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記録ID: 2052427
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

T字尾根〜御池岳〜土倉岳

2019年10月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:47
距離
11.3km
登り
817m
下り
826m

コースタイム

日帰り
山行
5:26
休憩
0:38
合計
6:04
7:12
7:14
37
7:51
7:52
23
8:15
8:16
28
8:44
8:47
4
8:51
8:52
30
9:22
9:28
8
9:36
9:36
11
9:47
9:48
3
9:51
9:51
16
10:07
10:24
9
10:33
10:35
10
10:45
10:45
10
10:55
10:57
13
11:10
11:11
66
12:17
12:18
44
天候 濃霧 時々 小雨 後 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
特に問題なし
君ヶ畑集落通過。蛭谷・箕川・政所・九居瀬・黄和田の小椋谷六ヶ畑は木地師根元としても「かくれ里」としても有名だった。
君ヶ畑集落通過。蛭谷・箕川・政所・九居瀬・黄和田の小椋谷六ヶ畑は木地師根元としても「かくれ里」としても有名だった。
15〜20年程前は君ヶ畑も木製ろくろによる木製品(茶碗・器など)の生産も一部で続いていたが、今では生活している人の数が極小の限界集落に見える。
15〜20年程前は君ヶ畑も木製ろくろによる木製品(茶碗・器など)の生産も一部で続いていたが、今では生活している人の数が極小の限界集落に見える。
<小又谷林道入口P>三重県側は快晴だったが、鈴鹿山脈上空には帯のような黒い雲がかかり、滋賀県側北部から寒気がぶつかり山頂付近では霧や小雨を発生させているらしい。天気回復を願いながら登山開始。
<小又谷林道入口P>三重県側は快晴だったが、鈴鹿山脈上空には帯のような黒い雲がかかり、滋賀県側北部から寒気がぶつかり山頂付近では霧や小雨を発生させているらしい。天気回復を願いながら登山開始。
<御池林道>御池谷・御池川沿いの林道をT字尾根への登山口まで歩く。今年の秋の暑さで紅葉はなかなか進まない。大カーブで左折してか右折するとすぐ登山口だ。
<御池林道>御池谷・御池川沿いの林道をT字尾根への登山口まで歩く。今年の秋の暑さで紅葉はなかなか進まない。大カーブで左折してか右折するとすぐ登山口だ。
<P592>昔はこんな標識もなくT字尾根に近そうな尾根をがむしゃらに登っていったのだが、今では「御池岳・T字尾根」という標識があり、踏み跡もある。
<P592>昔はこんな標識もなくT字尾根に近そうな尾根をがむしゃらに登っていったのだが、今では「御池岳・T字尾根」という標識があり、踏み跡もある。
増えすぎた鹿の特別捕獲の案内警告板。11月20日迄。
増えすぎた鹿の特別捕獲の案内警告板。11月20日迄。
上を見ずに植林のきつい坂を登る。
上を見ずに植林のきつい坂を登る。
まだこの時点では天狗堂・サンヤリ・滝谷山方面が見えていて、天気回復の希望を持たせたのだが・・・。
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まだこの時点では天狗堂・サンヤリ・滝谷山方面が見えていて、天気回復の希望を持たせたのだが・・・。
<P878付近>
だんだん山毛欅の数が増えてきた。
だんだん山毛欅の数が増えてきた。
山毛欅林の中を軽快に進む。
山毛欅林の中を軽快に進む。
益々霧は濃くなるばかりだ。
益々霧は濃くなるばかりだ。
紅葉が進んでいてもいい時期なのだが・・・。生きている間にこんなに気象や季節に変化がでるとは思っていなかった。
紅葉が進んでいてもいい時期なのだが・・・。生きている間にこんなに気象や季節に変化がでるとは思っていなかった。
<P918>T字尾根への分岐点に到着。ここから右折れしてT字尾根核心部に入る。
<P918>T字尾根への分岐点に到着。ここから右折れしてT字尾根核心部に入る。
霧はさらに濃くなり濃霧となった。
霧はさらに濃くなり濃霧となった。
尾根が細くなって左右の谷が明確になる
尾根が細くなって左右の谷が明確になる
すくすくと立ち上がる山毛欅。
すくすくと立ち上がる山毛欅。
石楠花ジャングルの岩場尾根
石楠花ジャングルの岩場尾根
石楠花ジャングル尾根
石楠花ジャングル尾根
よくもまあこんなに絡み付いたものだ。
よくもまあこんなに絡み付いたものだ。
<T字尾根最高点P967>
<T字尾根最高点P967>
急傾斜尾根の下り
急傾斜尾根の下り
下りた岩場を下より見る
下りた岩場を下より見る
積雪のせいだったのだろうか。面白い形をしている。
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積雪のせいだったのだろうか。面白い形をしている。
とうとう雨が本格化。イワカガミ群落。
とうとう雨が本格化。イワカガミ群落。
御池台地が近づいたことを教えてくれる傾斜のある上り坂
御池台地が近づいたことを教えてくれる傾斜のある上り坂
あと少しだ
この上に御池台地。テーブルランドが広がる。
この上に御池台地。テーブルランドが広がる。
<御池台地P1167>到着。
<御池台地P1167>到着。
早速カワチブシ(鳥兜)がお出迎え
早速カワチブシ(鳥兜)がお出迎え
松風草も気圧が低いのかそよいでいる。
松風草も気圧が低いのかそよいでいる。
まあ残念だが、濃霧を楽しんで歩こう
まあ残念だが、濃霧を楽しんで歩こう
<東池>
<幸助の池>
<ボタンブチ>
<何も見えないボタンブチにて>
<何も見えないボタンブチにて>
天狗の鼻に向かう
天狗の鼻に向かう
<天狗の鼻>
御池岳山頂へ
<御池岳山頂>
奥の平へ
<奥の平>一瞬、霧と雲が晴れて上石津から多度・いなべ方面が広がった。次の瞬間にはもうホワイトアウトだ。
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<奥の平>一瞬、霧と雲が晴れて上石津から多度・いなべ方面が広がった。次の瞬間にはもうホワイトアウトだ。
もう東のボタンブチはギヴアップだ。土倉岳下降ポイントに向かう。
もう東のボタンブチはギヴアップだ。土倉岳下降ポイントに向かう。
道標が霧の中から現れてきた
道標が霧の中から現れてきた
<土倉岳下降ポイント>
<土倉岳下降ポイント>
紅葉するのしないのと、大板屋楓もなんだか所在なさそう。
紅葉するのしないのと、大板屋楓もなんだか所在なさそう。
御池から土倉への尾根を下る
御池から土倉への尾根を下る
なんだか茶屋川上流から茨川方面の霧が取れてきた。
なんだか茶屋川上流から茨川方面の霧が取れてきた。
<土倉岳P1049>
一応、三角点を踏んでいこう。
一応、三角点を踏んでいこう。
こちらも来年の春をめざして岩鏡が生き生き。土倉岳を少し下った尾根に「河倉峠」と呼ばれる北の土倉谷と南の池ノ谷を結ぶ峠があったが・・・。
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こちらも来年の春をめざして岩鏡が生き生き。土倉岳を少し下った尾根に「河倉峠」と呼ばれる北の土倉谷と南の池ノ谷を結ぶ峠があったが・・・。
おいおい、下り始めたらそうきたか。
おいおい、下り始めたらそうきたか。
迷い尾根〜治田峠を見る
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迷い尾根〜治田峠を見る
伊勢湾・知多半島・四日市とよく見える
伊勢湾・知多半島・四日市とよく見える
鹿よけビニルテープの森。20年程前にここで一人でテープを巻いている男性に遭遇。樹皮を食べられないように無人の山中で黙々と仕事をしていたなあ。
鹿よけビニルテープの森。20年程前にここで一人でテープを巻いている男性に遭遇。樹皮を食べられないように無人の山中で黙々と仕事をしていたなあ。
治田峠〜銚子岳〜静ヶ岳〜竜ヶ岳
治田峠〜銚子岳〜静ヶ岳〜竜ヶ岳
藤原岳〜迷い尾根〜孫太夫山〜治田峠〜銚子岳〜静ヶ岳
藤原岳〜迷い尾根〜孫太夫山〜治田峠〜銚子岳〜静ヶ岳
<P869より>頭陀ヶ平〜天狗岩〜展望丘〜P965
<P869より>頭陀ヶ平〜天狗岩〜展望丘〜P965
藤原岳天狗岩方面を見る
藤原岳天狗岩方面を見る
御池岳はどうかなと振り返ったが、東ボタンブチ方面はまだまだ雲がかかっていた
御池岳はどうかなと振り返ったが、東ボタンブチ方面はまだまだ雲がかかっていた
ノタノ坂分岐。右はノタノ坂を下り茶屋川上流・茨川。
ノタノ坂分岐。右はノタノ坂を下り茶屋川上流・茨川。
昔と相変わらず不安定な谷である
昔と相変わらず不安定な谷である
幅50cm弱の場所もある。ここを通る度に、戦国期に秀吉が2万の兵を連れ、君ヶ畑〜ノタノ坂〜茨川〜治田峠〜青川へ登り降りたのは本当なのかと思う。
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幅50cm弱の場所もある。ここを通る度に、戦国期に秀吉が2万の兵を連れ、君ヶ畑〜ノタノ坂〜茨川〜治田峠〜青川へ登り降りたのは本当なのかと思う。
林道出合。やや不安定な鉄橋。林道には「茨川・ノタノ坂・御池岳」ときちんと書いてある。
林道出合。やや不安定な鉄橋。林道には「茨川・ノタノ坂・御池岳」ときちんと書いてある。
竜脳菊なんだろうか。
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竜脳菊なんだろうか。
曙草で一杯
天人草はもう終わり
天人草はもう終わり
じゃぶじゃぶ登山靴が洗えるよ。
じゃぶじゃぶ登山靴が洗えるよ。
小又谷駐車場・ヘリポートから天狗堂方面。駐車場には6〜7台の車が泊まっているが、面白いことに全て三重ナンバー。三重県人は、石榑トンネルの恩恵で、鈴鹿秘境地帯へのアクセスが滋賀県人よりも良くなったのだ。
小又谷駐車場・ヘリポートから天狗堂方面。駐車場には6〜7台の車が泊まっているが、面白いことに全て三重ナンバー。三重県人は、石榑トンネルの恩恵で、鈴鹿秘境地帯へのアクセスが滋賀県人よりも良くなったのだ。
帰りは久しぶりに池田養魚場渓流館でイワナ釣りをみながらイワナを食べて満足。
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帰りは久しぶりに池田養魚場渓流館でイワナ釣りをみながらイワナを食べて満足。

感想

T字尾根〜御池岳は久しぶりだったが、的確に標識があり、踏み跡がしっかりしたこと以外は、基本的には自然は昔のままだった。三重県側ではピカピカの晴天だったのに、滋賀県側鈴鹿山域は寒気と霧に覆われていたが、またそれも一興だ。テーブルランドの御池台地でホワイトアウトして迷ってしまい方向感覚を失う、という危険性がGPSの普及で今は昔の物語となるとは・・・。いい時代になったようであり、登山の楽しみを奪われつつあるような複雑な気持ちとなる今日この頃である。

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