大菩薩連嶺（上日川峠〜大菩薩嶺〜熊沢山〜天狗棚山〜小金沢山まで）

2012年07月15日(日) [日帰り]

• GPS: 06:55
• 距離: 14.1km
• 登り: 976m
• 下り: 990m

コースタイム

06:00 上日川峠 駐車場(発)
06:27 唐松尾根分岐(福ちゃん荘)
07:17 雷岩
07:26 大菩薩嶺(2,057m) − 日本百名山/山梨百名山
07:44 神部岩(2,000m)
08:02 賽の河原
08:06 親不知の頭
08:18 大菩薩峠(1,897) 08:30
08:48 熊沢山(1,978m)
09:00 石丸峠
09:12 天狗棚山(1,957m)
09:25 狼平
10:09 小金沢山(2,014m) 10:29 − 山梨百名山
11:35 石丸峠
12:25 小屋平
12:50 上日川峠 駐車場(着)

天候

曇り たまに 小雨
尾根道では始終 濃霧＆強風
下山中に日が射してきた。まあ、そんなもんでしょう。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き: 中央高速大月出口→甲州街道(国道20号)→大菩薩初鹿野線(県道202号)→上日川峠
帰り: 行きの逆
注.大菩薩初鹿野線(県道202号)について、
・全区間舗装されていて、道幅はおおかた2車線分あります。
・道の駅「甲斐大和」付近(景徳院入口)から県道に入りますが、大菩薩の表記が無いので少し分かり難いです。
駐車場: 上日川峠駐車場(無料)を利用しました。

コース状況／危険箇所等

[上日川峠(駐車場)〜唐松尾根分岐/福ちゃん荘]
・樹林帯の登山道になります。舗装路もあります。

[唐松尾根分岐〜雷岩〜大菩薩嶺]
・雷岩までは樹林帯の少し急な登山道になります。道に迷うことは無いと思います。

[大菩薩嶺〜大菩薩峠]
・2,000m級の稜線歩きになります。
・雷岩を含めて3箇所の岩場は、落ち着いて進めば特に難しくありませんが、雨天時は滑るので注意が必要です。
・今日は、始終 濃霧と強風の中を歩くことになりました。

[大菩薩峠〜熊沢山〜石丸峠]
・大菩薩峠から熊沢山へ登る登山道には、少し判りにくいところが有りました。
・樹林帯を抜けた尾根道では、こちらも始終 濃霧と強風の中を歩くことになりました。

[石丸峠〜天狗棚山〜狼平]
・笹の草原の中を進むことになりますが、道に迷うことは無いと思います。

[狼平〜小金沢山]
・小金沢山への登山道は、樹林帯を進む登山道になりますが、判りにくいところが有りました。
踏み跡は有るのですが、目的のルート以外の踏み跡が結構あって、ルート選択に迷うことがありました。
ただ、要所に登山道を示すテープが有り、今回の山行では大変お世話になりました。
・小金沢山の山頂は、風が強かったです。定評のある山頂からの眺望は濃霧でゼロでした。

[石丸峠〜小屋平〜上日川峠(駐車場)]
・沢を3回渡りますが、橋は無く、石の上を渡るので雨天や増水時は注意が必要です。
・今日は小屋平から1つ目の渡渉箇所が難しかったです。ペット連れや高齢の方が渡るには厳しいかも知れません。
・登山道が変更になっている所がありますが、しっかり表示されていて、変更後の登山道も良く整備されています。
・木橋が1つ、通行止めになっていましたが、水量が少なく山側を容易に通過出来ました。

【山行計画の提出】
・ヤマレコの山行計画提出機能(メール)を利用して、山梨県警に提出しました。

写真

7/15 5:57

お早うございます。今回の山行は上日川峠からスタートです。北アや南アに行かれている方が多いのか、3連休中日の日曜日ですが駐車場は結構空いていました。

7/15 5:59

お天気は・・・予想外に悪いです。

7/15 6:00

上日川峠の登山口、右の舗装路でも行けるようですが、私は樹林帯を歩くのが好きなので左の山道を選択します。

7/15 6:06

唐松尾根分岐までは、ゆるく登る登山道で準備運動になります。

7/15 6:21

福ちゃん荘が見えてきました。

7/15 6:27

唐松尾根分岐、今回は左側の唐松尾根ルートを登って大菩薩嶺に向かいます。

7/15 6:57

お天気は良くないですが、張り切って行きましょう。すると足元でピョコンと、今シーズン初めてヒキガエルくんに会いました。

7/15 7:03

キンポウゲ（キンポウゲ科）

7/15 7:03

ニョホウチドリ（ラン科）

7/15 7:18

レンゲツツジ（ツツジ科）

7/15 7:19

雷岩に到着しました。大菩薩峠から来たのか高校のワンゲル部？、20名ほどが大菩薩嶺に向うのが見えました。

7/15 7:19

強風とともに霧がどんどん尾根に上がって来ます。

7/15 7:23

今日の1座目大菩薩嶺に向かいます。

7/15 7:25

大菩薩嶺(2,057m)の山頂、先ほどのワンゲル部？の皆さんが休憩してました。女性部員も4〜5人含まれていましたね。

7/15 7:27

丸川峠方面はこんな様子でした。

7/15 7:35

雷岩に戻って来ましたが、天候は回復せず大好きな眺望を見ることはできませんでした。う〜む、残念。

7/15 7:36

しょーがないので、強風の中、雷岩のアップをパチリと。

7/15 7:37

ツルキンバイ（バラ科）

7/15 7:44

霧の向こうに神部岩が見えてきました。

7/15 7:44

神部岩

7/15 7:45

神部岩の標柱(標高2,000m表示)、少し離れた所にあります。

7/15 7:46

視界は20mくらいか。

7/15 8:01

ケルンが現れると、

7/15 8:02

賽の河原に到着です。天気が悪いとさらに賽の河原っぽいです。

7/15 8:03

賽の河原避難小屋、天候的に危険性はないので通過します。

7/15 8:03

賽の河原を後にします。

7/15 8:06

親不知の頭の道標

7/15 8:07

親不知の頭の道標の右手にある展望ポイントですが、なんかいつも天気悪いです。

7/15 8:16

大菩薩峠が見えてきました。

7/15 8:18

残念ながら眺望は有りません。

7/15 8:18

大菩薩峠(1,897m)

7/15 8:19

大菩薩峠にある休憩小屋でおトイレ＆ひと休みしました。

7/15 8:30

次はお隣りの熊沢山を登ります。

7/15 8:38

樹林帯の登山道を登って行きます。少し判りにくいところがあります。

7/15 8:48

熊沢山(1,978m)、実際のピークは道標の後ろにあると思いますが、登山道から外れるのでパスします。

7/15 8:53

晴れていれば、小金沢連嶺を見渡せる熊沢山の展望ポイントですが、今日はNG

7/15 8:58

石丸峠付近ですが、視界が・・・無いです。

7/15 9:00

石丸峠に到着です。帰りはここから上日川峠に戻ります。

7/15 9:01

悪天候ではありますが、今回は小金沢山を目指します。

7/15 9:01

霧の向こうに、準備体操？をしている人が居るな〜と思いましたが、近づいてみると朽ちた道標でした。人に見えませんか？

7/15 9:01

晴れていれば、良い感じの登山道と思います。

7/15 9:03

ツルキンバイ、開きかけ

7/15 9:12

天狗棚山(1,957m)、ピークを示すものは特に有りませんでした。ここも晴れていれば眺望が良さそうですね。

7/15 9:24

広々とした笹の草原が

7/15 9:24

続きます。

7/15 9:25

そうか、ここが狼平か、と納得。

7/15 9:25

確かに、狼が走り回っていたぽいですね。

7/15 9:27

幻想的？

7/15 9:45

7/15 9:45

樹林帯の中を進みます。

7/15 9:45

少し判りにくいところもありますが、このような登山道は好みです。

7/15 10:09

小金沢山(2,014m)の山頂に到着しました！

7/15 10:09

別名：雨沢の頭

7/15 10:10

山頂付近のお花、シャクナゲ（ツツジ科）

7/15 10:10

定評のある眺望は無しと。

7/15 10:10

天気の良い時にまた来ますね。

7/15 10:29

しばしまったりしてから、山頂を後にしました。

7/15 10:58

何を撮っているかと言うと分岐です、道なりに進んだつもりで左側に20mくらい下った所で間違いに気づき、登り返しました。右側に進むのが正解ですが、よく見ると正面の細い木にテープが巻かれていました。

7/15 11:04

少し霧が晴れてきました。

7/15 11:07

7/15 11:09

再び狼平を通過

7/15 11:17

天狗棚山への登り返し、見た目ほどはきつくない？

7/15 11:17

一瞬、霧が晴れて大菩薩湖が見えました。

7/15 11:19

移動中のコガネムシくん(玉虫色)を撮れました！

7/15 11:19

ツルキンバイ、ヘビイチゴと似てますね。

7/15 11:25

熊沢山

7/15 11:35

石丸峠に戻ってきました。予定通り、ここから下山します。

7/15 11:41

先ほど歩いた天狗棚山を遠望

7/15 11:50

ずっと霧に隠れていましたが、やっと小金沢山が山梨百名山に相応しい姿を現してくれました！

7/15 12:02

登山道の変更箇所です。

7/15 12:07

ここから、250mくらい舗装路を歩きます。

7/15 12:09

崩落した変更前の登山口は背丈以上の笹で覆われていました。

7/15 12:09

舗装路から山道に戻るところ。

7/15 12:25

小屋平、バス停があります。

7/15 12:28

小屋平から1つ目の渡渉ポイントですが、今回は難易度が高かったです。他の2箇所は容易に渡れました。

7/15 12:33

通行止めの木橋、水量がないので山側を渡れました。

7/15 12:49

石丸峠登山口に到着です。

7/15 12:50

お疲れ様です。今日も無事に駐車場に戻ってこれて感謝です。大菩薩に来た時の恒例になっているロッジ長兵衛で山バッチと炭酸飲料を購入して帰路に就きました。また来よっと。

撮影機器：

FinePix F550EXR 富士フイルム

感想

gutenmrgen

[お天気]
3連休の2日目、天気予報をチェックして回復傾向だったので山行を決行することにしましたが、残念ながら悪天候(小雨と濃霧と強風)に見舞われることになりました。
樹林帯では樹木に溜まった雫を浴び、尾根道では強風モードのクーラー(湿度は100％)の風を受け続けました。
2,000m級の稜線でこの状況ですから、3,000m級の稜線へ行かれている方々が心配になりました。
定評のある素晴らしい眺望を見られなかったのは残念でしたが、その代わりこの時期にしては涼しく山行することができ、強風のためうっとうしい虫の襲来も少なくて済みました。

[山であいさつ]
今回の山行では、「こんにちは〜(または、お早うございま〜す)、あいにくのお天気ですね〜」 が合言葉になりました。

[天狗棚山〜狼平〜小金沢山]
今回初めて歩いたルートになりますが、広々とした草原や樹林帯を登って行く登山道が気に入りました。
小金沢山への登山道は、少し判りにくいところが有り、ルートを外した時もありましたが、そこがまた冒険心をくすぐられました。距離的にも大菩薩の黄金のトライアングル（上日川峠→大菩薩嶺→大菩薩峠→上日川峠）から少し足を延ばすのに良いルートではないかと思いました。ぜひ、天気の良い時に再度訪れようと思います。

コメント

takuzan2

花の名
gutenmrgen 様、初めまして。

悪天の中お疲れさまでした。

花の名は、何もの？→ニョホウチドリ・ヘビイチゴ→ツルキンバイ・ヤマツツジ→シャクナゲではないかと思っています。

gutenmrgen

ご指摘ありがとうございます！
takuzan2様、こんにちは。

早速、レコに反映させていただきました

山の花は好きなのですが、似たものも多く花を特定するのは難しいですね

7/14の南大菩薩のレコを拝見しました
私も今回コウリンカを期待していたのですが、見つけられず残念でした

また、気がついたらご指摘をお願いします。