記録ID: 207822
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道北・利尻
日程 | 2012年07月15日(日) [日帰り] |
---|---|
メンバー |
![]() |
天候 | 午前8時まで快晴。 午前8時から徐々に雲が発生し始め、午前9時には山頂が若干雲に覆われたり覆われなかったり。 |
アクセス |
利用交通機関
利尻北麓野営場までタクシー
電車、
タクシー、
船
7/14 6:05旭川-(宗谷本線)-11:52稚内16:05-(ハートランドフェリー)-17:45鴛泊港 7/15 14:05鴛泊港-(ハートランドフェリー)-15:45稚内17:10-(宗谷本線)-23:27旭川 電車は北海道&東日本パスを利用。北海道へ入るのにもこれを利用。7日で1万円のフリーパス。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
5:12利尻北麓野営場-6:20第一見晴台-7:15長官山7:20-7:47九合目-8:17利尻岳北峰8:52-9:24九合目-9:47長官山-10:17第一見晴台-11:00利尻北麓野営場
歩行時間 5時間8分、行動時間 5時間48分
標準コースタイム 9時間
歩行時間 5時間8分、行動時間 5時間48分
標準コースタイム 9時間
コース状況/ 危険箇所等 | ●利尻北麓野営場〜甘露泉〜第一見晴台・六合目 樹林帯。六合目の手前のみやや急。歩きやすい。 ●第一見晴台〜長官山・八合目 歩きやすいが、登山道狭くすれ違い面倒。長官山から眼前に利尻岳。 ●長官山〜九合目 やや平坦な尾根歩きに変わり、その後九合目まで緩やかに登っていく。 ●九合目〜利尻岳 九合目からの標高差300mのうち最初の100mは足元は岩っぽい。残り200mはザレザレの急坂で下りはよく滑る。ホールドが甘い人は登りもよく滑る。すれ違いが非常に面倒な箇所です。 ※全体を通して団体様のおかげで夏期は渋滞が酷いです。 ※下山後は利尻富士温泉へ。 |
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過去天気図(気象庁) |
2012年07月の天気図 [pdf] |
写真
感想/記録
by Evergreen
前日稚内から利尻島にフェリーで入って、利尻北麓野営場でテント泊。
フェリーの二等席は完全に埋まってしまっていて入れない方もおられたので、翌日の利尻岳は非常に多くの登山者で混雑することが予想されました。この日ノシャップ岬やフェリーから見た利尻岳は完全に雲に覆われてしまっていましたが、島に入ると晴れて利尻岳のイケメンな姿を拝むことができました。登る前のこの時点から名峰なことに疑いなし!と感じてしまいました。
翌日目覚めてみると快晴!午前5時12分に野営場を出ましたが、その前には既に多くの登山者が入山しているように見えました。快晴のうちに山頂まで登ってしまいたいものです。
入山後すぐから六合目まで多くの渋滞に巻き込まれます。全て10名以上の団体様によるものです。団体の最後尾はただのツアー客に見えたので気が利かないのは仕方ないのですが、10名以上の団体は後ろにもリーダー的な人を置くべきかと思います。これには多くの登山者が困り果てていました。なにせ後ろが詰まっているのに気づいているにも関わらず、楽しそうに話しているだけなんですから。
六合目までで団体様は全部抜かしてしまったらしく、この先は快適。八合目の長官山までザクザクと登っていきます。
長官山からは眼前に利尻岳。こいつはヤバい。確かにただの1700m峰じゃねぇ!
長官山直下は一部やや急でしたが、長官山からしばらくはやや平坦な尾根歩き、そこから九合目までは緩坂なので疲れもとれます。
そして九合目からが正念場!?
ここから急坂が始まるとともに足元がザレ気味になってきて非常によく滑ります。僕は登りはサクサクと行けましたが、ホールドがうまくいかないと非常に疲れるでしょうね。
利尻岳山頂までつくと東側に若干雲が発生し始めていましたが、それでも利尻岳全域、礼文島、樺太、稚内、雄冬岬、羊蹄山がよく見えました。利尻岳から羊蹄山が見えるなんて思ってもいませんでした。実に270kmの遠望です。270kmの遠望で富士山が見えるのは分からなくもないですが、羊蹄山は標高1900mしかありませんからね。凄いことです。利尻岳山頂から見ると海に浮かんでいる島が富士山のように持ち上がっているように見えます。まぁつまりは利尻岳のように見えるってことですねw
山頂には30分ほどいましたが、山頂はそんなに広くないので、また団体様と九合目より上ですれ違うのが嫌なので下山を開始することにしました。思惑通り九合目まではあまり人とすれ違わずに行けて、そこから先で10名以上の団体いくつかにすれ違いました。
八合目まで来ると、山頂は雲に覆われ始めていました。どうやら下山のタイミングは正しかったようです。
その後午前11時ちょうどに無事下山。下山後は野営場でカップラーメンを食べてから利尻富士温泉でゆっくりとして、14時5分発のフェリーに乗り込みました。稚内からは鈍行列車で6時間かけて旭川へ向かい、この日は旭川の旅館に泊まりました。
利尻岳。今のところの私的十名山には確実に入ると思われる素晴らしい山でした。
フェリーの二等席は完全に埋まってしまっていて入れない方もおられたので、翌日の利尻岳は非常に多くの登山者で混雑することが予想されました。この日ノシャップ岬やフェリーから見た利尻岳は完全に雲に覆われてしまっていましたが、島に入ると晴れて利尻岳のイケメンな姿を拝むことができました。登る前のこの時点から名峰なことに疑いなし!と感じてしまいました。
翌日目覚めてみると快晴!午前5時12分に野営場を出ましたが、その前には既に多くの登山者が入山しているように見えました。快晴のうちに山頂まで登ってしまいたいものです。
入山後すぐから六合目まで多くの渋滞に巻き込まれます。全て10名以上の団体様によるものです。団体の最後尾はただのツアー客に見えたので気が利かないのは仕方ないのですが、10名以上の団体は後ろにもリーダー的な人を置くべきかと思います。これには多くの登山者が困り果てていました。なにせ後ろが詰まっているのに気づいているにも関わらず、楽しそうに話しているだけなんですから。
六合目までで団体様は全部抜かしてしまったらしく、この先は快適。八合目の長官山までザクザクと登っていきます。
長官山からは眼前に利尻岳。こいつはヤバい。確かにただの1700m峰じゃねぇ!
長官山直下は一部やや急でしたが、長官山からしばらくはやや平坦な尾根歩き、そこから九合目までは緩坂なので疲れもとれます。
そして九合目からが正念場!?
ここから急坂が始まるとともに足元がザレ気味になってきて非常によく滑ります。僕は登りはサクサクと行けましたが、ホールドがうまくいかないと非常に疲れるでしょうね。
利尻岳山頂までつくと東側に若干雲が発生し始めていましたが、それでも利尻岳全域、礼文島、樺太、稚内、雄冬岬、羊蹄山がよく見えました。利尻岳から羊蹄山が見えるなんて思ってもいませんでした。実に270kmの遠望です。270kmの遠望で富士山が見えるのは分からなくもないですが、羊蹄山は標高1900mしかありませんからね。凄いことです。利尻岳山頂から見ると海に浮かんでいる島が富士山のように持ち上がっているように見えます。まぁつまりは利尻岳のように見えるってことですねw
山頂には30分ほどいましたが、山頂はそんなに広くないので、また団体様と九合目より上ですれ違うのが嫌なので下山を開始することにしました。思惑通り九合目まではあまり人とすれ違わずに行けて、そこから先で10名以上の団体いくつかにすれ違いました。
八合目まで来ると、山頂は雲に覆われ始めていました。どうやら下山のタイミングは正しかったようです。
その後午前11時ちょうどに無事下山。下山後は野営場でカップラーメンを食べてから利尻富士温泉でゆっくりとして、14時5分発のフェリーに乗り込みました。稚内からは鈍行列車で6時間かけて旭川へ向かい、この日は旭川の旅館に泊まりました。
利尻岳。今のところの私的十名山には確実に入ると思われる素晴らしい山でした。
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この記録へのコメント
投稿数: 2119
素晴らしい山行、お疲れ様でした
投稿数: 3734
ところで行きと帰りのフェリー、歓迎と見送りの踊りが無かったですか?
礼文島と利尻島はキチガイYHで有名だったんです。今はどうなっているか興味津々です。フェリーの入港時の歓迎の踊りと、出港時の踊りが凄かったんですよ。
投稿数: 906
それにしても下から見る山容もカッコいいし、山頂から見る景色もいいですね!
北海道に住んでいてもなかなか離島の山は登る機会がないですが、一度は登ってみたいです。
昨年の夏に黒岳の石室に泊まった時に、そこから利尻岳が見えたのは感動的でした。
管理人さんの話だと、黒岳から利尻岳が見えるのは年に何度もないそうで、ラッキーでした。
投稿数: 267
羊蹄山が見えたのは僕も驚きでした。これまでで最高の遠望で200km弱だったので、270kmの遠望はそれを遥かに上回る記録です。
投稿数: 267
いや全くありませんでしたよw
投稿数: 267
利尻岳は本当に格好良かったです。北海道にお住みであれば是非!
黒岳から利尻岳。それも凄いですね。その日にはきっと利尻岳から大雪山全体がよく見えていたのでしょう。