御山川ボケ沢(ツボケ沢)から鶏頭山登頂!_2012/7/8



- GPS
- 09:46
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 746m
- 下り
- 741m
コースタイム
07:30 標高852m二俣
09:10 標高1,020m二俣
09:47 標高1,130mの奥の大滝
11:20 標高1,380m沢形態なくなり藪漕ぎ
11:42 登山道合流
11:45 登頂+大休止
12:13 下山開始
12:51 水場分岐+小休止
13:19 水場
14:36 ボケ沢合流
16:57 入渓地点
17:01 下山
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
入渓地点は、早池峰山の門馬コース登山口からさらに奥に入った地点です。 林道は、近くに工事現場があったこともあり、整備されていました。 トイレは、道の駅区界か道の駅やまびこ館のどちらかで済ませましょう。 |
写真
感想
今回は会の仲間で、ボケ沢に出かけてきました。
当初はメンバーはふたりだけかなと思っていたら、なぜかボケ沢にこだわりのある浅沼さんが参加を直訴、3人の山行になりました。
浅沼さんは、昨年の岩手山山開き以来の山行です。
6時に待ち合わせ、まずは早池峰山の門馬コースの登山口を目指します。
国道106号線を東に進み、区界峠を越え、松草を過ぎると、「早池峰山5キロ⇒」という標識が目に入ります。
この標識のすぐ右に見える橋を渡り道なりに進めば、門馬コースの登山口です。
入渓地点はこの先およそ3キロ先になります。
入渓地点手前に広場があり、そこに車を停めて、入渓準備です。
入渓してすぐに感じたのが、水が綺麗だなあということです。
小滝も現れますが、初めはゴーロ歩きです。
入渓して間もなく標高852mの二俣に到着です。
どちらも滝となって流れ落ちているところで、大きな釜ができています。
ここは本流である右股の左岸を小さく高巻きました。
このあとも小滝が現れますが、基本は巨岩越えをとゴーロ歩きが続きます。
ゴーロ歩きだけならまだいいのですが、本流に倒木があちこちで堆積してる箇所が複数あり、倒木のジャングルジムを越えていくのが大変でした。
出発して2時間30分、大きな1枚岩のナメ滝が現れます。
よく目を凝らしてナメ滝の奥をみてみると、水量は少ないながらも奥にも滝が見えます。
これがボケ沢の一番の見所となる奥の大滝です。
奥の大滝は巨岩部に2本の沢が入り、また巨岩の右手にもうひとつの沢が入り込んでいるので、実際には3俣ということになります。
大滝の下でゆっくり休憩を取るつもりでしたが、ついつい大滝に取り付き登ってしまいました。
大滝の上からの見晴らしがとてもよかったです。
一度大滝の下に降りようとしたら、二人も登ってきたので、これからどうするか滝上で検討会です。
大滝の上にはCS滝があり、そのうえを覗いてみたいよなあ〜ということで、CS滝の左岸に取り付いてみます。
これは行けると登ってみると、CS滝の上は二俣になっており、どちらも滝となって合流していました
水量は幾分右俣のほうが多く感じました。
ここで再び検討会です。
進むか戻るか、進むなら二俣のどっちにするか!?
結果、まだ10時だったのでこのまま進むこととし、少しでも鶏頭山寄りに取り付かないと藪漕ぎが大変だろうということで、左俣を登ることにしました。
左俣は、少し藪っぽく倒木もありましたが、沢形態ははっきりしていたので、そのまま進みました。
しかし、程なく水が枯れてしまったのですが、すぐ隣に右俣の上流と思われる水流があったことから、隣の水流に取り付きました。
ここでGPSで現在地を確認しましたが、正直「?」でした。
てっきり右俣は鶏頭山と毛無森の鞍部に伸びていると考えたのですが、この感じだと鶏頭山の頂上に突き上げそうな感じです。
この水流は右俣の上流に間違いないと思うのですが、果たして右俣の本流そのものなのか、また右俣に流れ込む支流なのか大きな疑問が残りました。
しばらくなだらかな地形が続きますが、1,260m付近を越えてくると、斜度が増してきました。
それでも沢形態が残っていたため、藪漕ぎなしで高度を稼ぐことができました。
結局、標高1,380m付近で沢形態がなくなりましたが、鶏頭山頂上まではあと少しです。
思いのほか藪漕ぎにさほど手こずることなく登山道に出ることができました。
鶏頭山頂上で大休止を取り、下山開始です。
下山は鶏頭山と中岳の中間にある水場から下降することとし、縦走路を中岳方面に進みます。
縦走路の分岐には水場まで100mと記載されていますが、もう少しありますね。
水場の沢に取り付き下降開始です。
最初から水流がある沢を降りるのですから少し楽かなと思っていましたが、とにかく倒木のシャングルジムには参りました。
それに思いのほか滑るヌメリに苦労しました。
下降中、右から左から枝沢が合流してくるのですが、いつの間にか枝沢が本流になったり、とにかく水の流れを見ながら下降しました。
やっとの思いでボケ沢に戻り、入渓地点を目指します。
かなり順調に下降していたのですが、下降中にトラブル発生です。
登りは問題なかった滝でしたが、下りではちょっとという滝があり、安全確保+練習を兼ねてザイルを出しました。
いい支点がなかったので、浅かった岩の切れ目に支点を取ったのですが、これが間違いでした。
また、下降器を使うような高度差ではなかったのですが、練習と思い下降器を使ったのも間違いでした。
結局、体重を掛けようとした瞬間、一瞬体が浮いたときに支点が外れ、まっ逆様です・・・。
臀部と肩をしたたかに打ちつけました。
まだ気が張っている状態だったので、なんとか無事に車に戻りましたが、いざ着替えようとしたら体が言うことを利きませんでした。
翌日、病院でレントゲンを撮ったところ、骨折はなしということだったので打撲で済んだようです。
ただ、まだ体は痛むので、少しばかり山はお休みになりそうです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ボケ沢から鶏頭山に突き上げて、早池峰縦走路の水場から下降とは・・・。
さすがだなぁ〜
てっきり、鶏頭山と毛無森の鞍部に取り付いて、薮がひどいから戻ろう!となるのかなと思っていたら、なぜか鶏頭山の頂上直下に突き上げました。
薮漕いで戻るよりは水場から下降したほうがいいかなと思ったのですが、倒木がひどかったです。
人数が集まるといろんな発想が出て楽しいですね。
最後のおまけは痛かったです。笑
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する