記録ID: 2070952
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ハイキング
剱・立山
下ノ廊下遡上
2019年10月20日(日) 〜
2019年10月21日(月)
akitakoma1637
bonko31
tosamanoema
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 26:27
- 距離
- 29.7km
- 登り
- 5,969m
- 下り
- 5,110m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 4:06
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:32
2日目
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:21
下ノ廊下の入山者の多くは扇沢からの下りルートを使うものと考えられる。よって、我々の取った登りルートはマイナーと思われる。
しかし、以下の点から登りルートに分があると考えられ、次なる機会も宇奈月から入山したいと思った。
�ゝ淮�を眺めるのは下流から適していると考えられ、このため、登りルートを使うと写真撮影のポイント等が見つけ易いのではないか（逆に、下りルートでは度々、振り返る必要があるのではないか。）。
��登りルートといっても黒部ダムの登り以外の急登はなく、全体的に登ったという感覚は生じない。
�Ｆ�山者が少ないので、前がつかえることも少ない。
しかし、以下の点から登りルートに分があると考えられ、次なる機会も宇奈月から入山したいと思った。
�ゝ淮�を眺めるのは下流から適していると考えられ、このため、登りルートを使うと写真撮影のポイント等が見つけ易いのではないか（逆に、下りルートでは度々、振り返る必要があるのではないか。）。
��登りルートといっても黒部ダムの登り以外の急登はなく、全体的に登ったという感覚は生じない。
�Ｆ�山者が少ないので、前がつかえることも少ない。
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
黒部峡谷鉄道（宇奈月駅〜欅平駅間）1,980円 立山黒部アルペンルート・トロリーバス（扇沢駅〜黒部タム駅間）1,570円 扇沢駅は市営無料駐車場を利用 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
足場はよく整備されているので問題なし。なお、天井の低い箇所が多いため、ヘルメットの着用は必須 |
| その他周辺情報 | 阿曽原温泉小屋 テント場１人：1,500円（温泉入浴料込み）、トイレは和式水洗トイレ、水場の水量は豊富、なお、この日のテン場は超満杯 日帰り入浴 湯けむり屋敷薬師の湯650円（ＨＰ割引利用） かつ時豊科店 ご飯、みそ汁、キャベツ食べ放題 |
写真
パノラマ展望台。ここは下ノ廊下には入れない一般観光客向けの展望台
右手のワイヤーでバランスを取り、随所に設けられた丸太を足掛かりに歩を進める
遠目から見た水平歩道。よくぞこんな所で道を付けられたものです
ここは志合谷の通過用に掘られたトンネルの入口。ヘッドランプを頼りに暗闇の中へ。通過には3分ほどを要しました（トンネル内は水浸し）
10/20 13:15
ここは志合谷の通過用に掘られたトンネルの入口。ヘッドランプを頼りに暗闇の中へ。通過には3分ほどを要しました（トンネル内は水浸し）
トンネルの出口付近から見たトンネルの入口。志合谷を挟んだ対岸に位置する
これは志合谷の谷筋。トンネルの入口は右下の水平歩道の左隅に、出口は左下の水平歩道に位置する
阿曽原温泉小屋とそのテント場。あまりの多さに、テント場の確保に不安がよぎる
午前4時前のテント場の様子。6時近くの日の出にもかかわらず、既に支度に入ってる人が結構いるみたい
午前6時キッカリに阿曽原小屋を出発。大分、明るみを及びてくる
ここは権現峠。記憶では阿曽原温泉小屋と仙人谷ダムの中間点に位置する場所と思われる
仙人谷ダム内のトンネル。関電施設であるがここを通過し、一旦左岸へ渡る
ここもトンネル内。トロッコがここまで引かれていることが分かる。地形図で確認すると、欅平から先には関西電力黒部専用鉄道として山中を貫くトンネルがある
1
10/21 6:45
ここもトンネル内。トロッコがここまで引かれていることが分かる。地形図で確認すると、欅平から先には関西電力黒部専用鉄道として山中を貫くトンネルがある
ダムの上流部に見えていた仙人谷の滝をアップ。黒部川沿いには多くの滝が存在するが、地形図上、名前が記されているものは少ない
テレビで見覚えのある関電施設。東谷吊橋から少し上流の左岸に位置する
マユミという植物の実でしょうか？この時期ではひと際目立つ色合いである
東谷吊橋の全長は20〜30メートル程か？この行程では最大の吊橋
中央部に差し掛かると揺れが大きくなり、高所恐怖症の私は不安な気分にさせられました！
登山道の上部から落ちる水滴・飛沫への対応としてカッパを着用し、ザックカバーを装着
S字峡に到着。この辺は道幅が狭く、道標を正面から撮影することができませんでした！
半月峡の半月とは岩のことなのでしょうか？自宅で地形図を確認したところによれば、本流と半月沢の合流付近の渓谷一体を半月峡と呼んでいるようにも思えました
1
10/21 7:41
半月峡の半月とは岩のことなのでしょうか？自宅で地形図を確認したところによれば、本流と半月沢の合流付近の渓谷一体を半月峡と呼んでいるようにも思えました
過去にはこの壁に沿ってルートが取られていた模様。現在は左の岩にトンネルが掘られています
作廊谷の合流点のお地蔵さん？正体はともかく、この後の安全を祈願し合掌
十字峡に掛けられた吊橋。橋の下には合流する寸前の剱沢の流れがある
吊橋から見た十字峡。手前の淵が剱沢で、真ん中の緑は黒部川本流。右から左に流れる。奥の滝壺は棒小屋沢で、その源頭は爺ヶ岳にある
ここの吊橋は全長10メートル程度。誰しもが、橋の上からシャッターを切りたくなる絶景です！
本流上流部から見た十字峡。この景観はビデオや雑誌によく目にする所（左が剱沢、右の滝が棒小屋沢）。
十字峡を出発して間もなく、滝の下を通過する箇所が。ここも上からの水滴で濡れました
滝をアップ。地形図で確認したところ、この滝はタル沢から流れ込むもののようでした
黒部別山沢に到着。この旧日電歩道の開通時期は、ここの残雪の状況如何でズレるらしい
ここは屏風岩の大ヘツリで、垂直の木梯子が付けられている。ザックが引っ掛けないよう、注意して慎重に下降する
100メートル近い落差でしょうか？失礼な話ですが、我々の中では、名称はなくとも華厳ノ滝に勝る名瀑との評価に至りました！
鳴沢小沢を記した紙片が地べたに放置されていたので、人工的に表示してみました
昨年は、この3人で真砂沢ロッジからハシゴ谷乗越を経由し、黒部ダムまでを歩きました
シナノナデシコでしょうか？色褪せた大地にひときわ存在感を放ってました
これまでの道とは異なり、足元に不安はない。しかし、急登のため息苦しくなった
建物内には、トイレや手洗いがあり、トロリーの発着場までは5分と掛かりません
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
シュラフ
シュラフカバー
ヘルメット
|
|---|---|
| 共同装備 |
テント一式
テントマット
ガスコンロ
ガスボンベ
|
感想
下ノ廊下は、1か月という開通期間の短さに加え、車の回収法や天候といった諸条件を整えるのが難しい。過去にも何度か計画したがそのたび中止となり、足掛け5年、やっとの思いで渓谷の絶景を目にすることが叶った。
今回は、行程を共にした我々3名が宇奈月から、また、他の山友2名が扇沢からそれぞれ軽自動車でアクセス。帰路は他方の車を利用するという手法を数か月前から計画に入った。当初の日程では20日早朝に埼玉を出発し同日は祖母谷温泉でテン泊、21日に阿曽原温泉のテント場で合流することを計画。翌22日に下山することとしていた。
しかし、天気予報が一進一退し、22日の天候に？マークが付いたため、19日の夜出発に急遽予定を変更。同日夜7時に集合場所の埼玉某所から5名で出発した。我々3名は20日の阿曽原温泉のテン場での合流を見据え、19日深夜1時（20日早朝ともいう）に北陸道名立谷浜SA内にテント泊（他方の2名は扇沢で車中泊）。翌朝まで雨が降り続き、目が覚めた時は「中止」の二文字がよぎったが、曇り予報のテンクラのもと、「こっちは晴れてるよ」と扇沢チームからのコメントに後押しされ、入山に至った（19日に濡れたテントは車にデポ）。
結果、山中での行動中は一切雨に降られず、2日目には晴れ間も覗く好天のもとで全行程を終えることができた。
山中はどこもかしこもがフォトポイント。特に東谷吊橋から鳴沢小沢付近までは眼下に峡谷を見ながらの西壁歩きとなるので、シャッターを引っ切り無しに押してしまった。おかげで、終盤はカメラのバッテリー残量が気懸りとなり、写真撮影を躊躇する場面も多数あった。
次回は、予備電源を購入の上臨みたい。
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