ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 206274
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

天人峡温泉〜トムラウシ山 【日帰りピストン】

2012年07月10日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
12:32
距離
35.9km
登り
2,204m
下り
2,199m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

沿面距離38.2Km 累積標高差 2209m
時間12:32(コースタイム18:10比0.69) 水1.3L

4:17天人峡温泉〜6:19第一公園〜7:14第二公園〜8:26小化雲岳脇〜9:10化雲岳〜9:38ヒサゴ沼分岐〜10:03天沼〜
10:55南沼幕営指定地分岐〜11:11トムラウシ山(2141m)11:19〜11:35南沼幕営指定地分岐〜12:28天沼12:39〜12:54ヒサゴ沼分岐〜13:20化雲岳〜13:56小化雲岳脇〜14:50第二公園〜615:28第一公園〜16:50天人峡温泉
天候 曇り後晴れ(山中はガスで見晴らせず)
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス 天人峡温泉の宿に泊まり朝出発
コース状況/
危険箇所等
・天人峡温泉「御宿しきしま荘」に前泊して登りました。
 前日の山行で濡れたウエア・バック・靴をボイラー室で乾かしてもらったり、チェックアウト後なのに降りてから温泉に入れてもらったり親切でした。
・天人峡温泉から7〜9Kmの間(第一公園を過ぎ1664m地点に出るまで)道が川や池になっていて大変でした(前日の雨で水量が増していた影響もあるかと思います)。笹や木が両脇から迫っており、水の縁を伝って行かざる得ず気力、体力を消耗します。
・天沼を過ぎてから岩場を大小3箇所登って行く箇所も気力、体力を消耗します。地図で見ると標高差がないので大したことないように見えますが、岩を伝って行くのに骨が折れます。
2009年の遭難が、ヒサゴ沼避難小屋を出てわずか3Km余りで発生したのもうなずける気がします。
今回、お世話になった「御宿しきしま荘」。準備してもらっていたおにぎりを食べ4:17出発。
2012年07月10日 04:11撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 4:11
今回、お世話になった「御宿しきしま荘」。準備してもらっていたおにぎりを食べ4:17出発。
すぐに右手に登山口
2012年07月10日 04:14撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 4:14
すぐに右手に登山口
滝見台からの羽衣ノ滝
2012年07月10日 04:52撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
1
7/10 4:52
滝見台からの羽衣ノ滝
足場は悪くないけど、利用する人が少ないせいか草が張り出している所があります。
2012年07月10日 06:00撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 6:00
足場は悪くないけど、利用する人が少ないせいか草が張り出している所があります。
同じく笹が張り出している所もあります。
2012年07月10日 06:04撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 6:04
同じく笹が張り出している所もあります。
第一公園に出ます。
2012年07月10日 06:08撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 6:08
第一公園に出ます。
ヨツバシオガマ
2012年07月10日 06:09撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 6:09
ヨツバシオガマ
第一公園。尾瀬のアヤメ平の風景と似てます。
2012年07月10日 06:14撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 6:14
第一公園。尾瀬のアヤメ平の風景と似てます。
チングルマ
2012年07月10日 06:18撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 6:18
チングルマ
第一公園を過ぎて300m位進むと、ここから道に水が流れて歩きにくくなりました。(前日雨だった影響もあり)
2012年07月10日 06:24撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 6:24
第一公園を過ぎて300m位進むと、ここから道に水が流れて歩きにくくなりました。(前日雨だった影響もあり)
こんな風景の中を延々と進みます。
2012年07月10日 06:35撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 6:35
こんな風景の中を延々と進みます。
道が川になっています。
2012年07月10日 06:38撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 6:38
道が川になっています。
道が池状態。
2012年07月10日 07:03撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 7:03
道が池状態。
ジャングル状態になってきて心が折れます。
2012年07月10日 07:27撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 7:27
ジャングル状態になってきて心が折れます。
1664m点を過ぎての登りで振り返ると昨日登った白雲岳。
2012年07月10日 07:45撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
3
7/10 7:45
1664m点を過ぎての登りで振り返ると昨日登った白雲岳。
同じく旭岳。
2012年07月10日 07:46撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
2
7/10 7:46
同じく旭岳。
エゾコザクラ
2012年07月10日 08:12撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 8:12
エゾコザクラ
2012年07月10日 08:12撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 8:12
コマクサ
2012年07月10日 08:20撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 8:20
コマクサ
小化雲岳(1947m)
ここの脇を抜け化雲岳の手前で、天人峡温泉に降りる単独の人とすれ違う。今日逢った初めての人。
2012年07月10日 08:22撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
1
7/10 8:22
小化雲岳(1947m)
ここの脇を抜け化雲岳の手前で、天人峡温泉に降りる単独の人とすれ違う。今日逢った初めての人。
化雲岳(1954m)。この岩が遠くからの目印になります。
2012年07月10日 09:04撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 9:04
化雲岳(1954m)。この岩が遠くからの目印になります。
忠別岳、沼ノ原方面への分岐標
2012年07月10日 09:05撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 9:05
忠別岳、沼ノ原方面への分岐標
雄大です。
2012年07月10日 09:13撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 9:13
雄大です。
先に見える小さなピークが目指すトムラウシ山。
2012年07月10日 09:14撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 9:14
先に見える小さなピークが目指すトムラウシ山。
ヒサゴ沼避難小屋に北側から入る分岐
2012年07月10日 09:17撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 9:17
ヒサゴ沼避難小屋に北側から入る分岐
振り返ると左手にポツンと化雲岳の岩が見えます。
2012年07月10日 09:20撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 9:20
振り返ると左手にポツンと化雲岳の岩が見えます。
ミヤマリンドウ
2012年07月10日 09:46撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
1
7/10 9:46
ミヤマリンドウ
日本庭園
2012年07月10日 09:53撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
1
7/10 9:53
日本庭園
天沼。
帰路、札幌と三重からの二人連れがこの右手のベンチで昼寝をしていて、暫し歓談。昨日の雨の中、天人峡温泉から登って来てヒサゴ沼避難小屋に泊まり、今日トムラウシ山ピストンとのこと。天人峡温泉からの道は以前に比べかなり荒れたと言っていた。行程が長いため利用する人が少なくなったせいだろう。
2012年07月10日 09:56撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 9:56
天沼。
帰路、札幌と三重からの二人連れがこの右手のベンチで昼寝をしていて、暫し歓談。昨日の雨の中、天人峡温泉から登って来てヒサゴ沼避難小屋に泊まり、今日トムラウシ山ピストンとのこと。天人峡温泉からの道は以前に比べかなり荒れたと言っていた。行程が長いため利用する人が少なくなったせいだろう。
天沼を過ぎるとこんな岩場。岩を伝って歩くのに難儀します。
2012年07月10日 10:03撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 10:03
天沼を過ぎるとこんな岩場。岩を伝って歩くのに難儀します。
急坂。100m余りの高低差ですが、延々と続く気がして気力が萎えます。
2012年07月10日 10:21撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 10:21
急坂。100m余りの高低差ですが、延々と続く気がして気力が萎えます。
右下に霞んで見えるのが北沼。あとはトムラウシ山への最後の登りです。
2012年07月10日 10:44撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 10:44
右下に霞んで見えるのが北沼。あとはトムラウシ山への最後の登りです。
南沼幕営指定地とトムラウシ山への分岐。トムラウシ山へはロープに沿って岩場を登ります。急坂ですが山頂が近いと力が出ます。
2012年07月10日 10:47撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 10:47
南沼幕営指定地とトムラウシ山への分岐。トムラウシ山へはロープに沿って岩場を登ります。急坂ですが山頂が近いと力が出ます。
トムラウシ山(2141m)頂上。トムラウシ温泉側から登った人達が8名位居ました。
2012年07月10日 11:10撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 11:10
トムラウシ山(2141m)頂上。トムラウシ温泉側から登った人達が8名位居ました。
地元ですと言われた夫婦連れ。旦那さんは下界へ携帯で登頂報告。降りてから泊まったペンションで聞くと、2009年の遭難以降、山頂や尾根で連絡が取れるよう、中継局が整備されたそうです。
2012年07月10日 11:10撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 11:10
地元ですと言われた夫婦連れ。旦那さんは下界へ携帯で登頂報告。降りてから泊まったペンションで聞くと、2009年の遭難以降、山頂や尾根で連絡が取れるよう、中継局が整備されたそうです。
中央にポツンと見えるのが化雲岳の岩。
2012年07月10日 12:37撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 12:37
中央にポツンと見えるのが化雲岳の岩。
化雲岳から下る際に見える北東面の雪渓。
2012年07月10日 13:16撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
2
7/10 13:16
化雲岳から下る際に見える北東面の雪渓。
滝見台で雲の切れ間から旭岳が顔を出しました。
2012年07月10日 16:24撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
1
7/10 16:24
滝見台で雲の切れ間から旭岳が顔を出しました。
山を降りて上富良野町ペンション「ランドスケープ富良野」の夕食。丸ごとの鶏一羽をダッチオーブンで調理。主人が山が好きで、山の話で盛り上がり楽しかった。
2012年07月10日 19:00撮影 by  DMC-FH7, Panasonic
7/10 19:00
山を降りて上富良野町ペンション「ランドスケープ富良野」の夕食。丸ごとの鶏一羽をダッチオーブンで調理。主人が山が好きで、山の話で盛り上がり楽しかった。

感想

前日の白雲岳、旭岳が雨で視界がなかったので、天候の回復に期待して出発。
せっかくの北海道山行なのに、一作日落としてしまったカメラはズームでピントがぼけるのが悲しい。

第一公園は開けた平原に木道が走っており、尾瀬のアヤメ平を思い出した。

第一公園からの先の道には往生させられた。前日の雨で道が川や池になっており、おまけに両脇から笹や木が張り出してきているので、川の縁を右左に渡りながら進まざるを得ない。そのうち水が入る筈のないゴアのトレッキングシューズの中に水が溜まってきた。脇の笹に着いた露がタイツを濡らし、それが毛細管現象でソックスを伝い、靴の中に入っていたのだ。気づいてカッパのズボンを穿いたが既に手遅れ。ソックスを絞ってもグジュグジュは解消しなかった。

小化雲岳手前からは足場もよくなり広々とした景観で気持ち良く進める。

天沼からの先の岩場も難儀だった。距離、高低差ともたかが知れているのに、化雲岳手前で擦れ違った人がトムラウシ山ピストンはタフですよと言った理由が、行ってみてわかった。大きな岩を伝いながら行くため注意力と体力を要する。これでテントを背負って、強風の中だとさらにバランスに気を使い消耗する筈だ。2009年の遭難が起こった理由がわかった気がした。

トムラウシ山山頂はトムラウシ温泉から登った人達が8人位居た。日帰りができるからトムラウシ温泉側から登る人が多いようだ。
第一公園を過ぎての川と天沼を過ぎての岩場で思ったより時間を喰ってしまったので、早々に山頂を後にした。

帰りも難所が2箇所あることで気が重かったが、来た道を帰るのは様子がわかっているので気分的にも体力的にも行きより楽に通過できた。

今回殆どガイドブックしか見ずに山に入り、難所が行ってみてわかったが、帰ってブログを見ると、岩場などはその大変さが書かれていた。あまり事前に調べ過ぎると新鮮さがないし、かといって情報収集が不十分で安全面に影響が出てはいけないし、難しいところ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:6660人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 大雪山 [日帰り]
化雲岳(天人峡往復)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら