藤野鷹取山・生藤山・蚕影山・犬越峠ハイク0114


- GPS
- 07:41
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,205m
- 下り
- 1,302m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駅から駅まで登山。藤野駅から鷹取山まではハイキングコース。鉄塔付近でハイカー一人とであったのみ。鷹取山から倉子峠を経由して佐野川峠までは古い道で、途中、倒木や藪が多少あるが、案外歩きやすい路だった。鎌沢入口からのハイキング路と合流してからは一般コース。生藤山から上岩分岐まで戻り、富士塚を見ながら蚕影山に向かう。途中、踏み跡が不明瞭で迷いかけたが、なんとか路を探して古峰神社(=蚕影山)に出た。途中、峠歩きを専門にしている方の手製の道標があり、助かる(今回のコースはその方の記録を基にしている)。最後はバスに乗らず、犬越峠(戦国時代の信玄の進軍にちなむ地名)から上野原まで歩き通した。 |
感想
天気が持ちそうだったので、生藤山南面の尾根を歩いた。始発で藤野駅に6時半前着。この駅にはよい多目的トイレが中と外に二つもある。中は使用中、外の観光案内所でトイレを済ませて出発。駅から線路沿いに遊歩道があり、踏み切りを渡り隧道手前に鷹取山の案内板。右に行くと短いトンネルをくぐって藤野神社に向かう。線路に並行して山道が走るが藤野神社に行ってみたいので、上に向かう急な登りに入ってみる。後ろを見ると大室山、御正体方面が大きく見える。道は歩かれていないのか、やや藪っぽい。急な登りだがいくつか道が分岐。踏み跡のよりはっきりしていそうな道を選んで登っていくと、上で再び線路に沿った方向で平坦な明瞭な道に出る。パノラマコースという表示がある。鷹取山・岩戸山方向に進むと、行き止まり、右下に下る道が崖の手前にある。そこを下っていくと東電巡視路があり、送電鉄塔があちこちに走っている。巡視路を超えて登り返すと藤野神社があった。神社までこんなに距離があったのかと驚いた。神社の裏から上がってきた。表を見るとどこかの記事で読んだ急な階段があった。その階段の右側に縦走路、パノラマコースを進む。
パノラマコースを進むと、鉄塔のあるピークにハイカー一人、休憩中。横目でみながら先に進む。南側は開けていて道志、丹沢(大室山)方面がよく見える。道はよく整備されている。7時を過ぎると日が昇り、木々や周囲の山々が赤くなっていく。きれいだ。御前山から高柄山と赤鞍ヶ岳その後ろの丹沢方面の稜線も赤く染まっている。もう少し登ると、阿夫利山やムギチロ方面も見えてきた。いくつもの小ピークのアップダウンを経て、7時13分、岩戸山に到着。サンドウィッチなど少し補給してすぐ出発。進むと今日の最終目標の生藤山方面も赤く見えてきた。
7時26分、小渕峠に出る。関野方面への道を分け、唯一の岩場を登ると、再び関野への分岐があり、7字38分、小渕山山頂。さらに進むと上小渕や上沢井方面の分岐を通過、8時3分、鷹取山まであと15分という道標、ピークを超えて藤野台団地方面分岐のある道と巻道とがあり、ピークを踏むコースに出て展望を楽しむ。この辺り、巻道も多い。ピークを下ると8時7分、旧小渕峠(牛坂)。8時18分、南側に富士山が見えてきた。8時23分鷹取山山頂に到達。鐘を鳴らす。よい音だ。烽火台があった場所らしい。おにぎりを補給し、矢沢峠に下る。部分的に急な下りもあるが道ははっきりしている。10分くらい下ると目の前に大きな老人ホームが見えてきた。矢沢峠の登山口はすぐ。9時54分、山頂から15分くらいで登山口に降り立った。
ここからどうするか?目の前にあるラファエル会の老人ホームに向かう舗装道路の先に倉子峠に接近する道がありそう。当初は上岩下から蚕影山のコ−スを計画したが、倉子峠から入り、生藤山の帰路に蚕影山を下るように変更。ホーム沿いの舗装道路を登りはじめると、富士山が大きく見える場所があった。数枚撮影し、その先にお茶畑。その先の分岐に男女のお年寄りが話をしている。お葬式に行くらしい。倉子峠に向かう道うを尋ねる。どこまで行くのか尋ねられたので倉子峠の天神様から尾根に上がって生藤山に向かうというと、最初はすこし歩きにくいがすぐよい道になると教えてくれた。倉子峠までは下岩まで下らなくとも、すぐ先の舗装道路を山に向かって歩き、民家の先の檜の植林地を登ればすぐ倉子峠に出られるという。上に峠のたわみが見えている。そこに向かえばよい。言われたとおり、進むと道が分岐、上に向かってつづら折れの道を進み、植林地に上がる場所を探す。すると上に倉子峠の道の見える場所から民家の脇の植林地を登る踏み跡が見え、そこを進むとすぐに道路に出られた。よい選択だった。それより奥に行くと植林地をかなり登らなくてはならないが、ここはあっという間だった。9時17分、倉子峠に到着。23夜塔の石碑や天神様があり、よく見るとその裏から上がる道がある。なかなか雰囲気のある峠だ。過去のにおいがする。
倉子峠からの道は藪っぽいものの、踏み跡ははっきりしているし、部分的には比較的広い道。かつてはよく使われていたようだ。藪を越えて尾根筋に出ると道はよくなるが、その先で再び藪になる。しかし尾根をはずさなければ問題なし。20分くらい進むと9時39分下から登ってくるよい道が交差。どうやら下岩からの道らしい。道はさらによくなる。9時47分、下岩バス停25分の壊れた道標が防火用水の下に落ちていた。その先に御霊の手書き道標。9時52分、ようやく598mのピーク、富士塚と思われるピークに出た。かすかな踏み後を登ってみるもそれらしき印は何もない。再び山道に下りて進むと巻道の分岐。蚕影山に向かうと思われる。帰りはここを下山する。9時56分、その分岐に下岩バス停30分の道標が落ちている。10時1分過ぎ、石仏と防火用水の分岐。山側を登っていくと倒木と枝の散乱する歩きにくい道をたどって10時16分、鎌沢入口から来るハイキングコースと合流。ここからはハイキングコースだ。なだらかな道を進むと10時23分、佐野川峠(本来の佐野川峠かどうか疑問)、10時37分、甘草水休憩所、富士山がきれいに見える。10時43分、石楯尾神社からのハイキングコースが合流、10時55分三国山山頂、富士山などの展望がすばらしい。南アルプスも見える。11時1分、生藤山に到着、富士山を眺めながら昼食を食べる。下からあるいは醍醐丸方面からハイカーが次々にやってくるが数は少ない。寒いからか?ハイキングを始めたばかりという初老のハイカーに熊出没看板について尋ねられる。登山道を歩く限り心配の必要はないとアドバイス。
11時25分ころ下山開始。11時31分、三国山分岐、11時41分、甘草水に立ち寄る。水は一滴一滴わずかに落ちるのみ。戦国時代には重要な水だったらしい。11時57分、鎌沢分岐、12時9分、石仏分岐、12時17分、598mピークに出た。蚕影山方向に右折すると御霊、上岩の道が分岐、蚕影山は真ん中の踏み跡の尾根筋をまっすぐ進む。
12時20分、557mピーク、稲荷山というらしいが山名表示もなにもなし。その先は道が不鮮明になり、尾根筋が二手に分かれる複雑な地形になった。踏み跡が見つからず、左側の尾根は急斜面、真ん中の谷筋を行くか、右手の緩やかな尾根に入るか、いろいろ確かめてみるしかない。右手の尾根を行くとGPSの方向から外れる。その先も見たが道らしいものはない。戻ってみると下る踏み跡があった。すると谷筋に降りるが、そこにはっきりした道形があるではないかーー。12時38分、道を発見して進む。この道は上にも続いていてここを登るとどこにつながるのかー??
12時42分、古峰神社に出た。蚕影山山頂だ。すぐ前に上岩集落などが見える。ここからははっきりした道がふもとまで続く。10分足らずで入口の赤い鳥居に出た。すぐ下にはお寺がある。お茶畑を抜けてバス通りに出る。上野原駅行きバスは2時以降しかない。そのままバス通りを進み、御霊バス停の先で犬越路に通じる道を右折。犬越路を越えて上野原駅に向かう。
13時20分過ぎ、道路から倉子峠方面が見える。老人ホームがあり。そこから矢沢峠の老人ホームも言える。蚕影山方面も見え、この道を通ってよかった。その先で犬越路に向かう分岐があり、13時半、犬越峠通過。2時を過ぎ、上野原駅に近づく。権現山付近の雨降り山の電波塔が大きく見える。駅までは結構遠い。商店街)上野原の中心地)を超えて後二キロ、2時20分、国道20号線から高速入口手前で駅方面に下る近道に入る。2時31分の高尾行きに間に合って4時前に帰宅できた。面白いコースだった。下調べが大いに役立った。
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