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Yamareco

記録ID: 6655004
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

河倉峠経由亀尾から御池岳

2024年04月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:46
距離
12.4km
登り
967m
下り
971m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:03
休憩
0:42
合計
7:45
10:53
11:27
26
11:53
11:53
6
11:59
12:00
1
12:01
12:02
15
12:17
12:17
17
12:34
12:36
2
12:38
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11
12:49
12:50
8
12:58
13:01
21
13:22
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92
14:54
14:54
1
14:55
ゴール地点
天候 晴れのち薄曇り
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
★池ノ谷出会い~河倉峠(ほぼ廃道)
谷は杣道があったりなかったりですが、概ね辿れます。谷が大きく西へ屈曲する部分から谷心は狭まり、高巻いたほうが進みやすいですが、杣道が不明瞭です。谷から河倉峠へ至る道はもうすでに見当たらず、適当な尾根筋の急登で峠に至ります。
★河倉峠~亀尾乗越(ほぼ廃道)
秋に歩いた時より踏み跡が不明瞭です。恐らく下草の生え方の濃淡で道と認識できるかどうかの差しかありませんので、春先の下草がまだない状態では踏み跡を認めにくいのでしょう。土倉谷を渡る平坦部の窯跡までは獣道が交錯し、ルートを外しやすいです。窯跡から亀尾まではまずまず踏み跡が辿れますが、亀尾近くで大きく山抜けしているところがあり、この手前くらいから獣道が交錯しているためややもすると高度を下げすぎることがあります。山抜け部の始まり部分に古い踏み跡があり、亀尾に続いています。
★亀尾乗越~頂上台地
亀尾は急登です。特に台地に乗り上げる頃にはカレンフェルトで落石に注意が必要です。
今年も会いに来ましたよ。エイザンスミレ。少し早かったのか咲いている個体はほんの数株でした。
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今年も会いに来ましたよ。エイザンスミレ。少し早かったのか咲いている個体はほんの数株でした。
小又谷沿いの林道から池ノ谷出会いへ下る明瞭な踏み跡が右下に向かっています。
2024年04月13日 08:06撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 8:06
小又谷沿いの林道から池ノ谷出会いへ下る明瞭な踏み跡が右下に向かっています。
小又谷と池ノ谷の出会い。
2024年04月13日 08:08撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 8:08
小又谷と池ノ谷の出会い。
シロバナネコノメソウ。
2024年04月13日 08:18撮影 by  X30, FUJIFILM
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4/13 8:18
シロバナネコノメソウ。
池ノ谷の滝。なかなかの滝です。
2024年04月13日 08:22撮影 by  X30, FUJIFILM
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4/13 8:22
池ノ谷の滝。なかなかの滝です。
あまり大きな滝はないですが、小滝がちょくちょく出てきます。
2024年04月13日 08:31撮影 by  X30, FUJIFILM
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4/13 8:31
あまり大きな滝はないですが、小滝がちょくちょく出てきます。
規模は小さいですが連瀑帯。
2024年04月13日 08:34撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 8:34
規模は小さいですが連瀑帯。
型のいいイワナの影が!
2024年04月13日 08:39撮影 by  X30, FUJIFILM
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型のいいイワナの影が!
見ごたえのある滝がかかっています。水量のある季節であればいいでしょうね。
2024年04月13日 09:09撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 9:09
見ごたえのある滝がかかっています。水量のある季節であればいいでしょうね。
ヒィヒィ言いながら河倉峠が見えるところまで登ってきました。
2024年04月13日 09:40撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 9:40
ヒィヒィ言いながら河倉峠が見えるところまで登ってきました。
土倉谷手前の二連の窯跡。
2024年04月13日 09:54撮影 by  X30, FUJIFILM
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土倉谷手前の二連の窯跡。
谷を渡るポイントは目の前の木の所。
2024年04月13日 09:57撮影 by  X30, FUJIFILM
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谷を渡るポイントは目の前の木の所。
土倉谷の滝。
2024年04月13日 10:01撮影 by  X30, FUJIFILM
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4/13 10:01
土倉谷の滝。
早春のブナの林を進む。
2024年04月13日 10:05撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 10:05
早春のブナの林を進む。
大きく山抜けしています。少しルートを外し、下りすぎていたようです。
2024年04月13日 10:17撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 10:17
大きく山抜けしています。少しルートを外し、下りすぎていたようです。
山抜け部はまだ崩れているようです。
2024年04月13日 10:17撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 10:17
山抜け部はまだ崩れているようです。
亀尾へ向けてかすかな踏み跡が続いています。
2024年04月13日 10:22撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 10:22
亀尾へ向けてかすかな踏み跡が続いています。
亀尾の乗越へ着きました。
2024年04月13日 10:26撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 10:26
亀尾の乗越へ着きました。
亀尾を登りきった所でお昼ごはんです。
2024年04月13日 11:21撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 11:21
亀尾を登りきった所でお昼ごはんです。
藤原岳。
2024年04月13日 11:49撮影 by  X30, FUJIFILM
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4/13 11:49
藤原岳。
竜静銚。
2024年04月13日 11:49撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 11:49
竜静銚。
キバナノアマナが咲いていました。
2024年04月13日 11:59撮影 by  X30, FUJIFILM
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4/13 11:59
キバナノアマナが咲いていました。
この季節ならではですね。
2024年04月13日 12:10撮影 by  X30, FUJIFILM
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4/13 12:10
この季節ならではですね。
奥ノ平経由で丸山へ。人も多いのですぐに移動です。
2024年04月13日 12:23撮影 by  X30, FUJIFILM
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奥ノ平経由で丸山へ。人も多いのですぐに移動です。
御池通り(onetotaniさんによる)の最上部へショートカットしました。この池は中池かな?
2024年04月13日 12:38撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 12:38
御池通り(onetotaniさんによる)の最上部へショートカットしました。この池は中池かな?
西側辺縁部の典型的な景色。
2024年04月13日 12:52撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 12:52
西側辺縁部の典型的な景色。
いつも心が洗われます。好きだなぁこの景色。
2024年04月13日 12:54撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 12:54
いつも心が洗われます。好きだなぁこの景色。
風池は水が少なくなっていますね。
2024年04月13日 12:56撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 12:56
風池は水が少なくなっていますね。
奥ノ平を見上げる。
2024年04月13日 12:59撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 12:59
奥ノ平を見上げる。
ボタンブチから。
2024年04月13日 13:02撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 13:02
ボタンブチから。
まゆみ池。池の同定はGPS時代ですのでわかりやすい。
2024年04月13日 13:07撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 13:07
まゆみ池。池の同定はGPS時代ですのでわかりやすい。
東池。
2024年04月13日 13:10撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 13:10
東池。
前もこの構図で撮ったような…。
2024年04月13日 13:11撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 13:11
前もこの構図で撮ったような…。
雫池は水が多い。
2024年04月13日 13:17撮影 by  X30, FUJIFILM
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雫池は水が多い。
土倉岳と天狗堂。
2024年04月13日 13:21撮影 by  X30, FUJIFILM
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4/13 13:21
土倉岳と天狗堂。
土倉岳に付きました。
2024年04月13日 13:34撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 13:34
土倉岳に付きました。
南尾根の「豪腕のブナ」と初めてお目にかかります。
2024年04月13日 13:47撮影 by  X30, FUJIFILM
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4/13 13:47
南尾根の「豪腕のブナ」と初めてお目にかかります。
イワウチワの可憐な花。
2024年04月13日 13:53撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 13:53
イワウチワの可憐な花。
南尾根は快適な下りですが、左半分は植林帯が這い上がってきています。
2024年04月13日 14:03撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 14:03
南尾根は快適な下りですが、左半分は植林帯が這い上がってきています。
きれいな枝ぶりのブナ。
2024年04月13日 14:06撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 14:06
きれいな枝ぶりのブナ。
尾根下部はアセビがうるさくなってきます。
2024年04月13日 14:14撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 14:14
尾根下部はアセビがうるさくなってきます。
小又谷に着地した地点から尾根を見上げる。
2024年04月13日 14:29撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 14:29
小又谷に着地した地点から尾根を見上げる。
あとはこの道をたどるだけ。
2024年04月13日 14:29撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 14:29
あとはこの道をたどるだけ。
タチツボスミレ。
2024年04月13日 14:33撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 14:33
タチツボスミレ。
林道に落ち込んでくる滝。
2024年04月13日 14:41撮影 by  X30, FUJIFILM
4/13 14:41
林道に落ち込んでくる滝。
ボタンネコノメ。
2024年04月13日 14:50撮影 by  X30, FUJIFILM
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4/13 14:50
ボタンネコノメ。
ミヤマカタバミも大きく開いていました。
2024年04月13日 15:08撮影 by  X30, FUJIFILM
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ミヤマカタバミも大きく開いていました。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 携帯 タオル ストック カメラ

感想

体調不良からの復帰も少しずつですが、普通に山を歩けることの喜びをあらためて感じています。

この季節はエイザンスミレを見たくなります。去年初めて見ることができましたので、今年も呼んでくれるかなと思い、出かけてきました。せっかくなので河倉峠の古道を池ノ谷からたどってみようと思いました。

池ノ谷は廃道になってから時間が立っているとのことですが、植林の作業道としての意味合いもまだあるようで、部分的に踏み跡が残っており辿ることができます。谷はやや勾配が急で小滝のかかる谷ですが、難所はありません。滝があっても巻道がしっかりついています。暑い季節になれば谷心を通して歩いてみても良いかも知れませんね。池ノ谷から河倉峠までは踏み跡もなくただ急登をこなして峠にたどり着きました。古道を辿れたかはよくわかりませんね。ノタノ坂経由のほうが時間的にも早いでしょう。

河倉峠からは本当に薄い踏み跡を拾いながら、土倉谷の二連の窯跡目指して進みます。この季節は下草がなく本来なら歩きやすいのですが、踏み跡が不明瞭なためかえってルートミスをしやすいですので注意が必要ですね。

早春の明るい林の中を進みます。ブナの芽吹きもまだですし、野草も葉が展開したばかりで花は殆ど見かけませんでした。ゴールデンウィーク頃に再訪してみたいですね。時々立ち止まって耳を澄ましても自然の音しか聞こえてきません。本当に静かです。春の日差しの中に佇む幸せを感じます。

時々ルートを外しながらも亀尾の目印であるモミの木が近づいてきましたが、目の前には大きな山抜けが立ちはだかっています。しまったなあ、少し高度を下げすぎたみたいです。山抜け部まで登り返して踏み跡をよく探していくうちに、一箇所だけ獣道が集まっているところがあり、崩れた沢を渡れるポイントになっていました。そこを超えるとあとは平和な踏み跡が亀尾まで続いていました。

亀尾は急登でそのうち尾根自体も曖昧になります。上部はカレンフェルトで落石の危険に注意しながら登ります。頂上台地が近づくと草付きの斜面になり、エイザンスミレの生育場所にたどり着きました。ログはここだけ改変してます。少し早いようで花は2~3株でしたが、展開した葉が結構たくさん見つかりました。静かな春の陽光を浴びながら、これからも命をつないでくれたらいいなあと思います。

観察を終えて台地に這い上がるとお腹が減りました。藤原岳を望みながらお昼にしましょう。体調が戻ってくるとやっぱり食事が美味しいですね。いつものカップ麺でも最高のごちそうでした。

御池岳に来たのも久しぶりですので、ぐるりと台地の散歩に行きましょう。明瞭な踏み跡を軽快に歩いていくと、結構色んな人とすれ違います。今日は人もたくさん来ているでしょうから、山頂はササッとパスして人のいない西側辺縁部へショートカットしてぶらりぶらり風池まで回ってきました。12時を回ってきているので人もいなくなったボタンブチにより、まゆみ池、東池、雫池とたどって土倉岳下降点へやってきました。

土倉岳南尾根はまだ歩いていませんので丁度いい機会です。降りてみましょう。この尾根には「豪腕のブナ」と呼ばれる大きなブナがあるそうで、まだ見たことがなかったので楽しみです。気持ちの良い尾根をぶらぶら下っていると、上の方からなんだか圧を感じました。はっとして見上げると特徴的な枝を持つ大きなブナが立っていました。枝ぶりからすぐにそれと分かりましたが、それにしても存在感のあるブナでした。

やがて小又谷のせせらぎが聞こえてくると、アセビがうるさくなってきて着地しました。あとは林道をぶらぶら駐車地へ戻るだけです。午後の高い日差しがまるで夏を思わせる陽気の日に、無事に歩き通せたことに安堵しました。今日も良い一日でした。

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