蔵王山 （賽の磧→名号峰→熊野岳→大黒天）
宮城県
山形県
Vono
- GPS
- 09:40
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 890m
- 下り
- 890m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
08:45 かもしか温泉跡
11:00 追分
11:25 名号峰（休憩25分）
12:15 追分
14:00 熊野岳山頂
14:45 刈田岳レストハウス（休憩15分）
15:50 大黒天
〜車道歩き（途中、駒草平で休憩10分）〜
16:40 賽の磧駐車場
出だしでいきなりの怪我＆かもしか温泉過ぎてからの登りで大ブレーキ…
特に前半ノロノロです。ちなみに、かもしか〜追分のSCTは1:20 ^^;
| 天候 | 雲多めの晴れ、終始強風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
初心者（登山5回目）の視点での記載です m(_ _)m ○賽の磧〜かもしか温泉跡 遊歩道終点から最初の沢（濁川）へは急斜面をつづら折りに下る道。下草が生い茂り、足元がよく見えません。踏み外すと滑落の危険大、、 ってか、実際踏み外して死にかけました…（詳細は感想欄へ）。先人の方々のレポにあるように、最初の沢の渡渉が最大の難関と覚悟して臨みましたが、真新しい橋がかかっています（でもすぐに流されてしまうことが多いようです）。そこを渡った後も、下草で踏み跡がわかりにくいですが、所々小さく崩落している箇所もあり初級者向けでないことだけは身に染みて感じました。 ○かもしか温泉跡〜追分 下草は減り足元は明瞭となりましたが、ここからは頭上注意の連続。木の枝が張り出している箇所が多く、中腰で登り進めることになります。途中、一箇所、大きく陥没した穴がありましたが、そこはロープが張られており、穴の脇を慎重に歩めば問題ありませんでした。怖かったけど（笑 ○追分〜名号峰 ここまでのルートとの比較での話ですが、北蔵王縦走路に入ると、圧倒的に歩きやすくなります。名号峰との往復は急なup-downはありませんが、ズボンの上からでも棘でチクチクと痛みを感じる下草が生い茂り、この時期、半ズボンは危険かもしれません。 ○追分〜熊野岳 出だし早々、ヒトの背丈ほどの岩をよじ登る必要がありますが、鎖・ロープなし。逆方向での下りは怖そうです。その後は危険個所なし。中盤以降、灌木帯も終わりかけると景色が開け、振り返ると北蔵王が一望できる気持ちのいいコースです。終盤は駒草いっぱい♪ 熊野岳から先は道も良く整備され、危険な箇所はありません。 |
写真
萼裏白瓔珞？違いがよくわかりません
注意深く歩いていたのですが、下草で踏み跡が見えないポイントを通過した瞬間、見事に踏み外し、左足から崖下に滑落しかける…奇跡的に無傷
心拍数ダダ昇り
1
奇跡的に無傷
心拍数ダダ昇り
動揺しまくり、さらには出血が止まらず、橋の袂で途方に暮れる。おまけに予想していなかった真新しい橋のおかげで道を間違えたのではないかと疑心暗鬼
1
そこに現れた救世主となるお兄さんの登場。ほんと感謝でした。
手前、登山道の右手の藪がなぎ倒されています。巨大な落石がそのまま沢まで転げ落ちた痕跡なのか、、それとも誰かの滑落跡なのか… 奥は道が小崩落しているし、、
コワイコワイ
今回は終始この花が一番多かったような
→ハナニガナ（花苦菜）
kiyoshiさん、ありがとうございました！
壊れてよくわからない標識があり、左に進みます。右に進むと先ほどの沢沿いに峩々温泉に出れるようですが、もはや道らしきものはありません。
草が生い茂り全貌が明らかになりませんが、ロバの耳コースに少し入ったところには温泉宿の跡地や野湯があるそうです。
まっ、今日の私にそこらを探索する余裕はなく、追分コースへ。滑落の危機はなくなりましたが、今度は容赦なく低木が迫り出し、中腰での山登りが進みます。
ようやくの開放感もぅヘロヘロで、道端の岩に腰かけて荷を解き小休止。父娘の親子さんに追い抜かれる… 久しぶりに人に出会った安心感（笑
もぅヘロヘロで、道端の岩に腰かけて荷を解き小休止。父娘の親子さんに追い抜かれる… 久しぶりに人に出会った安心感（笑
振り返ると、写真中央、出発地点である賽の磧から伸びる遊歩道が見えます。あそこから一旦、沢へ降り、よくここまで登ってきました☆
1
熊野岳までおあずけだと思っていた女王様とこんなところでご対面♪
南蔵王の山並み
左から前烏帽子、後烏帽子… 奥まったところに見えるのは不忘山？ん〜わからなくなってきたw
石碑にしては整いすぎている直方体、、まさか
個人のお名前が刻まれておりましたので個人の墓地なんでしょう。それにしてもすごい場所に…
テンションは復活してるんですが、前半に体力を消耗しすぎて足取りは重くw
この白い花があちこちに咲き乱れていました。ミツバチさんが他の花に目もくれず、こいつらに群がっています。ってか、ミツバチだらけ… まぁ、怖い蜂じゃなくてよかった＾＾；
1
なんじゃ、こりゃ？
→マルバシモツケ（丸葉下野）
こちらもkiyoshiさん、ありがとうございました！
熊野岳頂上エリアの最南部に位置する、ロバの耳コースとの合流ポイント。ヤマコレの地名wikiでは「大高山分岐」とありますが、地図や標識ではこの地名を見つけられず。大高山？？
天気予報では午後崩れるとのこと。徐々に雲が下がってきてるようなので、さっさと下山開始♪
前回は魔女の瞳に浮気してごめんなさい（笑
この石積みには意味があるのでしょうか（謎
砕いたナッツがまぶされたお菓子を連想する私…
地層を見るとミルフィーユを連想してしまうのは私だけ…？
この標識は謎なんです…正面に見えるピークが剣ヶ峯なのか、今立っている場所が剣ヶ峯なのか、、 調べても蔵王周辺で剣が峯という地名が出てきません
詳しい方教えてください！
正面に見えるピークが剣ヶ峯なのか、今立っている場所が剣ヶ峯なのか、、 調べても蔵王周辺で剣が峯という地名が出てきません
詳しい方教えてください！
大黒天駐車場にようやく到着☆ ここで愛車が待っててくれたらどんなに幸せだったか（笑 この先、賽の磧まで延々と車道歩きが待ってます…
感想
三連休、3日目にしてようやく晴れの予報が見えた南東北
今回も懲りずに蔵王へ出発♪
といっても毎回違うルートを楽しもうと心掛け、本日はエコーラインを宮城側へ下った賽の磧から谷底へ降りて名号峰へ寄ってから熊野岳を目指すコースを選択。
結果としては登山5回目の初心者にとってはまだ早すぎたと猛反省(p＿；)
痛い目にあいつつ、学ぶことの多い登山でした。
各ポイントでの感想は写真のコメントに記しましたが、ここでは前半に生じたアクシデントとその反省について記載します。
出だし早々、谷底へ下る急な下り。いざ登山道に入ると、季節柄でしょうか、下草が思いっきり生い茂り、道がはっきりとしていません。夏はこんなことになるんだ、、と驚きつつ、慎重に足を進めました。しかし、狭い登山道、山側から迫り出す小枝を避けつつ、自然と谷側へ寄っている自分。アッ！と思った瞬間、道を踏み外し、谷側の茂みに足が… 茂みだと思っていた谷側に吸い込まれた足がいつまでたっても地面を捉えない。え？？そこが単なる茂みではなく崖だったことに気が付いたときは時すでに遅し。体が谷側へ倒れ込み、このまま滑落していくんだろうなー とか妙に冷静な自分が0.5秒ぐらい存在していました。そこからはよく覚えていませんが、両足とも崖下に落ちながらも両手でそこらの枝や地面を掴み、滑落を免れてました（冷汗
その場で動揺が治まるまで小休止し、気を取り直して前進。さらに注意を深めながらゆっくりと足を進め、ようやく谷底が近づき、沢の流れの音も大きくなってきます。事前のcheckで最初の沢は渡渉覚悟の難関だと思っていたところに、真新しい橋を発見（写真��）。道を間違えたのか？？と不安になりつつ前進したその瞬間…
先ほどと同じような道。今度は浮いた石を踏んだのか、木の根で滑ったのか定かではありませんが、踏み込んだ山側の足が谷側へ流れます。またやってしまった、、 と思いながらも、滑落を恐れ、周りの何かを必死に掴みながら、どうにか倒れ込むだけで済みました。起き上がり、ズボンの泥を払っていると、なんか様子が変なんです。はい、、血まみれでした＾＾；
右手中指の掌側の付け根が1cm強、ぱっくりと口を開けています。幸い真皮の途中で止まっていましたが、見事な切れっぷり。血が止まりません。とりあえずチューチュー吸いながら、目の前の橋の袂まで降りて荷を解き… 沢を流れる水を舐めると、案の定、酸っぱい強酸性の水。まぁ、余計な雑菌は少ないだろと、血まみれの手を川で洗い、傍に生える植物の葉を洗った上で傷口に押し付けて圧迫し一呼吸。さぁ、困った、止血の術がなく途方に暮れる。このまま引き返すにしても、駐車場に戻るまでに血まみれになるだろうなと、、まぁ、圧迫したまま小一時間、じっとしてれば凝固するだろと、沢のせせらぎを聞きながらボーっと（笑
すると、同じコースを一人の好青年が降りてきました。挨拶しつつ、まずはこのコースが間違っていないかを尋ね、ここの橋がちょくちょく流され、橋があったりなかったりすることを聞き、一安心。そして、恥ずかしながらも、、こちらの怪我を伝えて図々しく、絆創膏のおねだり（アセ すみません… 快く絆創膏を3枚も恵んでくれた青年に深く感謝です。ほんとうにありがとうございました。絆創膏1枚巻くも、あっというまに滲んできますので、その上からさらに圧迫気味に絆創膏を巻き、無理やりの止血＾＾； どうにか先に進めそうな雰囲気になってきました。
ということで、以下、反省文。。。
○なにはともあれFirst Aid Kitを携帯していないことを猛反省します。
○登りになってからはめようと思っていたグローブ。危険な箇所や藪が想定される場合は下りでも装着すべきでした。
○疲れてから使いだすストック。下草が多い場所では、ストックでかき分けながら足元を確認するのにも有効であったと思います。
○人の気配がないコースに魅力を感じますが、もう少し初心者向けのコースを選択すべきでした。
といった痛い思いもしましたが、名号峰では素晴らしい景色に感動し、駒草も堪能することができ、よい一日でした。これに懲りず、これからも山を歩いていきたいと思います。
帰りに立ち寄った蔵王温泉、みなさんご存知の強酸性。思いっきり傷口を湯に晒し、効能を感じつつも沁みる痛さを感じて喜ぶドMな自分（笑
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
蔵王山の最新記録
刈田岳の最新記録
名号峰の最新記録
怖い思いされましたね。崖沿いの道で藪だとやはり気を遣いますね。
でも、歩きごたえのあるいいコースですよね。
医療品、どこまで持つか考えるところですが、カットバンやテーピングなどは必要かもしれませんね。
花の名前は、ハナニガナとハクサンシャクナゲ、マルバシモツケでよろしいと思います
コメントありがとうございます！
いつもkiyoshiさんをはじめ、東北の諸先輩のレコを拝見し勉強させて頂いております♪
今回はちょっと背伸びしすぎてしまいました＾＾；
登山グッズも、教科書通りに揃えていくと大変なことになるなぁと思い、必要を感じたら買足そうとしていましたが、医療品は必需品ですよね… 反省しきりです
コースの難易度と自分の技量をよく考え、これからも楽しんでいきたいと思います。
花の名前もありがとうございます☆
1つ1つ、覚えていければいいなと思っています＾＾
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する