雨上がりの雲海のいい写真が撮れるぞ。
 前白岩山では、和名倉山方面の視界が開けた。しかし、白く輝く雲で見えない。
 しばらく、朝のかがやく木々と空の様子が見え、期待をしていたが、それ以上は良くならなかった。
 白岩小屋手前の岩峰や「白岩山」までは、”晴天”が望めた。

 白岩小屋を過ぎて、少し登ると、何と 新井信太郎さんが 2人で下山してきた。
  ここから「白岩山」までは、たいした登りもなく、淡々とした登りで「白岩山」山頂に着く。
  山頂からの眺望は無いが、ベンチがあり ちょっとした"憩いの場"となっています。
 ベンチでおにぎりを食べる。一人でゆっくりと山頂の のどかな雰囲気を独占!!。

 ふとガサッと足音、鹿が奥の方から出てきました。
 そおっと デジカメのスイッチを入れる。シャッターを切る。
 何と鹿が近づいて来た。脅さないように、近づく。
また夢中でシャッターを切る。なるべく近寄ってカチッ。感動ものです。ここは白岩山頂だ。

 環境庁の「看板」を見る。昭和34年の伊勢湾台風で原生林が相当の被害に遭ったことが記してあります。
  天気が良くなることを願って先を進む。芋ノ木ドッケまではどうやら期待が持てたが、それから先は
どうもガスって来て、また 元に戻ってしまった。

 「芋ノ木ドッケ」からの酉谷方面へは「健脚向き」とあり、鬱蒼とした原生林へと続いている。
  こちらの雲取への縦走路も原生林が続く。しかし、コメツガの鹿による "食害"が 激しく、
食害防止ネットが ナンバーをふって 所々巻かれている。

  旧雲取山荘を通る。いかにも廃屋だ。すぐ現在の新しい小屋に。
  "田部重治レリーフ"を 見て、雲取へ。12時前、「雲取山」に着く。一人若い登山客がいた。
  なつかしい「六ツ石山」への 縦走路風景。避難小屋はソーラートイレもあり、綺麗だ。

  山頂からの「富士山」を待ったが、ガスは晴れそうにない。まわりは何も見えなかった。
  帰りの時間もあるので、12:45,雲取山頂をあとにする。山荘までは「男坂コース」。
  白い花もガスで煙る。もう ひたすら往路を急ぐ。足が、靴づれと左足お皿脇が痛くなる。

  「芋ノ木ドッケ」を過ぎ、ガスった暗い原生林を歩いていると、14:30,脇で物音。ニホンジカだった。
  またカメラを構える。今度は縦走路に出てきて、盛んに鼻で土を掘って、根っこを食べている。
  往路よりも近く 手の届く距離で写真を撮った。

  ここからまもなく「白岩山」に着く。暗くガスる登山道。痛い足。
  とても不安になる。「お清平」へは遠い。お清平から 霧藻ケ峰〜地蔵峠を 廻ろうと思っていたが、
とても そんな時間的、精神的な余裕は無い。

  「お清平」まできて安心した。時間的な目鼻がついた。相変わらず暗く、鬱蒼とした道が続く。
 足が痛い。往路の尾根越えのところに来て、もうすぐ霧藻分岐。
  相当下ってきたので、明るくなってきた。対岸の「熊倉山」が 見えてきた。
  足を引きずり引きずり、「雲取山登山口」に着いた。
2012年07月12日 12:01撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
7/12 12:01
ガスに霞む
2012年07月12日 12:01撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
7/12 12:01
ガスに霞む
2012年07月12日 12:02撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
7/12 12:02
前白岩の肩
2012年07月12日 12:02撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
7/12 12:02
前白岩の肩
原生林の中を行く
2012年07月12日 12:03撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
7/12 12:03
原生林の中を行く
前白岩山
2012年07月12日 12:04撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
7/12 12:04
前白岩山
ガスったり、晴れたり
2012年07月12日 12:04撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
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7/12 12:04
ガスったり、晴れたり
白岩山への登り
2012年07月12日 12:05撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
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7/12 12:05
白岩山への登り
白岩小屋
2005年09月16日 08:56撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
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9/16 8:56
白岩小屋
陽が差す
2012年07月12日 12:06撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
7/12 12:06
陽が差す
白岩山山頂 1,921.2m
2012年07月12日 12:07撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
7/12 12:07
白岩山山頂 1,921.2m
白岩山山頂での「鹿君」
2012年07月12日 12:08撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
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7/12 12:08
白岩山山頂での「鹿君」
白岩山山頂での「鹿君」
2012年07月12日 12:08撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
1
7/12 12:08
白岩山山頂での「鹿君」
白岩山山頂での「鹿君」
2012年07月12日 12:10撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
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7/12 12:10
白岩山山頂での「鹿君」
1959(昭和34)年の
「伊勢湾台風」による
森林破壊の様子を表した
看板
2005年09月16日 09:44撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
9/16 9:44
1959(昭和34)年の
「伊勢湾台風」による
森林破壊の様子を表した
看板
芋ノ木ドッケ
1,946m
2005年09月16日 10:08撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
9/16 10:08
芋ノ木ドッケ
1,946m
雲取山荘
2005年09月16日 11:20撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
9/16 11:20
雲取山荘
雲取山山頂
2005年09月16日 12:17撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
9/16 12:17
雲取山山頂
雲取山山頂 2,017.1m
2012年07月12日 12:14撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
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7/12 12:14
雲取山山頂 2,017.1m
復路、「白岩山」にて
2012年07月12日 12:16撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
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7/12 12:16
復路、「白岩山」にて
復路、「白岩山」にて。
ズームアップした
わけではありません。
2012年07月12日 12:17撮影 by  FinePix2500Z, FUJIFILM
2
7/12 12:17
復路、「白岩山」にて。
ズームアップした
わけではありません。

感想

白岩山山頂は、人の手の入った "自然公園"に なってしまったのか?
のようです。
 ベンチを配して "憩いの場"とまではいいのですが、鹿が 遠巻きながら
も だんだん近くに寄って来ます。

 一見 ほほえましい風景ですが、登山客による "餌付け化"が、
原因のようです。
 まさか「奈良公園」でもあるまいし、オニギリやお菓子等の "提供"が
あるやに見聞きしています。

鹿の繁殖による "食害"が 深刻な問題になっている今日、繁殖を助ける
ような "行為"は 慎みましょう。

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