台風一過の北高尾山稜
- GPS
- 06:53
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 740m
- 下り
- 723m
コースタイム
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:53
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
崩落多々。 |
その他周辺情報 | 高尾山口の極楽湯は営業再開されていました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
強烈な台風を迎えた週末三連休の前半は、関連対応の仕事に追われてました。最終日にようやく時間を空けることができたので、1、6号路以外は通行可能と掲載された高尾山へ。この辺りをよくご存知のkastinさんにお世話になり、関東初のコラボハイクとなりました!
北尾根から景信山経由で高尾山へ。そう計画して歩き始めたのですが。。途中の小下沢キャンプ場の近辺、南浅川の上流地点にあたる箇所で、想像を超えるほどに荒れた姿を目のあたりにしました。そこにいらっしゃった森林維持ボランティアの方々から、色々お話を聞くことができました。小下沢近辺の地質、特徴、この先の林道の荒廃ぶり。。。今回の豪雨では、岩稜に年月をかけて積層してきた土砂が、大量の降水流でえぐり流されたとのこと・・。崩壊が途中で停まっている箇所は、その底部に固い岩稜があるから・・・。積層した土の上に整備されていた林道はあっけなく崩れ去り、様相を変えてしまったとのことでした。「自動車よりも大きな岩がかなりの距離を移動している・・」「あそこの砂利がたまっているところは、この後の小雨でもまた崩れるだろう」「この土砂はこのずっと上の谷から落ちてきているはず」・・・。山行計画を途中で断念することとなりましたが、色々と理にかなったお話をたくさん聞けて、とても貴重な山行となりました。日陰沢に走る林道も、相当に痛んでいます。いろはの森コースもしばらくはダメじゃないでしょうか。水流そして山肌が落ち着き、崩落地の安全性が確認されるまでには、時間がかかりそうに思います。
相当の手間暇がかかると思われますが、たくさんのハイカーやランナーに愛される高尾山がかつての賑わいを取り戻す日が待ち遠しいです。
台風後とは分かっていたけれど、東京へ越してきたばかりだというヤマレコユーザーのmarseeさんと、とある山頂でお話しする機会がありました。
近々コラボ歩きしましょうかという流れで、ならばわたしの大好きなコースをご紹介!とばかりに計画した山行です。
先日の台風15号の後にも歩き、北高尾山稜はあまり影響がなかったので選んだつもりだったのですが、孤塚峠を下ったところでようやく事の重大さを目の当たりに。
小下沢からの景信山登山口の橋が流されていて、林道もはちゃめちゃに崩壊。
花を愛で、苔に癒され、冷たい清流にほてった肌を冷やしながら歩いた道は濁流に流されていて、まさに自然の厳しさを教えられました。
波乗りに夢中だった頃は台風後の大波を狙って、車中泊やテン泊しながら、ビーチポイントで海底の地形が変わるときにだけ現れる掘れた波を狙ったり、倒木をまたぎながら山の斜面を下ってシークレットポイントの海岸を独り占めしたり、なんてことをしていたのだから、水の脅威は知っていたはずなのに、その感覚が山とつながっていなかった。
山を歩くようになって、どちらかと言えば人の少ない道を選んできたけれど、それでも登山道であれば道標があり、危険な場所などはきちんと整備がされ、人の手によって安全に楽しめるように守られていたんだな、と痛感しました。
ほんとうに、山林維持のボランティアさんには頭が下がります。
わたしにも何かできることってないのかしら、なんて思ったりもするけれど、技術も知識もないのだからせめて、じゃまならないようにしたり、二次災害を起こすようなばかな真似をしないようにしたりするのが精一杯なのかな。
3.11のとき、わたしは震災とはずいぶん縁のない遠い土地に住んでいました。
だから、波乗りで通い詰めた海岸線が波にさらわれてしまった様子を映像でしか見ていなくて、いつか、この目で確かめに行きたいってずっと思っていたけど、今回、大好きな山道がこんなことになった現場に立ったら、その思いはより一層募ります。
大好きだった海。
現在、愛してやまない山。
自然とは、日々刻々とその姿を変えるもの。
そんな尊い自然の中で遊ばせてもらえてることにわたしはとても感謝してます。
そういう自然の営みの中で同じ景色はないことは分かっているけれど、それが激変するとき。
それはたいてい、人間に脅威をもたらすものなのですね。
だけど。
だから。
やっぱりわたしは、その変化をも見逃したくないのよね。
そんなことを思った山行となりました。
コメント
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marseeさん、kastin52さん、おはようございます。
小下沢林道が、だいぶ痛んでしまったようですね。ザリクボの木橋も、また壊れてしまったようで・・・。
小下沢周辺には、たくさんの素敵な花が咲くので、ちょっと心配です。春に咲くハナネコノメは大丈夫かな?
山行お疲れ様でした。それではまた😊
fgacktyさん、コメントありがとうございます。
ボランティアの方々もハナネコノメの心配をしてました。
あのえぐられっぷりだと、かなり心配です。
はじめまして。コメント有難うございます。
林道のあちこちで、崩落を目の当たりにしました。ネコノメソウはじめ、ハイカーを楽しませてくれた多くの植生が土砂と共に流されてしまっているかもしれません。自然の再生力に期待したいですね。
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